『カット&ペースト』ダンジョンで好き勝手やるのは間違い?   作:仁611

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9話

 

 

オラリオの地下水路に入ってから、モンスターの気配に向かって走って居るのだけど、フレイヤはまだモンスターを解放していない…。そう考えると、違う何かが関与?若しくは自力でダンジョンから出たの?

 

目の前には3体の植物型のモンスター、初めて見るからまた新種なのだろうか…。前回遭遇した酸性の液体を吐き出すモンスターだが、出現した階層の上層も下層もあんなモンスターの情報は無かった。

 

ギルドの情報では、今まで残されている情報の中に新種が出現するなどと言った例は【ジャガーノート】だけらしいのだが、このモンスターはダンジョンの破壊が許容範囲を超えると、白血球の様に原因の排除を行う様に存在してる…。

 

 

目の前のモンスターの特性を調べたいから、1体以外は細切れにしてしまうと魔石が極彩色だった…。蔓を斬り落として見るけど再生はしない、魔法を並行詠唱しながら避けるのだが、先程より位置の把握が素早く成って居る。

 

とどめは打撃を与えて見たが、私だから倒せたけれど普通は無理だろうなぁ〜打撃耐性が強く魔力に反応するのかな…。他に居ないのかを探し回ると更に奥には、14体程反応を感じるけど汚水に浸かりたく無いから水を魔法で凍らせてしまう。

 

14体を瞬殺してから周囲を少し調査したけど、アビリティ値が異常な私だから分かるけど、モンスターとは違う微かに葡萄酒の様な匂いがするのだが、これは作為的だと見るべきだろうなぁ〜

 

一通り見て終わると、地上に戻ってガネーシャファミリアの関係者専用通路に気配を消して入って行く…。フレイヤ達を見ると、オッタルがフレイアを我が身を犠牲に守ったのか、フレイヤは辛うじて生きて居たのだ…。

 

Lv0でシルバーバックと戦闘など、手足が無い状態で普通に考え有り得ない…。彼の献身を思いフレイヤにポーションを掛ける、フレイヤを抱き上げてからホームに連れて行く…。

 

フレイヤをミアハ様に預けた際に、神の種族をミアハ様に移してからオッタルの遺体を回収して置く事にした…。血は洗い流してしまう事が出来たが、匂いは残ってしまうけど私のでは無いから無視をする。

 

オッタルの大剣を拾い上げて、彼だったであろう全てを拾うと、冒険者墓地のロキが眠る石碑の場所に行く。石碑の後ろを土魔法で開けると階段が現れるので、降りて行き空の棺を一つ取り出し彼を中に納めた、土魔法で作った棺には、魔法でオッタルの名前を刻むと隙間を完全に塞いで元の場所に戻す…。

 

 

 

 

ホームに帰ると着替えやシャワーを済ませてから、ベル君に謝りに行かないと行けないけど、彼のホームである廃教会横で地面にへたり込んでしまうが、そこに神ヘスティア様が後ろから現れたのだ…。

 

 

彼女は何も聞かないで来れると、ただ私を優しく抱き締めて頭を撫でてくれたのだ…。子供の様に大泣きをしてしまうが、彼女はもしかしたら、予想は付いて居るのかも知れないのだ、【神会】には彼女も参加していて、ロキの件を最後まで黙って見ていたのだから…。

 

 

私はオッタルを、あれ程誰かを必死に守る人を殺した…。今まで誰かを殺めて来た中で一番苦しいよ——本当は誰かに代わって欲しいと思う事もある——けどそんな思い誰かにさせる何て出来ない…。

 

 

 

 

 

 

 

気が付くとベットで目覚めたらヘスティア様のおっぱいが目の前にあったのだが、彼女は母の様な暖かさを感じる『優しさ』『無償の愛』『時に厳しさ』それらを体現したかの様な彼女に、本当に感謝して居る…。

 

——反対側に寝返りを打つ…。

 

ベル君が、鼻先が触れる近さで眠ってたのだから驚くのは仕方ないよね?「べ!?ベル君!!」「ん?」彼は私の声で目を覚ますと、目を擦りながら覚醒して行く…。

 

彼が固まったので、今のうちにと思い軽く唇を添えた——ッ///これ自分から初めてしたけど、恥ずかしくなって彼の胸元に顔を埋める。彼はやっと現実に戻って来たのか、優しく抱きしめて頭を撫でてくれるのだ…。

 

 

 

(守りたい…シオリを……絶対に強くなってやる)

 

「———ッ///」

 

 

彼の普段頼りない感じとのギャップにやられてしまうと、彼の襟元を掴んで引き寄せると、再びキスをして離れる……催促を目で訴えてキスをするが気が付くと、愛おしくてヘスティア様を忘れて夢中でキスをしていた…。

 

頭が痺れて思考は低下して行く、彼のうっすら開いた唇を甘噛みしてから、もっともっとと彼の目を惚けた顔で見つめて居る。エスカレートして行くキスに、気が付けば彼の舌が偶に触れて来る…。

 

ダメだ———ッ///思考は真っ白に変わって行くと、彼の舌を自分から追いかけていた…。どれくらいキスしてたか分からない、彼の膝が私の脚の間に入って来た、より密着して行くと互いの境界線が曖昧な程に溶け合ってる様な心地よさ…。

 

今襲われたら多分———ッ彼が胸を触った瞬間「僕はいつまで寝たフリしないと行けないのかな!?」背後からはイライラが伝わって来る声色のヘスティア様…。

 

 

その後、ベットの上に正座してヘスティア様の道徳とかの話を懇々とされて「恩を仇で返された気分だよ」と言われてシュンッとしてしまうとベル君が頭を撫でて来れる…。

 

それを見たヘスティア様がヒートアップして「僕も混ぜろその中に」などともはや本心を隠す気が一切感じられない…。でもこの言葉を言ってる時の彼女の心の言葉に嬉しくなってしまった。

 

 

『元気になって良かったよ』

 

 

彼女にありがとうございますと言って抱き着く、彼女は本心が悟られたのではと思いながらも、私を優しく撫でて来れるその小さな手だけど、ミアハ様以外でこんなに暖かい神様は、ヘスティア様だけだと思った。

 

 

 

 

 

 

ホームに帰るとナァーザさんに怒られた…無断で外泊したら心配するからって…。素直に彼女に謝ってから幹部メンバーを集め、フレイヤの事を伝えると、皆は苦虫を噛み潰した様な顔をする。

 

 

「ねえシオリ…なんか凄く綺麗さが3割増しになってる気がするのだけど…どこに昨日の晩は泊まったのかしら?」

 

「ん?ヘスティア様の所だよ?」

 

「「「「はあああ!?」」」」

 

「え!?何?駄目だった…の?」

 

「まっまっまさかシオリさんが白兎に…ぐぬぬぬ」

 

「ええっ///無い無い!?ヘスティア様と一緒にベットで寝たんだよ」

 

 

私は一応嘘では無い、真実とは少し違う内容で話しをする…。その後は喪失感の漂うフレイヤと話しをしに行った。彼女はベルの魂の色を凄く気に入って居て、オラリオに対して害意があった訳では無いそうだ…。

 

彼女に嘘は無く、フレイヤはファミリアでは消失した事になって居る筈で、眷属達はきっとそう解釈して居るだろう…。当分はミアハファミリアでゆっくり過ごして、今後の事を考える様に伝えた。

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