蘭とお兄ちゃん   作:火の車

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二話目です!


妹な幼馴染

裕也「本当に、蘭?」

蘭「うん、そうだよ、お兄ちゃん!」

裕也「そうか、蘭かー」

 

 俺は色んなことを思い出していた。

 

裕也「あの、いつも俺の後ろを引っ付いて来てた

 あの、蘭かー」

蘭「そ、そういう事は覚えてなくていい...」

裕也「いやー、大きくなったなー!

 面影はあるけど、見違えたよ!」

 

 俺は蘭の頭を撫でた。

 

蘭「...♪」

裕也「(こういうところは変わらないなー)」

蘭「...そう言えば、お兄ちゃん。」

裕也「んー?」

蘭「どうして、この町にいるの?」

裕也「父さんに一人暮らしするか聞かれて、気付いたら帰ってきてた。」

蘭「ふふっ、相変わらずだね。」

裕也「だろー?」

蘭「でも、よかった。

 また、お兄ちゃんに会えて。」

裕也「そう言ってくれると嬉しいなー!

 俺も嬉しいぞー!蘭ー!」

蘭「今の私、どう?」

裕也「今の蘭?えっと...」

 

 俺は蘭を見た...

 

裕也「...」

蘭「...」

裕也「蘭がメッシュ入れてるーーー!?」

蘭「え!?そこ!?しかも今更!?」

裕也「よくおじさんに反対されなかったな。

 昔なら怒られて泣きながら俺の所に来てただろうに...」

蘭「そ、そんなの昔の事じゃん...///」

裕也「いやー、蘭も成長したんだなー...」

蘭「なんか、おじいちゃんみたいだね。」

裕也「おいおい、俺はまだ17だぞー?」

蘭「知ってるよ。」

 

 蘭は笑いながら言った。

 

裕也「それで、蘭は何してたんだ?」

蘭「学校の帰りにコンビニに寄ったら、絡まれた。」

裕也「なるほどー、大変だったなー」

蘭「お兄ちゃんが来てくれてよかった。」

裕也「まー、逃げただけだけどなー」

蘭「でも、助かった。ありがと。」

裕也「いいよ。あ、これから時間あるか?」

蘭「あるけど...どうしたの?」

裕也「俺の家で夕飯食べに来ないか?

 一杯食材もらって...」

蘭「あー、皆喜んでくれたんでしょ?」

裕也「そのとーり!」

蘭「じゃ、食べに行く。」

裕也「よし来た!じゃあ、俺の家行こうぜー」

 

 俺たちは家に向かった。

________________________

 

裕也「ただいまー!」

蘭「お邪魔します。」

裕也「他人行儀じゃないかー?」

蘭「一応ね。」

裕也「?良く分からんが、まぁ自分の家と思ってもいいぞー」

 

 俺たちはリビングに行った。

 

裕也「さーて、今日の夕飯は何にするかなー」

蘭「お肉が多いね。」

裕也「肉-肉ー...あ!ビーフシチューだ!

蘭「悪くないね。」

裕也「じゃー、キリキリ作っていきますかー」

 

 俺は料理を始めた。

 

裕也「ふんふーん♪」

 

 野菜を切り、肉を切っていく。

 

蘭「...すっごい手際。」

裕也「向こうじゃ母さんも父さんもさぼりまくってるからなー」

蘭「両親は相変わらずだね。」

裕也「まー、別にいいんだけどなー。」

 

 暫くして、料理が完成した。

 

裕也「かんせーい!」

蘭「待ってた。」

裕也「食べようかー」

 

 テーブルに料理を並べた。

 そして食べ始めた。

 

蘭「__!美味しい!」

裕也「おじさん、いい肉くれたなー。」

蘭「それを抜きにしてもすごい美味しいよ。」

裕也「そうかー?ありがとー」

 

 俺たちは夕食を食べ始めた。

 

裕也「そう言えば、他の子たちは元気なのか?」

蘭「うん。みんな元気だよ。お兄ちゃんが帰って来たってわかったら喜ぶよ。」

裕也「そうかー!よかったー!」

蘭「そう言えば、学校はどこなの?」

裕也「学校は羽丘だぞー」

蘭「え?」

裕也「?」

蘭「私たちと同じ学校だよ。」

裕也「そうなのか?すごい偶然だな?」

蘭「うん。でも、嬉しい。」

裕也「俺も嬉しいぞー」

 

 しばらくして、蘭が帰る時間になった。

 

蘭「それじゃあ、またね。お兄ちゃん。」

裕也「うん、また学校で会おうなー。」

蘭「楽しみにしてる。あ、言うの忘れてた。」

裕也「?」

蘭「おかえり!お兄ちゃん!」

裕也「ただいま!蘭!」

 

 こうして、新しい日常が始まっていく。




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