バビル・イン・ザ・ブラッド   作:橡樹一

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11話 下準備

 光源など一切存在しない地下空間で、軟体に包まれ、銀の毛を絡ませた球状の物体がべしゃりと地面に落下した。丁度同じほどの大きさの穴から落ちたそれは、軟体を噴き出すようにして周囲に撒き散らしはじめた。しかし、その軟体のほとんどすべてが球体から千切れることはなく、ただただ体積だけが増やされていく。

 総量がちょうど小柄な女性と同じほどになると、球体は軟体の噴出を止めた。軟体が球体を持ち上げるように集合し、徐々に人の形へとその姿を変化させていく。

 数秒もかからずに、球体……スワルニダの頭部を中心に、軟体は人工生命体(ホムンクルス)の肉体としてその組織を変質させた。

 

「肉体の再構成を完了しました。現在の武装及び身体チェック開始。

 弾丸、補充完了。武装稼働率、84パーセント。駆動機関稼働率、71パーセント。体組織損耗率、18パーセント。

 現状の戦闘能力において、被検体〝アスタルテ〟の捕獲は可能。しかし、予想される障害の打倒、及び捕獲後の逃走達成は困難と予測。戦力強化が必須です」

 

 肉体の再構成を終え現状を分析したスワルニダは、機械特有の合理的思考で自らの不利を受け入れた。だからこそ、いかにして現状を打破するかを模索するのだ。

 そして今の彼女は、アンドレイドが事前に教え入力した術式だけでなく、かの男が蓄えた知識の断片をも思考に乗せることができる。

 人間の感覚ならば瞬きほどの時間で多数の策が練り上げられ、ほとんど間をおかずして欠点を洗い出され破棄される。

 

「多量の火器による制圧。破棄。以前と同じ、もしくは対応によりより短期での敗北を予想。

 隠密(ステルス)による目標(アスタルテ)の奪取、及び逃走。破棄。障害の索敵能力をかいくぐれるかに疑問が残り、目標(アスタルテ)を確保後の逃走が極めて困難。

 囮を使用した撹乱。破……」

 

 淀み無く策の取捨選択を行っていたスワルニダの思考が、唐突に停止した。破棄しかけた策に、言葉にできない引っ掛かりを感じ取ったのだ。

 この現象をあえて言い表すならば、閃きが最も近い表現だろう。ただの高性能な演算装置には生まれ得ない、生き物特有の現象だ。あくまでも演算装置を後付で埋め込んだスワルニダは、このような生物の長所をも利用できる。これこそ、“人形師”とまで呼ばれた男が“最高傑作”と称した理由の1つだった。

 あえて言うのならば、その称号はすでに彼女のものではなく、“人形師”の死によって永遠にその名を取り戻す機会は失われてしまったのだが。

 そのような事柄には一切の気を向けず、スワルニダはひらめきを骨格として策に肉付けを行っていく。

 

「術式選別、及び改良を開始。魔力から第四真祖、及び目標(アスタルテ)の現在地点確認。

 これ、は……」

 

 魔力から計算した第四真祖の現在地点は、奇しくもスワルニダが人間を喰うために利用していた施設だった。

 

「作戦変更。第四真祖の捕獲及び同化を最優先に設定。術式改良完了。気化導体生成開始」

 

 施設の形状を知るスワルニダは、いかにして第四真祖に接敵するのかを主眼に策と術を組み上げていく。当然だが、彼女が想定しているのは発熱で奇行に走った暁古城のデータだ。普段とはまるで違う言動と戦闘スタイルなのだが、1度しか遭遇していないスワルニダにその間違いを正す術はない。

 

「眷獣の使用を封じるため、人間に紛れる戦力が必要。該当依り代検知。

 戦闘オプションC9を選択。改良術式により、C9をD4と改称。

 術式展開。執行せよ(エクスキュート)執行せよ(エクスキュート)執行せよ(エクスキュート)……」

 

