うちの新人は色々うるさい   作:リリマル

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お読みくださろうとしている皆様へ大感謝を。一心不乱の大感謝を!

というわけで幕間でございます。というか、ストーリーがあってないようなこの作品に幕間とかいるのかな…(ネガティブ)

余談ですが、評価をいただいたり、コラボの許可をいただいたり、UAが1000を超えお気に入りも10を超え、ゲームの方にもフレンド申請していただいたり、感謝の言葉も間に合わないレベルでございます。(^q^)

タグに偉大なる元ネタを追加しました。今後とも宜しくお願致します。


裏さい2

雰囲気の裏で〜ペルシカからの贈り物

 

 

 

 

カチャンシャキンガタンカチンカチンジャキッ

 

♪デデ~~~~~~~ン

 

「 ( ・´ー・`) 」

 

「「「おぉ〜〜〜!」」」

 

 背中から腕にかけ仰々しいバックパックを背負い、左腕にARと榴弾発射機を取り付け、ちょっとテロリストに攫われた娘を助けに。といった感じの堂々とした佇まいのオート9に、思わずPP-19-01達は感嘆の声を上げる。

 

 ここはいつもの屋内射撃演習場。

 ペルシカから届けられた装備品。そのテストを行うために、皆でここを訪れていた。

 

 管理人室ではウェルロッドが嫌そうな顔をしつつその様子を聞いていたが、早々騒ぎにはならないだろうと自銃の整備に戻る。

 

 だが、ウェルロッドは失念していた。

 

ペルシカの肝いり×ペルシカのお遊び

 

 が、大人しい結末を迎えるはずがないと…

 

 

「それで、これはどういった装備になるのですか?」

 

「少々お待ちください?説明書が同封されていましたので」

 

 92式は、バックパックにテーブで貼られているジップ付きの袋を取り外すし、中から説明書を取り出し読み始める。

 

「(家電なのかな?)」

 

 周囲で様子を伺っている人形たちは、いろいろとツッコミを入れたそうな顔をしつつ訓練に励んでいる。

 

「えぇっとですね、

 

『アームガン:左腕を外して装着する強化アタッチメント。上部にアサルトライフル、下部に火炎放射器、さらに中心部には鎮圧用大型ゴム弾やガス弾を発射できるマルチランチャーを配置した多連装の小火器。複数兵装の運用になるが、代用コアとかをなんやかんやしてるから、特に問題はない。』

と」

「( ・´ー・`)」

 

「「(なんやかんやってなんだ?)」」

 

 92式の説明に、心の中で全員がツッコミを入れる。

 

「…次行きますわね?

 

『フライトパック:ステルス戦闘機のジェットエンジンを搭載。背面、肩、腕に連結しオート9の飛行を可能にした。これによって歩行や自動車での移動しかできなかったオート9の機動力を飛躍的に高め、上空から敵を制圧することも可能になった。これも代用コアをアレコレしてるから操作に支障はないはず」

 

 この辺りまで読んだ所で、何故かメガネをかけたG41がオート9の背中に回り込み、フライトパックの背部を皆の方を向ける。

 

「…ちなみに、このフライトパック(パカッ)はいミニ冷温庫付きです!』え?」

 

「SAAちゃん大歓喜!!「えっ?えっ?」」

「( ・´ー・`)」

 

 戸惑う92式を尻目に、自分で開けたフライトパックの扉を閉め、何事もなかったかのように輪の中に戻るG41。

 

「「(何だったんだ今の)」」

「(なんで何も言って無いのにうるさいのかしら…)」

 

「と、まぁこの様になっていますわ。フライトパックはまぁ無理として、何から試してみましょうか?」

 

 様々な言葉に出ないツッコミが応酬する中、打開するように92式がオート9に尋ねる。するとそれにすかさず声を上げるものが二体。

 

「「火炎放射器!」」

「は?」

 

 聞こえてはならない単語に思わず声が漏れるウェルロッド。視線の先には、手を上げ満面の笑みで答えている スコーピオン と MicroUzi の姿。

 冗漫なのかマジなのかわからない、その元気な言葉に答えるように、

 

 

「了解した。」

 

 

というオート9の無慈悲なつぶやきが聞こえ

 

 

「ちょっ!?」

 

 

というウェルロッドの慌てて立ち上がりながらの声も虚しく

 

 

 

 

 

 

ゴオオォォォォォ  ギャー

 

 

 

 

『オート9の禁止リスト』by ウェルロッド

 

1.オート9は屋内ターゲットレンジで、唐突に周囲に迷惑をかけるような射撃をしてはいけません。フルオートは以ての外です。

 

2.オート9は他の人形が制止しているにも関わらず、『Information high』との理由で撃ち続けてはいけません。『Satori』を開いても駄目です。

 

3.挑発に安易に乗るのはやめましょう。悪ノリにもです。

 

4.屋内演習場で重火器を使用するのはやめましょう。特殊兵器もです。←New!

