IS・Mーインフィニット・ストラトスーメタルギアにより運命の歯車が狂った一夏   作:proto

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第五話 初戦闘

一夏がISに連れてこられた場所は廃屋…廃工場のようなものだった。入った瞬間に女が扉にかぎをかけた。

「ふーん、雰囲気はあるな。」

「ま、死にたくなければ動かないことね。クライアントからは誘拐した後は好きにしていいって言われてるしね。」

「(クライアントがいたのか。まぁいい。)それはご忠告……どうもっ!!」

ISに向けてハンドガンを数発撃つ。ただし、乱れ撃つのではなく正確にヘッドを狙う。

「っ!!!」

いくらISを纏っていても、顔を狙われれば回避もしくは防御する。それが人間の本能だからだ。そう予測し、もちろん予測どおり女は防御した。その間にコンテナ裏に隠れる。

「……ふっ、これは運がいい。……所持品を確認しなかったのは失敗だったな!」

「な、なめた真似を!殺す!ぜってぇ殺す!」

さっきまでのエレガントな言葉遣いからドスのきいた乱暴な言葉遣いに変わる。感じからして、これが本来の言葉遣いのような気がするが、真偽は不明にしておこう。

いつまでもコンテナ裏に隠れているわけにもいかないので、そこで拾ったモノ(・・)を持ってコンテナ裏から出る。それと同時に拾ったもの……M4 SOPMODでISに攻撃を仕掛ける。先ほどのIS操縦者との会話は相手を苛立たせることと、ハンドガン…M1911A1オペレーターの残弾数確認とM4に接着剤が詰められていないか、弾は入っているのか、フレームに妙なガタツキがないか、ハイダーの先端がスパイク状かつCQC対応なことを確認していた。

(オペレーターの残段数は6発ってとこか。M4は30発用がフルだな。接着剤……なし、フレームもリジット、妙なガタツキもない。ハイダーはCQC対応だな。まるで仕組まれたように置いてあるけど、やるしかない。)

5.56mm弾をISにばら撒きながら、コンテナ裏から接近しようとするが、ISの持つブレードがそれを許さない。

「口ほどにもないわねぇ!」

「さすがにあのブレードはまずいな。バトルドレスでもあれば行けるんだが…。」

CQCを仕掛けようにもブレードを無効化しなければ碌に近づけない。

「だったら、シャドーモセスの時みたいに……!」

一夏はあえてハンドガンの弾を打ち尽くした。そして空の弾倉を投げた。

音のしたほうをISは向く。条件反射だ。その間に一夏はM4でISを撃ちながら接近する。

「万策尽きたようね!なら、死になさいな!」

ISはブレードを振りおろすが、一夏はローリングでISへと回避しつつ接近、それによりブレードは空を斬る。そのまま、下から背後まで残弾を撃ち尽くす。

「その程度じゃ、シールドエネルギーは削れないわよ!」

「そうだな。だが!シールドエネルギーがどれだけ残ってようが関係ない!」

そういって一夏はバックから女の首を絞める。

「このまま首を折る!」

「こ、んの…は、離……せ。ガ……キィ……がぁ!」

ISのマニピュレーターで抵抗されるため結構痛いが、ここまでくればもう我慢比べだ。

一夏ももうどれだけ絞めているのかわからない。そのうち、マニピュレーターの力が抜けたので絞めから解放すると、そのまま後ろに倒れ、泡を吹いていたのだった。

「ふぅ~。な、何とか倒せたな。しかしIS、さすがの性能といえるだろう。この程度の戦闘技術しかない者でもここまで苦戦するとは。まぁ、シールドエネルギーと絶対防御ありきなんだろうが。もう生身で相手をするのはごめんだ。」

そんなことを呟いていると、閉ざされていたはずの扉が開いた。

「い、一夏ぁ!無事か!」

「なんで、千冬姉がここに?」

「ドイツ軍からの情報提供でな。一夏が誘拐されたって。」

「え?ドイツ軍?日本政府じゃなくて?」

「あ、あぁ。」

「そ、そうなんだ(あの女が言っていたクライアントってのはドイツ軍だったのか?)ところで、千冬姉。試合は?」

「棄権した。一夏が誘拐されたんだ、試合に集中できるわけないだろう。」

「そっか。ごめん、千冬姉。せっかくに連覇できたってのに。」

「あやまるな。別に一夏のせいじゃない。ところでお前を誘拐した奴は?」

「え?あ、あぁ、そこで伸びてるよ。」

千冬はISを装着したまま泡を吹いている女を目撃する。

「そうか。じゃ、後のことは現地の警察に任せて戻るか。」

「そうだね。」

こうして一夏誘拐事件は幕を閉じた。

 




ちなみに、千冬が一夏誘拐を知るもう一つのパターンとして、日本政府の挙動不審な態度から脅h……質問したら答えてくれました。そして、誘拐した女の言葉だけを聞いて、一夏のメッセージを聞く前に飛び出すというものです。
まぁ、ドイツ軍から情報を得て飛び出したんですけどね
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