『カット&ペースト』ダンジョンで好き勝手やるのは間違い?   作:仁611

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10話

フレイヤが失踪した事になった翌日には、ギルドから出頭命令書を持ったミィシャがやって来た…。失踪何て出来るのが私しか居ないから事情聴取に呼びつけるって事だろうな…。

 

ミィシャは上司に言われて来ただけだから、内容が分からないらしいのだが気にはしていない。2人でギルドに着くと、私は太ったエルフに連れられて、立入禁止エリアへと招かれる…。

 

重厚な扉を潜って行くと、地下へと進む階段があり、そこをひたすら降り拓けた場所へと出た。2Mはあるだろう老神と、黒いローブをフードまで被った怪しい人物が居た。

 

 

「ロイマンご苦労であった、下がって良いぞ」

 

「しっ失礼しました」

 

「急な呼び出しであったが………呼ばれた理由の検討は付いとる顔じゃの」

 

「そこまで馬鹿では無いつもりです。 女神フレイヤに関してですよね?」

 

「あやつ……何を仕出かしたのじゃ? ワシに罪の有無を聞く娘が、短慮な行動を取るとは考え難い」

 

「お察しの通りですが…少し複雑な案件と偶然にも、同時に起きてしまった為時間を惜しんみました。その結果、彼女は人間として生きては居ますが【猛者】オッタルのみ彼女を守り抜き亡くなりました」

 

「その複雑な案件とはなんじゃ?」

 

「1件目は、女神フレイヤが【怪物祭】のモンスターを檻から解き放とうとして居ました…。2件目は、以前50階層でロキファミリアが極彩色の魔石を持つ、溶解液を吐くモンスターに襲われて居たのを救ったのですが【怪物祭】の最中に地下水路でモンスターの気配を感じ、被害が出る前にこちらから討伐に向かったのですが、こちらのモンスターも新種で、極彩色の魔石を核として持って居ました…。

 

2件目に関しては、何者かにより新種モンスターが地上に放たれた可能性が有ります…。葡萄酒の香りが、地下水路にも関わらず匂って居ましたからね」

 

「フレイヤは、何故その様な蛮行に出たのだ?」

 

「彼女はある冒険者の魂に心底惚れ込んでしまうと、早急にもっと輝いて欲しいと言う欲求に、本能のまま行動してしまったそうです。街の人々に、怪我人が出ない配慮は考えて居たそうですが、死傷者が絶対に出ないと言い切れない行いです」

 

「そうであったか……お主は今回の地下水路の件に介入する気かの?」

 

「私には、オラリオの安全を守る義務が有ります…。神ロキを手に掛ける前には、その責務しっかり背負う覚悟はしています」

 

「ふむそうか…。お主に頼みたい事があるんじゃが、聞いては貰えんか?」

 

「内容にもよりますが、貴方程の神らしい神も中々居ないでしょうから、それなりの信頼は在りますから、変な内容でない限りはお引き受け致します」

 

「感謝する…フェルズ後は頼むぞ」

 

「ええ! 分かって居ます…ではこちらにお願いします」

 

 

その場を愚者(フェルズ)と呼ばれるローブの者と、一緒に出て行くと別室へと案内された。今回の依頼は宝玉と呼ばれる、人型のモンスターの水晶の様な玉を、地上まで持って帰る事らしい…。

 

途中の18階層で運び屋に手渡せば依頼完了と言われたが、私はその内容に納得しなかったのだ…。理由は途中で敢えて18階層で足止めをされる事だ、地上の方が物が物だけに安全である上に、私が地上まで運ぶ方が確実に安全であるからだ。

 

30階層に例の宝玉は存在するらしいのだ、それなら37階層に飛んで登った方が効率的だと考えて、直ぐに準備を整え向かう事にした。装備には新しく5つの扉にパスを繋げてある、その片割れが付与してあるネックレスだ…。

 

ネックレスには5色の宝石があしらってあるだけの物だが、その宝石に5通りの行き先が付与してあるのだ。それをただのバックパックを背負って行き、その場で付与して使うと言う凄く簡単な物だが、そもそも【カット&ペースト】は私にしか出来ない。

