バビル・イン・ザ・ブラッド   作:橡樹一

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4話 来襲と乱入

 時は僅かに遡る。

 MARの敷地内にある、社員休憩用のラウンジ。その一角で、藍羽浅葱は混乱の最中にあった。自らがライバル視する姫柊からの頼みで、古城がかつて巻き込まれた列車事故について調べようと相棒であるモグワイに声をかけたのだ。にもかかわらず、普段呼ばなくてもしゃしゃり出てくるAIからの反応が一切ない。

 

「モグワイ、どうしたの?」

 

 音声認識を期待して端末に声をかけるものの、反応が返ってくることはなかった。

 

「どうしたんだ?」

「モグワイが反応しないのよ。普段は呼ばなくても来るくせに」

「システム障害でしょうか?」

「何言ってるの。ここはMARの研究部門にほど近いラウンジなのよ? 仮にも国際企業の中枢近くで、簡単にシステム障害なんか起きるわけないでしょ」

 

 古城と雪菜の疑問を軽く受け流す浅葱だったが、自作PCを精査した後に表情が硬くなる。

 

「やだ、そもそもネットの接続切れてるじゃない。まだ新しいパーツ入れてから一月経ってないのに……」

 

 愛機の不具合に不満を滲ませながら、浅葱はPCから視線を外した。

 

「ごめん。頼まれた件だけど、この状況じゃちょっと調べられそうにないわ。今晩中に調べて、明日教室で情報交換を……」

 

 浅葱の台詞はそこで中断された。無理も無いだろう。思い人である古城に、いきなり床へ引き倒されたのだから。

 

「ちょっ、古城!?」

「すまん浅葱、少し静かにしててくれ」

 

 当然動揺する浅葱だったが、普段の古城からは想像できない周囲への警戒を露わにする姿を見て逆に落ち着きを取り戻した。

 横目で周囲を窺えば、雪菜も同じように床へとかがみ込み何かに備えている。

 その何かは、すぐさま訪れた。魔族特区育ちの浅葱ですらほとんど体感したことがない、莫大な魔力の波動がラウンジ全体を襲ったのだ。地震のようにラウンジ全体が揺れ建物そのものが軋むが、幸い目だった損傷はない。

 

「浅葱、無事か?」

「な、なんとかね」

 

 未だに情報を乗り込めていない浅葱とは裏腹に、古城と雪菜は未だ発生を続ける魔力の波動について小声で話し始めた。雪菜は剣巫の未来視によって、古城は吸血鬼の優れた知覚によって事前に備えられたのだ。

 しかし、古城は知識不足によりその詳細を知ることはできない。かろうじて、計3体の眷獣が解き放たれたと知覚することがやっとなのだ。魔導犯罪の専門家である雪菜に相談するのは至極当然の流れだった。

 

「この魔力、誰かが戦ってるのか?」

「おそらくですが、旧き世代の吸血鬼と見て間違いないはずです。こんな街中で眷獣を解き放つなんて……」

 

 荒れ狂う魔力の様子から、眷獣の戦闘は継続されているようだ。古城の脳裏に浮かんだのは、ヴァトラーからの指示で古城の護衛についたという2人の吸血鬼だった。旧き世代の吸血鬼などそういるものではない以上、現在戦闘している3体の眷獣の主にキラとジャガンが含まれていることに間違いはないだろう。彼の戦闘狂が手元に置いているだけあって相応の実力を持つジャガンとキラが2人がかりで戦っているという事実が、襲撃者の実力を現している。

 

「な――⁉」

 

 悲鳴を上げたのは、唯一状況を全く理解できていない浅葱だった。突如周囲が真夜中のように光を失い、同時に雷光が迸ったのだ。隕石でも落下したかのような衝撃が一帯を容赦なく襲った以上、ただの自然現象と考えることはできない。

