皇歴2010年8月10日神聖ブリタニア帝国は日本のサクラダイトを狙って日本国に戦争を仕掛けてきた。
ブリタニア帝国は新型機動兵器『ナイトメアフレーム』を実践に投入し、日本国を占領した。
日本はエリア11と改名され、日本人はイレブンと呼ばれるようになった。
そんなエリア11には、ブリタニア帝国から人質として贈られたルルーシュと妹のナナリーがいた。
日本侵攻から7年が経った、ヨーロッパではブリタニアに対抗するべく、ヨーロッパ共和国連合が結成された。
しかし、ナイトメアフレームを持たないヨーロッパ共和国連合は少しずつ前線を押されていった。
ヨーロッパ共和国連合軍、通称『E.U.軍』は一世一代の大作戦に出た。
スペインを占領したブリタニア軍に攻撃を仕掛ける。
しかし、作戦は失敗したE.U.軍はついに本拠地パリまで進行を許してしまう。
作戦指揮官のモリアー中佐は本土決戦を宣言、失敗の許されない戦いが始まった。
しかし、これにブリタニアはコーネリア・リ・ブリタニア皇女率いる部隊を前線に送った。
ブリタニアの魔女と噂される彼女の進行と、ナイトオブラウンズの3名の活躍によって後少しの所まで追い詰めた。
そんな中、一機のナイトメアフレームが動き出そうとしていた。
『どうなっている!?前線の部隊は!!』
『A部隊兵の半数を消滅!』
『B部隊も同様に消滅!』
『モリアー中佐!このままで本国が落ちてしまいます!』
通信機から指令室の悩む声が聞こえてくる。
これだからあの男に任せておくのは嫌なんだ。
『何とかしろ!』
仕方が無い、俺が出るか。
「指令室」
『誰だ!貴様!』
「黒竜少将だ」
『少将……。失礼いたしました!』
「作戦ミスだな。コーネリア軍にここまで押されるとは……」
『コーネリア軍が来るとは予想だにせず……』
前作戦中に有能な指揮官がほとんど怪我を負ったからと言って、こんな役にも立たない指揮官が上にいるとは……よほど上も焦っているらしい。
「自分のミスではないと?」
『申し訳ありません!』
「もういい。で?敵の布陣は?」
『はっ!コーネリア軍はコーネリアを中心にラウンズを前面に押し出し、我々を囲みつつあります!』
ラウンズが三方向に別れず、一点に集中している。それとは別にコーネリアが突撃隊を指揮している。コーネリアの狙いは、短期決戦だな。
それで、我々は少ない戦力を分けている布陣だ。戦力を拡散しているからラウンズにやられてしまう。ラウンズ相手にこの戦力ではこころもとが無い。しかし、俺が来たからには……。
「これはチャンスだな」
『はっ?どういう意味でしょうか?』
「コーネリアが前に出ている。コーネリアさえ負傷させれば敵は撤退する。」
『ですが!その為に機体が……。我が軍にはコーネリアに抵抗する機体が……』
「その為の俺だ……。黒竜が出る!」
俺はそう言いつつ通信機を切る。
すぐに別の人物から通信が入る。
『聞こえてる?君の通信機色々弄っているから、こっちには君の様子が見えないんだけど……』
「貴様の気持ち悪い声を聞いているほどこちらは暇ではない」
『ひどいわね~。君のナイトメアフレームを作ったのは私なのに……』
ハッチが開き、戦場が見えてくる。
『分かってるとは思うけど、君の位置はコーネリア軍の真横よ。走って行けば、5分も掛からないと思うけど』
「分かってる。こちらがコーネリアを捕える。ラウンズが本陣を落とすまでが勝負のカギだ」
『じゃ!いってらっしゃい!』
「黒竜!出るぞ!」
「このまま押し切る!」
敵は完全に混乱している。布陣はめちゃくちゃだ。
敵本国が落ちるのも時間の問題だな。
『コーネリア様!東より新たな機影!』
「何!?」
まだ動く機体があるのか!?
パリの綺麗な建物を横切るように走ってくる機体が一つ。近づいてくる機体は明らかなナイトメアフレーム。
しかも、黒い竜のような機体だ。
『コーネリア様をお守りしろ!』
「こちらの布陣が横からの攻撃が弱いと考えて!只者ではないな!こちらの弱点がわかるとは!」
精鋭部隊が複数で攻撃を仕掛けるが、抵抗もできないまま敵のナイトメアフレームに撃墜されてしまう。
「エース級か!」
動きが明らかに違う。
こいつはエースパイロットだ!
『コーネリア様をお守りしろ!』
だめだ!
こちらの動きが完全に読まれている。
「私が相手をする!」
敵のナイトメアフレームは私の動きを遥かに上回る。
私がやられる?
ついにコーネリアをおさえた。
こいつを倒せば戦闘を終わる。
「黒竜少将だ!相手を願おう!」
オープンチャンネルで話しかける!