 地下通路を、反響したスワルニダの声が埋め尽くしていく。そう遠くないうちに、特区警備隊(アイランド・ガード)の魔力センサーが反応し機動部隊が押し寄せることだろう。

 しかし、その前に術式は完成してしまう。そうなればこの場に用がなくなったスワルニダも移動を行い、またしても特区警備隊(アイランド・ガード)の行動は空振りとなる。

 魔力の光が照らし出すスワルニダの横顔は、脳内で策謀を組み立てているとは思えないほど、そう、息を吞むほどに美しい笑みを浮かべていた。

 

 

 

 リディアン絃神は、庶民向けに手ごろな値段設定の店が軒を連ねる巨大商業施設だ。高級店が集まるキーストーンゲート周辺や観光客を主なターゲットとしているテティスモールとは違い、島の住民が手ごろな買い物ができるとあって多くの買い物客が溢れかえっている。

 

「お、大きいですね……」

「正直、予想外の規模だ」

 

 獅子王機関所属の二人が唖然として施設の外観を見ているが、それも無理はないだろう。三百を超える店舗が、ガラスのドーム屋根で覆った敷地内に犇めいているのだ。一般的な小売店だけではなく、娯楽施設や病院まで備えられている、1つの町といってもいい巨大施設は日本本土にもそうは無い。

 いままで獅子王機関の養成所で暮らしていた雪菜はもちろんのこと、戦闘以外では日常生活というものをすべて自らの塔で済ませていた浩一……バビル2世にとっても、これだけの規模を誇るショッピングモールは異世界といっても過言ではない空間だ。

 

「まあ、初めて来る人は大体そうなるよな。

 正直、俺もあんまりこういう人の多い場所は得意じゃないんだけど……」

 

 すでに疲れ切った声で、古城は頼りにならないことを呟いている。人混みが苦手な古城にとって、騒々しい店内で女子の買い物に付き合わされると考えるだけでも辛いのだ。

 一方、妹の凪沙は道中にも増して元気になっている。弾むような足取りで、落ち込み気味の一行を励ますように笑顔を振りまく。

 

「もう、雪菜ちゃんも浩一さんも、今どきのショッピングセンターはこれくらいが普通だよ?

 ほらほらぼーっと立ってないで。買い物しに来たんだから、まずはお店に向かわなきゃ! 雪菜ちゃんみたいなかわいい女の子向けの服も、ここなら安くて品ぞろえがいいんだから!」

「そうか、なら凪沙は姫柊と一緒に服を選んでてくれ。俺は浩一さんを案内してくるから。終わったら電話してくれれば合流するからさ」

「だめだよ古城君、今日は荷物持ちなんだから!

 浩一さんも生徒が集まる場所を見るのが仕事って言ってたんだし、こういうところは服屋に人は集まるんだよ!」

 

 浩一をだしにした古城の離脱作戦は即座に失敗し、浩一はモノレール内での発言を言質に行動を封じられた。凪沙に悪気は一切ないのだが、中々に上手い立ち回りといえる。

 

「マジか……荷物持ちとは聞いてないぞ。

 てか、女物の服がメインの店とか、俺とか浩一さんはちょっと近づきにくいぞ?」

 

 古城の抵抗に、浩一は無言で頷いていた。見た目も精神年齢も、女子高生が利用する服の売り場に近づくのは厳しいものがある。

 しかし、凪沙はそんな社会的リスクを一切考慮しない笑みを浮かべた。

 

「まあまあ、そう言わずにさ。あたしや雪菜ちゃんに着てほしい服とかあったら、特別にリクエスト聞くだけ聞いてあげるから」

「はぁ? そんなの……」

 

 普段の古城であれば、ここで服など興味ないと言っていただろう。しかし、つい先ほどの忠告を忘れるほど古城は愚かではなかったために、口は噤まれ雪菜の機嫌が悪化する事態は避けられた。

