しのぶさんがいるので混在しそうだったのでね!
短いですが、許してクレメンス。
大事な事ですが、作者の独断と偏見で 男の人が好きなことを 書いております。
何の統計も取っておりません。
少なくとも、作者は好きなのでね。
異論は認めます。
人間の三大欲求である食欲、性欲、睡眠欲。鬼である為、睡眠欲に限っては無くても問題無い裏金一家。そんな一家の中では、裏金カエデの存在はある意味異質であった。別次元の胡蝶しのぶで本人である、この次元で性女と呼ばれる胡蝶しのぶの同一存在。
だが、同じであっても同じではない。人格形成は、環境に大きく左右される。裏金カエデは、どう足掻いても性欲という面において、裏金しのぶに勝てない。部分的に勝てる要素こそあるが、メス○キの呼吸や誘い受けの呼吸の
よって、彼女が選択したのが食欲……と純情。
栄養バランスが完璧で質も量も整った料理は確かに美味しい。だが、ジャンクフードなどは栄養バランスは悪いが、食べたくなるときも多い。彼女はソコに目を付けた。
食事の準備は、裏金銀治郎の趣味であるが裏金カエデは、交代する事もある。その際に出てくるメニューは、完全に彼一人をターゲットにしたメニュー。勿論、誰も文句は言わない。
用意された朝食が……。
「おはようございます、カエデさん。おや? これは、昨晩の金曜ロードショーの」
『えぇ。男の人ってこういうのが好きなんでしょ?』
裏金家の朝食で用意されたのは、ジブ○飯。金曜ロードショーでラピュ○の主人公が食べていたロマン溢れる朝食だ。裏金カエデは、前の週からしっかりと計画し備えていた。そして、熱が冷めないうちに、このような粋な計らいをする。
分厚いベーコンと卵焼き。焼いた食パンにそれらを乗せた料理。それと、冷えた牛乳。ただ、それだけ……だが、実に男心を擽るメニュー。
裏金銀治郎にとっても、実に喜ばしい事だ。いつも、妻達と子供の為、健康的な食事を準備していたが、こういうのがいいんだよと思う。健康を度外視した暴力的な食事も悪くない。
裏金カエデは、夫である裏金銀治郎に近付く。そして、期待する眼を向ける。その様子に求める事を理解し、彼は妻の頭を撫でた。
「ありがとうございます」
『えへへ』
しばらく、頭を撫でられつつ抱きしめられる事を満喫する裏金カエデ。
当然、朝食の席である為、他の家族もいる。裏金しのぶと裏金カナエがジトーーとした眼で見つめている。これを卑しいと言わずして何というか。本当に、可能性の塊である胡蝶しのぶという存在。
「覚えておきなさい、カナエ。あれが、卑しいっていう行為よ」
「いや~、しのぶママも別ベクトルで同じような事やってるよね?最近じゃ、あぁいう事をひとぴょいって言うみたいよ」
裏金カエデの満足げな顔を見て、卑しいと指摘する同一存在。決して、人の事はいえない。そんな裏金しのぶとは、別ベクトルに進化している裏金カエデは、家を出る際にもヒッソリと一番最後に出るようにしている。そして、行ってきますのキスと裏金銀治郎のネクタイを結ぶ事を日課にしている卑しい女性。
何故こんな事までしてくれるのかと、裏金銀治郎が尋ねる。
「男の人ってこういうのが好きなんでしょ」
と、恥じらいながら答えた裏金カエデ。
………
……
…
ある日の夜。今宵のひとぴょい当番の裏金カエデ。裏金しのぶの寝間着であるスケスケのドスケベネグリジェではなく、可愛らしいパジャマを着込んでいる。だが、その寝間着というのが……。
「カエデさん。私の記憶が正しければ、そのパジャマは」
『はい。カナエのです。下着も……小さい』
裏金銀治郎は、一体なにを見せられているのだろうかと思ってしまった。何を着ても似合う妻である。だからといって、娘の寝間着と下着は無いだろうと言いたかった。極めつけは、何を考えたのか枕元に万札をばらまく。
「いやいやいや、まって。ねぇ、お願いだから待って」
『ただ、一緒に寝るだけです。今日は、私の番ですからね。私からは手は出しません。ですけど、パパがどうしてもって言うなら私が寝ている時に……ね』
裏金カエデが耳元で恥じらいながら囁く。
彼女は、裏金しのぶから聞いていた。過去に、裏金カナエが家出した際に娘の部屋で色々と致した過去を。その際に大変捗ったという事も。そして、パパ活の呼吸を習得して、堕としにかかってきたのだ。
「どうして、どうしてそんな事をするんですか」
どこぞの現場猫風になってしまう裏金銀治郎。
だが、その答えは簡単だ。
『だって、男の人ってこういうのが好きなんでしょ?』
幸せな家族を描いてみました。
だから、健全・・・ですよね?
次回は、カナエ編です。