突如屋上に現れた古城に対して、雪菜は慌てて駆け寄った。
「どうしてここにいるんですか! 体調は……」
「心配ない。むしろ絶好調ってやつだ」
普段の古城からは考えられないほど、その返事からは自信と驕りが溢れている。それを裏付けるように、古城の身体から稲妻と振動の形を取った魔力が滲み出る。
雪菜は、その態度に違和感を覚えた。吸血鬼風邪の影響で衰弱しきった姿とはまるで違う、覇気に満ち溢れた態度だけではない。暁古城という少年は、もっと気だるげで静かな印象を与える性格だったはずだ。最近はある程度改善されたとはいえ、第四真祖という圧倒的な力を持て余し疎んでいたただの少年だったのだ。己の魔力を変換し、身に纏って威圧するような芸当ができるはずがない。
だが、現にこうして古城は人形師を威圧している。いつでも捻り潰すことができる鼠をいたぶる猫のような、嗜虐に満ちた笑みを浮かべて。
そもそもの人格を知らない人形師は、出来る限り平静を装って口を開いた。
「手を出さないでくれないか、第四真祖。魔力の送付先が確認できた以上、俺達にこれ以上戦う理由が無い。
襲ってきたら俺達は逃げるしかできないが、この屋上から直下数階を破壊する程度のことは片手間にできるんだぜ?」
手を出すならば、民間人を巻き添えにするという脅迫。人形師からすれば、災厄の化身と恐れられる第四真祖が被害を気にするのかという懸念はあった。しかし、ただでさえ自慢の作品では足止めが精いっぱいの攻魔師が2人いる状態で、更なる不確定要素の追加は避けたいという心理が彼を賭けへと導いた。少なくとも、この一言で攻魔師2人の行動は縛れるのだ、悪い選択肢ではない。
一つ問題を上げるならば、今の古城が普段とはまるで違う思考で動いていたという点だ。
「おいオッサン、勝手に騒いでおいて文句を言われたら尻尾巻いて逃げるとか情けなくないのか?
ああ、言わなくていい。友達いないから自分に逆らえない人形しか連れて来てないんだろ? ろくでもない趣味してそうだもんな、あんた」
不敵な笑みと共に、古城は人形師目掛けて言葉の矢を放った。引きつった表情の人形師へ向かって、古城は追撃を重ねる。
「まあ、はっきり言って人形遊び大好きないい年こいたオッサンが、人に迷惑をかけないっていう最低限の常識を守れるはずがないか。
悪いな、無理言ったみたいだし、忘れてくれ。悪気は無かったんだよ。まともな理解者もいない歪んだ性癖を、自宅に帰って思う存分コレクションの人形相手に吐き出してくれ」
「……第四真祖、取り消すなら今の内だぞ?」
プライドの高い人形師にとって、この一言を絞り出すのに大変な理性の動員が必要だった。状況が違っていれば、なりふり構わず殺しにかかっていただろう。
だが、そんな人形師の努力を古城はあっさりと無駄にした。
「なんだ、そのために等身大の美少女フィギュアを連れてるんじゃないのか? てっきり美人なお姉さんに守ってもらいたい願望でも纏めて満たそうとしてるんだと思ってたんだが。その下品な服のセンスとか、大きなお友達が好きそうだし」
「俺の、芸術を、俗人の穢れた願望と同列に語るな!