 悲鳴を上げた浅葱とは対照的に、古城と雪菜は声を上げることすらできなかった。魔力の正体を察してしまったが故の反応だ。MARが存在する絃神島北地区(アイランド・ノース)上空を覆う巨大な雷雲そのものが、ジャガンたちが戦っていた敵が召喚した眷獣という事実に。

 たった1人の吸血鬼が召喚した眷獣とは思えない規模の眷獣は、暴力的な魔力を撒き散らし存在するだけで周囲の環境に大きな影響を与え始めていた。その魔力に掻き消されるようにして、ジャガンとキラの眷獣の魔力が消失した。状況からして、この眷獣に打ち破られたのだろう。

 これだけの規模を誇る眷獣を、古城たちはただ1種類しか知らない。そう、世界最強と謳われる第四真祖がその身に宿す、災厄とも称される眷獣だけだ。

 

「古城、あれ!」

「ああ、見えてる」

 

 雷光と共にMARの中庭に降り立った影を、古城と浅葱は同時に認識した。稲妻を背に現れたのは、白いローブを纏った少女だった。フードから唯一露出した口元は、それだけで美しく整っていることがわかる。

 その口もとに笑みを浮かべ、少女は緩やかな動きで指を伸ばす。するとその動きに導かれるように、巨大な雷球が天から降り注ぐ。狙いは、少女が指さしたMARの医療棟だ。

 膨大な熱と電流が生み出す破壊の前では、備え付けられていた避雷針も防御魔術もほとんど意味を成さなかった。僅かな拮抗すら許さず、一瞬で外壁が破壊される。最新鋭の医療技術が詰まった建造物は、廃墟寸前といえるほどにその姿を変えられてしまっていた。だが放たれた攻撃の規模を考えれば、未だそれだけの被害で済ませていることがMARの技術力の高さの証明といえるだろう。

 

「何てことしやがる……あそこにはまだ凪沙がいるんだぞ!」

 

 その惨状に、ようやく古城が我に返った。大切な妹が入院している建物を大規模に破壊するという暴挙を、許すことなどできない。浩一から度重なる訓練を受けた自身から、異常を知った那月や浩一が来るまでの時間を稼ぐくらいはできると判断する。

 しかし、古城の背後には浅葱がいるのだ。友が第四真祖であることを知らない彼女は、不安そうに古城を見ている。

 

「…………くふっ」

 

 その迷いを見透かしたように、少女が古城へと振り返った。脱ぎ捨てられたローブの下からは、妖精のような美貌が露わとなる。暴風に波打つ髪は虹色に染まり、弧を描く瞳は焔光に輝いている。

 

「凪沙ちゃんのことは任せてください。先輩は藍羽先輩を!」

 

 一方的に言い残し、中庭に降り立った少女目掛けて雪菜は駆け出した。常に持ち歩いているギターケースからは愛用の機械槍が抜き放たれており、すでに刃も展開されている。身体強化により強化ガラスをあっさりと粉砕し、雪菜は少女が立つ中庭へと飛び込んだ。

 未だ中庭を覆う雷撃を余波が、銀の閃光が奔るたびに消滅していく。彼女が握る槍は、あらゆる結界を切り裂き魔力を無効化する破魔の槍。今この場にいる人間(・・)で、真祖級の眷獣に立ち向かえる者は雪菜を除いては存在しない。

 

「なに、あの槍⁉ あの子、いったい⁉」

 

 雪菜の正体を知らなかった浅葱は、初めて見る雪菜の剣巫としての姿に圧倒されている。魔族特区育ちということもあり、浅葱はこの場のだれよりも眷獣の脅威について詳しい。そんな彼女にとって、眷獣を槍一本で凌ぐ雪菜の姿は信じがたいものなのだ。

 その隣で、古城は茫然と雪菜が立ち向かう少女を見ていた。本来であれば浅葱を非難させているべき状況で、雪菜が立ち向かう少女を見ることしかできていない。古城もまた、激しく動揺しているのだ。

 

「嘘……だろ……」

「古城?」

 