 

これは悪用を防ぐ安全策の様なものだ…。準備が整い37階層へと向かった、ここ37階層のゲートがある場所がちょっと問題がある。37階層の【安全地帯】(レストポイント)【白宮殿】(ホワイトパレス )と呼ばれるコロシアムの地下に小道がありその先だからだ…。

 

【白宮殿】には3ヶ月毎に、階層主であるウダイオスが出現する事と、スパルトイなど他のモンスターが大量に発生している場所だから、私以外だとかなり厳しい場所と言える。

 

 

 

【白宮殿】のウダイオスは、まだ出現時期では無かったので、簡単に30階層へと辿り着く…。宝玉は一旦50階層の基地に送り、辺りを調べ回る事にした。

 

宝玉がなぜこの様な場所に有るのかも疑問だし、先程全鑑定で見た内容が【精霊の分身】(デミ・スピリット)穢れた精霊分身体、モンスターに寄生する事で様々な力を得る…。

 

ざっくりした説明だな…。穢れた精霊が何かを知りたい所だけど、本体を鑑定しないと駄目だろうなぁ〜これは穢れた精霊が置いて行ったと考えるのは、ちょっと無理があるだろうから、知性のある者が関与してると考えるのが妥当だよね…。

 

場所が30階層の【食料庫】(パントリー)と言う特異な場所が関係してるのか…。この場所はモンスター達の食事を、ダンジョンが提供する為に作られてるのだ、どう言う原理かは分からないけど、ここにはモンスターの栄養が送られて来る。

 

宝玉も言ってしまえばモンスターだ、栄養が無ければ育たないのは生物として当然だ。ここに置いて成長を促進してた何者かが居る、誰かは分からないけども、良いこと考えてるとは言えないだろう。

 

ここで即席の魔導具を作り始める、只の水晶玉の内部を宝玉の胎児をイメージして【カット】すると、そこに黄緑色のポーションを【ペースト】する…。ポーション内部には、相手の位置が分かる魔導具の指輪を入れて、溶液を凝固させる凝固剤を【ペースト】する、これで見た目だけは宝玉の発信器が完成した。

 

元の場所に置くと俺は【食料庫】を離れて37階層へと向かった。安全地帯に辿り着くと基地の中に魔導具で入る。50階層に転送した宝玉を調査して行くが、やはり生きている…。

 

この胎児はどの様なきっかけで羽化するのかが分からないのに、地上に持って上がって良いのか?基地は最硬製錬金属でサラマンダーウールの火精霊の護符を【カット&ペースト】で10個分付与した外周に覆われてるから安心だが、地上は危険だよね…。

 

50階層の私の【カット&ペースト】以外取り出せない金庫に、宝玉をしまってから地上に向かおうとしたが、偽宝玉が移動を開始したので相手が向かう上層方面にある、18階層へゲートを使って移動する。

 

相手は現在19階層を登って来ているが、速度的にはLv5以上はありそうだなぁ〜偶然見つけた冒険者では無いのは、躊躇いなく上層へ移動してる事で直ぐに分かった…。

 

18階層に現れる人物にバレない様に気配と匂いを消すと、遠くに人影が見えるので鑑定する。

 

 

—————

 

レヴィス Lv-- (怪人)ヒューマン

無所属

 

力:5476

耐:6521

器:5193

敏:4876

魔:0

 

《魔法》

 

《スキル》

【無限の牢獄】

・再生速度が生物の理を逸脱

・魔石の吸収でステータス上昇

・紅結晶が破壊されると()消滅

 

《呪縛》

【精神支配】

・術者の契約を遂行する呪縛

・思考の自由は存在する

・契約を破った場合は一時的に完全支配される

 

—————

 

 

【怪人】レヴィスのステータス数値を奪うと、小石を拾って【怪人】に接近する…。相手は自分の異変に動揺しながら警戒してる、そんな相手に私は聞きたい事がある。

 

 

