俺も主人公なんてものになりたい   作:たくぞ〜

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宣言通り投稿したいと思います!

あと、少し目を離した間にお気に入りが2つ増えてました!

永遠の彼方 様
白クロ月 様
ありがとうございます!!
これからもよろしくお願いします!!

それと今回は樹の姉を出すので軽く紹介を

宮本 皐 (みやもと さつき)

樹の姉で1つ上
身長は樹の目の高さくらい
髪型は肘ぐらいまで長く、ポニーテールにしている

部活は元々陸上部
樹をよく玩具にして楽しんでいるので、樹はあまり皐が得意ではなく、家に人を呼ぶ時は姉がいない時を狙う
皐はある夢に向けてバイトをして資金稼ぎをしているが、樹はその夢とバイトの内容を知らない。





7話 弟が姉に勝てるわけがない

 

 

〜とある日曜日〜

 

朝9時

 

『この試合…お前には期待していたのに残念だ樹』

『ま、待ってください監督!つ、次こそは必ず期待に応えますから!』

『次?次なんて無いんだよ!俺達の夏はもう終わっちまったんだ!お前のせいでな!』

『そ、それはっ…アンタらがもっと打って点を稼いでれば勝てたかもしんないだろ!決勝まで投げ続けたのになんで俺だけのせいなんだ!ふざけんな!』

『なんだとっ!おまえ1人のせいでここまで来れたって言うのか!?だったら尚更お前一人のせいで負けたんじゃないか!』

………

……

…

 

「…朝か。本当、嫌な夢を見たな…」

 

最悪な気分で目覚めた俺は、いつものカチューシャを付けて洗面台に行って顔を洗う

 

「ったく、なんで今更あんな夢を…」

 

今日は理(・)珠(・)と文(・)乃(・)がうちに来て3人で勉強会をすることになっている。

俺が寝坊やバイトの疲労とかが理由で2人のやる気を蔑ろにしたくなかったから、早めに寝たんだけど…それが裏目に出るとは皮肉なもんだな…

因みにユッキーはと言うと、先週の日曜に俺を除いた3人でやった時の復習テストを作るとやらで今日は休むとか何とか…

 

本当に真面目だなうちのセンセー(ユッキー)は…

たまにはゆっくり休むといいのにさ

 

 

「お、おはよう樹(・)く(・)ん(・)」

「おはようございます樹(・)さ(・)ん(・)」

 

「おはよう2人とも。今日もいい天気だな」

「でも、今日は午後から崩れるみたい」

 

おっそうなのか

そうしたら遅くならない内に早く勉強は切り上げなくちゃな

2人が帰れなくなってしまったら大変だ

 

「樹さん。朝食にざるうどんはいかがですか?朝は意外とスルスル入って腹持ちもよくてオススメですよ」

 

「お、悪いな理珠。わざわざ用意してくれるなんて助かるよ」

「いえいえ、これくらい朝飯前です」フンスッ

 

「まさに、な?」ハハハ

 

なんて話をしながら席に着き、ざるうどんを頂く。

ん!確かにスルスル入ってそれでいてコシがあるから腹持ちも良さそうだ

おかげでだんだ目も覚めてきて…

 

「って!優雅に食事してる場合か!なんで2人が俺ん家に当たり前のようにいるんだァァァ!?」

 

ナチュラルに居すぎて気が付かなかったぞ!?おまえら暗殺者かなにかなのか!?

 

「ひぃぃぃぃ!ごめんなさいごめんなさい私達の言い分を聞いてぇぇぇ」

「朝からうるさいですよ!ご飯の時くらい落ち着いて食事をしてくださいっ」

 

つ、つい取り乱してしまった

紳士たるもの如何なる時も慎ましく、淑やかに食事を採らなければ…スルスルスル……ズズッ

 

ゴチソウサマデシタ

オソマツサマデス ザルナノニオツユマデノムトハ…

ワタシショッキサゲルネー

………

…

「って!誰のせいで騒いだと思ってるんだァァァァァ!」

 

 

「ひぃぃっ!じ、実は…」

 

〜閑話休題〜

 

ダダダダダダッ

 

「おい姉貴!何勝手に家に友達入れてんだブフッ!」

 

「テメェはレディの部屋にノックもせずに入ってくんのかドスケベ樹!」

 

