僕のふわふわアカデミア   作:ペケックス

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初投稿です。なんかやってみます。


ばびろーぐ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

おぎゃあ!おぎゃあ!おぎゃあ!!おぎゃあ!!

 

は、ははは!産まれた!産まれたぞ!お前と俺の子だ!

 

(―――な、何だ!?ああ、赤ちゃんなのか。神様も不親切だな、こんな何もできない状態からスタートしなくても――――)

 

ふふ、みてこのかお。しわくちゃのおさるさんみたい――――

 

(こんな何もできない状態なんてスキップしたいもんだなあ。魔法の特訓みたいなのもこの世界じゃ出来ないし・・・選択ミスったか?)

 

お前・・・普通そういうのは父親の方が言うんじゃないのか?

 

(ってか体が重い・・・何も動かせな・・・赤ちゃんは成長する為に大量の酸素やカロリーを使うって言うけど・・・これキツ・・・)

 

名前はもう決めてあるんだ!お前の名前は――――

 

(名前・・・そうか、これからの俺の名前は――――)

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

おぎゃあ!おぎゃあ!おぎゃあ!!おぎゃあ!!

 

あらあら、■■■。お腹が空いたのかしら?それともオムツ?

 

(違う!か、紙とペン!紙とペンをくれ!)

 

あらあら、そんなにゆびをしゃぶらないの。おしゃぶりをかわないといけないのかしら?

 

(くそっ、この体では・・・指を噛んで血を出すこともできない!)

(何も書けない!伝えることが!記録することが!・・・俺がいることを!俺の記憶を!)

 

お腹は空いてないのかしら?・・・オムツも大丈夫ねえ。何をこんなにぐずってるのかしら?

 

(『忘れてしまう』!この体の成長で脳が作り変えられていくのを感じる!)

(せっかく生まれ変わったんだ、この経験と知識で幼少の頃から―――)

 

あら、おねむだったのかしらね?ふふ、可愛い寝顔――――

 

(――――『なに』をするんだったっけ?)

(だめだ、いしきが、とおの――――『いしき』ってなんだったっけ?)

 

ねーんねーん、ころーりーよー、おこーろーりーよー・・・

 

(いったいおれ どうな て・・・)

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

やと めが さめた も おれのおもいで きえ

せかくかんがえた わざ はらへったの、のむ、のむ

 

かゆいかゆいおしりかゆ もらたこせい にあう ぶき

あとおで おとこだからくさいかゆい だれかだれかだれか

 

おれはひろいんじゃ かゆかゆかゆかゆないと このままくさくさくさくさだ とでくさ

 

おねがいしますたのみますおぼえててくださいせめてせめてすこしでもここにおれがいたこ

とをおれがかんがえたことをおれがおれがおれがおれがおれがおねがいしますおねがいしま

すおねがいしますおねがいしますおねが――――

 

 

かゆい

うま

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

・・・夢を見ていた気がする。

僕が個性に目覚めてから、多分目覚める前からずっと見ている変な夢。

 

目覚めるとすぐに忘れてしまう。でも何か、誰かが必死に僕に話しかけていた。

 

親の仕事を手伝いたいと。貧乏な家の少しでも糧になればとこの門を叩こうと。

少しでも思わないと言えば嘘になる。

 

でも多分これが僕のオリジンだ。

 

誰にもわかってもらえず、必死に話しかけてもどこにも届かなかった『声』。

ただの幻覚かもしれない。妄想かもしれない。僕はおかしくなっているのかもしれない。

 

でも、それでも――――

 

僕は誰にも助けてもらえず必死に伸ばしている手を掴んであげれるような。

そんなヒーローになりたいと思ったんだ。

 

僕の名前は麗日 浮茶雲(うららか うどん)

 

これは、僕が僕の最高のヒーローになるためのお話だ。

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