 

 

 

 その後、満面の笑みを浮かべたG41と、涙目の01を抱きかかえながら飛行訓練(逃走)をするオート9が目撃され、思わずライト指揮官がコーヒーを吹き出したのは別のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

決めゼリフの裏で〜負け組?いいえヒロインですから

 

 

 

 

「わ〜い!大成功だ〜!」

 

「みんな。見事だった。」

 

「子どもたちが喜んでくれて何よりだわ」

 

「「ハイソウデスネ」」

 

 子どもたち向けの基地見学会。その中での啓蒙活動の一環としての寸劇は、波乱もあったものの無事終了し、出演者たちは健闘を称え合っていた。

 約2名ほど、徹底的に絞られヘロヘロではあるが。

 

「そもそも誰よ、この脚本書いたの!ご丁寧に私(ウェルロッド)用に嘘台本まで用意して!」

「RFBちゃんだよ?」

 

 

「ちょっと年末も近いしトナカイ狩ってくるわね」チャキッ

 

 そう言い残し、ウェルロッドはとてもいい笑顔で駆け出して行った。

 好機とばかりにスコーピオンとステンも手を振りながら去って行き、結局ヒーロー役のオート9と、不思議そうな顔をしたG41が残される。

 

「トナカイはおとぎ話に出てくる動物なのに。変なウェルロッドちゃん?」

「え。」

「んぇ?」

 

 

「ご苦労、二人共」

 

 不思議そうな顔をして見つめ合う二人に、ヘリアンが声をかける。意外な人物の登場に、オート9は数瞬思考すると姿勢を整え敬礼を行う。

 

「初めまして。ヘリアントス上級だ「ヘリアンちゃーん!」」

 

「おっと、久しぶりだなG41。相変わらず元気そうで何よりだ」

 

 敬礼するオート9の横から飛び出したG41が、ヘリアンに抱き着くと、彼女もそれに答えるように抱きとめ、にこやかに頭を撫でる。

 

「君も楽にしてくれ、オート9。君のことはペルシカから聞いているよ。あと呼び方もヘリアンで良い。君達戦術人形を敬ってこそすれ、敬われるような立場じゃない」

 

「ヘリアンちゃんはすごく優しいんだよ!」

 

「ちゃん。はやめてくれないかG41」

 

 苦笑しつつじゃれつくG41と戯れるヘリアンに、オート9

もいつもの姿勢に戻る。

 

「了解した。ヘリアン。」

 

「あぁ、よろしく頼むよ」

 

 

〜〜〜

 

 

「ヘリアンちゃんは今日お仕事?それとも遊びに来たの?」

 

「半分半分、と言ったところかな?社長からこの地区の様子を見てくるよう言われてね。息抜きを兼ねての出張さ」

 

 

 三人は中庭を歩きながら話をする。トレーニングをしている者や読書をしている者など、思い思いに過ごしている人形たちが、ヘリアン達を見つけるとわざわざ挨拶をしに寄ってきては、各々の時間に戻っていく。

 皆が口々にヘリアンを気遣うような言葉をかけ、それに微妙な表情で答えているのだが。

 

「ヘリアンは、基地の皆と仲が良い。」

 

「え? あぁ。ココの基地が前線基地だった頃には常駐していたこともあったし」

 

「ヘリアンちゃん、私達に優しいからみんな大好きなんだよ?お話聞いてくれたり、お菓子作ってくれたり」

 

「ほう。興味深い。」

 

 照れくさそうに頬を掻きつつ、懐かしむように話すヘリアンとG41。

 

「だからみんな、ヘリアンちゃんの『合こん』がどうなったかいつも心配してるんだ!」

 

「ぐぬぅ!」

 

「『合コン』。合同コンパ。人間の男女が出会いを求めて行う催し物。とペルシカ博士が言っていた。」

 

「なんて余計な事を教えているんだあいつは…」

 

 ヘリアンはライト指揮官から続く攻撃のとどめを刺され膝にまでダメージが出ている。

 他の人形たちは、なんとなく濁しつつ励ましの言葉(かけていたが。G41とオート9のストレートな発言は、ヘリアンの精神をざっくりと切りつけた。

 

「ヘリアンちゃんは気合い入ると目がヤバい…」

「そうなの!?」

 

「…ってペルシカが言ってた」

 

「アイツ…」

 

 項垂れたままワナワナと怒りに震えるヘリアン。まさかあのG41に、目がヤバいなどと言われるとは思っておらず、ペルシカへの八つ当たりにも近い思いがふつふつと沸き立っていた。

