新大阪発 21時18分の死角   作:新庄雄太郎

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いよいよ、最終回を迎えました。


第5章 解かれた犯人のトリック

「犯人は新幹線に乗りついたんじゃないか。」

 

「要するに犯人は、事前に拉致し切断して殺害し新大阪から東海道新幹線17時21分発の「ひかり244号に乗り、新大阪には20時16分、そこから包み紙を貰い21時18分発の「のぞみ304号」のゴミ箱へ放置して戻ってきたと考えてもいいんじゃないか。」

 

「なるほど、それを使って犯行に利用したんでしょうか。」

 

「そうか、仲間を共にそこから新大阪発の東京行に乗って逃げたと。」

 

「つまり、東海道新幹線「ひかり」を利用して犯人は逃走したと。」

 

「はい。」

 

「という事は、犯人は包み紙を渡して東京行の新幹線ら乗ったと。」

 

「はい、そういう事です。」

 

「さすがだよ、よく見抜いたようだな。」

 

と、高杉班長は言った。

 

「それで、行方不明のコウタ君はどこにいるんだ。」

 

「恐らく犯人は4人の仲間を口封じで殺害し、コウタ君は男2人に見られて連れ去った。」

 

「そうか、コウタ君は犯人の顔を見たと。」

 

「間違いない。」

 

「要するに、コウタ君は包み紙と現金を渡したのを見て連れ去ったと。」

 

「ええ。」

 

「主任、コウタ君の居場所が分かったよ。」

 

「お台場の、港湾倉庫です。」

 

「よしっ、行くぞ。」

 

2時間後、コウタ君は保護された。

 

「そうか、コウタ君は無事に保護されたか。」

 

「ええ、無事だそうです。」

 

と、小海は言った。

 

「さて、奪った金は3人に山分けするって事か。」

 

「ええ。」

 

そこへ、岩泉がやって来た。

 

「班長、犯人と思われる3人が判明しました。」

 

「じゃあ、被害者の2人が仲間割れされたって事か。」

 

「1人目は深瀬 実、37歳 天童 一騎 27歳、中川 達也、29歳。」

 

「そうか、この3人が神戸の現金強奪の犯人か。」

 

「よし、早速逮捕へ向かうぞ。」

 

「了解。」

 

そして、深瀬と天童と中川は東京駅から新幹線に乗ろうとしたが、特捜班たちに囲まれた。

 

「通称ゾロ事、深瀬 実 強盗殺人及び未成年略取と逮捕監禁の容疑でお前を逮捕する」

 

「何、何だと。」

 

「お前らも同罪よ。」

 

と、桜井は言う。

 

「観念しろ、深瀬。」

 

「くそーっ。」

 

三人は逮捕され、身柄を警視庁に贈られた。

 

「やはり、現金強奪の仲間割れだったのとはな。」

 

「ええ、犯人もコウタ君の誘拐と2人を殺害したのを自供しましたしね。」

 

「これで、沢村と八尾の殺害も自供したしね。」

 

「うん、コウタ君も助けたし。」

 

「これで、事件は解決ですね。」

 

「ええ。」

 

公安特捜班は旅客の安全を守るため、今日も戦っている。

 

「誰か捕まえてー、ひったくりよ。」

 

「待てぇ。」

 




劇中の時刻は平成4年のダイヤを使用しています、なお、新幹線300系は2012年のダイヤ改正で引退されました。

懐かしいですね、今年は700系が引退するそうです
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