ソードアート・オンライン アリシゼーション Imagenary Fabricte ~光を照らす執行者〜   作:熊0803

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じゃんじゃか筆が乗っているうちに、続きを投稿していきます。


楽しんでいただけると嬉しいです。


炎纏いし、黒盾の狩人

 

 

 

 

 

 今から二年と数ヶ月前のこと。

 

 

 

 

 

「っし……こんなものかな」

 

 その晩、ルークは荷物を纏めていた。

 

 ギカスシダー伐採の祭りから数日、ユージオやキリトと共に村を出るための準備をしているのだ。

 

 長年その天職を全うし、村での実力も折り紙付きということで、正当な権利の下に明日ザッカリアへと旅立つ。

 

「それにしても、我ながらあんまり物がないな」

 

 自分の部屋を見回して、然程変わりのないことに苦笑が漏れる。

 

 元より物に執着がなく、あの日から村の男児が遊ぶ間にも、もっぱら鍛錬に明け暮れた。

 

 あるものと言えば衛士の職に関わる道具や、替えの衣服、日々の鍛錬を綴った日誌、木剣程度。

 

 たったの一日で荷造りが終わってしまうほど、ここには何もなかったのだ。

 

「ま、思い入れだけはあるんだよな……」

 

 ランタンの光に照らされる室内を、そっと歩いていく。

 

 十歳になる頃に村の家具職人が作ってくれた、傷だらけの小さな机と椅子。

 

 中に入れる防具が傷まないようにと、こまめに手入れをした木箱。

 

 そして、ずっと愛剣を立てかけていた、休息日に作った自作の台座……

 

 一つ一つに触れ、思い出を噛み締める。

 

 

 

(ああ。これから俺、何年もここに帰ってこないんだな)

 

 

 

 これからの未来に想いを馳せて、少し感情的な気分になった。

 

 相反する、しかし前向きなその気持ちと向き合っていると、ノック音がした。

 

 振り返ると、そこには優しげに微笑む母がいる。

 

「ルー君、準備はどう?」

「ちょうど終わったところだよ、母さん」

「そう。なら、ご飯にしちゃいましょうか」

「分かった」

 

 セフィアの後についていき、ルークは自分の部屋から立ち去った。

 

 

 

 

 

「じゃーん! 今日のお夕食はとびきり豪華よ!」

「うわっ、凄いなこれ!」

 

 食堂の机に所狭しと並べられた料理の数々に、ルークは思わず声を上げる。

 

 鳥を丸々一羽使った香草焼きに、新鮮そうな野菜のサラダ。高価な白パンに、おまけに牛肉の串焼きまである。

 

「一体どうしたんだよこれ。凄いじゃないか」

「うふふ〜。ルー君が村を出るって話してたら、ご近所さん達がお裾分けしてくれたのよ〜?」

「あー、そっか」

「その鳥は狩人のエバンさんからで〜、そっちのお野菜はマイクくんのお家から〜……」

 

 ぽやぽやとした笑顔で語るセフィアに、ルークは大体の経緯を察した。

 

 彼女は言わずもがな、その年不相応の美しさと人当たりの良さで、村の男衆から非常に人気が高い。

 

 特に同世代……具体的な年齢は伏せるが……の男達からは女神のように慕われており、色々と融通してくれたのだろう。

 

 勿論女衆にも可愛がられているのだが、そちらはまた少し趣が違ってくる。

 

「とにかく、ルー君の為にお母さん、頑張って腕を振るったの!」

「よく分かるよ。ありがとう、母さん」

「さっ、早く食べましょ!」

 

 促されるままに席へつき、ステイシアへ祈りを捧げる。

 

 一応、習慣として料理の天命値を確認してから、食事を始めた。

 

「んっ、美味い!」

「本当? 良かった〜、モリモリ食べてちょうだいね♪」

「ああ!」

 

 普段は滅多に口にできない豪華な料理に、ルークは次々と舌鼓を打つ。

 

 その味をしっかりと記憶に刻むように、忘れないようにと、一つ一つ堪能する。

 

 そこには、もうこれから何年も母と食卓を囲むことはないのだからという想いもあった。

 

 

 

 

 普段の割り増しに勢いをつけて食べる息子を、セフィアは頬杖をついて見守る。

 

「そんなにがっついちゃって、やっぱりルー君も男の子ね〜」

「んぐ……こんなんじゃ、街で田舎くさいって笑われるか?」

「どうでしょうね。でも、昔のルー君みたいで可愛いわ」

 

 くすりと笑われ、ルークは目を逸らした。

 

 親に可愛いと言われるほど、男にとって気恥ずかしくなる状況はないのである。

 