 だが、代わりに古城の脳内は荒れている。普段の関係からあまり意識はしていないが、古城から見ても雪菜の容姿は非常に整っている。その雪菜が見慣れない洋服を着るというシチュエーションに、遅まきながら理解が及んだのだ。

 

「どう、古城君。これだけサービスしてるんだから、一緒に来てくれるでしょ?」

「え、あー……」

 

 脳内の妄想を振り切るために思考能力が低下している古城にとって、今の凪沙の誘いを断ることは非常に難しい。視界の端で不思議そうにこちらを見ている雪菜の顔も、今の古城はにとっては少々刺激が強すぎた。

 

「先輩、どうかしたんですか?」

「い、いや! 何でもない!」

 

 不思議そうに首をかしげる雪菜の後ろで、浩一が微笑ましげに古城の慌てる様子を見ていた。

 

「まあ古城君も反論はないみたいだし、行こう雪菜ちゃん、浩一さん!」

 

 いまだ意識を取り戻さない古城の手を引きながら、凪沙は先に歩き始めた。その後ろをいまだ不思議そうに首をかしげる雪菜が続き、最後に浩一が周囲を警戒しながら後を追う。

 

「あっ!」

 

 突然、雪菜が声を上げた。

 

「どうしたの、雪菜ちゃん? いい服でもあった?」

 

 凪沙が振り返るが、雪菜は視線をそらさない。

 欲しかった玩具を見つけた子供のように目を輝かせながら、雪菜はセール品が集められた雑貨屋へと小走りで駆け寄った。

 

「見てください、限定発売のネコマたんTシャツです! もう手に入らないと思っていたんですよ!」

「えっ……」

 

 雪菜が嬉しそうに手に取ったTシャツを見て、思わず凪沙は声を失った。まぬけなマスコットキャラをでかでかと胸にプリントした、どぎついショッキングピンクのシャツだ。控えめに言って、かなりダサい。

 

「ほら、見てください先輩! 浩一さんも!」

「お、おう……」

「あー……ずいぶんと個性的なデザインだな」

 

 あまりの衝撃に、古城は正気を取り戻した。浩一は教え子を気付つけないよう、最大限表現に気を使って評価を下す。

 

「ねえ古城君、ひょっとして雪菜ちゃんのセンスって」

「言うな凪沙。真実が人を深く傷つけることもあるんだ」

 

 古城が前々からうっすらと感じていた、雪菜が持つ一般との感性のズレは予想以上に大きかったようだ。

 

「すまないな、彼女はずっと全寮制の学校というある種特殊な環境で育ってきた純粋培養と言っていい子だ。

 同年代の友人として、彼女の買い物をサポートしてやってくれ」

 

 浩一の切実な頼みに、暁兄妹は頷くことしかできなかった。雪菜の感性に任せて買い物をさせた場合、休日は隣を歩きたくないという悲しい未来が容易に予想できてしまったのだから。

 まずはどうやってあのTシャツから雪菜の意識を逸らすか3人が考え始めたそのとき、女性の甲高い悲鳴がリディアン絃神の一角に響き渡った。

 その場にいた凪沙以外の3人が即座に警戒態勢に入る。古城は吸血鬼が持つ五感で周囲を警戒するが、血の匂いも別の悲鳴が上がることもない。雪菜は剣巫の目と魔力感知で周囲を探るが、何かが襲いかかってくるような未来視も強力な魔力が吹き上がる様子もない。浩一は警戒態勢に入ったものの、悲鳴に必死さが感じられなかったことに違和感を覚えていた。

 そして3人の行動を不思議そうに見ていた凪沙が、何かに気がついたように手を打ちパンフレットを引っ張り出す。

 

「そういえば、この辺に屋内広場があったね。なにかやってるのかな?」

 

 凪沙の広げたパンフレットに付属している地図には、たしかに曲がり角の先に広場が記入されていた。この時点ですでに何かしらのイベントであるという予想はできたが、例のTシャツから雪菜の意識がそれたチャンスを逃すわけにはいかない。

 