 ただならぬ古城の様子に気がついた浅葱の声にも、古城は反応を返さない。放心したように目を見開き、天災に等しい眷獣を操る少女をただ見つめている。

 

「アヴローラ……どうして……」

 

 慟哭にも似た悲痛な問いは、荒れ狂う風に掻き消され誰の耳にも届かない。

 

 

 

 MAR――正式名称マグナ・アタラクシア・リサーチは、世界的にも有数の魔導産業複合企業として名高い。規模に比例した競合相手も多い以上、それ相応の警備体制を持っているのは当然といえよう。

 現に中庭に降り立ち眷獣を解き放った少女の下へ、施設の警備を担当する警備ポッドと警備員が大挙して押し寄せた。

 MARの警備ポッドは、ポリバケツ程度の大きさでありカラフルな色合いで塗装されている。丸みを帯びた形状も相まってどこかユーモラスで愛らしい外見を持つこの機体は、警備用とは名ばかりの対魔族を想定した試作軍用機だ。

 特殊弾頭により魔族へ半永久的な損傷を与える小口径高速呪装弾……特区警備隊(アイランド・ガード)ですら採用を見送ったそれを何のためらいもなく展開し、30台ほどの警備ポッドは毎分二千発の速度で弾丸を目標である少女へと一斉に浴びせかける。

 並の魔族ならば瞬時に挽肉になる攻撃を目の前にして、しかし少女は変わらぬ笑みを浮かべていた。いっそ緩慢ともいえる動きで、自身が従える眷獣へと指示を下す。

 上空に展開していた魔力の塊から、巨大な雷球が立て続けに放たれた。光の矢となり中庭へと殺到したそれらは、地面や建物に着弾した瞬間に熱衝撃波へとその姿を変え周囲を蹂躙する。たかが対魔族用の施策兵器がそれだけの破壊に耐えられるはずがなく、警備ポッドは一切の例外なく粉砕されつくした。当然破壊の波が器用に目標だけを襲うはずがなく、警備ポッドが展開していた周囲の地面や建物の壁には破壊の爪痕が

深々と刻み込まれている。

 常識外の攻撃により前衛としていた警備ポッドが全滅したさまを目の当たりにした警備員たちが、悲鳴を上げながら我先にと逃走を始めた。その背中を見る少女は、意外そうな表情を浮かべている。自らに銃口を向けた存在が、今もなお生きている事実を訝しんでいるのだ。

 そんな少女の表情は、土煙の中から現れた人影を見て氷解した。

 

「なるほど、あの無礼者たちの命を救ったのはお前か」

 

 少女の唇が愉快そうに笑みを刻む。視線の先に現れたのは、学生服を着た小柄な少女。手荷物銀の槍で、規格外の眷獣の攻撃を防いだのだ。

 

「第四真祖監視の任を受け、七式突撃降魔機槍(シュネーヴァルツァー)の使い手が派遣されたという噂は真だったということか。

 面白い、少々貴様に興味が湧いたぞ、娘よ。……名乗れ」

「姫柊雪菜。獅子王機関の剣巫です」

 

 少女の傲岸な物言いに、雪菜は気丈な口調で答えた。そうしなければ、相手の気迫に呑まれてしまいそうだったのだ。間近で感じる少女の圧は、雪菜がこの絃神島に来てから立ち向かってきたどの存在よりも圧倒的なものだった。一瞬でも気を抜けば最後、戦意を折られ立ち直ることは不可能だろう。

 それを理解してなお槍を構える雪菜に対し、少女は面白いものを見たとばかりに笑みを深くする。

 

「動かないでください。今すぐに眷獣の召還を解除し、私の指示に従ってください」

(ワタシ)に指図するか。自らの分を弁えぬ無謀な若者は好きだぞ、雪菜とやら。

 実力差を理解しそれでもなお立ち向かう精神性には敬意を表す。ここまでの気概を持つ若者はここ数百年でも珍しい」

 

