数々の二次創作の先駆者様に触発され、リハビリを兼ねて初投稿です。加筆修正予定アリアリです。
誤字報告・ここおかしくない?・こここういう風にしてみたら? G41かわいいよね!ナドナド、皆様のご意見お待ちしております。というかよろしくおねがいします。不安しかないです!
「え? 今日配属の人形なんて、予定ありましたっけ?」
後方支援部隊からの報告書を読んでいた[D10-6地区]の指揮官は、カリーナからの唐突な内線に困惑気味に答えた。
元々前線の一翼を担う基地だったとはいえ、部下たちの活躍に加え各地区基地の奮闘もあり、最近は鉄血の残党も大人しくなりつつある。
なので今更、特に人形の配属申請を出した覚えはないし、月一回程度ある新人の定期入隊も先日完了したはずなのだが…
『そうですわよね、指揮官さま。そんな予定はなかったはずなのですが、ペルシカリアさんからの連絡では、あと一時間程度で到着する〜とのことで』
「ペルシカから? それはまた珍しいですね。本社からではなく、彼女。というより16Labから直接というのは」
『はい…あの、それとですね…通信の最後にペルシカリアさんが…』
「えっと…何か問題が?」
予定外の配属、ペルシカからの連絡。すでに嫌な予感がし始めている指揮官だったが、なにか言い淀むカリーナの声に、予感は確信に変わりつつあった。
『ごめんね? と。最後に呟かれましたわ…』
〜1時間後〜
コンコンコン…ガチャッ
「失礼します! G41、入室しますっ…ご主人様? カリンちゃん?」
G41は困惑していた。
何か様子の違う指揮官から呼び出され来てみれば、司令司令室内ではどこかに連絡を取ろうとしているカリーナと、困った顔をした指揮官が待っていた。
「あぁ、G41。カリン、G41も来てくれましたし、少し落ち着ましょう」
「はい…はぁ、やっぱり駄目です。ペルシカリアさんは通話に出てくれませんし、クルーガー社長も会議中とのことですわ」
「社長にも繋がらないとはタイミングが悪い。あぁ嫌な予感がする…」
「ご主人様、大丈夫? 汗すごいよ? ビシャビシャだよ?」
そう言いながら、トテトテと指揮官に駆け寄り、ハンカチで指揮官の額を拭うG41。
初期に配属され歴戦を共にしてきた彼女はよく知っていた。
こういう時、自分の主人の悪い予感がよく当たることを。
お礼を言いながら頭を撫でている指揮官と、撫でられにこやかに耳をピョコピョコと動かしているG41を見て、
少し落ち着きを取り戻すカリーナ。
動物の癒やし効果とはこの事なのだろうか等と感じつつ、一息つく為にとりあえず三人分のお茶を入れ始める。
司令室に良い香りが漂い始めた。
「ありがとうG41。やはり君に声をかけてよかった」
「こういう時のG41ちゃんは、本当に心の緩衝材ですわぁ…」
「ん〜?はい!おまかせください! たとえ火の中水の中!」
なんだかよくわからないが、頭を撫でられ褒められたG41は、えっへんと満足気だ。
「うふふ、はいどうぞ指揮官さま、G41ちゃん」
「わ〜い!ありがとうカリンちゃん! それで私はどうして呼ばれたんですか?」
暖かな空気に包まれかけていた司令室だが、それも束の間。スッと現実に引き戻される。お茶を一口啜ってため息をついた指揮官。
「いえ、別に大したことではない…はずですけど。実はもう直ぐ新人が配属されることになりまして」
「今日ですか!? わーい! また新しい仲間だー!」
飛び跳ねて喜ぶG41。カリーナの目には、揺れる彼女の長い髪が、ブンブンと振られるしっぽに見えていた。
「…予定外の上、ペルシカから直接配属の連絡がありまして」
「わー…」
《しっぽが垂れ下がりましたわ》と、カリーナは後にこの時のことをそう語った。
「通信終わりのお言葉が『ごめんね?』ですの」
「うわぁ……たのしみだなぁ…」ズズズッ