 

「ヘリアンちゃんこんなにキレイで素敵なのに、よく分からないよね。そう思わない?マーフィ」

 

 先程までとは逆に、ヘリアンの頭を撫でながらオート9に話を振るG41。

 色々と無垢な思考を持っていそうな人形達に慰められつつ、だんだん冷静になり恥ずかしくなってくるヘリアン。

 

「ワタシは、人間の恋愛観などには疎いので、うまく答えられる根拠がない。」

 

 なんともシステマチックに答えるオート9。

 

「だが、キレイで素敵。というGr G41の意見には同意する。」

 

 

 

「へ?」

 

「だよね〜」

 

 突然のオート9からの称賛とも言える言葉に、再び呆気に取られるヘリアンと、頭を撫でつつ悩むG41。オート9はいつもの堂々とした歩みを止めず続ける。

 

「ワタシには造顔学の知識は少ないが、この基地の仲間たちを大事にし、仲間たちもアナタをよく思っている。初対面で、しかも道具であるワタシを尊重して対応してくれた。そんなアナタに、ワタシは恐らく好感を持っている。そういう女性に対し、キレイで素敵。と表現することに、何ら異論はない」

 

「…つまりヘリアンちゃんは?」

 

「ワタシの主観ならば、キレイで素敵な女性だ。」

 

 

 

 

 

 

「へぁぁああ…!?」

 

 『見た目とかどうでもいいけど、心根の優しいあんたはキレイで素敵。そういう人好きです』(要約)

 

 

 どこぞの宇宙警備隊員のような鳴き声を上げ、頭から湯るヘリアン。首を傾げ不思議そうに見るオート9と、ヘリアンの反応にニコニコともニヤニヤとも取れる笑顔を浮かべるG41に挟まれ、しばらくフリーズするヘリアンであった。

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、それだけ?」

 

「それだけとはなんだ!」バァン!

 

 ポカンとした顔で呟いたペルシカに、顔を真っ赤にしたヘリアンがテーブルを叩いて立ち上がる。

 

「いやぁだって…チョロ過ぎやしないかい?」

 

「チョロいとは!なんだ!」バンバン!

 

 苦笑いをするペルシカ。遂にヘリアンは耐えかねたように机に突っ伏してブツブツと話し始める。

 

「仕方ないだろう、ああも真摯なセリフを言われたのは初めてなんだ。誠実さを装甲で固めたような彼に、内面を褒められてしまったら急に…うぅ…」

 

「いやでもチョロアンさぁ?」

 

「誰がチョロアントスだ!」

 

「ごめんごめん、それでどうするんだい?」

 

「どうするも何も…どうしよう…」

 

 そう言って再びヘナヘナと座り込んでしまうヘリアン。そんな友人の姿に、ペルシカは思う。

 

 真面目が取り柄ながら自分の子供とも言える人形達に、偏見なく分け隔てなく接してくれる彼女。

 

 それ故、仕事に追われ自分の幸せというものになかなか恵まれない彼女。

 

 それに引き換え、戦術人形という残酷な運命を、子供たちに背負わせてしまっている自分。

 

 そんな自分が、誰かを守るために作った人形が、彼女も救ってくれるというのなら、それは

 

 

 

 

 

『(ねぇペルシカ…)』

 

『(も…私が…じゃな…たら…)』

 

『(…たのかな?)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドーナッツ」

 

「え?」

 

 唐突な単語に向かいの友人を見ると、目を閉じてコーヒーを口にしている姿が目に入った。

 

「マーフィは甘いものに目がなくて、特にドーナッツが好物らしい。そんなプログラミングしていないんだけどねぇ、不思議なものだ」

 

「ドーナッツ…」

 

「君、確かお菓子作れただろう?男を落とすにはまず胃袋を掴め!と古典文学に書かれていたのを思い出してね」

 

 ペルシカはそう言いながら、片目だけでちらりとヘリアンを見やる。俯いていた彼女は華が咲いたように笑顔になると、勢いよく立ち上がり

 

「すまん、やることができた。邪魔をしたな!」

 

 そう言いながら研究室の出口に向かう。

 

「全くだよ、私は忙しいんだから、次はせめて良い話でも土産にもってきてくれ給え」

 

 背中を向けながら手を振るペルシカ。ヘリアンは苦笑いを一つこぼし、研究室を後にした。

 

 研究室に一人になると、ため息を一つこぼし、コーヒーを入れ直すと窓辺に佇む。

 外はすっかり夜で、今宵は汚染雲もなく、珍しく星が見えていた。

 

 

 

「願わくば、私の出せなかった答えを、彼らが出してくれることを…」

 

 

