バビル・イン・ザ・ブラッド   作:橡樹一

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13話 急行手段

 眼前で人間大になったニーナを見て、古城はあっけに取られていた。正直なところマスコット的な目線でしか見ていなかった相手が、突然真っ当な美女に変貌したのだから無理もないだろう。

 

「それが本来の姿か、ニーナ・アデラード」

「いや、本来はもう少し肉付きがよかったのだがな。完全に体を再現するには、少々〝霊血〟の量が足りなかったようだ。無理に再現したところで、体内に空洞ができて脆くなるだけだからな」

 

 そんな古城を無視し、那月とニーナはどうでもいいような会話を始める。

 

「いや、それで不完全ってどんな体つきだったんだよ。流石に見栄張ってるんじゃねーか?」

 

 気を取り直した古城のツッコミに、ニーナは得意げな笑みを浮かべた。

 

「どうした、ずいぶんと反応が強いではないか。お主も男だということか、ん?

 〝霊血〟を無事回収した暁には、妾の完全な姿を拝ませてやるから安心するがいい」

「ほう、担当教師の前で堂々とセクハラ発言をするとは、流石は暁古城だな。おまえが大きいほうがいいなどとのたまうのは勝手だが、それがあの監視役に漏れたらどうなるか程度は考えないのか、ん?」

 

 胸を強調しながら古城ににじり寄るニーナの後ろで、那月は嗜虐的な笑みを隠そうともしない。

 

「ちょっと待った那月ちゃ……南宮先生! まさかこの状況を見てなお姫柊にあることないこと吹き込む気じゃないですよね⁉」

「さて、どうだかな。それよりもバビル2世、今この光景を写真にとれば後々面白いことになるとは思わないか?」

 

 那月は古城の焦りをスルーしてバビル2世に話しかけるが、当のバビル2世は呆れたように溜息を吐いた。

 

「さて、第四真祖をからかうのもそろそろやめていただきたい。年頃の高校生に向けるには、少々刺激が強すぎる」

 

 呆れたような口調に、那月とニーナは意外と素直にからかいをやめた。那月が持つ通信端末に着信が入り、会話を開始したことも無関係ではないだろう。同時にバビル2世が持つ端末にも通信が入ったようで、古城とニーナだけは会話が終わる数秒間もどかしい思いをする羽目になった。

 

「良い情報から言おうか。天塚の居場所がほぼ確定した」

「どこだ⁉」

「午前七時発東京行き。彩海学園が宿泊研修のために利用している便だ」

 

 那月の一言に、古城は弱々しく首を振る。

 

「嘘……だろ……? だって、あの船には凪沙に姫柊が……」

「だから、なのかもしれんな。かつて妾たちが賢者(ワイズマン)を創り出すために利用したのは、大量の貴金属と供物となる霊能力者だ。復活を遂げた賢者(ワイズマン)が、同じものを欲しても不思議はあるまい?」

 

 不機嫌さを隠そうともせず、ニーナが予想を述べた。

 

「そうか、あの船には叶瀬も!」

 

 そう、現在襲撃されたと仮定されるフェリーに乗っている夏音は、古城が知る限りでも非常に強力な霊能力者だ。賢者(ワイズマン)復活の邪魔をされる危険性こそあるものの、復活した今となっては賢者(ワイズマン)にとって絶好の供物となるだろう。

 

「それに、その船に乗っているのは夏音だけではないだろう? あの姫柊とかいう娘も、優れた霊媒だ」

 

 古城の顔に焦りが浮かんだ。液体金属を自在に操る天塚に、有効な攻撃手段は極めて少ない。いくら出発前に装備を補充していたとはいえ、時間を稼ぐことが精いっぱいだろう。そして敵は天塚だけではなく、未知の存在である賢者(ワイズマン)もいるのだ。

 

「まずい、今姫柊は〝雪霞狼(せっかろう)〟を持ってないんだ!

