IS・Mーインフィニット・ストラトスーメタルギアにより運命の歯車が狂った一夏 作:proto
第十三話 IS学園
一夏がISを動かしたことは、世界中へ瞬く間に広がり、彼女の耳にも入った。
『……ふむ。では、計画通りだった、というわけか。』
「あぁ、俺はファントム・タスクの襲撃に備えIS学園で、さらに腕を磨くことにした。」
『なるほど、良い手だ。……決めた、私もIS学園へ赴こう!』
「は?」
『ムッ!何か文句があるのか?」
「いやそういうわけじゃないが……。」
『ではなんだ?』
「そんな簡単に来れるものなのか?」
『ふふっ。』
「な、なんだその不敵な笑いは。」
『なに、遂に我が
「ふむ、ではその実践データ収集などと言ってこちらに来る気だな?」
『実際そうだしな。まぁ、手続き等の問題もあるだろうから、遅れて転入という形になるだろうがな。』
「そうか。では、学園での再会を楽しみにしていう。」
『うむ、ではまた』
彼女は……ドイツ軍所属IS配備特殊部隊「シュヴァルツェ・ハーゼ」隊長ラウラ・ボーデヴィッヒ。階級は昇進して大尉から少佐になったと聞いた。彼女とはこれまでも無線通信をしていたが、今回はいつになく早くコールが来たのだった。
因みにだが、一夏は無線通信をするときイヤホンをしなくなった。以前束に頼んでいた物のおかげだ。一夏が束に頼んだ物の一つ、それは体内通信を可能とするナノマシンだった。これにより、スムーズな通信と、家事しながらの無線通信時にコードをひっかけなくてよくなったのだった。
一夏がISを起動させてから2か月後。
一夏は教室にいた。しかし、見渡す限り女子女子女子女子。そう、ここはIS学園。本来女性しか動かせないISについて学ぶ場所だ。その特性上、必然的に女子高化するのだ。
(……暇だな。ここじゃあ
そんなことを考えていると、教室のドアが開く。教室には入ってきたのは、明らかに服のサイズがあっていないメガネをかけた先生だった。
「みなさん、入学おめでとうござます。皆さんの副担任の山田真耶です。よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
返答したのは一夏だけだった。一人だけでも返答したのがうれしかったのか、山田先生の顔が明るくなる。
「で、では、自己紹介をお願いします。出席番号一番の……。」
(自己紹介か、特に何かあるわけでもないが……。)
「くん……。お……らくん。……織斑君!」
「え?」
「いまあ[あ]から始まって[お]なんだけど、自己紹介してくれるかな?」
「あ、はい。あー、織斑一夏だ。特にいう事はない。何か質問があれば聞いてくれ。聞いてくれれば答えられる範囲で答えよう。それと、あまり他人の人生に興味を持ったことはない。以上だ。」
スネークの記憶や経験からあまり詳しいことは話さないのだった。