IS・Mーインフィニット・ストラトスーメタルギアにより運命の歯車が狂った一夏   作:proto

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第九話 邂逅

ダンボールが頭上から離れていく最中、スネークは一つ妙案を思いつき、即座に実行した。

ダンボールと地面の隙間から空の弾倉を少女に股下めがけて投げる。狙い通り、弾倉は少女の股下を通り過ぎその先の壁に当たり音を立てた。少女の意識と目線が壁のほうに向いた。必然的に背中を向けることになるので手に持ったダンボールもそのまま同じ方向に動こうとするので、それに合わせてスネークも体をずらした。

ダンボールがスネークの頭上から消えたのでそのまま立ち上がり、ソーコムを少女の後頭部に突きつけ、「動くな。」とだけ言う。少女は両手を上げ、静止した。

「女、しかも子供に銃を向けるような趣味はないが、急ぎでな。質問に答えてくれれば危害は加えない。俺は織斑一夏誘拐事件のクライアントを探している。そして、ドイツ政府およびドイツ軍が関与しているという情報を得た。どんな些細なことでもいい、何か知らないか?」

「……企てたのはもっと上の連中だ。私は一部隊の部隊長にすぎない。持ち掛けてきたのは亡国機業(ファントム・タスク)という組織だ。そこまでしか私はわからない。そもそも、たまたま聞こえた程度にすぎんのでな。」

「そうか、ありがとう。」

スネークは銃を下した。

「撃たない……のか?」

「言ったろ、女を撃つ趣味はないと。……それより、侵入者を報告しなくていいのか?」

「ここで報告したら、ドイツ軍人の誇りを汚す。軍本部に侵入をゆるした挙句、背後を取られ、見逃されたなんて報告できるわけないだろう。」

「ハハハ、確かに。」

「さぁ、行け。」

「あ~、名前を聞いてもいいか?」

「……, ドイツ軍所属IS配備特殊部隊「シュヴァルツェ・ハーゼ」隊長ラウラ・ボーデヴィッヒ。階級は大尉だ。」

「俺はスネーク。サマー・スネーク、そして……。」

スネークは、ISを解除した。

「今回の誘拐事件の被害者、織斑一夏だ。」

「!?……。そうか、お前が。だが、何故こんなことをしている?」

「俺は許せない。千冬姉の栄光を、二連覇の偉業を妨げた連中を。そして何より、あの場で被害なくISを取り押さるという選択ができなかった無力な自分を。」

「ふふっ、面白い男だ。さぁ、行け。その手で真実を明らかにして来い!」

「あぁ、そうさせてもらう。」

既にISは展開しなおしており、再び潜入任務に戻って行った。

 

 

その後……

(織斑一夏、サマー・スネークか。もう会うこともないと思うが、もう一度話をしてみたいとは思ったな。その時は是非手合わせも願いたいものだ。)

と、ラウラに好印象を与えたスネークだった。

 

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