 那月ちゃん、フェリーまで跳べないか⁉」

 

 古城の必死な願いに対して、那月は無情にも首を横に振った。

 

「無理だな。私には遠すぎる。

 何か誤解しているようだが、空間制御魔術の本質は距離をゼロにするのではなく、本来移動にかかる時間をゼロにする魔術だ。移動自体は一瞬で終わるが、それ相応の疲労が肉体には蓄積される。移動は数キロが限界だ」

「魔法も万能じゃないってことか……。

 じゃあ、飛行機かヘリを飛ばしてくれ。近くまで行けば跳べるんだろ?」

「それも無理だ。特区警備隊(アイランド・ガード)は航空戦力……厳密には、航続距離が極端に長い航空機を持てない、及び絃神島の領空外を飛行できない条例があってな。〝魔族特区〟内の治安維持を目的とする組織だから必要ない、というのは建前で、要は反乱対策だよ。万が一絃神島の魔族と特区警備隊(アイランド・ガード)が手を組めば、日本国政府としては脅威だからな」

「なんだよ、それ!」

 

 あまりにもくだらない大人たちの理屈に古城が吠えると、丁度通話を終えたバビル2世がやんわりと口をはさんだ。

 

「そういきり立つな。万が一を考えて行動する必要性はどこにでもある。

 それよりも、朗報だぞ。移動法のめどが立った」

「ほう、お前の方でも動いていたのか。まさかロプロスを使うわけではないだろう? あれも早いが、恐らく私が手配した移動法の方が数倍は早いぞ?」

「先方から、先に南宮攻魔官に話を持ち掛けたと聞きました。さっそく動きましょう」

「言われなくとも」

「ちょっと待て、妾も同行させてもらうぞ。文句は無かろうな、空隙の魔女にバビル2世とやら」

 

 攻魔師2人の会話に、無理やりニーナが割り込んだ。意外なことに那月は不快感を見せることなく、小さく頷き同意を示す。

 

「いいだろう。ちょうど暁1人で送り出すのは不安だと考えていたところだ」

「1人って、那月ちゃんにバビル2世は来てくれないのかよ?」

 

 古城の疑問に、バビル2世は僅かに肩をすくめた。

 

「僕たちは後からロプロスで追いかけるさ。君たち以外は、あれに耐えられなさそう(・・・・・・・・)でね」

 

 バビル2世の物言いに、嫌な予感が強くなる古城。しかし、その不安を口に出す前に那月がシニカルな笑みと共に魔術を発動した。僅かな浮遊感と共に船酔いにも似た不快感を一瞬味わい、古城は見知らぬ場所に出現した。見渡す限りの滑走路に、駐機中のヘリや旅客機の群れが整然と並んでいる。どうやら絃神島中央空港のど真ん中に連れてこられたようだ。

 

「えっ……」

 

 そして眼前に駐留されている航空機の姿に、古城は一瞬度肝を抜かれた。

 紡錘形の気嚢で構成された船体は、ゆうに100メートルを超えている。大型旅客機2倍ほどの巨体には、無数の機関砲が搭載されている。

 特殊合金の分厚い装甲に覆われたその姿は、空飛ぶ城塞と呼んで差し支えない威容だ。

 そしてその船体に刻まれているのは、大剣を握る戦乙女。その紋章を、古城はよく知っていた。

 

「これ……飛行船、か?

 てか、あれってアルディギアの紋章だよな。ってことは……」

『我がアルディギア王国が誇る装甲飛行船〝ベズヴィルド〟です。お久しぶりですね、古城』

 

 どこか現実味のない光景に圧倒される古城のすぐ傍から、聞き覚えのある声が響いてきた。笑いを含んでなお優雅さを失わず、無自覚な気品を滲ませた高貴な口調。

 

「この声、ラ・フォリアか⁉」

『覚えていていただいたこと、うれしく思います。お久しぶりですね、古城』

 

 飛行船から吊り下げられていた巨大なモニターに、美しい銀髪の少女が映し出された。叶瀬夏音に似ているが、彼女の持たない圧倒的な威厳を身に纏う存在。北欧アルディギア王国の姫御子(プリンセス)、ラ・フォリア・リハヴァイン王女だ。