スワルニダ、その男を殺せ! 何度でもだ!」
こらえた怒りを纏めて吐き出すように、人形師が荒々しく吠えた。彼の脳に撤退の文字はすでに無い。自らの芸術を貶めた眼前の小僧を痛めつけ発言を後悔させる、その一点だけに思考が集中してしまっている。これこそが古城の狙いだったのだろう。人形師を激昂させてこの場からの闘争を防ぐために、怒りの矛先を自らに向けさせたのだ。
雪菜と浩一が受ける違和感が増大していく。短い期間とはいえ、古城とはそれなりに深い付き合いをしてきた2人にとって、このような頭脳的な、というよりも必要以上に相手を煽る戦いを古城が好んでするとは思えないのだ。
いや、正確にはこの戦い方こそが古城本来の戦闘スタイルなのかもしれない。かつてバスケのエース選手だったころならば、このように相手を激昂させ選択肢を狭める戦いも古城は慣れていたはずだ。彼はその高い技術から次第に周囲への配慮を忘れてしまい、部員の依存を招いた結果部から去る結末を招いてしまったのだ。
今の古城は、そのころの身勝手で好戦的な性格に戻っているのだ。普段は忌み嫌い、心の底に封印している本音が全てさらけ出されていると言っていいだろう。
「
人形師の命令を受け、スワルニダが戦闘を再開した。ヘルシリアと同時に歯車や発条を軋ませ胸部を展開させると、無骨な回転式の機関砲が顔を覗かせる。通常の弾丸の代わりに、長さ十センチほどの金属針を打ち出す対吸血鬼用の
2体の人形は跳躍し、古城を十字砲火できる位置取りへと展開した。人形師は足元に酒瓶から酒を撒き、魔術文様を描き出す。
「下がれ、古城君!」
「先輩、引いてください!」
脅威を排除しようと雪菜と浩一は構えるが、迂闊に動けば古城が流れ弾で傷ついてしまう。すぐに射線から引くよう古城へ警告するが、帰ってきたのは不敵な笑みだった。
「なあ姫柊、山野さん。こいつらはただの人形なんだろ?
だったら手加減は必要ないよな!」
咆哮が衝撃波と化し、人形たち、そして人形師の狙いを狂わせた。声に振動の双角獣、第四真祖9番目の眷獣である〝
まるで飴細工のように、金属の砲身が歪んだ。増幅された古城の腕力と、身に纏った雷の魔力が放つ熱の効果も合わさった結果だ。それだけの衝撃に、見た目よりも重いとはいえ小柄な
「目標の制止を確認、
「いけない、古城君!」
射線上にヘルシリアがいるにも拘らず、スワルニダが
庇おうと行動した浩一よりも前に、突如雷の障壁が出現した。かなりの高速で飛来する金属の杭は、その障壁に触れた瞬間黒焦げになり脅威を失っていく。
「すごい……」
雪菜は思わず称賛の声を漏らした。今の古城が行っているのは、ただ眷獣を召喚し意志のままに暴れさせるのとはわけが違う。眷獣の力を理解し、必要な場所に必要な分だけその力を顕現させる超がつく高等戦闘術だ。今の古城は眷獣の力を完全に掌握し、完璧といっていい精度で使いこなしている。その証拠に、雷の障壁が召喚されていた場所には小さな焦げ跡すら残っていないのだ。
「ヘルシリア、損壊率五十六パーセント。戦闘続行困難と判断」
スワルニダの冷静な分析通り、戦闘はほぼ終わっていると言っていいだろう。すでに人形師の持ち札は自らの魔術とお気に入りであるスワルニダのみ。対して古城たちはまだほとんどの札を切っていない上、目立った損害を受けていないのだ。
「これが、先輩の……第四真祖の、本当の力……」
「世界最強と呼ばれるのは伊達ではない、か。しかし、これはちょっと拙いね」
雪菜は、初めて古城に対して恐怖を覚えた。打ち倒した人形を酷薄に踏みにじる行為からも、今の古城が魔族としての凶暴性を剥き出しにしていることがわかる。災厄とも喩えられる12の眷獣を操り、破壊と殺戮を振りまく世界最強の吸血鬼。第四真祖としての肩書を、古城はこれ以上なく体現していると言えるだろう。
