うちの新人は色々うるさい   作:リリマル

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Thank you read my voice,Boys and Girls.銀河を貫く感謝を。

さぁ、幕間です。大体二話本編→幕間一話と言ったペースでお茶を濁しゲフンゲフン進めていきたいと思っております。

余談ですが、皆様の推し人形、推し編成はどの娘になりますか?普段感想とか残しにくいとお思いの方や非ログインの方も、ぺぺっと教えていただけると作者の創作意欲に繋がります。



決してゲームの参考にしようとか、ネタに詰まっているわけではありませんよ、ええ決して。

余談2ですが、これを書きつつ復刻ガチャ回していたら、グリズリーのロリスキンが落ちました。『書いたら出る』理論、ありますよこれ!


裏さい3

ペットの裏で〜頑張れエドちゃん 救護室編

 

 

 とある日のD10-6基地。メインゲートを潜って敷地外から一台のジープが入ってきた。助手席ではファルコンが容器に鼻歌を歌っている。

 

「お〜まきば〜は〜み〜ど〜り〜 ふふ〜ふ〜ん♪」

 

「ご機嫌ね、リーダー」

 

「そりゃそうよクマちゃん。ドライブなんて久々だもの」

 

「一応哨戒任務だって、確かにな〜んもないからただのドライブだけど」

 

 そう言って、ハンドルを握る グリズリー は車を基地内の広場に向ける。

 

「じゃああとは洗車して、指揮官のとこに報告したら終了ね」

 

「りょ〜か〜い」

 

 基地の本棟と屋外射撃場の間にあるこのスペースは、トレーニングにも遊戯にも使えるが、車両の洗車を行ったりするのにも適したスペースだ。

ゆっくりとしたスピードで走りつつ、車が広場の手前に差し掛かると、なんだか見慣れぬ光景が目に飛び込んできた。

 

 

 

 犬が円形に広場を耕している。

 

 

 

 そう表現するしかない光景に、車を降りた二人はあっけにとられる。

 実際によく見てみると、前を走っているのは救護室で保護されてる犬達。元気にリードを引っ張って、陸上のトラックのように広場を楕円形に走っている。

 そして引っ張られている灰色の鋤のように見えたのは、マニピュレータで犬たちのリードを器用に握った(?)ED-209 Jr.だった。

 

「あぁあぁあぁあ〜…」

 

 よくよく聞いてみれば、犬たちの鳴き声と走る音や、土をED-209 Jr.の足が削り取る音に隠れ、情けないうめき声が響いていた。

 

「ロバとかで耕すことはあるみたいだけど、これは斬新な」

 

「いやいや、助けてあげようよ」

 

 のんびりと眺めるファルコンとは対象的に、駆け出して犬を止めに入るグリズリー。

 

 

〜〜〜

 

 

「いやはや助かりました。お二人が来られなかったらワタクシあのまま犬ぞりと成り果ててしまうところでした〜。」

 

「うんうん、すでに耕作機械にはなり果ててたけど、良かった良かった」

 

「リーダー何もしてないじゃん…」

 

 ひとまず犬達を救護室に戻し、土に塗れたED-209 Jr.を車と共に洗ってやりつつ二人は話を聞いていた。

 

「エドちゃんは何でワンちゃんたちに引っ張られてたの?」

 

「決して引っ張られたくて引っ張られていたわけではなく、最初はちゃんとお散歩をしていたんです!。」

 

「あぁ、今あなた遊撃で各所の手伝いをしていたわね」 

 

「その通りです!ですので今日は保護された動物たちのお相手をしていたのです。餌やりやメディカルチェックを手伝ったあと、お散歩を任されたのですが。」

 

「「ですが?」」

 

 

 

「足がもつれまして…。(ToT)」

 

 

 

 そう小さな声で答えると、ED-209 Jr.は俯いてしまう。

 

「ん〜、まぁまぁエドちゃん。向き不向きがあるわよ」

 

「そうよ。やる気があるなら全然大丈夫。ねぇ?」

 

「なんで私を見るのクマちゃん?」

 

