ソードアート・レジェンド外伝ゼルダの伝説編 作:にゃはっふー
アスナ「いっやああぁぁぁぁぁぁぁぁムシぃぃぃぃぃぃぃしかもでかい、それに骸骨いっぱい聞いてないッ!なんなのこの地方ッ!ここだけ滅びればいいと思う!」
キリト「テイルクライン、アスナは俺が抑えるからその仮面虫は任せた! リーファたちは周りから出て来る骸骨を」
クライン「任せろキリト。でっやーーーー」巨人の仮面で巨大化する。
テイル「シーク!?いや、ぜ、ゼルダッ!?抱き着くなこら離せ?!」ふくらみが当たってあたふたしている。
シーク「もう嫌です我慢の限界ですいっやあぁぁぁーーーーーッ!?」
シノン「なにいちゃついてるのよそこぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!?」スナイパーで活躍する。
リーファ「ともかく、小さいのは足止めしないと。ああクラインさんがやられた」
大型仮面虫ツインモルド「イヤヤモウ」
シリカ「任せてくださいッ!!」巨人の仮面を付ける。
テイル、キリト「「えっ………」」シリカが巨大化した後、空を見上げてしまう。
ユウキ「………テイル?」ハイライトオフ。
シノン「男は目を潰しなさい!!」
大型仮面虫ツインモルド「イヤヤモウ」
テイル、キリトがいない中、アスナとシークは乱心。シリカは巨人化でやらかし、彼らは最大の危機に瀕した。
荒れた海が近づいているためか、木々が軋む音と共に風が吹き荒れる音が鳴り響く。テイルは静かに考える。
「海賊、霧………嵐はともかく、この二つ」
引っかかりがある中で、ユウキが部屋に入ってくる。
「テイル、霧が出て来た。もうすぐ船が旋回する場所に来るって」
「ずっと海の上で旋回する………まさか」
「テイル?」
「ユウキ、もしかしたら」
テイルはある物語をユウキに託し、彼らは海賊船と遭遇、すぐに船へと乗り込んだ。
◇◆◇◆◇
「邪魔だこの野郎ッ!!」
海賊のほとんどは全身鎧姿であり、様々な武器を使用する者。海賊と言うより城の騎士だ。
「キリト君、大丈夫?」
「ああ大丈夫。向こうも大丈夫だろうか……?」
俺は二手に分かれたテイル、ユウキ、シーク、シノンが海賊たちの頭を潰しに、他の者たちが進む中を追って行った。
なぜか彼らは真っ直ぐ道を知るかのように進む中で別れ、俺たちは他の者たちのように海賊たちの相手をしつつ、人質の解放へと進む。
「とはいえ、船内には入れたが、どこにいるんだ?」
船は巨大な客船のように大きく、俺たちが乗っていた船を優に超える大きさだった。この船事態がまるでダンジョンのように入り組んでいて、その中を突き進む。
「キリト、でかい扉があったぜ!」
「慎重になクライン」
「わーかってるって」
扉を慎重に開ける。隙間から部屋の中を覗き込み中に入る。
「ここは……倉庫?」
なにやらガラクタみたいなものがたくさんある中、少し中を見て回る。
「キリト君、ここ少し変だよ?」
「ああ、これは……パン?、食料まである」
「どっちかだけなら物置か食糧庫なのは分かるけどよぉ。両方あるっつーのはおかしくねえか?」
「はい、食料はだいぶ傷んでいますけど、古すぎると言うより、ずっと放っておいたから腐ったって感じです」
シリカの言う通り、食料の入った袋や木箱の中身は、ちゃんと管理していれば何日か持ちそうな物ばかり。ガラクタと一緒に仕舞っておくなんておかしな話。順番からして、食料が先にあったところにガラクタを置いたって感じだ。
そう中を確認していると………
『無念だ………』
そう声が響き、アスナが引っ付き、ユイが懐から飛び出る。
「パパママ、皆さん。奥から声が聞こえます」
「海賊か?」
『こんなこと……なにが勇者の………』
「なにか違う気がするわよ」
リズの言葉に、俺たちはガラクタをどけて部屋の奥を見る。部屋の奥には一つの宝箱があり、そこから声が聞こえる。
「開けてみるぞ」
「き、キリト君、なにか嫌な予感がするんだけど」
「安心しなさい。むしろだから開けるのよ」
リズがアスナを引き取り、肩を叩く中、俺は宝箱を開ける。
そこには一枚の仮面が収められていた。
◇◆◇◆◇
「こっちだこっち!」
がたいのでかい男を筆頭に、町の衛兵などが突き進む中を追いかける。
甲板は嵐の所為で濡れていて、雨に打たれながら戦う傭兵や腕自慢たち。その中でちゃんとした集まりだけ、なぜか真っ直ぐに進む。
