俺は赤井大我、生粋の左利きだ。多少の不便さはあるが、左利きであることに誇りを持っている。あと町の自警団(モンハンするだけの集まり)のリーダーをしている。俺の自己紹介はこれぐらいにして、これから俺の武勇伝とも言うべき神話を今から見せてやろう。俺は神を越えたのだ。
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「赤井!」
「なんだよ青木」
こいつは俺の幼馴染みで、俺の町の自警団の参謀(サポライト)をしている青木だ。右利きのため並ぶと何かと面倒なやつだ。まあ、大概のやつは右利きだけどな。
「赤井、お前帰り暇か?」
「暇だけど?」
「じゃあキティやるの手伝えよ」
キティだと?よりによって一番嫌いなやつじゃねぇか。だってあいつキモくね?無駄にデカイし。爆破うざいし。
「キティ?あんなやつ狩って何が楽しいんだよ」
「いや楽しいだろ、キティ」
「あの巨体を眠らせて、麻痺らせて....ふふふ」
そう、こいつは気持ち悪いやつなのだ。サポートして相手を状態異常にすることに喜びを見いだしている。だが、こいつの的確なサポートに俺たちがかなり助かっているのは確かだ。
「わーったよ気持ち悪いな。」
「じゃあ放課後俺の家にこいよー」
そういってどこかに行ってしまった。いい忘れていたが、俺たちは高校生だ。そう、学校帰りの
睡眠という大切な時間をあいつは奪おうとしているのだ。っと、もう少しで授業が始まってしまう。脳内実況もこのくらいにして、教室に向かわなければ。
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「おいお前、立て」
なんだこいつらは。確か俺は教室に向かうべく歩いていたはずだ....何があった?
「お前の身に何があったか解らないようだな」
「誰だよあんた」
「神だ」
「都合によりお前の世界は滅ぼさせてもらった」
は?何言ってんだこいつ。頭おかしい人なのかな?
「あんた可愛そうな人だね」
「あ?」
「誰が“人”だって?」
へ?何言ってんのこいつ。やっぱり頭おかしい人なんだな。
「誰がお前と同格の下等生物だって?」
「え、人じゃねえの?」
「当たり前だ」
「私は神だ」
あ、すいません。俺宗教とか嫌いなんで。特に頭おかしい“人”とか大嫌いなんで(笑)
「ほう。神を崇めず、またしても下等生物と罵るか」
心読めるのか。さしずめ超能力者ってところか。じゃあもう喋らなくてもいいや。
「お前、私をコケにするのか」
「神である私を」
「お前の“次”を決められる私を」
次?そう言えばさっき世界を滅ぼしたとか言っていたな。
「そうだ。私がお前らの世界を滅ぼし、お前ら人類は全員死滅した」
高校のみんなも?
「そうだ」
青木も?
「そうだ」
お前と俺は?
「私は神だから死なぬ。お前は死んだがな」
なぜ世界を滅ぼしたんだ?
「“世界”か増えすぎたからだ」
世界が増えすぎた?
「そうだ。お前たちの世界は第2番文明世界だ。第1から第12まで滅ぼした。死んだ生物は皆苦しまずに、なにも感じずに死んだ」
何故滅ぼした?何故世界が増えるとまずいんだ?
「世界が増えすぎると我々の管理が行き届かなくなる。それに我々が作ったのは第13番世界まで。それ以降の世界を作ったのはお前ら人類だ。お前ら下等生物どもが新たな概念、物語を作れば作るほど新たな世界が生まれる。まぁ、13番目の世界は優秀だったな。何も生み出さず、神のみを信じ、一切の文化も持たず、生まれては死んでいった。だからこそ滅ぼさなかったのだ」
へー。そー言えばここどこよ。
「私の部屋だ。貴様らのような下等生物どもを導く場所だ」
どこに導いてくれんの?てかお前デブ過ぎない?
「言っただろう。お前の“次”だ。お前が次にどんな“世界線”で生きるか、どんな“姿”で生きるかを私が決めるのだ」
じゃあモンハンの世界でハンターやらせろよ。
「私はもうお前のレールを敷いている。もうお前の“次”はきまっているのだよ」
「お前の次に生きる“世界線”はモンスターとハンターが戦を繰り広げ、憎しみが連鎖し、いつまでも同じ歴史を繰り返す世界....」
「そしてお前が得る次の命種は―――」
「紅く染まったティガレックスだ」
.......俺の意識はそこで途絶えた。