 芝居がかった口調で、少女は雪菜を称賛する。

 しかしその内容とは裏腹に、少女の頭上では一際巨大な雷球が生成され始めていた。帯電した電力が周囲にも影響を及ぼし、雪菜の肌をチリチリと刺激する。この空を覆いつくす巨大な雷雲そのものが、少女がその身に宿す眷獣であるということにもはや疑いはない。

 

「だが、聞けぬな。(ワタシ)の目的はまだ果たされていないのだから」

 

 そう言い放った少女の意に従い、雷球が閃光として解き放たれた。本来人間では見切るどころか知覚することすら困難なその攻撃を、雪菜は手にした槍であっさりと切り払う。剣巫が持つ擬似的な未来視が、文字通り雷光の速度を持つ眷獣への対応を可能としたのだ。

 例え見えていても、相応の鍛錬を積まなければ対応できないはずの速度を持つ眷獣。それにあっさりと対応し自らに迫る雪菜へ、少女は拍手をする余裕すら見せた。

 

「素晴らしい練度だ。そして力づくで(ワタシ)を止めようとするとはな。ますます気に入ったぞ!」

 

 歓喜の表情と共に、少女はさらに攻撃を仕掛けた。灼熱と閃光が容赦なく襲い掛かるが、そのすべてを雪菜は危なげなく処理し進みを止めることがない。極限にまで練り上げた霊力で身体能力を爆発的に高め、雪菜は愛槍を少女目掛けて突き出した。

 

「あらゆる結界を切り裂き、魔力を無効化する破魔の槍か……未熟ながらも、素晴らしい使い手だな。

 だが、それだけでは(ワタシ)は止められぬぞ!」

「――えっ⁉」

 

 雪霞狼(せっかろう)の主刃が少女を貫かんとしたまさにその瞬間、雪菜は異様な手ごたえに思わず声を漏らした。あろうことか、少女は迫る槍の穂先を殴りつけて強引に軌道を変えたのだ。

 あらゆる魔力を無効化する槍であろうとも、物理的にはただの金属槍にすぎない。見た目からは想像もできない剛力で槍の一撃を払った少女へ雪菜がすかさず追撃を試みるが、それよりも早く少女の蹴りが雪菜を襲った。槍の柄でそれを防いだ雪菜へ少女は手刀を突き出すが、紙一重の回避からお返しとばかりに放たれた蹴りで相殺される。

 一瞬の拮抗の後、少女の掌底と雪菜の膝蹴りがぶつかり合い互いの衝撃で間合いが開いた。

 

「この動きは……」

「面白い。その若さで(ワタシ)にここまで食い下がるとは、並の鍛錬ではないだろう。

 それ、体術だけに付き合うわけではないぞ? ――征くがいい〝シウテクトリ〟」

 

 霊視と霊力による身体強化をものともしない未知の敵に警戒を強める雪菜へ、少女はその力量を称賛しながらも新たなる眷獣を解き放った。

 火山の噴火を思わせるような火柱が少女の足元から出現し、大蛇のようにのたうちながら雪菜へと迫る。視界を埋め尽くす炎と莫大な熱量、並の攻魔師であれば抵抗を諦める脅威を前に雪菜は槍を構え直した。全幅の信を置く武神具へ、ありったけの霊力を注ぎ込む。

 

「……行きます。〝雪霞狼(せっかろう)〟――!」

 

 雪菜の呼びかけに答えるように、全金属製の槍から光が放たれる。あらゆる魔力を無効化する神格振動波駆動術式の輝きに包まれながら、獅子王機関の剣巫は爆炎へと正面から立ち向かった。

 どれほど高温を誇る炎であろうとも、眷獣によって生み出されている以上それは純粋な魔力を変換したものに過ぎない。雪霞狼(せっかろう)の一撃を受けた炎の濁流は、一瞬でその威容を霧散させた。

 

「正面から眷獣を打ち消しにかかったか。僅かにでも臆せば、我が〝シウテクトリ〟に焼き尽くされると察していたようだな。

 見事だ、雪菜とやら。ある程度手心を加えていたとはいえ、(ワタシ)の眷獣を二度も防いだものはそういない。誇るがいい」

 