徐に窓の外を見つつ、現実逃避気味にお茶を啜りながらも明らかに耳を垂らし、不安感を隠せない様子のG41に、思わず苦笑してしまう二人だった。
〜〜〜〜〜〜
〜〜〜
〜
「まぁ、とは言え。新人が来たときに笑顔で迎えてあげましょう。私達にできる事はそれくらいですし、大抵のことはそれでうまく行きます」
「おぉ!ご主人様頼もしい!手汗拭いてあげます!」
「指揮官さま…説得力…」
3人がそんな決意を固めていると、なんだか廊下が騒がしくなってくる。するといきなり扉が開き
「し、ししし指揮官さん! げ、迎撃の準備を!なんかやばいのが来ましたわ!?」
そんな叫びとも悲鳴とも取れる声とともに飛び込んできたのは、92式。いつも冷静な彼女とは思えない慌てっぷりだ。
「92式!敵襲ですか!?」
「い、いえ、申し訳ありません指揮官さん。敵ではないようですが、その…えぇ…?」
未だ混乱の渦中にいる92式。
なんとか落ち着けようと、カリーナが背中をさすっているが、彼女もG41と共にこの基地では歴戦の人形である。その彼女がここまで取り乱すとは…
その時、廊下から音が響いてきた。
カシュ…カシュン…カシュン…カシュン
「な、なんですかこの音?」
「足音?パワードスーツ?」
「外骨格の駆動音みたいです!ご主人様!」
「き、来ましたわ!」
素早く銃を構え二人の前で防御姿勢を取るG41と、戸惑いながらも一歩遅れて構える92式。
聞こえてきたのは金属製の足音とエアーサスペンションの音。義足タイプの戦術人形もいることはいるが、それにしても音が大きい。重量感が既存のそれよりも、寧ろ大型の作業ロボットやパワードスーツのような音だ。
92式によって開け放たれたドアを、その足音とともにスッと影が塞いだ。
大きい。2メートルを軽く超えていそうな人型の影。
ウィーン ガシュン ガシュン
まず首が室内を振り向き、続いて体が遅れて付いてくるような動きで
それ
は入室してきた。
「「えぇ…?」」
「なんですの!?何なんですのあなた!?」
「うわぁ…カッコいい…」
全身が薄いブルーメタリックの装甲と、関節部分の黒いパーツに輝き、頭部は口元以外は同じ色の装甲ヘルメットで覆われており、目の部分だけが横一文字のバイザー状になっている。
「失礼する。16Labより、派遣された。指揮官は、あなたか?」
体型から見てもわかるが、成人男性の声で発話した それ は、体制はほとんど変えず指揮官を見据える。
「い、いかにも私が[D10-6地区]指揮官、ライト・ゴールドです。あの、君は…?」
「データ照合、完了。ペルシカ博士からの、指揮権の移乗処理、完了。初めまして、ライト・ゴールド指揮官。」
「ぺ、ペ ルシカ博士!? では貴方がペルシカリアさんの…」
「音声照合、完了。初めまして、カリーナ後方幕僚。自己紹介を求められていると判断。ワタシは」
そう言うと、彼の太ももに当たる部分の装甲が開き、サブマシンガン。いや、大型のハンドガンが現れる。彼 はそれを素早くドローイングし、鮮やかなガンスピンとともに、構えた。
「ワタシはHGタイプ戦術人形、オート9。ペルシカ博士からは、マーフィ、と呼ばれている。」
♪テテテテテッ テテテテテッ デーン
どこからか、BGMが聞こえた気がした。
「「「えぇぇ…」」」
「うわぁ凄い!凄い!!新しい仲間だ!!安っぽくない!!」
「ありがとう、Gr G41。」
固まる三人。ピョコピョコと飛び跳ねて喜ぶG41。ポーズを決めたまま、無表情で礼を言うオート9。
こうして、彼らの騒がしい日常が始まるのだった。
to be continued...?
わかってるんだ、無謀だということは…大体ドルフロ勢の若い皆さんにこのネタ通じるのだろうか(冷や汗)
それもこれもデト○イト市警が悪いよ!オム○社が悪いよ!
皆様からのリアクション次第で、次話が生まれたり生まれなかったりする予定です。予定なので未定です