「真っ直ぐ先頭へ向かってるな」
「どういうことだ? 彼らはこの船の構造を知っているのか?」
「知っていたのならなぜ全員に情報を伝達してない?」
そう疑問に思い、少し先に進み、最後尾の男に話しかけた。
話によると丁度海賊船に着く前に、海賊の事を伝えた者が密告しているのが発見されたらしい。
どうやら逃げる際に助けてくれた少女。話によればマリンらしい少女の安否が気になり、忍び込んだと言って、どこにいるか話しだしたとのこと。
「なんで最初の頃にその話をしない?」
「実際また見るまでどの辺か分からなかったらしいぜ。無理も無い」
その話に疑問に思いながら、倒す海賊の手応えにも疑問に思う。それは中身の無いゴースト系を倒す時の感覚だ。
口には出さないが明らかに人では無い感覚なのは、俺以外にも察している人がいる中、ついに船首へとたどり着いた。
『来たな………』
「離してッ! 離してよ!!」
「マリンッ!」
シークが叫び、それに気づいて一瞬戸惑うが、シークの名前を叫ぶマリン。
フックのような片腕でマリンを縛った縄を引っ掛け、それが顔を上げた。
「おいおい」
それは骸骨そのものであり、それが雄たけびを上げると、船の看板が騒がしくなる。
どうやら本性を現したようだ。
「この船は海賊船じゃなく、幽霊船なのね………」
シノンがそう呟くと、船首のさらに先、舳先まで移動する。マリンを助けに出向こうとする男たちだが……
「だ、ダメだ。舳先が濡れていて、こんな濡れた丸太の上歩けるかよッ!?」
足場が濡れていて滑りやすい道、踏み外せば最後、渦を巻き荒れ狂う海へと落ちるだろう。
「ならどいててくれ」
「ッ!?」
マリンが俺の顔を見て驚き、頬を緩ませた中、なにも躊躇いも無く剣を抜き前へと進む。
骸骨船長の周りに剣が何本も浮き、紫の炎を纏う骸骨船長は不敵に骨を鳴らす。
「悪いがその姫様から離れてもらおうか」
「テイル!」
「問題ない」
足場が悪いところでの戦いなぞ慣れている。あの頃の感覚を思い出せ。
そうして骸骨船長との闘いが始まろうとしていた。
◇◆◇◆◇
「これは、ゴロン族の仮面と同じ」
『……? 声が聞こえるのか?』
「は、はひッ!?」
「アスナさん、落ち着いてください……」
アスナはリーファたちに任せて、俺とクラインは仮面を手に持つ。すると幽霊のように仮面に宿る魂。ゾーラ族?の青年が姿を現した。
『オレはゾーラ族の『ミカウ』。君たちは? まさかあの幽霊たちを倒しに?』
アスナが悲鳴を上げる中、それと共に甲板からも悲鳴が聞こえ出す。
「幽霊? それっぽいとは思ってたけど、この船は幽霊船だったのか!?」
『ああ、『巨大仮面魚グヨーク』が操る幽霊海賊船。俺も黒い矢に射貫かれて呪いをかけられた』
「黒い矢?」
『そうだ。仮面を付けた小鬼から、な』
「スタルキッド」
ここで思わぬ名前を聞き、さすがに驚く中、彼から捕らえられている者たちの居場所を聞く。
『頼む彼女を、俺たちの歌姫を助けてくれ。俺にできることはなんだってする』
「任せてくれ、君の力を借りるよ」
『ありがとう。それと気を付けてくれ、奴ら『手負いの偽者』ならこれで殺せると言っていた』
「手負い? 偽者って………」
彼、ギタリストから最後にもたらされた情報を聞き、急いで彼がいる場所へ急ぐために、人質たちのもとへと急ぐ。
無理をしていなければいいが………
◇◆◇◆◇
浮遊する剣を的確に弾き、キュキュと鳴る舳先の上で雨に打たれながら剣を振るう。
こちらを切り裂こうとする刃を盾で防ぎ、どうにかマリンを助け出す道筋を探す。
(後で怒られるかな……)
そう思いながら、マットのロープだろうか、さっきから骸骨船長の後ろで大きくぶら下がって揺れている物が見える。相手が大きく剣を振るったとき、オーバーに弾かれて、身体を後ろへと倒す。
「「「テイルッ!?」」」
三人の悲鳴が聞こえる中、片足だけを舳先へと引っ掛け、重力に逆らうことをせず、そのまま倒れる。
片足をフックのように引っ掛けながら下を通り、勢いのまま身体を浮かせ、相手の後ろ、ロープへと《アルティメットファイバーガン》、略してUFGを使う。
なんてことはない、シノンの腰に下げていたこれを前に出る時に拝借して、下をかいくぐっただけだ。
うまくいくとは思って無かったが、うまく背後を取ることができた。後で怒られるだろうか?