 モニター越しとはいえ久しぶりの再会にもかかわらず、古城は冷や汗を滲ませていた。何を隠そう、古城はこの王女のことを密かに苦手に思っているのだ。悪人でこそないものの、その優秀な頭脳から突飛な発想を導き出し、あまつさえそれを自ら全力で楽しむという、優秀であるがゆえに始末に困る人物なのだ。

 古城がラ・フォリアに目を奪われている間に、飛行船から3人の女性が降りてきた。実用的な軍服を着ていることから軍人であろう3人は、古城たちの目の前でお手本のような整列をする。

 流石に気が付いた古城は、いかにも有能な軍人といった雰囲気を漂わせる3人に少々気後れしている。

 

「えっと、あんたたちは?」

「アルディギア王国聖環騎士団所属ユスティナ・カタヤ要撃騎士、以下3名であります。ラ・フォリア・リハヴァイン王女の命により、王妹殿下の護衛を務めておりました」

「王妹って……叶瀬のことか。護衛って、もしかしてそのためにこの島に?」

『ええ。王位継承権を放棄したとはいえ、夏音はアルディギア王家の一員です。立場や能力を悪用しようとする不埒者が、いつ現われてもおかしくありませんから」

 

 ラ・フォリアが僅かに声を潜めた。どうやらスピーカーは指向性のものらしく、古城たち以外には聞こえないようになっているらしい。

 

「でも、叶瀬はそんなこと何も言ってなかったぞ? 何か隠してる様子でもなかったし、そもそも護衛自体断られなかったのか?」

 

 古城は模造天使(エンジェル・フォウ)事件からの夏音の様子を思い返してみるが、特に護衛されている様子は見られなかった。四六時中雪菜の監視が途切れない古城とは、全く対照的だ。

 

『ユスティナは有能な遊撃騎士ですから。夏音の日常に干渉することなく、陰から危険を排除していたのでしょう。ユスティナは親日家で、特に忍者の大ファンなので』

「なんだって?」

 

 突然投げ込まれた情報に混乱する古城よそに、ユスティナ嬢は神妙な顔つきで両掌を合わせた。胡乱気な古城の視線を気にした様子もなく、拝み倒すように頭を下げてきた。

 

「忍! いたずらに名誉を求めることなく、陰より主君を命がけで守る。ジャパニーズ・忍者こそまさに騎士の模範といえるでしょう。自分も今回の任務を機に騎士道を極めるべく、研鑽を重ねていく所存であります」

「あ、はい。どうも」

 

 あまりの熱意と勢いに、古城は思わず頭を下げてしまった。ふと視線を上げれば、画面内のラ・フォリアが懸命に笑いをこらえるような表情を浮かべていた。ユスティナ嬢の背後に並ぶ2人の女性も、何とも言えない表情で上司を見ている。あの女、絶対にわかってわざとやらせてやがる、と古城は気が付いた。どうやら部下にも黙っているよう言い含めているようだ。

 古城は軽く首を振り、何とか気持ちを切り替える。

 

「ってことは、今回の天塚の件も」

『早い段階で情報は掴んでいました。南宮攻魔官にも協力してもらい夏音の護衛に努めてはいたのですが、残念ながらわたくしたちは〝魔族特区〟の外にまでは干渉できません。

 ですから、古城。あなたの力をお借りしたいのです』

 

 無念そうに目を伏せる王女へ、古城は笑いかけた。

 

「何言ってるんだよラ・フォリア。力を貸してもらうのは俺の方だろ?

 この飛行船で叶瀬のところまで連れて行ってくれるのか?」

「いえ。〝ベズヴィルド〟の巡航速度では、現場海域付近に到着するまで15分はかかってしまいます。一刻を争う現状で、それでは遅すぎます。

 ……丁度用意が終わったようですね。我々が用意できる最速の移動手段を整えました」

 

 ユスティナ嬢が通信機に話しかけると同時に、古城の背を凄まじい悪寒が襲った。恐る恐る飛行船を見ると、武器格納庫らしき部分がゆっくりと開き、奇妙な装備が姿を現すところだった。

 艦載ミサイルに酷似した、装甲ボックスランチャーだ。

 

「えーっと、これは?」

『我が聖環騎士団が所有する試作型航空機〝フロッティ〟です』

 