「ってぇ…!朝イチに弟の顔面に回し蹴りを綺麗に決める女をレディとは呼ばんグフゥッ」

 

「ほぅ?じゃあなんて言うのか教えてもらおうか?い・つ・き?」

 

ダダダダダダ

 

「い、今すごい音したけど樹くん大じょうってうわぁぁぁぁっ!し、死んじゃう!樹くんが死んじゃうぅ」

 

あまりの痛さに蹲ってる俺を、アワアワと文乃が心配して近寄ってくる

 

こ、この暴力女め…!蹴りを食らわせた後に鳩尾めがけて右ストレート放つ女なんて、ゴリラって呼ぶのに相場は決まってん」

「お姉ちゃんは悲しいぞ?最愛の弟を自らの手で失っちまうんだからな?」

 

「お、お姉さんの戦闘力が…どんどん上がっ…はぅ!」パリーン

 

俺の姉、宮本 皐の戦闘力に耐え切れず、理珠の眼鏡(スカウター)が破損した

 

ま、まずいっ

このままじゃみんな血祭りにあげられるっ

 

「ご、ゴリラ(あ、姉貴)俺が悪かったから話し合お「歯ぁ食いしばれやァァ!」」

 

ドゴォッ

 

鈍い音を最後に

ここで俺の意識は途絶えた

 

 

朝11時

 

俺は2度目の朝を迎えた…イテテ

身体中がめちゃくちゃに痛い…

 

「ん…。今川の向こうでばあちゃんが呼んで…って何だこれ!?何かちょっとした仮装みたいになってるんだけど!?」

 

次に目が覚めたら何故かミイラ男にでもなったのか?と言わんばかりにめちゃくちゃに巻かれた包帯姿の俺に

 

「南無妙法蓮華経アブラカタブラ南無阿弥陀仏」

泣きながらよく分からない言葉を読み上げる文乃と

 

「水35ℓ、炭素20㎏、アンモニア4ℓ、石灰1.5㎏、リン800g塩分250g、硝石100gイオウ80g、フッ素7.5g鉄5gケイ素3g、その他少量の15の元素…これなら…! 」

何やら怪しげな術式で錬成を試みようとする理珠の姿があった

 

どこで集めてきたんだよ一体…

 

〜閑話休題〜

 

「か、体は大丈夫なの樹くん。かなり攻撃貰ってたけど」

 

シュッシュッ

と姉の真似?をしながら俺に文乃が聞いてきた

正直言えば身体中とても痛くて座ってる状態なのにとても辛いぞ…

流石人間重戦機…

 

あと文乃 お前がシャドーをする度に理珠がビクッてなるからやめなさい

 

「それじゃまるでアタシが悪いみたいだろ〜?せっかく気を使って可愛い女の子を家に上げたのに、感謝くらいしたらどうなの?」

 

「あんたが変な気を使うから俺が死にかけたんですけど!?」

 

「樹が起きないから優しい姉さんが代わりに2人をうちにあげたんだよ。それとも樹は、こーんな可愛い女の子を外で自分が起きるまでほっとけ!って言いたいワケ?」

 

ぐぬぬ…反論できん…

 

 

話をまとめるとこうだ

 

朝8時約束通り2人が家に到着→呼び鈴を鳴らしても中々俺が出てこない→姉が変わりに2人を中に入れる→俺の昔のアルバムを見せて話が盛り上がる→姉着替える為に部屋へ→俺起床→俺殺人未遂→俺復活←今ココ

 

「って俺のアルバム見せる件絶対要らなかったよね!?」

「昔はすっごく可愛かったのに〜」

「や、やめろ!友達の前で頭撫でてくんなよ!」

 

ったく、この人がいるといつもリズムが狂うんだよな…

だから仕事が長引いて帰ってこない今日を狙ったのに…!

