IS・Mーインフィニット・ストラトスーメタルギアにより運命の歯車が狂った一夏 作:proto
クラス代表が決定した日の夕方。
食堂ではセシリアの就任パーティーが行われていた。
「「「「「「「セッシー、クラス代表就任おめでとう!」」」」」」」
メタいことではあるが、この世界線のセシリアは日本人やクラスメイトに対し、侮辱するような態度をとったりはしていない。一夏と戦い、内に秘めていた男への偏見が引っ繰り返った、といった具合だ。故に、クラスメイトとの仲は通常よりも良いものとなっている。
「ありがとうございます。このセシリア・オルコット、クラス代表としてしっかりと役目を果たしますわ。」
と、主役の挨拶から宴はスタートした。因みにだが、食堂は布仏本音……通称:のほほんさんがどうやってか貸し切ってくれた。そして、テーブルはオードブルや沢山のデザートで彩られている。ジュースの入ったグラスで乾杯しつつ楽しい時が流れる。
そんな中、一夏へ一つ質問が来た。
「ねぇねぇ、織斑君。織斑君っていったいどこの部屋にいるの?」
実は俺の部屋の場所はクラスメイトには知られていない。束さんの計らいで寮が改築され、一人部屋(広めのお風呂、システムキッチン、簡易工房付き)を用意してもらえることになり、現在は荷解き中。さらに……
「あー、あんまり言うなって千冬先生に言われててさ。」
「じゃあ、しょうがないね。」
そんな質問を答えたりしながら、パーティーを楽しんでいると、このパーティーの幹事?を務めているのほほんさんが一夏の元にやってきた。
「いっち~、楽しんでる?」
「ん?あぁ、楽しんでいるとも。」
「ならよかった~。あ、そうそう。いっちーとね、話したいってこがいるんだけど。いい?」
「ん?あぁ、構わない。」
「ありがと~。じゃあ、ちょっと付いて来てくれる?かんちゃん、恥ずかしがり屋さんなのだ~。」
一夏は無言で立ち上がると、のほほんさんの案内で一夏と話したいという少女の元まで向かう。
パーティー会場から5分ほど歩いた人気のない廊下。そこにある一室には「IS整備室」の文字があった。その部屋に入ると、何やら黙々と作業をしている少女の姿があった。
「かんちゃん、いっちー連れてきたよ~。」
かんちゃんと呼ばれた少女の顔はどこか見覚えがあった。いや、正確に言うと似た顔を見ただ。
「こ、こんな時間に、こんな場所に来てもらって……ごめん、なさい。」
「気にすることはない。で、俺に何か用か?」
「う、うん。く、クラス代表……決定試合見た。あなたでしょ、スネーク。」
「スネークを知っているのか?」
「え?う、うん。知ってる。」
「名前は?」
「さ、更識、簪。」
そうこれが、更識簪との出会いだった。