IS・Mーインフィニット・ストラトスーメタルギアにより運命の歯車が狂った一夏 作:proto
クラス代表就任パーティーの翌日HRの前、クラス内は一つの話題……噂で持ち切りだった。その噂とは……
「中国から転校生がくるらしいよ。」「この時期に転校なんて、もしかして代表候補生かな?」
「そうよ!きっとそうね!」
といった、噂と憶測が教室内を飛び交う。一夏はその中で【中国】という単語が頭に残っていた。
(中国か……アイツは元気にしてるのかね)
脳裏に浮かぶのはツインテールの元気な……
「その情報、古いわよ!」
と、大きな音をたたてドアが開く。その先には……
「(そうそうあれくらいの……)って!鈴!まさか、鈴なのか!?」
「えぇ、久しぶりね一夏。」
今まさに一夏が想像していた人物が現れた。その名を凰鈴音、
「あぁ、久しぶりだな。中二で越したから……二年ぶりくらいか。元気そうで何よりだが……、悪いことは言わん、教室に戻ることを勧める。」
「……そうね。じゃあ、また後……お昼にでも!」
「あぁ、わかった。」
こうして、鈴は教室へと戻って行った。
昼休み
食堂へ向かおうとする一夏の元に再び鈴が現れた。
「待たせたな。」
「久々に聞いたわ。アンタの待たせたな、本家並みに貫録っていうか雰囲気出るわよね。」
「そう言ってもらえると嬉しいもんだな。」
「さて、とりあえず食堂に行きましょ。積もる話はそれから。」
「そうだな。」
再び食堂に足を向けた。
食堂で一夏はさば味噌定食、鈴は塩ラーメンを頼む。それを受け取り、席を探す。
「あ、いっち~。こっち空いてるよ~。」
と、手を……ダボダボの袖を振りながら一夏を呼ぶのは本音。同席しているのは簪だ。
「あー、簪…同席しても構わないか?」
「う、うん。どうぞ。」
誘ってきた本人はともかく、同席している人物の許可(顔見知りとはいえ)を取らないわけにはいかない。が、すんなり承諾してくれたあたり、意外と警戒されてたりというのはなさそうだ。
「ありがとう、お邪魔する。」
お盆を置き、座る。鈴も隣に座る。
「「いただきます。」」
そういって、食事を開始する。
「で、いっちーとリンリンはどういった関係なのかな~?」
「ん?幼馴染……というには、少々出会いが遅かったな。まぁ、小5からの付き合い、旧友だよ。」
「ほぇ~。」
簪は話を聞いてはいるが、「そんなことより、おうどん食べたい」と言わんばかりにメガネを曇らせながらうどんをすすっている。
「しっかし、アンタも難儀な体質よね~。いっつも何かに巻き込まれて。」
「まぁ、そういう運命なんだろう。」
「で、あんたはクラス対抗戦には出るの?」
「いや、俺は出ない。」
「あら、ざんねん。せっかくアンタとバチバチでやれると思ったのに。」
「悪かったな。対抗戦が終わったら模擬戦でもするか。」
「そうね、そん時は手加減しないわよ。」
「もちろんだ。」
こうして、二人は火花を散らすのだが、勝負は対抗戦後になるのだった。