 

 

「にしても樹〜お前もなかなか隅に置けなくなってきたじゃないの〜コノコノ〜。こんな可愛いカノジョを2人も連れてくるなんてなぁ〜」ニヤニヤ

「や、やめろよ姉貴!彼女じゃないし、そんな事言うのは失礼だからやめろよっ」

 

「はわわわわわっ。わ、私たちそんなカンケーじゃないですからっ」

「そ、そうですっ。ただの勉強仲間ですっ」

 

「ほぉ〜。た・だ・の・ねぇ〜?」ムンズ

「ひゃっ、な、なにをっ」

 

「こぉ〜んなケシカラン乳を持ったオナゴがただの勉強仲間なわけないでしょーがー!」ムニムニ

 

「きゃっ、ち、ちょっと、離してください…っ!」

 

「ブフゥ!お、おいこら姉貴っ!何してんだ手を離せよっ」

 

「ナニしてるのはお前だろ樹〜。恥ずかしがらないでいいんだぞ〜?」

 

「してねぇよ!てか誤解を産む言い方やめろっ!まだ朝だぞ!?」

 

「こっちの大和撫子も可愛いなぁ〜。清楚系ってのも悪くないもんね〜。」ペタッ

 

「あわわわ…」ガクッ

 

 

「ふ、文乃!?何で気を失ったんだ!?理珠も意識をしっかりもて!誰か…!誰か救急車ぁぁ!」

………

……

…

 

「んじゃ!アタシそろそろ出かけるからゆっくりしていってね☆」バタンッ

 

気づけば俺達3人は破天荒な姉に朝から遊ばれ、ぐったりダウンしていた

まるで嵐が来たみたに騒がしかったな…

 

「あ、それと〜」

 

何かあったのか姉貴は再び俺らいる部屋に戻ってきた

 

「んだよ姉貴忘れ物?」

 

「そそそ!忘れ物♪」

 

「忘れ物って…一体何を」

 

俺はリビングを見渡すが、姉の私物のようなものは見当たらない

俺が頭にハテナを浮かべているとニコニコと姉が歩みよって来て

 

「樹〜♪」

「な、何だよその笑顔怖いんだけど…」

 

そう、姉がこんな笑顔でいる時は大抵ろくなことじゃないって事を俺は知っている…!

先程の攻撃を想定し守りの構えをとる

 

が

 

「失礼なやつだなー。姉ちゃんはお前の事を心配しに戻ってきたんだぞ?」

 

俺を心配?朝から弟を黄泉に送ろうとしたのに?

…

なるほど!流石にやりすぎたと思って体の心配をしに戻ってきたのか!

なんだかんだ言って姉弟

心配にもなってくれなきゃ俺の身が持たんしな!

 

「ありがとう姉貴、心配してくれて。でも、心配してくれるなら次からはもう少し優しく攻撃して欲しいんだけど」

 

「は?何言ってんの?そんなの心配されなくてもボコボコにしてやるから安心しろ?」

 

「安心できないのですがそれは!?」

 

「そんな事じゃなくてさ〜」

 

姉はニコニコと俺とその後の2人を見た後に俺に聞こえるように大きな声でこう言った

 

「つけるもんは…つけろよ?」

 

「ブフッ!」

まさかの精神攻撃

 

「な、何の心配してんだよっ!」

 

姉は気にもとめず、次は理珠の方を向いてまた大きな声で

 

 

「理珠ちゃんだっけ?…ご馳走様♡」

 

「「「ガハッ!!」」」

 

今度は3人に大ダメージ

 

「も、もう2度と私に近づかないでくださいっ」カーッ

 

 

「文乃ちゃん」

「は、はいなんでしょう」ビクビク

姉は文乃のある部分を見つめたあと

 

「ガンバっ!」

「ガハッ!」

 

文乃に大ダメージ

 

 

「ふふっ。んじゃ行ってくるね〜♪」

 

姉は荒らすだけ荒らして出かけて言ってしまった…

まさか俺の姉は通常攻撃が精神攻撃で3回攻撃持ちだったとは…

 

にしてもこの状況…

 

「樹さんっ!何なんですかあの人は!私は出来ればもう2度と関わりたくありませんっ」

 

顔を赤くしながらポカポカ叩いてくる理珠に

 

「まだ成長期まだ成長期まだ成長期」

 

まるで呪文のように単語を唱える文乃…

 

カオスだなこりゃ

 

「と、とりあえずお昼でも食べようか…」

 

気づけばお昼の1時を回っていた

 





いかがだったでしょうか?
少し長くなりましたね…

あと3人が名前呼びになっているのお気づきになりましたか?
その経緯は明日軽く紹介しますのでお楽しみにしていてください!

ではまた明日もよろしくお願いしますm(*_ _)m
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