 励ましているような二人のやり取りと、顔(?)を上げることなく凹んでいるED-209 Jr.をジープのフロントウィンドウに停まった隼が、またか。といった表情で眺めていた。

 

「とにかくエドちゃん!」

 

「は、はいぃ!。」

 

 ファルコンは唐突にED-209 Jr.の名前を叫ぶと、ピシッと指を突きつける。

 

「凹むのはいつでも出来ます!失敗したら取り返せばいいのよ!悩むより動くの!」

 

「ファルコンさん…」

 

「そうね。まぁ頑張りなさい、エド。またなにかあったら相談に乗ってあげるから。何事も挑戦よ」

 

「グリズリーさんも…了解しました!ED-209 Jr.、なにかお手伝いできることはないか、探して参ります!。」

 

 モニターに(`・ω・´)ゞと表示させると、軽い足音を響かせながら駆け出していくED-209 Jr.。やれやれと言った感じで見送るグリズリーは、笑顔で手を降るファルコンに目をやる。

 

「でもあれだね、リーダーって意外とあれね」

 

「あれ?」

 

 曖昧なグリズリーの物言いに、小首をかしげるファルコン。

 

 

 

 

 

 

「励まし方が意外と脳筋」

 

「ヒドイっ!?」

 

 

 

 

 

 

言い回しの裏で〜負け組? いいえ、ヒロインですから 弐

 

 

 

〜IOP社 16Lab.〜

 

 

 

「え、いま最後なん『ブチッ』て言っ…切れてる。おのれあのタヌキ…」

 

 通信席の前でペルシカはそう呟くと、ブツブツとライト指揮官への呪詛を吐きつつ二人分の珈琲を淹れる。

室内に良い香りが漂い始めるとほぼ同時に、入室の確認もなく研究室の扉が開く。

 

 

「ⁿ^★^^◆□□∆∆¤¤<▽!」バァン!

 

「ゴメンいくら天才の私でも異星の言語はちょっと…」

 

「ゾグギジョグメスギバ!」

 

「…うん、まずは落ち着こう。ヘリアン」

 

 普段の彼女からは想像もつかない、何か色々とひどいことになっているヘリアンを席に座るよう促し、珈琲とは別に冷蔵庫から冷たい水のボトルを差し出すペルシカ。

渡されたボトルを半分ほど飲み干すと、ようやく落ち着いたのか、ヘリアンは大きく息を吐いた。

 

「ど、どうしようペルシカ!」

 

「そうだね。まずは一度、化粧室に行くことをオススメするよ」

 

「え、あ、あぁわかった。少し待っていてくれ」

 

 ヨロヨロと立ち上がったヘリアンは、そのまま化粧室に向かい部屋を出る。ドアが閉まると、再びペルシカがひとしきり笑っていたことには気づかないままに。

 

 

〜〜〜

 

 

「さて、それでどうしたのよヘリアン?」

 

「あぁ、実は…」

 

 化粧室から戻り、多少は落ち着いたヘリアンはペルシカに先程あったことを話す。

もちろんだが、既にED-209 Jr.から生中継されすべて見聞きしていることを黙ったままペルシカは時折リアクションをしながら優しい笑顔を浮かべつつ聞いていた。

 

 真面目さ故の、ヘリアンによる若干(かなり)の脳内変換と勘違いなどを交えられた内容だったので、ペルシカがテーブルの下でふとももを抓りつつ内心で爆笑していたのは内緒だが。

 

 

「良かったじゃないの、進展したみたいで」プルプル

 

「いや確かにそうなんだが…私の想定を大幅に超えられてしまって」

 

 だが余裕のないヘリアンは気づかず、そのまま話が進んでいた。珈琲の液面を見つめ顔を赤くしたままだ。

 

「想定って、美味しいって褒めてくれたのと介抱してくれただけじゃなくて?」

 

「え、プロポーズされて膝枕されたんだが…」

 

 

 

「「え?」」

 

 

 

 なぜ同じ情報のはずがここまで結果に差異が生じるのだろうと、ペルシカの灰色の頭脳はムダにフル回転していた。

 

 

 

 

 

 

「まぁ仕方ない。チョロスだもんな君は」

 

