鬼滅の金庫番   作:新グロモント

94 / 100
活動報告に書いたとおり、現実逃避を兼ねた外伝投稿!



外伝:男の人ってこういうのが好きなんでしょ~しのぶ編~

 夫婦間、男女間での幸せな生活及び性活において、大事な事がある。それは、相手を尊重し労る気持ちである。年齢と共に培われるその経験とは実に偉大であり、年長者にアドバイスを求める事もある。

 

 だからこそ、裏金しのぶ自称永遠の18歳にして、人妻子持ちJK3年生の彼女の元には同級生から日々相談が持ちかけられる。当然、相談内容とは性に関する事だ。普通ならば、同級生にこのような悩みを相談する事など、常識を疑われる。だが、常識を凌駕するような同級生ならば許されるだろうというのが相談者の見解だ。

 

 そのような同級生からの相談にも、青筋を立てながら誠意をもって対応する裏金しのぶはいい人である。彼女からすれば、女性の保険医(独身)にでも相談して欲しい所だが、その保険医からすら彼氏の相談を受ける始末。

 

 そのお陰もあって、裏金しのぶが書記を務める性奴会改め、生徒会のバナナの消費量は尋常でない。女性達がバナナを持参して相談にくる様子は、男子生徒からすれば前屈みになる事も多い。

 

 裏金しのぶは、自社製品(アンブレラ・コーポレーション)の"近藤さん"を開封し出っ張りを口にする。そして、剥かれたバナナに上手に……。その洗練された技術に同性ですら惚れ惚れする。控えめに言っても、JK3年生が出して良い色気でも技術でもない。

 

 パチン

 

 と根元まで伸ばした"近藤さん"をバナナにハめた。軽く手を添えてバナナを頬に当てる。そして、トドメの一撃を刺す。

 

「男の人ってこういうのが好きなんでしょ? こんな事をしてあげるのは貴方だけなんですからね。あっ、今ビクンってしましたよ。返事はちゃんと口でしてください。でも、今日は許してあげます。だから……ね。―――と、まぁ、こんな感じで付けてあげれば男性の人はまず拒否しません。避妊は大事です」

 

 と、ここ最近の裏金しのぶのトレンドを同級生の女性達の前で披露する。相談に来た女生徒達も息を飲む。顔を赤らめている女生徒もおり、あの顔だけで飯が食えるような裏金しのぶが毎晩そんな風に男性のナニをくわえ込んでいるんだとその場にいた誰もが想像した。

 

 本当に色々とツッコミどころしかない女子力向上講座である。避妊が大事という本人が、子持ちである。そのどうしようもない裏金しのぶの講義内容に、彼女の友達である竈門シノアが口を挟む。

 

「エロすぎでしょ!! 流石、人妻子持ちJKは格が違います。いつも、毎日そんな事をしてるんですか?」

 

「シノアさん、一体どんな眼で私の事を見ているんですか?その程度の事、毎日ヤっている訳ないでしょう。常識的に考えてください」

 

「えっ!? その程度?」

 

「ごめんなさい。噛みました。そんな事の間違いです」

 

 だが、その言葉を信じる同級生は誰も居ない。

 

 事実、その程度の事は、飽きるほどヤっている。ブームは繰り返すと言う言葉があるように、数ヶ月周期でそのようなプレイをする時もある。企画物のAV見たいなプレイを実際ヤっている性女は伊達じゃない。

 

「あっ、ふーーん。じゃあ、昨日はどんな事をやったんですか?他にも、どんな避妊方法があるか教えて欲しいな~」

 

 女性という生命体は、マウントを取るのが大好きだ。勿論、男性にも言える事だが、彼氏自慢は女性の話題のネタになりやすい。それこそ、人に自慢できるレベルの男性ならば当然の事。

 

 だが、裏金銀治郎の事は学園祭でも話題となっており、あの裏金しのぶを孕ませて子供を産ませた男として女生徒の記憶には覚えが良い。そのお陰で、あの強面の男がJK3年生の体にご執心なんだと、事実無根……とはいえない、風評被害を被っていた。

 

「……まぁ、同級生が避妊に失敗して悲惨な人生送る事になる可能性を減らせるなら。そうですね~、男性って女性の胸が異常に好きなんですよ。勿論、大小なんて関係ありません。つまり、それを使って男性を満足させてしまえばいいんです」

 

「な~んだ、そんな事でいいんですか」

 

 昨今インターネットが普及したこの時代。ネットを検索すればエロ動画やエロ画像なんて拾うのは容易い。だからこそ、女子高生とて胸を使った行為など知っている。だが、そんな安い想像は、裏金しのぶがヤっている行為の前座にしかならない。

 

「そりゃ、男性なんて出してしまえば女性と違って満足するから、この手は楽で良いでしょ。個人的に男性受けもいいのでお勧めです」

 

「へぇ~、じゃあ具体的にはどんな感じですか?やっぱり、胸で挟んであげるとか?……なんですか?私の胸のサイズになにか言いたい事でもあるんですか!?」

 

 裏金しのぶは、竈門シノアの胸を見た。控えめなサイズである為、とても挟むなんて行為は難しい。世の中には、それがいいという男性もいるだろうが世間一般的な男性は一定以上のサイズを好む傾向にある。

 

「大丈夫ですよ、シノアさんの魅力は胸だけじゃありません。誤解が無いように先に言っておきますけど、私の趣味じゃなくて、銀治郎さんの趣味ですからね」

 

「大丈夫ですって、分かっていますから」

 

 裏金しのぶ、自分がエッチになったのは旦那の責任。性技を覚えさせたのは旦那であり、嫌々だったと釘を刺す。だが、到底無理な話だ。彼女の逸話は既に世界に広まっている。多少は、裏金銀治郎にも責任はあるだろうが、彼女がスキルを成長させ発展させた。

 

 そして、裏金銀治郎の株が最安値になるとんでもない夜の事情を説明し始めた。

 

「男性に胸を吸わせながら、手でしてあげるんです。そして、こう言うんですよ。『甘えん坊ですね。良いんですよ、今日くらい私に甘えください。ふふ、自分より幼い子にこんな事をさせちゃう、悪い大人はいい子いい子してあげますね。あら、おかしいですね~。大事な所が大変な事になっていますよ。ほら、いい子いい子』と」

 

 だれもそこまで生々しい事情は知りたく無かった。だが、裏金しのぶは続けてしまった。

 

「そして、最後の方になったら、トドメを刺しにいきます。『カウントダウンしてあげますから、0になったら分かってますね。5~、4~、3~、2~、1~。さぁ、思いっきり構いませんよ。いきますよ、ゼーーーーロ』みたいな感じでやってあげれば、その日は大体大人しくさせられます」

 

 裏金しのぶ……自らの夜の事情が特殊である事を理解すべきである。

 

 裏金銀治郎は、この事がきっかけで裏金しのぶの同級生から、あの人があの!?って眼で見られてしまう。雰囲気から、何かを察した裏金銀治郎が彼女を問い詰めて、事の事実が発覚した。

 

 そして、その結果、夜にお仕置きという名の激しいプレイが行われる。その際に、どうしてそんなことをしたのかと裏金銀治郎が尋ねると、裏金しのぶはこう応えた。

 

「でも、何時もより興奮したでしょう。だから、男の人ってこういうのが好きなんでしょ?」

 

 

 




避妊に関する話だから健全だよね。
JK達が色々と失敗しないように、優しく指導する。

性の乱れは風紀の乱れです。


さて、次もド健全な

外伝:男の人ってこういうのが好きなんでしょ~カエデ編~

をお送りする予定(投稿日未定)です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。