IS・Mーインフィニット・ストラトスーメタルギアにより運命の歯車が狂った一夏 作:proto
ダクト内を進むスネーク。清掃が行き届いていないため埃の量が多く少しせき込みそうになるが、耐える。ダクトを道なりに匍匐で進むと、道が二手に分かれた。
「フム、分かれ道か。」
『いっく……スネーク、どうしたの?』
「今ダクトを進んでいるんだが分かれ道に当たった。右と左どちらに進むのがいいと思う?」
『うーむ。ねぇスネーク、どっちか斜めになっている道はあるかい?』
「あぁ、右側が登りだ。」
『だったら、右に行こう。今回の目的は君を誘拐するように仕向けたクライアントがドイツ軍もしくはドイツ政府であるという物証を得ることだ。そんな都合の悪いものは建物の上層部に隠してあるのが定石ってもんだよ。』
「なるほど。では、右に行こう。」
スネークはダクトを右に進んだ。
再び道なりに進む。今すると今度は光が見えてくる。
「出口か。」
ダクト周囲に敵影がないことを確認し、通路に出る。
「どうやら3階のようだな。最上階は4階か。」
通路にあった案内図で現在地を確認、部屋の位置も確認する。
「……この階には部隊長室が存在しているようだな。」
部隊長ならこの件について何か知っている者、もしくは関与した者を知っているかもしれない。そう思い部隊長室を目指すことにした。
部隊長室を目指し廊下を進む。角で止まり敵兵が見てないことと出てこないことを確認し、先に進もうとした時だった。一つ奥の角から敵影を確認、スネークは急いで角を曲がった。
「今のは、一体……?」
スネークが隠れる一瞬を見たのは銀髪の少女だった。
少女は左目に眼帯をしていた。彼女がスネークを一瞬だけでも視認できたのには理由がある。
少女が角を見るとそこに人影はなかった。そこにあったのは一つのダンボール箱。
「……どこかの部隊の備品だろうか。しかし、こんな通路に……。どこの部隊のものかも不明か。」
少女はダンボールに手を伸ばした。
スネークは祈るほかなかった。少女がダンボールをどかさないようにと。しかし、少女は手を伸ばした。ぶつくさと独り言を言いながら、箱に手をかけた。無慈悲にも箱が地面から浮いていく。スネークは焦りを感じながらも、一つ妙案を思いついた。それは……。