雪菜の使命は、その怪物の監視なのだ。眼前の怪物が無節操に力を振るい、思うが儘の行動を起こそうとしたそのとき、先んじてその存在を抹殺するために獅子王機関から派遣された剣巫。姫柊雪菜はそのために破魔の槍を携え、見知らぬ人工島へとやってきたのだ。
浩一も、すでに思考をバビル2世……世界最強の一角と称されるそれのものへと切り替えていた。今はまだ様子を見ることができる。自らの身にふりかかる火の粉を払っているだけとして、少々過剰気味の行為にも言い訳が立つのだから。しかし、戦闘後になおも力を振りかざすようならば、たとえ雪菜に偽りが露呈しようとも全力で彼を抹殺しなければならない。念のため、最近壊れた試作品の代わりに支給された結界発生装置……〝
「くそっ、小僧風情が……」
「機関部に致命的な損傷発生確認。予備回路作動。自壊モード」
いらだたしげに吐き捨てる人形師の隣で、スワルニダは淡々と
耳聡くスワルニダの命令を聞き取った雪菜は青ざめ、浩一は思考を巡らせる。
「先輩!」
「自爆する気か? させるかよ!」
雪菜の咄嗟の警告よりも、すでに半分残骸と化した
大気に漂う魔力が呼び水となり、異界より古城が従える眷獣が姿を現す。
「
顕現したのは、雷光で構成された巨大な獅子だった。全長十メートルは優に超える巨体は、その身を構成する雷に相応しい速度で空中を疾駆し、哀れな一体の
「姫柊、余波が来るぞ!
緊急展開。〝
残骸の消滅と同時に、獅子王機関の2人が動いた。浩一は集中のため、片膝をつき両腕を交差させる。
「はい!」
眷獣の余波が周囲に放出されるよりも前に、浩一の装備〝
「――獅子の神子たる高神の剣巫が願い奉る。雪霞の神狼、千剣破の響きをもて楯と成し、兇変災禍を祓い給え!」
手足両方の機能を全開にした浩一を守るように、雪菜は〝雪霞狼〟を足元に突き立てる。その地点を起点として〝
いかに第四真祖の眷獣が強力であろうとも、元をたどれば濃密な魔力の塊に過ぎない。全ての魔力を打ち消す〝
だが、この場には防御手段も回避手段も持たない者が存在する。
「スワルニダ!」
破壊の余波が押し寄せる中、スワルニダが全身で雷撃の嵐を受け止めた。咄嗟の献身もあってか、その背後で庇われた人形師に目立ったダメージは無い。だがその代償に、スワルニダは全身から煙を吹き出しその場に崩れ落ちた。体内に埋め込まれた機械群が、落雷に匹敵する電気エネルギーの影響をもろに浴びたせいだ。
「クソが、覚えてろよ第四真祖!」
崩れ落ちたスワルニダを抱きとめ、人形師は捨て台詞と共に持っていた酒瓶の中身をぶちまけた。何をしているのかと訝しむ古城たちの眼前で、人形師を囲うように青白い炎が燃え上がる。ぶちまけられたのは強い酒であり、人形師はそれを触媒に一瞬で魔方陣を描き出したのだ。その場の誰もが反応するよりも先に、スワルニダを抱きかかえた人形師はその姿を消した。
その場の全員にその現象は見覚えがあった。操るには卓越した技術と才能が必要とされる、空間転移の術式だ。場末の酔っ払いのような外見とは裏腹に、人形師は世界でも珍しい最高位の魔術師だったようである。こうなってしまっては、もうこの場の人間に人形師を追跡する手段は無い。
「逃がしたか。まあ、十分痛めつけられただろう」
あっさりと言い放った古城に、雪菜は怒りと困惑、そして悲しみがこもった声を叩きつけた。
「こんな街中で第四真祖の眷獣を使うなんて、一体何を考えてるんですか! 一歩間違えれば、この島が消滅していたのかもしれないんですよ!」