「何やってるのか気になるし、行ってみようぜ」

「そうだね、ひょっとしたら楽しめるかもしれないし」

「時間がないわけじゃないし、行ってみようか」

 

 3人が息の合った動きで雪菜を囲み、ギリギリ抵抗されない程度に動きを強制し雑貨屋から離れていく。

 

「え、あの、ちょっとみなさん?」

 

 事態を呑み込めていない雪菜だったが、角を曲がり広場が見えるとわかりやすく表情が変わった。

 広場に設営された仮設ステージで、海産物をモチーフにしたであろう合成獣(キメラ)の着ぐるみが、骸骨風のマスクをかぶった全身タイツの戦闘員を引き連れ仁王立ちしていた。傍らには司会進行役らしき女性を人質として抱えており、奪ったであろうマイクで大仰な動きと共に観客に脅しをかけている。

 

『騒ぐな! この広場は我々が征服したぁ!

 抵抗できるなどと思うなよぉ? 万が一我々に逆らえば、この女の命はないと思えぇい! フハハハハハ!」

 

 カニらしきハサミを突き付けられた女性が、わざとらしい悲鳴を上げる。戦闘員も観客をノリノリで脅しておりショーとしては絶好調といえるだろう。

 

「何かと思えば……本気で警戒したのが馬鹿みたいじゃねーか」

「まあ、反応速度は中々だった。抜き打ちの試験だと思っておこう」

 

 先ほど聞いたものと同質の悲鳴に、古城は肩を落とした。その肩を、浩一が軽く叩く。

 その横で、雪菜が剣呑な眼差しでステージを見ていることに2人は同時に気が付いた。

 

「子供を人質に……なんて卑劣な!」

 

 背負うギターケースに手を伸ばし今にも飛び出しそうな雪菜に、古城は恐る恐る声をかける。

 

「あの……姫柊さん?」

「先輩、すぐに特区警備隊(アイランド・ガード)に連絡をお願いします。浩一さんは、私と一緒にあの未登録魔族の制圧を。見たところ新種のようですので、私が囮になって動きを探ります!」

 

 それだけ告げて、一跳びにステージまで跳躍しようとした雪菜を古城と浩一が慌てて制止する。

 

「待て待て待て! あれはヒーローショーだから! お芝居だお芝居!」

 

 ショーに熱中している客に聞かれれば怒りを向けられるであろう事実を告げながら、古城は雪菜の手を強く握った。

 

「あれが、お芝居ですか?」

 

 雪菜の目線の先には、号泣する子供が映っている。

 

「安全と分かっていても、ホラー映画で泣く子はいるだろう。それと同じさ」

 

 浩一の説明に、雪菜はしぶしぶとギターケースから手を離した。眼前で行われる凶行に、警備員が一切反応していないことに気が付いたことも大きな理由だ。

 そんなやり取りを繰り広げている間にも、ショーは新たな展開を迎えていた。

 子供たちの呼びかけに答え、ステージに黄色い亀のような着ぐるみが現れたのだ。眠そうな瞳が特徴的で、かわいらしくはあるが正直あまり強そうとは言えない。一応電撃を放つ設定でもあるのか、胴体にバッテリーを思わせるマークが入っている。

 意外なことに、反応したのは凪沙だった。

 

「あ、マスバニのタルタルーガ君だ! そういえば、あの戦闘員見たことあった」

「タルタルーガ君?」

「日曜朝にテレビでやってる特撮番組のマスコットキャラだよ。魔法少女マスクドバニーっていうんだけど、結構子供に人気なんだよね」

 

 なるほどと相槌を打ちながら、古城はショーの様子を見た。たしかに、イベントの参加者は子供が多い。大げさに喜ぶ姿は、純朴でかわいらしいものだ。

 

「……それにしては、似つかわしくない集団もいるな」

 

 浩一の怪訝な視線の先には、大人げなくステージの最前列を占領する集団の姿があった。高級そうなカメラを構えた、むさくるしい集団だ。

 