 少しだけペースを落としたのを見て、さらに微笑まれるのだから本末転倒だが。

 

「その調子で、元気にやるのよ。辛くなったらちゃんと休んでね。ユージオ君達のお世話をするのはいいけど、自分の面倒を見るのも疎かにしちゃダメよ」

「ん……分かってるよ。ちゃんと頑張る」

「よし。お母さん、ルークを信じるからね」

 

 元気付けるように笑いかけてくる母に、なんともむず痒い気持ちになる。

 

 もしかしたら彼女は、ルークが心のどこかに抱いていた不安を見抜いたのかもしれない。

 

 

 

 

(……いや、多分そうなんだろうな。普段は天然っぽいけど、この人はとても聡いから)

 

 

 

 

 いつだってその聡明さと優しさ、なによりも無償の愛に救われてきた。

 

 どこか重い鎖をかけたような心が今日まで完全に折れなかったのは、セフィアのお陰だ。

 

「母さん」

「ん? なぁに?」

「俺、絶対に父さんを見つけてくるよ。そしてこの家に、連れ帰る」

 

 その心に報いたいと、常々秘めていた想いのままにそう言った。

 

 食器を置き、真剣な顔で言う彼に、セフィアは少し驚いたように動きを止めて。

 

 ……それから、とても慈しみに満ちた微笑みを見せた。

 

「ありがとう。でも、自分を一番大事にね」

「ああ。それで……父さんを探す為に、どうしても聞いておきたいことがあるんだ」

「あ、そうだったわね。それを伝え忘れていたわ」

 

 思い出した! と手を叩くセフィア。

 

 やはり天然かもしれない、と苦笑が零れた。

 

 あるいは、今自分から言い出さなければ主張するつもりが無かったのか。

 

 兎にも角にも、その先の言葉を、ルークはしっかりと聞き取った。

 

 

 

 

 

 

 

「いい、ルーク。貴方のお父さんの名前は──」

 

 

 

 

 

 

 

 ●◯●

 

 

 

 

 

 

 

 その声は、ルーク達を実際の重圧を持っているような錯覚に陥らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 たった一言。それだけで骨の髄まで存在を実感するような重み。

 

 その場で意識を持っていた者全員が、大きく身を震わせる。

 

 知覚するよりも先に、感覚から発したそれに慄きながら、声のした方向を振り向いた。

 

「あれは……」

「スワロウの、光の扉…………?」

 

 回廊の入り口近くに、見覚えのあるものが開いている。

 

 スワロウの転移術式に酷似したそれに、見慣れないリネル達は怯えていた。

 

 

 

(なんだこれ……熱波?)

 

 

 

 扉の向こうから、感じたことのない〝熱〟が漂ってくる。

 

 まるで()()()()に、西帝国の有名な火山でもあるかのように異様な熱気。

 

 何もかもが異質な中で──回廊に、ソレは一歩踏み込んだ。

 

 

 

 

 

 ソレは、炎だった。

 

 

 

 

 

 ソレは、騎士だった。

 

 

 

 

 

 ソレは──ルークにとって、かつて絶対として君臨した存在だった。

 

 

 

 

 

「炎の騎士……!」

 

 現れたのは、その身を炎で包んだ髑髏面の騎士。

 

 いつかのように、二メドルを超える背丈に匹敵する黒盾と、刺々しい剣をその手に携え。

 

 あらゆるものを圧倒する銀光で睥睨しながら、カセドラルへ堂々と侵入してきたのだ。

 

「あれって、ずっと団長や騎士様達が追ってる……!」

「あ、熱い……!」

 

 すぐ近くにいたリネルとフィゼルが、肌を焼く熱に苦しげにしていた。

 

 彼女達が声を上げてようやく気がつくが、炎の騎士を前に迂闊に動くことができない。

 

「おいおい、嘘だろ……よりによって今、来るのかよ……」

 

 ライオットも、何かに驚いて動けないようだ。

 

 どうしようもないことに、ルークは歯噛みした。

 

 

 

 

 

 だが、幸いにも炎の騎士は二人には興味がないようだった。

 

 最初から認識さえしていないのか、ルークだけにその銀眼を向け、歩いてくる。

 

 そのうち、彼の炎が影響を及ぼす範囲から外れたことで少女達は脱力した。

 

「っ……!」

 

 射抜くように見つめてくる瞳に、体が怯える。

 

 あの日、自分とシャーリーを救った一閃が未だに心の中へ焼き付いていた。

 

 その目的がなんであれ、敵対することになれば──死ぬ。

 

 そんな明確な想像が出来てしまった。

 

 

 

(それでも……!)

