IS・Mーインフィニット・ストラトスーメタルギアにより運命の歯車が狂った一夏   作:proto

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第十九話 会長

屋上

「さて、俺がクラス代表を辞退した本当の理由が聞きたい、だったな。」

一夏はオルコットの質問を確認する。

「えぇ。」

「あー、先に言っておくが……もしこれを聞いたら後悔するかもしれない。ないか、良からぬこと、危ないことに巻き込まれるかもしれない。それでも、聞くか?その覚悟はいいか?」

「……。はい、かまいませんわ。」

「わかった。……俺はある組織に狙われている。3年ほど前に起きたモンドグロッソ誘拐事件、覚えてるか?」

「えぇ。確か……ISに乗った犯人が大勢の目撃者の前であなたを誘拐したと。」

「実はあの時、いろいろ不審な点が多くてな。独自のルートで調べた結果、裏で糸を引いている人物と組織の存在を知った。その組織の名は……。「亡国機業(ファントム・タスク)」「「え?」」

どこからともなく聞こえたその声は聞きなれないモノだった。

「その組織は、50年以上前……第二次世界大戦中から活動しているわ。裏の世界で暗躍する所謂……秘密結社?」

突如として現れた扇子を持った少女に一夏は警戒、ISの拡張領域(バススロット)内から対人用麻酔銃を腰部に出現させ、即座にホルスターから抜き、銃口を少女に向ける。

「貴様、どこから現れた!そして、なぜそのような情報を持っている!」

銃口を向けられているにも拘わらず、少女の表情は変わらなかった。

「私は更識楯無。この学園の生徒会長にして、学園最強の肩書を持つ者。」

「せ、生徒会長ですの!?」

(生徒会長ね)……なら、なぜただの生徒会長がそんな裏の世界の話を何で知っている!」

「そうね、どうせ後で調べるんでしょ?スネークさん?」

「……なぜ、そう呼ぶ?」

「昨日のクラス代表決定試合、見させてもらったわ。その時のあなたの顔、何処かで見覚えのある顔だったのよ。で、調べてみたら……あのMGSってゲームのスネークそっくりだったから。」

(どうやら、俺がドイツで行ったミッションまでは知らないみたいだな。)

「で、なんで裏の世界の話を知っている?」

「……それはね、お姉さんが対暗部用暗部の現当主だから。」

「暗部……国直轄の組織。活動は主に裏側……対暗部ってことは通常よりも上の権限を持った暗部という事か。」

「そ。だから、いろいろなことを知ってるの。だから、とりあえず銃を下してほしいかなって。」

やむなく一夏は銃をホルスターに戻した。

「ありがと。で、ファントム・タスクの話だったわね。」

「いや違う。話を元に戻す。そのファントム・タスクにIS学園が、そして俺自身が狙われている事を察知した。IS学園なら代表候補生たちが集まり、防御戦線を張りやすい。まぁ、これは俺がここにいる理由だな。なぜ辞退したかだったな。理由は二つ、本当に面倒くさかったのと、ファントム・タスクが襲撃を仕掛けるならクラス対抗戦などイベント時だと推測している。その為、自由に動ける状態でいたい、というのもある。」

「そ、そうなのですね。」

「だから、クラスのことは頼んだ。オルコット、お前ほどの操縦者なら心配はいらない。」

「わかりましたわ。では、改めて…セシリア・オルコットですわ。セシリアとお呼びください。」

「あぁ、よろしくセシリア。」

こうしてオルコット……否、セシリアは学園への脅威を知り、戦いの渦に巻き込まれていくのだった。

 




少々強引に説得しましたが、ご都合主義だ、許せ。
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