 

「……あ、それ私のことか貴様!流石に私の名前要素がほぼ無くて気づかなかったぞ!」

 

「チョロいことは認めるのかい?」

 

 ペルシカは苦笑しながら、ポケットで鳴った携帯端末を確認すると、ニヤリと笑いそれを再びしまう。

 

「いいのか?」

 

「あぁ。それよりどうするのよヘリアン」

 

「どうするとは?」

 

「次はどうしたいかってことよ。二人でデート?」

 

「いやいやいや!まだ私はマーフィと愛称で呼べてすらいないというのにそんな…」

 

 今日何度目かわからない赤面をしつつ手をブンブンと振るヘリアン。その瞬間ペルシカの眼鏡が怪しく光った。

 

 

 

『じゃ↑あマーフィ、G41。また来るから、達者でな』

 

 

 

「なんだ。ちゃんと言えてるじゃない」

 

「……………は?」

 

 突然聞こえてきた声に、ニヤニヤするペルシカと固まるヘリアン。と同時に横にある大画面モニターに映像が映る。

まるでオート9かのようなゆっくりとした動きでそちらを見るヘリアンは、そこに映る光景を信じられないような顔で見ていた。

 

 

『ぜひ、毎日でも作って欲しいくらいだ。』

「あぁこれか、君が勘違いしたのは」

 

『18分30秒だ。』

「めっちゃ寝てたな」

 

等と、手元の端末を操作し様々なシーンを再生しつつコメントするペルシカ。

 映像を見つめるヘリアンは、そろそろ発火するのではないかというくらいに頭から湯気を上げて赤面している。

 

「あの、ペルシカリア博士?」

 

「何かな、ヘリアントス上級代行官殿」

 

「なにこの…何?」

 

「ちょっとしたツテでね。お、君が気絶するところだ。見る?」

 

「見るか馬鹿!今日は帰る!」

 

 そう怒鳴りつつ、かばんから出したクッキーの小袋をペルシカに投げつけて、バタバタと逃げるように出ていくヘリアン。

だが一度立ち止まると、振り返らず絞り出すような声で、

 

 

「アトデドウガオクッテ…」

 

 

と言い残しドアから出ていってしまった。

 

「はいはい、ご馳走さま」

 

 笑いながらそうつぶやくペルシカ。

 

 

 

 

 それはクッキーへの礼なのか。

 

 

 

 それとも画面に映る、友人の今はまだ知らないシーン。自分の足にもたれかかるように笑顔で眠る彼女の頭を、ゆっくりとなで続けるオート9の姿へなのか。

 

 

 

 

 

 そのシーンを見つつクッキー片手に珈琲を口にするペルシカにしかわからないことだった。

 

 




ゴジョリブザガシガシガドグゴザギラギダ!

さてそれでは各話解説などをば、お付き合いくだされば幸いです。

〜ペットもうるさい〜

ガチョウ死すべし慈悲はない。な、SCPを見て思いついたED-209 Jr.。最初なら出すと決めていたキャラクターその3です。劇場版リメイクの方でも盛大にコケっぷりを発揮していた彼を出さないわけには行かなかったのですが、最後まで内面の方向性で迷っていた子でした。

ぶっちゃけると、当初出そうとしていた設定が他作者様の某キャラクターとダダかぶりしまして…

まぁそれはさておき、ED-209 Jr.の活躍に乞うご期待!

そして急遽出張ってきたファルコン。いや可愛いよファルコン、声ついたら半端ねぇっすよ、Ahoja。出さざるを得なかった、おのれ運営、64式自ちゃんといいなんといつタイミングで声帯妖精を実装しやがる…

また彼女の言動の端々に、彼女の出身国ネタを挟んでありますので興味があれば検索してみてください。


〜言い回しがうるさい〜




この作品はどこに向かってるんですか?








さて! 沢山のUA、お気に入り登録、感想や評価を皆様から頂けることで書き続けられております。本当にありがとうございます!

しかもなんと!ロボコップ新作三部作が制作スタートしたとかしないとかそんな噂が!詳しい人教えてください!(笑)

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良ければフレンズになろうよ!

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