 

 

 

 もしそうだとしても、ルークには引けない理由がある。

 

 恐怖を隠し、《白竜の剣》に手をかけ……目の前に差し出された手に抜くのを止められた。

 

「ライオット?」

「……さっきから殺気立ちすぎだ。一旦落ち着け」

「でも……」

「心配すんな。あいつは……少なくとも、敵じゃないはずだ」

「え……」

 

 まるで炎の騎士の正体を知っているような口ぶりに、間抜けな声を返した。

 

 ライオットは一つ頷くと、ぐっと表情を引き締め、彼と炎の騎士の間に入るように立つ。

 

「久方ぶりにお目にかかる、叛逆の騎士。我らが長に勝るとも劣らぬ最強の剣士よ」

「…………貴様は、蒼角のか」

 

 初めて歩みを止め、恐ろしげな声で返答する炎の騎士。

 

 そこに戦意のようなものはなく、ライオットでさえ生唾を飲みながら口を開いた。

 

「貴殿の目的は、かつて暗黒領域で剣を交えた時に聞き及んだ」

 

 その言葉に、ルークは驚愕を隠せなかった。

 

 十数年前より、人界中に出現しては幻のように消えてを繰り返す炎の騎士の噂。

 

 まさか暗黒領域にまで現れ、整合騎士と敵対しているとは思いもよらない情報だった。

 

「その望みは、俺達の悲願と同じもののはず。何故、行く手を阻むか」

「…………蒼角の担い手よ。貴様に用はない。我が求むるは、その若き担い手である」

 

 その剣の切っ先が示したのは、ライオットの背後にいる者。

 

 彼は振り返り、ルークと驚きに満ちた顔を互いに見せ合った。

 

 

 

 

 

 自分が目的。

 

 そう言われ、よもや斬り捨てられるのかと最悪の予想をする。

 

 しかし、そのような様子は炎の騎士には無く、ただ剣先だけを彼へと向けていた。

 

「白牙の担い手よ。我が言葉、覚えているか」

「……白き翼を育てろ。あんたは、そう俺に言ったな」

 

 今でもはっきりと、あの時の会話とも呼べない言葉の数々を覚えている。

 

 たった一度の邂逅はルークにとって、強い原動力になったのだから。

 

 

 

「今こそ、我が前で示せ。貴様の翼は悪虐の女神に届き、その牙は彼奴を殺しうるに足るのかを」

 

 

 

 その瞬間、炎の騎士から闘志が吹き荒れた。

 

 瞬く間に回廊を染め上げた濃密な戦意に、ルークは身構える。

 

「待て! ルークはまだ貴殿と戦えるような段階じゃない! それにアドミニストレータを倒すなら、力を合わせた方が……」

「故にこそ、確かめる。蒼角の担い手よ、わからぬ貴様ではあるまい」

 

 止めようとしたライオットの言葉は、炎の騎士のたった数言に塗り潰される。

 

 それ以上反論することができず、ただ俯くことしかできなかった。

 

「……ライオット。俺はやるよ」

「……ルーク」

「いつかは越えなきゃいけない壁だと思ってた。……今が、その時だ」

 

 冷や汗を流しながらも、そう笑う少年にライオットは複雑な目を向ける。

 

 そこには、炎の騎士にルークが何かできるという信頼は欠片も存在しておらず。

 

 だからこそ、ルークはより一層覚悟を決められた。

 

 

 

(──いつしか、アリスを取り戻すという目的だけではなく、あの騎士に勝つ為にも研鑽を積むようになった。再会すると、そう奴が言ったから)

 

 

 

 いずれにせよ、ここで戦わねば逃げることすら叶うまい。

 

 だから、全霊をかけて己の力を示そう。

 

 

 

 

 

 

 

 その思いと共に、ルークは剣を抜いた。

 

 

 

 

 

 

 

 ●◯●

 

 

 

 

 

 

 

《白竜の剣》の柄を握り締め、油断なく炎の騎士を見つめる。

 

 ライオットがリネル達の方へと行き、にわかに場の緊張が高まった。

 

 

 

(……ダメだ。どうやっても、勝てる気がしない)

 

 

 

 刹那の間にあらゆる角度と初動による想定を行ったが、いずれも不適格に思えた。

 

 それどころか、一歩でも踏み込めばあの日大猪を一刀両断した一撃に首を刎ねられる。

 

 確信に近い想像が頭を支配し、迂闊に仕掛けることができない。

 

 

 

(だが、こうして見つめ合ってても埒があかない。ここは一か八か……!)

 

 

 

 いずれにせよ格上であると思い直し、ルークは炎の騎士へ最初の一歩を踏み出した。

 

 

 

 バシュッ! 