 真剣そのものといった声音で王女が宣言するが、古城は必死の形相で叫んだ。

 

「待て待て待て! これどう見ても航空機じゃないだろ! ただの巡航ミサイル(・・・・・・)だろうが!」

『試作型航空機です。

 本来は偵察用の無人機なのですが、搭載していた観測機器を取り外して人間を詰め込……いえ、乗り込めるようにしました。巡航速度は時速三千四百キロメートルですので、計算上では百五秒目的の船に着弾……いえ、到達できますわ』

「わざとらしく言い直したけど、今着弾って言ったよな⁉」

「時間が無い、早くしろ。王女の好意を無駄にするな」

「僕の協力者が発射許可を取ってくれたが、それもそう長い時間ではない。早くしないと最速の移動手段が使えなくなるぞ?」

「わかってるけど、流石にどうなんだよ……」

 

 古城の抗議も虚しく、那月に蹴り飛ばされた挙句バビル2世にすら言外に抵抗するなと言われてしまった。実際、現状これよりも早く移動する手段は無いのだ。

 とはいえ、古城の抗議も理解できるのだ。時速三千四百キロメートルといえば概算でマッハ2.8に到達する。これほどの速度を出せる戦闘機はほとんど存在せず、完全に超音速巡航ミサイルなのだから。

 うなだれる古城とは対照的に、ニーナは最近の航空機はすごいのうと呑気な感想を言っている。不滅の液体金属生命体にとって、ミサイルに詰め込まれて射出される程度どうということはないのだろう。条件でいえば不死身の第四真祖である古城も同じなのだが、いくら頭でそれを理解しているとはいえやはり長命ゆえの達観した精神構造には及ばないのだ。

 

『夏音のこと、どうか頼みます。古城』

 

 最後の最後で、ラ・フォリアは真摯な眼差しを古城へ向けた。普段のふざけた空気など欠片もない、心の底から夏音を案ずるその表情を古城は正面から見てしまう。僅かにたじろぐが、彼女の願いをかなえるという決意と共に力強く頷き返した。

 

「那月ちゃん。流石に授業には間に合いそうにないし、あとで補修のほうよろしく」

「担当教師に向かって、よくもまあ堂々とそんなことが言えるな。

 ……無事に帰ってくれば、ある程度融通を聞かせてやる」

「僕たちもロプロスですぐに追う。できる限りの援護はするから、あまり無茶はしないように」

 

 那月の不器用な優しさと共に、バビル2世の激励を受けた古城は飛行船のタラップへと足を向けた。そして一段目に足をかけたとき、背後から意外な声が古城を呼び止めた。

 

「ちょいとお待ち、第四真祖の坊や」

「ニャンコ先生⁉」

 

 振り向くと、駐機スポットに走り込んできた連絡車から煌坂紗矢華の顔をした少女が降りてきた。露出度が高めなメイド服を着た彼女の肩には、黒猫がちょこんと乗っている。そして彼女の背には、古城にも見慣れた黒いギターケースが背負われていた。

 

「式神って車の運転もできるのか」

 

 感心した古城が駆け寄ると、式神が妙に人間臭い動きで一歩引いた。背負っていたギターケースを、まるで体を隠すように全面で構える。それと同時に、古城の五感が目の前の女は生き物だと伝えてきた。

 

「って式神じゃなくて本物かよ!」

「何よ、本物で悪いか暁古城⁉」

 

 雪菜が言っていた現役の攻魔師とは、紗矢華のことだったのだ。見れば、車の運転席からは雪菜の顔をした式神が手を振っている。運転手らしいスーツから見るに、車の運転を式神に任せていたことは間違いないようだ。

 

「うるさいよ、紗矢華。減るもんじゃないし、いまさらその恰好を見られたからってぴいぴい騒ぐもんじゃないよ。前にはもっと過激な格好でこの坊やに迫ったんだろう?」

「あれは吸血のための緊急事態だったからで、というか迫ってませんから!」

「確かにあの時はって、その言い方誤解されるだろ!」

 