その間に、浩一はロプロスを密かに上空に呼び寄せていた。すでにロデムはマンションの屋上付近で壁と同化しており、ポセイドンの砲口は古城をその射線に捉えている。この雪菜との会話内容次第で浩一……バビル2世は暁古城が危険な魔族と化してしまったのか否かを判断するつもりなのだ。もしも破壊衝動に呑まれてしまったのだとすれば、無用な殺戮を行う前に止める。それが、僅かとはいえ付き合いを持った者としてできるせめてもの慈悲だろう。
そんな浩一の覚悟を知らず、詰め寄ってきた雪菜に対して古城は微笑を向けた。
「上手くいったからいいじゃないか。姫柊も無事だったし、俺としては万々歳さ」
「え、あ、ありがとうございます。じゃなくて!」
普段見せない表情と助太刀を受けたという事実に、雪菜は素直に礼を言ってしまう。意識がそれ、僅かに怒りが途切れた隙を狙って古城は雪菜を乱暴に引き寄せた。
「せっかくなんだし、その感謝の気持ちは態度で示してくれると嬉しいな」
「た、態度って……」
顔を赤くする雪菜と、歯の浮くようなセリフを繰り返す古城。流石に違和感が無視できなくなった浩一の元へ、ロプロスから1つの報告が上がった。それを聞いた浩一は、思わず額に手を当て天を仰ぐ。脱力のあまり、浩一としての変装が解けてしまいそうにすらなった。
すぐそばの人間がそんな衝撃を受けているとは露知らず、浩一と雪菜は会話を重ねている。
「たとえば、こうさせてくれてもばちは当たらないんじゃないのか?」
古城に力強く抱きしめられ、雪菜の呼吸が一瞬止まる。顔を赤くしながらもがくが、雪菜の筋力では吸血鬼である古城の力には対抗できない。
「ま、待ってください! 私はただの先輩の監視役ですし、こ、浩一さんが見てますから!」
羞恥で顔を赤く染め、雪菜は弱々しく抵抗する。普段とは違う古城の姿に、どこか惹かれるものを感じながらも雪菜はその本質を見極めようと思考を纏める。そんな雪菜の努力を無に帰すように、古城は雪菜へと体重を預け押し倒そうとする。
そして、重力に引かれるまま勢いよく屋上へと倒れ込んだ。
「はい、回収と。姫柊も早く立ったほうがいいよ」
頭部を床へ叩きつける寸前に、浩一が古城の首根っこを掴み動きを止めた。そのまま流れるように薬剤の注射装置を首筋に押し付け、吸血鬼風邪用の薬と栄養剤の混合物を体内へと送り込む。
状況を理解できていない雪菜へ、浩一は古城の顔を近づけた。
「おでこを触ってみな。すごい熱だ」
ロプロスからの情報で、古城の体温がすでに危険域であり、尚も上昇を続けていると聞いた浩一はもうすぐ動けなくなると予想をつけていた。素早い薬剤投与は、倒れるタイミングをある程度予想していた結果に過ぎない。
そう、先程までの古城の行為は、全て吸血鬼風邪の症状として有名な奇行だったのだ。おそらく、古城が次目覚めたときに今回の記憶は無いだろう。それはつまり、雪菜に迫ったことも彼の中では何も無かったことになっているということだ。
「……本っ当に! 仕方のない
浩一が屋上の扉を開きにその場を離れている間、雪菜は呟くような言葉と共に古城の髪を撫でていた。
翌朝。
目覚めた古城の視界に、至近距離から自分を覗き込む凪沙の顔が飛び込んできた。視界の端から僅かに見える天井から、かろうじて現在位置が自室のベッドだということはわかる。
「やっと起きた。心配したんだよ、古城君。
体調は大丈夫? おなか減ってない?」
気遣う妹の声を聴きながら、古城は上半身を起こして室内を見渡した。彼の最後の記憶から、丸1日が経過している。沈みかけた夕日が、古城の視界を赤く染めていた。
