大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL   作:パワプロ大好き男

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対決その3

ガノン「死ねぇー、テリー・ボガードォォー!!」

 

怒り狂ったガノンドロフは、真上から奇襲を仕掛けようとしていた。

リングの外では、ケン・マスターズ達が、その様子を見ていた。

 

ケン「しまった!!」

 

リュウ「どうしたケン?」

 

ケン「テリーのやつ、空中の上を攻撃する技を持っていないんだ!!」

 

リュウ「何だと!?」

 

ケン「このままじゃ、テリーがやられる!!」

 

リュウ「テリー、逃げろー!!」

 

リュウとケン・マスターズは、テリー・ボガードに指示を出していた。

 

ガノン「フハハハハ、今度こそ終わりだー!!」

 

ガノンドロフは、下に向かって攻撃をしようとしていた。

しかし、テリー・ボガードは、その場から逃げようとしなかった。

 

リュウ「テリー、なぜ逃げない!?」

 

ケン「テリー、逃げろ、死んじゃうぞー!!」

 

アンディ「その心配は要りませんよ、リュウさん、ケンさん。」

 

リュウ「何!?」

 

ケン「どういうことだ、アンディ!?」

 

アンディ「兄さんは、スマブラの為に、新ワザを修得したんですよ、空中の上を攻撃するために。」

 

リュウ「本当か!?」

 

ケン「テリーに新ワザ!?」

 

ジョー「まぁ見とけって、テリーの新ワザをよ。」

 

ジョー・ヒガシがそう言って、リュウとケン・マスターズは、テリー・ボガードの方を向いた。

すると、テリー・ボガードは、ガノンドロフの方へと飛び出した。

 

テリー「ウォォォォォ!!」

 

ガノン「何、自ら飛び込んできただと、そうか、自分から死に来たのだな、ならばコイツでフィニッシュ……」

 

テリー「くらえぇぇぇぇぇ!!」

 

ガノン「何だ、この体制は!?」

 

すると、テリー・ボガードの新ワザ、サマーソルトキックが、ガノンドロフの顎を直撃した。

 

テリー「サマーソルトキック!!」

 

ガノン「ぐぶぉあ!!」

 

リュウ「あ、あれは!?」

 

ケン「ガイルの……」

 

ギース「そう、テリー・ボガードは、ガイルさんに直談判して、サマーソルトキックの修得をするために、アメリカ軍の基地まで行って、修行を積んできたのだ。」

 

リュウ「そうだったのか。」

 

ケン「凄いぞテリー、その調子だ。」

 

テリー・ボガードのサマーソルトキックを受けたガノンドロフは、最後の力を振り絞ろうとしていた。

 

ガノン「そう簡単に……やられてたまるか……」

 

テリー「サマーソルトキックだけだと思ったら、大間違いだ!!」

 

ガノン「ふぉ!?」

 

テリー「パワーダンク!!」

 

テリー・ボガードは、サマーソルトキックのあとに、パワーダンクを決めたのであった。

 

ガノン「ぐぶぉあ!!」

 

テリー・ボガードの拳が、ガノンドロフの腹に当り、そのまま、リングに叩きつけられたのであった。

 

テリー「どんなもんだい!」

 

ガノン「キュー、参りました~」

 

ユックリ「勝負ありだな。」

 

係員「そうですね。」

 

ゴングが鳴り、テリー・ボガードは、ガノンドロフに勝ったのであった。

特設リングでは、会場全体が、大歓喜に包まれたのであった。

 

テリー「オッケーイ!!」

 

テリー・ボガードの投げた帽子が、宙に舞った瞬間、大盛り上がりで幕を閉じたのでありましたとさ。


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