『コーネリア・リ・ブリタニアだ!受けて立つ!』
コーネリアの槍攻撃を態勢を低くして回避すると、腰からMVSを抜く。
コーネリア機の腕を切断すると、あっという間に戦闘能力をそぐ。
『噂に聞いた事が在る。ナイトメアフレームの開発段階で、スペックが高すぎて開発されずに終わった幻のナイトメアフレーム……。その名も第零世代ナイトメアフレーム『黒竜』』
さすがコーネリアだ、こっちの機体情報を手に入れていたか。
『まさか作ったというのか!?』
「その通りだ。と言ってもまだ、スペックの一割しか出せないがな」
俺はMVSをコーネリアに向けて構える。
「コーネリア……ここで死んでもらう!」
コーネリアに向かって走って行くと、警報が黒竜内に響く。
「ラウンズか?」
ラウンズがコーネリアの前に立ち塞がる。
『コーネリア様!』
『なぜ前線を離れた!』
『コーネリア様を見捨てるわけにはいきません!』
『馬鹿者!貴様たちが前線を離れれば!』
そうここまで俺の計算通り。
コーネリアが追い詰められれば、ラウンズは必ずコーネリアの元に出てくる。
そうすれば、前線は混乱する。
そこを突く!
『撤退するしかないのか……。ここまで追い詰めて!たった一機のナイトメアフレームに!』
『コーネリア様は撤退を!』
『各隊!撤退を始めろ!』
『ラウンズはここでこのナイトメアフレームをおさえます。行くぞ!ヴァインベルグ卿!ブラットリー卿!』
『はっ!』
『仕方ない』
「ナイトオブスリーとナイトオブセブンとナイトオブテンか……」
ラウンズは一斉にかかってくる。
俺はラウンズの攻撃を避けながら、MVSで反撃する。
スラッシュハーケンを使ってくる攻撃をMVSで切り裂く。
「ラウンズもこの程度か?」
『何!?』
ナイトオブスリーが反応する。ナイトオブスリーのスラッシュハーケンを建物で回避すると、大きくジャンプして上から攻撃を仕掛ける。ラウンズは先程の攻撃で隙を作ってしまった。他のラウンズ機が援護を仕掛けてくるが、こちらはスラッシュハーケンを使って空中で回避する。俺はMVSでナイトオブスリーの機体の切り裂く。
『ヴァインベルグ卿は撤退しろ!』
『ですが!?』
『早くしろ!』
俺は撤退するスリーの機体を無視して、テンに向かって走って行く。テンはよっぽど腕に自信があるのか、ドリルでこちらに攻撃を仕掛ける。しかし、動きが単調で遅いため簡単にカウンターを仕掛ける事が出来た。スラッシュハーケンで両腕を落とすと、テンは簡単に撤退した。
『撤退する!』
『ラウンズが簡単に……』
最後のラウンズである、ナイトオブセブンにMVSを向ける。
「貴様で最後だ」
ここで俺の機体の説明をしておくと、黒竜は右腕がクローになっていて、銃撃が可能になっている。右腕にはMVSを持つことが出来るように普通の腕になっている。ブレイズルミナスを初めて実装した機体だ。
「言い残してあることがあるなら聞いておくが?」
『冗談を言うな!ラウンズが簡単に敗れるか!』
ラウンズ機との距離を一気に詰める。セブンは鎌型の武器でこちらを攻撃してくるが、機体の性能差がある為か、完全に動きが遅れている。スラッシュハーケンで建物に突き刺すと、一気に上に飛んでいく。ハーケンの性能を利用して縦横無尽に駆け抜けていく俺の黒竜。セブンの機体の死角から足目掛けて銃撃を浴びせる。前のめりにこけてしまうと、俺はすかさずコックピットにMVSを向けた。
「最後に名前を聞いておこうか」
『ブリストリー卿!』
『ブリストリー・ガウン卿だ』
「さようなら。ブリストリー卿」
ナイトメアフレームのコックピットにMVSを突き刺す。
『……ブリストリー卿!!!』
ナイトオブスリーが叫ぶ。
そちらに向かおうとするが、別のナイトメアフレームに邪魔される。
かかってくるナイトメアフレームを切り刻むと、俺はスリーに向かって走って行く。
『ヴァインベルグ卿を連れて行ってくれ!』
『ブラストリー卿!!!』
数分後ブリタニア軍は国境沿いまで撤退した。
この戦いは後に『パリ決戦』と呼ばれ、黒竜の噂は世界に広まった。
ここからヨーロッパ共和国連合は反抗が始まる。
そして今や世界はブリタニアとヨーロッパ共和国連合によって二分されていた。
皇歴2017年エリア11にて事件は始まる。
ナッツガンです!
バイオハザードを見ている方はお久しぶりになります。
初めて後書きらしい事を書きます!
今回はコードギアスです。
バイオハザードを書いている最中でもあるので、こっちはかなり遅れると思います!
それでも見てくれる方は歓迎です!
感想も一杯待ってます!
次回はいよいよルルーシュやスザクも登場します!
よろしくお願いします!