?「__ねぇ!君が裕也君かな?」
裕也「え?」
学校に行き席に着くと、女の子に話しかけられた。
裕也「うん、そうだけど。君は?」
日菜「私は氷川日菜だよ!」
裕也「じゃあ、氷川でいいかな。」
日菜「日菜って呼んで!私も裕也君って呼ぶから!」
裕也「じゃあ、日菜。」
日菜「どうしたの?」
裕也「日菜は何の用で話しかけてきたんだ?」
日菜「用?そんなのないよ!」
裕也「はい?」
日菜「何となく、るんっ♪ってきたから!」
裕也「るん?」
日菜「そう!るんっ♪だよ!」
裕也「(独特な表現をする子なのか?)」
俺が考えてると。
?「日菜さん!おはようございます!」
日菜「あ!麻弥ちゃんじゃん!おはよー!」
麻弥「はい!おはようございます!
日菜さんは何をしてたんですか?」
日菜「裕也君と話してたんだよ!」
麻弥「裕也君...あ!和田さんですか!」
裕也「うん、そうだ。」
麻弥「話すのは初めてですね!
大和麻弥です!よろしくお願いします!」
裕也「和田裕也だ。よろしく、大和。」
麻弥「はい!」
日菜「うんうん!二人も仲良くなったね!」
この学校に来て初めての友達が出来た。
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放課後、俺は何をしようか考えつつ廊下を歩いていた。
裕也「(食材もあるし、やることがないな。)」
日菜「__ねぇ!」
裕也「?日菜?」
日菜「裕也君、これから用事ある?」
裕也「ないなー。今何しようか考えてたし。」
日菜「じゃあさ!生徒会の仕事手伝って!」
裕也「生徒会?」
日菜「うん!あたし生徒会長なんだけど、
今日休みが多くてさー、人手が足りないんだよー」
裕也「それは大変だな。わかった、手伝うよ。」
日菜「ありがとー!裕也君!じゃ、生徒会室に行こ!」
裕也「りょーかい。」」
生徒会室に向かった。
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日菜「__手伝ってくれる人いたよー!」
裕也「ひ、日菜、速いな...」
つぐみ「あ!おかえりなさい!...って、裕也先輩!?」
裕也「つぐみ?なんでここに?」
日菜「つぐちゃんも生徒会役員なんだよー!」
裕也「そうなの!?...成長したな、つぐみ...」
つぐみ「そ、そんなことは...あはは。」
日菜「二人って知り合いなの?」
裕也「幼馴染だよ。まぁ、最近、再会したばっかだけど。」
日菜「じゃあ、なんで先輩呼びなの?」
裕也「...」
つぐみ「あ、それは__」
日菜「?あれ?裕也君?」
つぐみ「昔と呼び方が変わってるので拗ねてるんですよ...」
日菜「え?...あはは!裕也君って意外と可愛いんだね!」
裕也「...生徒会の仕事、なんだ?」
日菜「あ、忘れてた。」
つぐみ「日菜先輩...」
日菜「ささっと終わらせよっか!」
生徒会の仕事を始めた。
内容はにもち運びだった。
裕也「(__生徒会って大変なんだなー。
こんな事までするなんて。また手伝ってやろ。)」
日菜「もー、荷物が多いよー」
つぐみ「裕也先輩が来てくれてよかったですね!」
日菜「うんー、ほんとに助かったよー!」
裕也「よかったよ。また何かあったら手伝う。」
日菜「ほんと!?助かるー!」
つぐみ「無理はしないでくださいね?裕也先輩?」
裕也「大丈夫だぞー。基本的に暇だからなー」
つぐみ「...それなら、もう少し蘭ちゃんに構ってあげてほしい...」
裕也「うん?蘭がどうした?」
つぐみ「い、いえ!__って、きゃあ!」
裕也「ちょ!つぐみ!」
俺は荷物を投げ出した。
つぐみ「__あれ?何もない?」
裕也「大丈夫か?つぐみ?」
つぐみ「!ゆ、裕也先輩!?す、すいません!」
裕也「いいぞー。て、大丈夫か?」
つぐみ「は、はい!」
裕也「よかったよかった!」
俺はつぐみを放した。
日菜「二人とも大丈夫?」
裕也「俺は大丈夫だぞー」
つぐみ「私も大丈夫です!」
日菜「よかったー!じゃあ、終わらせよっか!
...あとで先生に文句言いに行こ。」
裕也、つぐみ「(今のは聞かなかったことにしよっと。)」
俺たちは仕事を終わらせた。
日菜「__終わったー!」
裕也「結構大変だったなー」
つぐみ「はい、疲れましたね。」
日菜「じゃ!あたし行くとこあるから、またねー!」
裕也「またなー」
つぐみ「さようなら!」
裕也、つぐみ「(絶対に職員室だ。)」
日菜は恐らく職員室に行った。
裕也「俺たちも帰るかー」
つぐみ「はい!」
裕也「あ、羽沢珈琲店、行っても大丈夫か?
帰ってきてから行ってなかったからな。」
つぐみ「大丈夫ですよ!私も帰ったらシフトですし!」
裕也「じゃ、行くか。」
俺たちは学校を出た。
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帰り道だ。
綺麗な夕焼けが見える。
裕也「この辺も変わらないよなー」
つぐみ「そうですね。」
俺は景色を懐かしんでいた。
裕也「確か、この辺りでつぐみが迷子になったって泣いてたなー」
つぐみ「!そ、そんな事も覚えてるんですか!?///」
裕也「それで、つぐみのお母さんに頼まれて俺が探しに行って。
いやー懐かしいなー」
つぐみ「うぅ...///」
裕也「あの頃はつぐみもお兄ちゃんって呼んでくれてたのに...」
つぐみ「も、もう、流石に...」
つぐみは苦笑いしてる。
しばらく歩くと、つぐみの口数が減って行った。
裕也「どうした?つぐみ?」
つぐみ「いえ、少し悩んでる事があって...」
裕也「悩み?」
つぐみ「はい...」
つぐみは肩を落としている。
裕也「どうしたんだ?手伝えることなら手伝うぞ?」
つぐみ「でも...」
裕也「全く...よしよし。」
つぐみ「!」
裕也「つぐみは抱え込むからなー。年上は頼ってもいいんだぞー?」
つぐみ「...じゃ、じゃあ。」
裕也「お、言う気になったか!
何でも言ってみ?」
つぐみ「じゃあ、言います!」
裕也「お、おう、すっごい気合いだな。」
つぐみはおおきく息を吸って
つぐみ「私の彼氏になってください!」
裕也「へ...?」
驚きの発言をした。
俺は思考が停止した。
感想などお願いします!
相変わらず、トップバッターが決まりません、迷います!