裕也「本当に、蘭?」
蘭「うん、そうだよ、お兄ちゃん!」
裕也「そうか、蘭かー」
俺は色んなことを思い出していた。
裕也「あの、いつも俺の後ろを引っ付いて来てた
あの、蘭かー」
蘭「そ、そういう事は覚えてなくていい...」
裕也「いやー、大きくなったなー!
面影はあるけど、見違えたよ!」
俺は蘭の頭を撫でた。
蘭「...♪」
裕也「(こういうところは変わらないなー)」
蘭「...そう言えば、お兄ちゃん。」
裕也「んー?」
蘭「どうして、この町にいるの?」
裕也「父さんに一人暮らしするか聞かれて、気付いたら帰ってきてた。」
蘭「ふふっ、相変わらずだね。」
裕也「だろー?」
蘭「でも、よかった。
また、お兄ちゃんに会えて。」
裕也「そう言ってくれると嬉しいなー!
俺も嬉しいぞー!蘭ー!」
蘭「今の私、どう?」
裕也「今の蘭?えっと...」
俺は蘭を見た...
裕也「...」
蘭「...」
裕也「蘭がメッシュ入れてるーーー!?」
蘭「え!?そこ!?しかも今更!?」
裕也「よくおじさんに反対されなかったな。
昔なら怒られて泣きながら俺の所に来てただろうに...」
蘭「そ、そんなの昔の事じゃん...///」
裕也「いやー、蘭も成長したんだなー...」
蘭「なんか、おじいちゃんみたいだね。」
裕也「おいおい、俺はまだ17だぞー?」
蘭「知ってるよ。」
蘭は笑いながら言った。
裕也「それで、蘭は何してたんだ?」
蘭「学校の帰りにコンビニに寄ったら、絡まれた。」
裕也「なるほどー、大変だったなー」
蘭「お兄ちゃんが来てくれてよかった。」
裕也「まー、逃げただけだけどなー」
蘭「でも、助かった。ありがと。」
裕也「いいよ。あ、これから時間あるか?」
蘭「あるけど...どうしたの?」
裕也「俺の家で夕飯食べに来ないか?
一杯食材もらって...」
蘭「あー、皆喜んでくれたんでしょ?」
裕也「そのとーり!」
蘭「じゃ、食べに行く。」
裕也「よし来た!じゃあ、俺の家行こうぜー」
俺たちは家に向かった。
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裕也「ただいまー!」
蘭「お邪魔します。」
裕也「他人行儀じゃないかー?」
蘭「一応ね。」
裕也「?良く分からんが、まぁ自分の家と思ってもいいぞー」
俺たちはリビングに行った。
裕也「さーて、今日の夕飯は何にするかなー」
蘭「お肉が多いね。」
裕也「肉-肉ー...あ!ビーフシチューだ!
蘭「悪くないね。」
裕也「じゃー、キリキリ作っていきますかー」
俺は料理を始めた。
裕也「ふんふーん♪」
野菜を切り、肉を切っていく。
蘭「...すっごい手際。」
裕也「向こうじゃ母さんも父さんもさぼりまくってるからなー」
蘭「両親は相変わらずだね。」
裕也「まー、別にいいんだけどなー。」
暫くして、料理が完成した。
裕也「かんせーい!」
蘭「待ってた。」
裕也「食べようかー」
テーブルに料理を並べた。
そして食べ始めた。
蘭「__!美味しい!」
裕也「おじさん、いい肉くれたなー。」
蘭「それを抜きにしてもすごい美味しいよ。」
裕也「そうかー?ありがとー」
俺たちは夕食を食べ始めた。
裕也「そう言えば、他の子たちは元気なのか?」
蘭「うん。みんな元気だよ。お兄ちゃんが帰って来たってわかったら喜ぶよ。」
裕也「そうかー!よかったー!」
蘭「そう言えば、学校はどこなの?」
裕也「学校は羽丘だぞー」
蘭「え?」
裕也「?」
蘭「私たちと同じ学校だよ。」
裕也「そうなのか?すごい偶然だな?」
蘭「うん。でも、嬉しい。」
裕也「俺も嬉しいぞー」
しばらくして、蘭が帰る時間になった。
蘭「それじゃあ、またね。お兄ちゃん。」
裕也「うん、また学校で会おうなー。」
蘭「楽しみにしてる。あ、言うの忘れてた。」
裕也「?」
蘭「おかえり!お兄ちゃん!」
裕也「ただいま!蘭!」
こうして、新しい日常が始まっていく。
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