はい、無事に下弦の鬼を討伐できましたがまずはお説教です。
一つ目は下がれといった指示に従わなかったこと。
二つ目は毒が効くか分からなかったのに使ったこと。
この二点です。
結果的に毒の効果は分かったし、今回は下弦が弱かったから怪我なく倒せたから大事には至らなかったけど、万が一というものがある。
これで毒が下弦に効かなかったら大怪我を負っていたかもしれないし
最悪殺されていたかもしれない。
俺の援護が間に合わず、頸が切れなかったかもしれない。
そういった最悪の事態というものを常に念頭に置いて行動しようね、と軽く説教をした。
あの下弦が弱かったのか、と問われたがもちろん頷いた。
あんなの前までの下弦に比べたら雑魚も雑魚よ。
血鬼術もただの分身と透明化だったし。
過去に戦ったことのある下弦だと、目視出来ない斬撃だとか。
後は影から攻撃してくるような奴もいたっけ。
恐らく数合わせに補充しただけなのだろう。
それなりに人も喰って血も多く分け与えられていたら、カナエちゃんは
頸を斬ろうとして刃すら食い込まなかった可能性すらある。
……言われて思ったけど、俺下弦ってどのくらい倒してるんだろ。
ぶっちゃけ分かんないんだよね。
振り返ってみれば、コイツ動き早いなーとか思ったりしたこともあったけど。
もしかして知らない内に倒してたりするのだろうか。
いやでも仕方なくない?
戦ってる時なんて基本夜だから見えにくいし、そんな細かいところまで見えないよ。
ましてや高速戦闘を繰り広げているわけだし。
戦う前に「俺は下弦の陸だ」なんて自己紹介とかしないし。
してくるような奴いたけど隙だらけですぐ頸斬れちゃうし。
「馬鹿な……下弦と聞いて恐れないだと……?」
とか言って死んでいくし。馬鹿なのかな?
嘘言うにしろそこはせめて上弦を名乗れよ。せめて上弦の陸あたりを名乗ってくれよ。
下弦なんて名乗られても「あ、下から数えた方が早いんですね」なんて返しちゃうからね。
まあいいや、下弦の倒した数なんて気にしたって仕方ない。
どうせどうあがいても悲鳴嶼には勝てないだろうし。
もう全部悲鳴嶼さん一人でいいんじゃないかなを地で行く人だし。
めちゃくちゃ話が逸れた。
二人をお説教した後は軽く褒めてあげた。
弱かったとはいえ下弦に効く毒なんて相当凄いことだし、恐れずに
斬りかかったのも……まあ、許してあげよう。
ビビッて腰抜かしてました、なんて事にならなかっただけ偉いし。
後は毒の量産化と小型化が狙えないだろうか。
下弦であれほど効くんだから、そこらの鬼なんて一撃必殺にならない?
単発式でいいから、毒をいれた注射器のような物を常備させてもいいかもしれない。
隙をついてお注射してぶち殺すなんていう戦法も出来るかも。
このあたりは帰ってからお館様とかに相談かな?
――――――――――
特に問題もなく屋敷へと到着した。
もう空が白んできている。はぁ……こんな生活してたら体壊しちゃうよ。
「それじゃあ俺はまた夜まで寝るから……」
欠伸を噛み殺し、自分の部屋へと向かっていく。
その後ろで二人が何か騒いでいるが気にしない。
気にする余裕もない。
布団の中に潜り込み、目を閉じる。
ゆっくりと意識が落ちていく感覚。
今日の夜までは、爆睡することが出来る……。
……任務に心残りがあるとすれば、カッコよく俺の呼吸で決められなかった事かな。
オリジナル呼吸でずばーんと決める勇姿を二人に見せてやりたかった……。
「――――あぁ、忌々しい」
怒りのあまり、震える手を抑えつけて精神を落ち着ける。
殺された下弦の肆の視界を見ても、終ぞ奴の呼吸が分からなかった。
ここ数年で多くの鬼や下弦が屠られている。
奴が日の呼吸のようなものを使っているのを見てから、時折下弦や鬼の視界を
見ても結果は散々なものだ。
今回のように他の隊士を利用して頸を斬ったり、呼吸を使ったとしても視界外であったり。
どうも奴は極端に呼吸を使うのを――見られるのを恐れている様子だった。
まるで、私に見られるのを分かっていると言っているようだった。
……そんな筈はない。
他の鬼を介して視界や位置を把握できるなど、鬼殺隊共は知らないはずだ。
だが、もしも奴があの男のように途轍もない実力を秘めていたら?
いや、あり得ない。あのような男が二度と生まれるなどあるものか。
「……日の呼吸の使い手は死に絶え、それに関する文書も全て消失した。私の考えすぎか」
柱ですらない唯の隊士が使いこなせるはずもない。
唯の隊士一人に時間を割き過ぎたと、鬼舞辻無惨は若干後悔した。
本当はちゃっちゃと原作突入したい気もする
もっと鬼滅二次増えて
今後の投稿について
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1話事短いが投稿が早い
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1話事長いが投稿が遅い