 闇制書事件で吸血した記憶を思い返した古城が、紗矢華と息ぴったりに抗議する。怒鳴ったことで僅かに落ち着いたのか、紗矢華はギターケースを差し出した。

 

「はい、これ」

 

 受け取ったケースの重みから、古城の期待が確信に変わる。

 

「〝雪霞狼(せっかろう)〟か!」

「雪菜に渡してやっておくれ。頼んだよ」

 

 黒猫が金の瞳で古城を見る。古城は無言で頷き返し、今度こそタラップを駆け上がった。

 

「ニーナ、行くぞ」

「うむ」

 

 古の大錬金術師と共に、古城はミサイルの弾頭部分へと潜り込んだ。ニーナが変形し隙間を埋めるような形になっているため、思ったほどの息苦しさはない。

 

「ユスティナさん、頼みます!」

 

 古城の叫びに、銀髪の女騎士は端的に答えた。

 

「忍!」

 

 声と同時に発射された〝フロッティ〟は、自慢の速度ですぐさま水平線の先と消えていく。発射から数秒後、バビル2世が声を張り上げた。

 

「ロプロス!」

 

 上空で待機していた空のしもべが、即座にバビル2世の眼前へ着地する。バビル2世離れた動きで、那月は少々危なっかしくその背に跨った。万が一を考え、那月はバビル2世の前に座っている。

 

「ロプロス、先に飛んでいったミサイルを追いかけろ!」

 

 主の命に従い、ロプロスは飛翔を開始した。〝フロッティ〟と比べれば遅いが、それでも音速を超えた移動速度だ。発生する衝撃波や空気の摩擦は、那月の防御魔術で対応している。

 

「ところでバビル2世、よくしもべの〝魔族特区〟外運用許可をこの短時間で取得したな」

「ああ、僕の協力者のおかげですよ。もうできることがあまりないから、このくらいはさせてくれと言っていました」

「例の継承者とやらか。ふん、私にさえ教えないとは、ずいぶんと秘匿性が高いものだな」

「本人からの希望もあるので、僕がかってに話すわけにはいきません。信用は大切ですからね」

「まあいい。到着次第私は救助とサポートに回る。天塚と賢者(ワイズマン)は任せるぞ」

「しもべがいますからね。油断せず、全力で事に当たりますよ」

 

 バビル2世と那月は、揃って水平線の先を見据えた。先行した少年を気遣う言葉は、あえて互いの口から発せられることはなかった。




 ストライク・ザ・ブラッド 用語集

 人物

 ユスティナ・カタヤ
 アルディギア王国聖環騎士団に所属する騎士。
 忍者に憧れているが、憧れのあまり本職顔負けの隠密技術や奇襲戦法の腕前を持つに至った。
 その技術を活かし。夏音に気遣われることなく護衛の任を果たしている。

 施設・組織

 聖環騎士団 せいかんきしだん
 アルディギア王国に存在する、騎士団の1つ。
 王族の近衛も務める最精鋭部隊でありながら、装甲飛行船を保有するなど十分な機動性も確保している。
 彼らの武勇は近隣諸国に知れ渡っており、魔族に対する抑止力として戦王領域にも警戒されるほどである。 

 フロッティ
 アルディギア王国が開発した、偵察用無人飛翔体。
 超音速で情報収集したのちに自壊し機密保持をする弾頭を搭載する特殊兵器であり、作中では簡易的な改造を施し人間大の物体を乗せたまま高速飛翔できる性能を手に入れた。

 ベズヴィルド
 アルディギア王国聖環騎士団が所有する装甲飛行船。
 特殊合金と魔術の複合装甲におり、空中要塞と呼ぶにふさわしい防御性能を得ている。
 火力は機関砲と各種弾頭を使い分けたミサイルだが、精霊炉のエネルギーを使用し疑似聖剣を起動した騎士たちが最大の攻撃手段である。

 バビル2世 用語集

 種族・分類

 ロプロス
 バビル2世のしもべが1体。
 移動する際は基本的に亜音速だが、今回のように十分な対策があれば音速を突破することが可能。
 鳥型であるが故に空中格闘戦能力は非常に高く、最新鋭の戦闘機を超える性能を有している。
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