舳先に巻き付くように移動した結果、相手の背後を取り、マリンを奪い取ると共に蹴り飛ばす。
カタカタと音を鳴らしながら、骸骨船長は海に沈んだ。
「………」
「大丈夫か?」
「! テイルの馬鹿バカ馬鹿ッ!!」
そう叫びながら涙目のマリン。ユウキのうなり声や非難する視線を二人分感じる。
それを感じながら、お姫様だっこでマリンを持ち、甲板へと戻ろうと………
『ギャアァァァァァァァァァァァァ!!』
突然大波が来て、揺れ動く中、体制を崩しかけた。
『待ってたわ待ってたわこの時を』
『偽者はさっさと退場しなさいな!』
声が聞こえた瞬間、目の前にグヨークが口を開きながら、目の前に現れた。
◇◆◇◆◇
突然海から巨大な仮面の魚が飛び出して、テイルへと噛みついた。
テイルは素早くUFGを取り出してマットへと取り付けた。
それでも間に合わない。ボクらがそう思うと、マリンさんの縄に括り付け、勢いよく突き飛ばした。
マリンさんが悲鳴を上げながら、UFGでボクらのところに突き飛ばされ、シークさんとシノンが確保する。
「テイルッ!」
ボクが名前を呼ぶと、嵐の中で笑い声が響く。
「やったわやったわッ! 偽者を倒したわッ!」
「お、オメェは、避難してきた」
「ここから逃げ出したって言う女の人!?」
「そうだわそうだわ。全て偽者をここで海の藻屑にするため、ここまで案内してあげたんだわ~~」
その少女が浮き上がり、ケケケケッと笑い声をあげながら、四体の姉妹の幽霊が現れた。
『よくやったわ末っ子ちゃん♪』
『手負いの偽者はここで終わりよ終わり。だってあれは偽者、本物なんて使うはずはないわ』
『その通り、ここで偽者は終わりなのさ~♪』
笑い声を響かせながら、シノンが銃を撃つ。それを避けながら、レーザーのような攻撃をしてきた。
これはテイルが言っていた『地獄四姉妹キュバス』。
「よくも騙したなッ!?」
『これで偽者はもうおしまい、後はあなたたちだけよ』
「テイルは偽者じゃない。そんなことなんてないッ!」
きっと大丈夫、大丈夫だよね? テイル。
ボクらはテイルが戻ってきてくれる事を信じて、剣を抜いた。
◇◆◇◆◇
勢いよく水が流れる中、激流に身を任せることしかできず、空気が身体から出て行く。
噛みつかれることは回避することはできた。マリンが甲板へ突き飛ばしたのも見た。
後はこの激流の中、追撃しようとするグヨークをどうするか。
この激流の中で泳ぐことはできない。なにか無いか何かッ?!
そう思い僅かに身体を動かし、それに触れた。
それに触れてどうするか考えた。すぐに答えが出たとき、思考が止まる。
【それは勇者の物、お前が使っていいと思っているのか?】
ああそうだ、これは彼女が、彼女が勇者の為に用意した物。
【偽者が使用するなんて、驕り過ぎる】
【他の手を使え、他の手】
【なくてもお前に使う資格は無い、この偽者め】
【お前に資格は無い、勇者を名乗る資格も何もかも】
激流にもまれながら、泡が吹き出る。片腕をグヨークに噛まれ、海の底まで連れてかれる。
このままでは死んでしまう。そう思う中、俺はこれを使えない。
どうすればいい。どうすれば………
暗闇に引きずり込まれる中、俺の思考も闇へと落ちていき、そして俺は暗闇に囚われてしまった………
二重でピンチに陥るテイル。
お読みいただきありがとうございます。