 虹色の髪を風に遊ばせながら、少女が晴れやかな口調で言い放つ。その態度と雰囲気に、雪菜は本能的な脅威を感じた。

 

「あなたは、いったい……?」

 

 雪菜としても、回答を期待したわけではない。無意識のうちに口に出た疑問は、風に乗って消えていく。

 思わず問いかけがこぼれるほどに、少女は異質だった。雪菜の浅くない経験の中では、少女に近い存在は2つしか該当しない。

 1つは模造天使(エンジェル・フォウ)。無尽蔵の魔力と高位の存在としての振る舞いは、かつて敵対したそれと非常によく似ていた。

 もう1つは、現在の第四真祖である暁古城だ。未だ不完全である状態ですら、規格外の破壊を撒き散らす存在。そんな彼が本来の力をすべて手中に収めたとき、少女と同等の存在になることは想像に難くない。

 だが、その想定は少女を吸血鬼の真祖であると仮定することに等しい。それはあり得ないのだ。眼前の少女の容姿は、伝え聞く3人の真祖そのどれとも一致しない。この世界に存在する真祖は、存在しないとされる第四真祖を含めても4人しかいないのだから。

 公的に認められた3人の真祖に加え、暁古城が真祖である以上彼女が真祖である可能性はない。そう、暁古城が本物の真祖(・・・・・)である限り。

 

「そんな、まさか!」

 

 雪菜が考えてはいけない結論に達した瞬間、丁度少女と雪菜から等間隔の場所に何者かが着地した。角度的にかなりの高度から落ちてきたにもかかわらず、何事も無かったかのようにその青年は立ち上がる。

 

「おや、話を遮ってしまいましたか? 申し訳ないですが、こちらにも事情があったものでして。目溢ししていただければ幸いなのですが」

 

 慇懃に言葉を紡ぎながら、青年――絃神冥駕は混迷とした戦場へと乱入を果たした。




 ストライク・ザ・ブラッド 用語集

 施設・組織

 特区警備隊 アイランド・ガード
 文字通り、魔族特区である絃神島の治安を守るための警備部隊。
 あくまでも治安維持部隊という立ち位置のため、必要以上の殺傷力を持つ兵器や長距離移動可能な航空戦力は保有できない。
 しかしそれはあくまでも表向きの話であり、暗部として活動する部隊は平然と前線での使用に耐えうる装備が制式採用されている。

 種族・分類

 七式突撃降魔機槍 シュネーヴァルツァー
 獅子王機関が開発した武神具の1つであり、神格振動波駆動術式を最大の特徴としている。
 高度な冶金技術と聖槍の一部を使うことが作成の条件であるため、現存する3本以上に増やすことができない。
 秘奥兵器に位置付けられた特殊兵装ではあるのだが、出し惜しみされることはないため関係方面での知名度はかなり高い。

 雪霞狼 せっかろう
 七式突撃降魔機槍の内の1本であり、姫柊雪菜が第四真祖監視の任務と共に授けられた。
 全金属製であり、保護魔術も多重に掛けられているため材質以上に頑丈。通常の金属槍であれば折れるか歪むような攻撃であっても、苦も無く耐えることが可能。
 しかし変形機構を内蔵している以上その頑強さにも限度はあるため、過信は禁物となっている。現にロタリンギアの殲教師との決戦では魔術的負荷に耐えきれず、一部を破損している。

 シウテクトリ
 謎の少女が操る眷獣の1体であり、熱と炎に関する権能を持つ。
 並の存在であれば余波のみで灰も残さず焼き尽くす火力を誇るうえ、人間単体を狙い撃つ程度には小回りが利く破壊と扱いやつさが両立した扱いやすい眷獣。
 しかし眷獣である以上魔力の塊であることに変わりはないため雪霞狼とは相性が悪く、手心込みとはいえ一切の損傷を与えられずに切り払われることとなった。
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