「こんにちわレヴィスさん…あなたは、支配を受けてる様ですが解放されたいですか?進んで【怪人】とやらになったのです?」

 

「貴様が私に何かしたのか? 進んで怪物(バケモノ)に成りたい者などいる訳が無いだろ!」

 

「それが聞けただけでも良かったです」

 

 

私は拾った小石に、彼女にある種族【怪人】とスキル・呪縛を【カット&ペースト】で移して、再び彼女を鑑定して見たがただの一般人に成っている。

 

彼女の体内から感じる禍々しい何かは消えると、私の手元にある小石は紅結晶へと変わる。これからは禍々しい力を感じるので鑑定して見るのだが、名称が【穢れた血晶】と出て詳細には穢れた精霊の血だと書いてある…。

 

 

「貴女はもうただの人間ですよ…自分で分かりますか?」

 

「そんな……馬鹿な事……私は…多くの人間を殺して来たのだぞ」

 

 

彼女は地面に膝を付き、今までの事を振り返る様に自分の罪を話し始めた、彼女は元々はオラリオで冒険者をしていて、当時はそこそこ強いファミリアだったが、深層探索の際に穢れた精霊に殺されたと語る…。

 

仲間達は【怪人】にはならず死んでしまったらしいが、彼女だけ穢れた精霊に脇腹を噛み千切られ死んだ筈だったが、目を覚ますと身体は治っている事に気が付く…。

 

自分が人で無い者に成ったのは、直ぐに分かったと言う彼女だが、満たされない何かを探す様にダンジョンを彷徨っている時に、倒したモンスターの魔石を食べたくて堪らない、そう感じると毎日の食事は魔石を食べて暮らしていた…。

 

だがそんな生活を何年も続けて行く内に、約13年程前に同じ【怪人】に出会う…。名前はエインとか言う女性らしいのだが、彼女も仲間は皆死んでしまい、自分だけが【怪人】になりはててしまった。

 

互いに同じ様な境遇だった上に孤独が辛かったレヴィスは、彼女には理解ある神が居ると聞き、レヴィスも会って見ないかと勧められた。孤独で弱り切って居た時に差し出された救いの手、当然レヴィスはその手を疑う事無く受け入れた…。

 

その神はエニュオと名乗って居たが、柔らかい物腰の正義感の強い男神だったのだが、出会った事への祝杯だと言われ葡萄酒を呑んだのだが、それは罠で利用する為の薬の様な物だった…。

 

 

「貴女はこれからどう生きたいですか?」

 

「普通に地上で生きて行きたい…そして天寿を全うして死んで行きたい……とても平凡だけどそれが一番幸せだと分かったんだ」

 

「貴女が、普通に生活出来る足掛かりは提供します…今のままではエニュオと言う正体不明の男に、命を狙われる可能性も有ります。その危険を私が取り除きます」

 

「もう信じる事が怖い……」

 

「その気持ちは安易に大丈夫何て言う事は出来ませんが、貴女が生きて行く為に利用して下さい、幸せになれるか如何かは貴女次第ですから」

 

「分かった……これを君に渡そう」

 

 

彼女が取り出したのは、眼球に『D』と刻印のある物だった、彼女が言うにはそれは【闇派閥】(イヴィルス)と【怪人】の住処に成っている、ダイダロスの末裔達が代々建設して来た、人造迷宮クノッソスの鍵らしい…。

 

ダイダロス通りと18階層・メレン港街に面するロログ湖の水中に大穴があるのだが、そこから入れるらしい。ロログ湖はリヴァイアサンのドロップアイテムで蓋をしたが、他はこの魔導具で入れると言われ手渡された…。

 

色々話しを聞き終わると、彼女の安全を確保する為に一度地上に上がる事にする。徒歩で地上を目指すと彼女を危険に晒す事に成ってしまうので18階層のゲートを使う…。

 

ストーリー分岐点導入

  • ベル・クラネル死亡
  • ベート・ローガの逆襲
  • エニュオの上位存在の有り
  • アリアとアイズの真実の関係
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