 そう呟きコーヒーに口を付けるペルシカの表情は、穏やかなものだった。

 

 

 

〜〜〜

 

 

 オート9は本を読んでいた。PP-19-01に借りた、一冊の古いSF小説だ。

 表紙には、俯いた成人男性の顔。しかし顔半分は皮膚が描かれておらず、機械でできた骨格がむき出しになっている。

 

 室内には、時たまページをめくる音だけが、ずっと聞こえていた。

 

 

 

 

 

《裏さい特別編〜コラボの裏で:一コマ劇場》

 

 

 

空の裏で〜女の子のヒミツ

 

 

 

 

 深夜、コルトSAAは部屋の冷蔵庫を開けた。中からは青い光が漏れ出している。

 

「フッフッフッ、この間のお礼でG41に一本あげちゃったけど、まだまだたくさんあるわ。あの変な顔の画面がついた自販機、すぐ撤去されちゃってたから偶然買えてラッキーだったわ。やっぱり私にはコーラの神様がついているのね…フフフックアンタ〜ム…」

 

 

 

二重の裏で〜マーフィに友達が増えたよ!やったねライト指揮官

 

 

 

 

「これ完全にあれですよね最近会議の議題に上がってる謎の超存在ですよねうわぁどうしようその前にも謎の生物が紛れ込んでたみたいだしなんか私引き込むなにか持ってるのかな先輩助けてくださいいやまてやばいぞ報告どうしようヘリアンと社長の胃がががが」

 

「うわぁ御主人様!汗が!いつにも増して汗が!重症を負ったけど自分の責任で未来を破滅させんとするために味方を逃がす間だけ爆弾のスイッチを必死で持っているけどいよいよ耐えられなくなってきた人。みたいな汗が!」

 

「ハッハッハッハ…ハッ?……ハッ…………ハッ………………」

 

「御主人様ーーー!!」

 

 

 




お読みくださった皆様に、そうさ勇気がすぐ戻る感謝を

今回は解説なんぞしてみようかと思います。いや解説するほどの内容ではないんです(反語)

…兎にも角にも、よろしくお願い致します。




雰囲気


マーフィがガンスピンをすることから、この作品を書き始めた時点でやる予定だったネタでした。いやぁSAAと言えばガンアクションでしょう。

そもそも9mmと45口径の時点でマーフィ優位なので、SAAとどちらが勝ったかなどはご想像におまかせ。

そしてお気づきの方も多いと思いますが、本作のマーフィも原作通りマーフィは結構愉快なやつです。ですがメモリに余裕がないためあまり表現するのが得意ではないだけなのです。

そして追加装備ですが、これからほとんど登場することはありません(予定)。『だってマーフィのコンセプトとズレるじゃない』byペルシカ


ケモミミ…パンtゲフンゲフン ズボン…武器を持って…飛ぶ…これ実質ストライクウィ○チーズだな。


決めゼリフ


作者の趣味全開のお話です。


これを書いているタイミングで某中村繪○子さんのご結婚が発表されました。可愛いいじりしてる場合じゃねぇなウェルロッドの中の人ネタ的に。

劇中劇、本当はビーファ○ターっぽくしようとしましたがもっと古いところで攻めました。若い方々を置き去りにするスタイル。

そしておまたせしました、メインヒロインのお話です。最近読んだ作品ではサンシャイン池崎のネタをさせられているヘリアンさんに幸せになってもらいたい。はてさてこのあとどうなるのやら







コラボ回という名の胸を借りて戦闘シーンを書いてみたお話。難産でした。

ちなみに本作に出てくる娘達は、ほぼ自分がゲームで使っている部隊の娘たちです。蛇足ですが。

基本強い設定のうちの娘たちを出す機会がなかったところに、温かい言葉をかけていただいたおかげでできた作品。マーフィは強化されたと言ってもあの様で、ダメージは一つも入れられなかったんですね。あくまで対人向けですから

所々にリスペクトしたオマージュ要素を入れ込んでいます。是非あちら様のブロートフライ登場回を再読していただけると、気付いてもらえるのではないでしょうか?

そしてG41を強者ムーブさせ過ぎな気がしてきております(苦笑)




二重


コラボ回と言う名の悪ふざけが過ぎた回。過去最高に筆が進みました。

ファンキーなキャラ同士でしかも勘違いもされやすい二人で全力で遊ばせてもらいました。

他所様のキャラクターをお借りする難しさ、表現や口調など口癖の再現など勉強になりました。



〜〜〜


今回のお二方とのコラボを機に、マーフィが色々な方に使ってもらえたら嬉しいですし、この地区に遊びに来たいという方がいらっしゃればそれこそ幸いです。

お問い合わせ窓口

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=226383&uid=244161
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