IS・Mーインフィニット・ストラトスーメタルギアにより運命の歯車が狂った一夏   作:proto

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第六話 反応

一夏誘拐事件は幕を閉じたと言ったな、あれは嘘だ。

あんなに堂々と施設を破壊し、堂々と誘拐したのだ。しかも、日本代表の唯一の肉親である一夏をだ。情報統制などしきれるはずもなく、会場に戻った途端マスメディアからの質問攻めが待っていた。

『なぜあなたは誘拐されたのでしょうか?』『一夏さん、今のお気持ちは?』『相手側の要求は何だったんでしょうか?』『なぜ、誘拐犯に自ら付いて行ったのでしょうか?』『生身でISを倒していましたが、どのように倒したのでしょうか?』などなど、似たり寄ったりな質問が多かったが答えるべき質問と気になった質問に一夏は答えた。

「まず!誘拐犯の目的はおそらく千冬n…姉の二連覇という偉業を阻止するためだと思います。俺を誘拐した人物も目的までは言わなかったので、推測にすぎませんが。それにクライアントと言っていましたので、依頼者がいるのでしょう。そして、俺がついていった理由ですが、周りにはたくさんの観客が居ました。その人たちに危害を加えさせないためについていくことにしました。で、質問に質問を返すようで申し訳ないのですが、……生身でISを倒した?……どこからの情報なんでしょうか?」

『映像が出回っていますよ。……ほら。』

そう言って記者の一人が一夏に映像を見せる。

『画質こそ悪いですけど、これはあなたですよね?』

「……この件に関してはまだノーコメントでお願いします。」

「すまない。そろそろ帰国準備をしたいのだが。」

『そうですよね。すみません、ありがとうございました。』

千冬の一声でこのインタビューは終わりを告げた。

その後、ホテルに戻って荷物をまとめ、日本に帰国。帰国後、一夏は束のもとを訪ねた。

「ふむふむ、なるほどね。それじゃあ束さんにまっかせなさ~い!」

そういってキーボードとにらめっこが始まったので、一夏は束のラボの片付けを始めた。

 

あらかた片付け終わり軽食の用意をしていると、「いっく~ん!わかったよ~!」と、呼ぶ声が聞こえたので軽食をお盆にのせて、束のもとに向かう。

「えーと、まずは……映像を撮影したのは誰かなんだけど……どうやら監視カメラの映像みたいだね。」

「なるほど。だから画質が悪かったのか。それで?」

「映像は無線で送信されたみたいだね。うーん、かなりの数のダミーサーバーを経由してるみたい。たぶんIPアドレスもあてにはならなさそうでね。でもこんな廃工場の監視カメラが生きてるってことは普通に考えたらあり得ないよね。」

「おそらく、クライアントが仕掛けたものでしょう。そして、そのクライアントは…。」

「「ドイツ軍、もしくはドイツ政府。」」

「やっぱりいっくんも気付いてたんだね。」

「いえ、気付いていたというか…。千冬姉はドイツ軍から俺が誘拐された情報を得ていました。日本政府の役人ではなく。つまり、日本政府が知るよりも早く、それすなわちそれが行われていることを知っている者。それがそこであると怪しんでいただけです。」

「さすがいっくん。予想的中……なんだけど、痕跡があるだけで物証がないんだ。」

「それすなわち、やることは一つ。」

「「ドイツ軍基地本部及びドイツ政府に潜入調査。」」

「ですね。」「だね。」

「そうと決まれば目的地へ向かいます。」

「ちょっと待ってね。……はい、これ。」

束が差し出したのは、一つのバンダナだった。

「これはいっくん専用のISだよ。いっくんは……ISを動かせる。」

「え?」

「本来なら男にコアは反応しないんだけどね。どうやらいっくんにだけは反応するみたいなんだ。その証拠にほら。」

一夏の前に束が球体…ISの心臓部であるコアを差し出す。

「手をかざしてみて。」

無言でコアに手をかざす。すると、コアが儚げな光を放つ。

「うん。やっぱり反応してるね。昔、いっくんが触った時もこんな反応だったな~。」

「昔?」

「うん。ここに来たときにたまたま近くにおいてあったコアにいっくんの手が触れて反応したんだよねぇ~。……おっと思い出話に更けている場合じゃないね。さぁ、これを頭に巻いてっと。よし!じゃあ、ドイツ軍拠点から潜入しようか!」

こうして一夏のファーストミッションが幕を開ける。

 




原作で千冬姉がワイヤーで首を絞めようとしてたら絶対防御発動してワイヤーが焼き切れた描写あったのですが、一夏君の腕も焼き切れませんか?

という質問をいただきました。もしかしたら同じ疑問を持たれた方がいらっしゃるかもしれないのでここでも回答させていただきます。

正直に言うとそれを忘れて書いてました。ので、人間相手に対しての絶対防御は焼き切るだけの出力が出ない、という設定になってるってことにしておいてください。

ですが、最後にこう言わせてください。
「細かいことを気にしてはいけない。」
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