異界戦記カオスフレアSCリプレイ「ロンデニオン輪舞曲」   作:山本黒壱

11 / 22
11 ミドルフェイズ6前編

ミドル6

 

 GM:シーンプレイヤー:ガデス

 GM:どうぞー

 ガデス:では、美咲さんが熟睡されまして

 美咲:スヤァ

 ガデス:あー良く寝た、と心地よい目覚め。目を開けます。

 美咲:パッチリ

 ガデス:視界にまず飛び込んでくる鎧。

 ガデス:「目覚められたか」におうだち

 美咲:「あ、おはようございます。ガデスさん」感覚麻痺

 美咲:「あ、いや、ガデスさんはそちらでしたかね?」>鎧の手に握られた剣を見る

 ガデス:「……む」少々虚をつかれたように

 ガデス:「正しくはそうなる。なれど、この剣が我が体ならば、この鎧人形も我が手足のようなもの」

 ガデス:「どちらがどちら、と区別するには及ばぬ」

 美咲:「へー……やっぱ異世界ってすごいんですねぇ」

 ガデス:「…………」また無言でじっと見つめる

 ガデス:少々の呆れと、憐憫交じりの視線

 美咲:「あのぅ……そんなに見られると……いや目がどこにあるかわかりませんけど……」

 美咲:(そもそも目で見てるのかわからないし!)

 ガデス:「……いや、天峰嬢は…ここに来るまでに何を見てこられた?」

 美咲:「夢の中で、剣を持って竜と戦って、目覚めたらこの街の路地にいて」

 ガデス:「ふむ……それから?」促す

 美咲:「親切にもヘリヤさんが助けてくれたり、ホープさんもこうやって何だかんだ助けてくれました」

 美咲:「ネザードさんの大切な人を狙う悪い人もいますけど、ね……」

 ガデス:「成程……」

 ガデス:「……ならば、人死にを見たことがないであろうこともうなずけるか……」

 ガデス:まあ合点がいった、というような声色

 美咲:「死っ……」

 美咲:ごくりと唾を飲み下す

 ガデス:「あれもあれで、そういうところには気が利くと見た。そういったものは隠すであろうとはな」

 ガデス:(あれ=ホープさん

 美咲:有能やん

 ホープ:意外とちゃんとヒロイン造形として作ってあるホープ。尚実態

 イヴ:ほんとかー?

 ホープ:途中結構良いこと言ってたやん!途中で遮られたけど!()

 ガデス:「天峰嬢。その夢とやらだが…竜自体は当然、このオリジンにも存在する」

 美咲:「お、いるんですね」テンションと声のトーンが高くなる

 ガデス:「奴らは、そうだな。貴女の想像するであろうように強く、凶暴であり…」

 ガデス:「『当然、多くの民が焼かれ食われた』」

 美咲:「まあ、そういう“お話”は沢山読みました」

 ガデス:「で、あろうな。……なれど」

 ガデス:「その『事実』もまた、このオリジンに存在するのだ」

 ガデス:「夢でも、御伽噺でもない、厳然たる事実として」

 美咲:「理解は、しているつもりですけど……」

 ガデス:「……構わぬ。我は特段、叱責するつもりも不平をぶつけるつもりもない」

 ガデス:「なれど、一つ助言をさせてもらうならば。……それがまだ、夢である内に」

 ガデス:「御伽噺である内に、貴女は元の場所へ戻るほうが良い」

 美咲:「戻れる、のかな?」

 イヴ:もどれないな

 美咲:成長で《ヤルダバオト》取れば帰れるよ()

 ホープ:身も蓋もない!

 

解説:《ヤルダバオト》

 フォーリナーの共通特技。地球との行き来を独力で可能とする唯一の方法。これ以外に地球に帰る手段は現状(シナリオによる特殊な帰還を除き)存在しない。

 

 ガデス:「我には分からぬ、なれど」

 ガデス:「このまま我らと共にあれば、必ず夢の終わりが来てしまう」

 ガデス:「真に『金色のフレア』を持つ者であれば、あればこそ」

 ガデス:「忌々しきダスクフレアとの終わりなき闘争、その修羅の巷から逃れるすべはなくなる」

 美咲:「だとしても! こうして目の前で困っている人に目を背けて、逃げるのは嫌なの」

 美咲:「沢山の物語を読んで、”もしも”に想いを巡らせてきた。だから――」

 美咲:「”もしも私ができることをしていたら”、なんて後悔は絶対に嫌」

 イヴ:お、もうここで覚悟しちゃうか

 GM:勇者症候群ステージ4、手遅れですね

 美咲:折角ガデスが振ってくれたんだ、応えなくては

 GM:これはいいシーン

 ホープ:フレアを投げたいが、手札は全部クラブだ……!

 イヴ:同じくハート

 美咲:あるある>投げる札が無い

 ガデス:「……なれば、我からの指図はせぬ。だが」

 ガデス:「……ふ、む」その瞳に、輝きの片りんを感じ

 ガデス:「……ゆめゆめ、その覚悟を後悔する日が…来ることのないよう」

 ガデス:「我も、祈っている」

 ガデス:言って、退室していきます

 イヴ:おお

 美咲:他の人たちがやりたいことなければシーン切っちゃうのもいいかなって

 イヴ:あ、私も美咲と話したい

 GM:では同じシーン内でやっちゃいましょう

 美咲:あ、じゃあうぇるかむかもーん

 ホープ:ほいほい。私は出ませぬ

 GM:ここは判定なしで登場していいです

 ガデス:じゃあ私は部屋を出たらイヴさんと会わないようにその場を後に

 ガデス:どうぞどうぞイヴさん

 イヴ:あ、シーンプレイヤーがガデスだから

 GM:あ、そうか。まあここでシーン終了処理とかするのも時間もったいないからこのままどうぞ

 イヴ:うい。じゃあ継続で?

 ホープ:今はまだシリアスを壊すべき時ではない……

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。