「風邪ひいて昨日はずっと寝てたんだよ。凪沙の代わりに雪菜ちゃんが学校休んでつきっきりで看病してくれてたし、浩一さんがよく効く薬と栄養剤を持ってきてくれたんだよ?」
「そう、だったのか?」
心配そうに顔を覗き込む凪沙の後ろに、どこか落ち着きのない雪菜を見つけた古城は眉をしかめる。
「やっぱり、覚えていないんですね?」
「悪いんだが、朝起こされたら体がだるかったことしか覚えてない。
姫柊には迷惑かけたみたいだな、ありがとう」
小首を傾げる雪菜へ、古城は笑みと共に礼を告げた。
既に体のだるさは抜けており、もう一眠りすれば体調も元に戻るだろう。
「そうですか。
では、昨日私にしたことも忘れてしまったんですね」
雪菜の責めるような目線に、古城の呼吸が一瞬止まった。上目づかいに睨む雪菜の横で、凪沙が息を呑む。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。昨日俺は何をしたんだ?」
不安そうな古城が、掠れた声で聞き返した。その様子を見た雪菜は、何故か満足そうな笑みを浮かべる。
「ふふっ、教えてあげません」
「なんだよそれ、気になるだろ!」
困惑する古城の横で、凪沙は怒りのオーラを放ち始めた。心配していた兄が、わざわざ学校を休んでまで看病してくれた友人相手にいったい何をしでかしたのか。
「古城君、ちょっとその話詳しく聞かせてもらえるかな?」
「待て凪沙、だから俺は何も覚えていないんだって!」
実の妹に追いつめられる、世界最強の吸血鬼。その情けない姿を見た雪菜は、優しげに微笑んだ。
「早く元気になってくださいね、先輩」
呟かれたその言葉は、兄を詰問する妹の声にかき消され、誰の耳にも届くことなく消えていった。
ストライク・ザ・ブラッド 用語集
人物
暁凪沙 あかつき-なぎさ
暁古城の妹。
非常にしっかり者であり、家の家事を取り仕切る賢妹。
おしゃべりが好きなのだが、気に入った相手にはマシンガントークを繰り出しよく聞き手を困惑させる。
種族・分類
双角の深緋 アルナスル・ミニウム
第四真祖がその身に宿す12の眷獣の内9番目の眷獣。
古城が掌握した眷獣の中で2番目に掌握したためか、召喚される機会も多くまた対策されることも多い。
獅子の黄金 レグルス・アウルム
第四真祖がその身に宿す12の眷獣の内5番目の眷獣。
古城が初めて掌握した眷獣であり、電気の性質上現代技術への脅威が高い。時代によって脅威度が変動する珍しい眷獣と言える。
十式保護術式展開具足 パリレンクライス
当作品オリジナルの武神具。
山野浩一に支給された、手足に装着する量産型武神具。連携を前提とした9式の補助として作成された防御用の武神具であり、非常に高い防御性能を誇る結界を発生させることが可能。また、本体の硬度も抜群であり、防具や打撃武器としても使用できる。
バビル2世 用語集
用語
ポセイドン
バビル2世が従える、3つのしもべの内の1体。
地上では圧倒的な装甲と無双の腕力、そして指先から発射される砲撃を誇る最強のしもべ。
水中では上記の性能に加えて高速移動も可能となり、海神の名にふさわしい性能を発揮する。
ロプロス
バビル2世が従える、3つのしもべの内の1体。
超高速で宙を移動する機動性と、それに見合わぬ頑強な装甲を有する。
今作ではステルス用の魔術式が装甲に刻み込まれており、戦闘行為を行っている状態以外で発見することは難しい。
ロデム
バビル2世が従える、3つのしもべの内の1体。
変幻自在の不定形生命体であり、バビル2世の側近兼護衛。
意外と茶目っ気のある性格をしており、バビル2世と気軽な会話を交わすことができる唯一のしもべ。