IS・Mーインフィニット・ストラトスーメタルギアにより運命の歯車が狂った一夏   作:proto

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第十一話 フルトン

参謀本部に戻ったスネークは再び司令官室前に戻ってきた。

「この格好なら入っても怪しまれまい。」

スネークは参謀本部で気絶させた兵士から服をごうd……はぎとt……拝借したのだ。

3回ほどノックしてドアを開ける。

「失礼します!」

堂々と司令官室に潜入……否、侵入した。幸い、部屋の中には誰もいなかった。

「よし、カメラの類も無し。目標物の捜索及び回収任務を開始する。」

司令官用の豪華な机の引き出しを下から順に探してゆく。厳重にカギのかかった金庫も晩年のBig Bossやヴェノム・スネークが使っていたピッキング技術で難なく開けていく。

「…………む、これか!?……スコール・ミューゼル、亡国機業(ファントム・タスク)……間違いないこれだ。」

すぐに束に無線連絡を行う。

『どうやら、目当ての物を手に入れたみたいだね。』

「あぁ、おそらく間違いない。政府のお偉いさんが言ってた司令官側に渡された指示書だ。」

『よし、じゃあ帰還してね。帰還の仕方はフルトン回収だよ。帰還準備ができたら、腰にフルトン回収装置を装着して、装置を作動させてね。装置のGPSを探知してステルス機で迅速に回収、束さんのラボまで秒で到着するようになってるから。』

「了解した。」

『あ、くれぐれも施設内では作動させないでね。施設外に出てから、人気のない場所で作動させないと、フルトンの気球が敵に割られる可能性がある。もし割られると回収が困難になるからね。』

「あぁ、わかってる。」

無線通信を終了し、司令官室から出る。

 

下の階に降り、今度は部隊長室を訪れる。再び3回ほどノックし、ドアを開ける。

「失礼します!ラウラ・ボーデヴィッヒ大尉はこちらにおりますでしょうか。」

「私に何か用か?」

「お客人が来ておりますので、大尉をお連れしろと。」

「そうか。では、案内を頼む。」

「は!」

こうしてボーデヴィッヒを連れ出した。

 

 

しばらく廊下を歩き続ける。

「それで、客人とやらは?」

「……。」

「おい?どうした。」

「この辺なら問題ないだろう。」

「なに!?」

驚いた瞬間に銃を向けられ、即座に両手を上げる。

「おいおい、俺だ。スネーク、織斑一夏だ。」

「なんだお前か。で、こんなところに連れ出して何の真似だ。」

「なに、ちょっとな。俺がここに潜入したことは誰にも言わないでくれ。国際的にまずいことになる。」

「……構わんが、私も条件を出そうか。」

「な、なんだ?」

「お……の、れ…く……き。」

「え?」

「おま……の、れん…くさき。」

「な、なんだって?」

「お前の連絡先をくれ!」

「なんだ、そんなのでいいのか。」

スネークは一枚の紙を渡した。

「俺の無線機の周波数だ。バースト通信だから多分大丈夫だとは思うが…。」

「そ、そうか。」

ボーデヴィッヒの声が明るく弾んでいるようだった。

「それから、もうひとつ!」

「次はなんだ?」

「もし、また会うことがあれば、次は手合わせ願いたい。」

「……あぁ、もちろんだとも!」

「では、私もお前のことは黙っておこう。気が向いたら連絡する。」

「こっちとドイツには8時間ほどの時差があるから、連絡するときはうまく時間を見計らってくれ。」

「あぁ、了解した。」

「じゃあ、俺は帰還する。」

「あっ!」

スネークは脇目もふらず、一目散に外へと走りさった。

 

人目のつかなそうな場所に移動したスネークはドイツ兵から拝借した軍服を脱ぎ、腰にフルトン回収装置を装着、作動させる。

その後、気球が膨らみスネークを空中へといざなう。その後高速で接近したステルス機がスネークを回収。ホットゾーンから離脱、作戦行動を終了した。

 




本作ヒロイン未定だったんだけど、何となく察してる人もいるのかな?
ちなみに現在候補は二人います。
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