「あー……あの人たちは、ほら、あの人が目的なんだと思います」

 

 凪沙の指さす先で、ちょうど主役が登場した。まるできわどいアイドルのような衣装に身を包み、顔を仮面舞踏会(マスカレード)風の仮面で隠した少女だ。なぜか頭からはウサギの耳をはやしており、バニーガールとアイドルを足して2で割ったような格好だ。肝心の肩書である、魔法少女の成分が全く感じられない。

 

「魔法少女……あれがか?」

「そう。魔法少女マスクドバニー・ストーカーフォーム。執着心と嫉妬心に目覚めた主人公が手に入れた、強化フォームなんだって」

 

 随分と詳しい凪沙の解説に、古城は雪菜を眺めかけ慌てて視線をステージに固定した。名乗りを上げる少女が身に着ける衣装は、何度見ても子供向けには見えない。

 

「あのデザインで、子供向けに出ていいのか? いろいろとギリギリだろ」

「実際子供はあんまり気にしないんじゃないかな。ほら、みんな真剣に応援してるよ?」

 

 たしかに、やたらと破廉恥な衣装を着た魔法少女に対して子供たちは純粋な目で応援している。だが、一定以上に成長した、もしくは早熟な子供にとっては目に毒だろう。強調された胸に、むき出しの肩や背中。スカートは太ももをほとんど露出する程に短い。

 だが、そんな衣装でありながらマスクドバニーのアクションは本格的だった。軽快な身のこなしから繰り出される強烈な格闘攻撃で、次々と戦闘員を屠っていく。特撮に詳しくない古城と浩一が、思わず目を奪われるほどの完成度があった。

 

「へえ……」

「ほう」

 

 感嘆の声を漏らす男2人に対し、雪菜の冷たい目線が突き刺さった。

 

「……随分と熱心に見ていますね、お2人とも」

「本当にね。浩一さんはわからないけど、古城君ってああいうのに興味あったっけ?」

 

 殺陣の完成度に見入っていた2人は抑揚の薄い雪菜の声で意識を引き戻され、凪沙の疑問に思わず頭を掻いた。

 

「いや、意外と本格的なアクションだと思ってな」

「ああ。てっきりビジュアル頼りの作品と先入観があったからか、思わず見入ってしまった」

 

 2人の一切後ろめたさがない弁明に、思わず雪菜はため息をつく。そしてふと屋外へ視線を向け、異常に気が付いた。

 

「あれ、霧が出てきていますね」

 

 雪菜の言葉に反応した一行が窓の外を見ると、たしかに濃霧に覆われている。通気口から侵入したのか、建物の中にもうっすらと霧が立ち込め始めていた。

 

「なんだ、スモークを焚いてるわけじゃないよな?」

「外のほうが濃いし、ただの霧じゃないの?」

「この辺りは強化の術式が強くかけられているようだから、その影響かもしれない。一応気を付けよう」

 

 浩一の合図で念のために雪菜が魔力を探ったが、建物全体にかけられた魔力反応によりうまく探知ができない。しかし現状で異常があるわけではないので、一行は買い物を再開すべくステージ前を後にした。

 

「さあ雪菜ちゃん、こっち行こうか」

「え? 雑貨屋さんに寄ろうかと思ってたんだけど」

「まあまあ、先に服を買ったほうが、それに合う小物も見つけやすいから」

「凪沙の言うとおり、まずは服を選ぼうぜ」

「時間はあるとはいえ、当初の目的を果たすことは大切だからな」

 

 ズレたセンスでよくわからないアイテムを見つけないよう周囲を固められた雪菜は、はたから見れば連行されているようだった。




 ストライク・ザ・ブラッド 用語集

 種族・分類

 ネコマたん
 雪菜お気に入りのキャラクター。
 彼女がもともと通っていた高神の杜では人気だったらしく、絃神島でもぬいぐるみ等のグッズが散見されるほどには有名。
 今回発見されたTシャツは、色合いとデザインが悪かった。
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