 

 

 

 その瞬間、炎の騎士の右手が揺らぐ。

 

 記憶に残っていた空気を貫くような音が鳴り、攻撃を仕掛けられたことを察する。

 

 

 

(よく見極めろ! 観察するんだ!)

 

 

 

 以前よりはるかに敏感になった耳、そして両の目を凝らす。

 

 すると、疾風より速く空間を貫き、自分へと迫る〝何か〟をかろうじて捉えた。

 

「シッ──!」

 

 それを受け流し、前へ進もうとして。

 

 

 

 ルークは宙を待った。

 

 

 

 は? という、理解の及ばない現実への疑問を抱く間もなく。

 

 全身を打ち付ける衝撃に流されるがまま、ルークは落下してその体で氷柱を粉砕した。

 

「がッ──は────ッ!?」

 

 背中に突き刺さる氷の破片。内臓まで響く痛みという名の重し。

 

 それが何だったのかも分からぬまま、最初に立っていた位置まで転がっていき、血反吐を吐く。

 

「げっ、ごほっ……ぁ、ぐ……」

「ルークッ!」

「へい、きだ……っ!」

 

 こちらへ駆け寄るライオットの気配を感じ、かろうじて声で制止した。

 

 

 

 

 

 かろうじて手放さなかった《白竜の剣》を使って、体を起こす。

 

 筋肉の隆起に合わせて突き刺さっていた氷片は地面に落ち、口元の血を拭った。

 

 そして、泰然と佇む炎の騎士を睨む。

 

「来るがいい、白牙の担い手よ」

「──オオォオッ!」

 

 雄叫びを上げ、今一度疾走する。

 

 併せて炎の騎士の右腕がゆらりと揺らぎ、反撃を悟った。

 

 正体不明の騎士の攻撃に最大限警戒を働かせ、先ほどと同じようにその音と姿を見定める。

 

 

 

(──見えたッ!)

 

 

 

 それが見えた瞬間、深く体を沈み込ませ、接触することを回避した。

 

 先の一撃は、防御した《白竜の剣》から伝播した規格外の力によって弾き飛ばされた。

 

 ならば当たらないようにすればよいと、そう対策を立てた。

 

「はぁああっ!」

 

 後は肉薄するだけと、再び裂帛の叫びと共に《白竜の剣》を構えて。

 

 

 

 イィイイイッ! 

 

 

 

 背後で、()()()()()()

 

「っ!!?」

 

 ほとんど条件反射で、急停止して背後に剣を置き直す。

 

 一秒後、同じ衝撃によってまたルークの体は宙を待っていた。

 

「な、ん──ーごふッ」

 

 落ちて、氷に傷つけられ、転がる。

 

 何ら変わらず、そっくりそのまま焼き直したように地面へ伏した。

 

「くそっ、やっぱりまだ無理か!」

「来るなッ!」

 

《蒼竜の琴剣》を構えようとしたライオットは、動きを止めた。

 

 炎の騎士のそれに匹敵するような、ビリビリと体に叩きつける言葉を発した少年を見る。

 

「ぐっ、ぅ……!」

 

 全身の力を振り絞って、ルークは立つ。

 

 足の鉤爪で床を削り、額から数滴の脂汗を落としながら、それでも体を起こし。

 

 若干よろけたが、最終的には持ち直して三度(みたび)剣を構えてみせた。

 

「……まだ、やれるぞ」

 

 また、炎の騎士へ挑む。

 

 圧倒的な力を前にしてその不屈さに、ライオットが、リネル達が唖然とした。

 

 騎士もまたその様を見つめ、じっと銀光を輝かせる。

 

「しぃいいいっ!」

 

 ルークが走り出す。

 

 炎の騎士の腕が輪郭を崩し、脅威の音と残像が迫ってきた。

 

 二度も体を打ち据えたそれを、今度はギリギリまで引きつけて、その上で避けた。

 

 防御を行わず、体捌きと重心移動のみで頬に裂傷を走らせるに留める。

 

 強烈な痛みを堪えて、騎士への距離を縮めたが。

 

 

 

 イィイイイッ! 

 

 

 

 腕が僅かに逆へブレたかと思えば、避けたのとは反対からそれが急襲してきた。

 

 そちらへ体を傾けていた以上、避けようもなく肩を打たれて真横に吹き飛ぶ。

 

「ぎぁっ…………」

 

 今度は直に当たった。

 

 氷の殻を破り、奥にあった大柱まで抉ったルークは、ゆっくりと落ちていく。

 

 両手を床に突き出して阻止するが、右肩から大量の血が噴出して結局は崩れ落ちた。

 

「あ、ぐ、ぅぅ……っ!」

 

 上着を赤く染め上げていく自分の血を、圧迫して抑え込む。

 

 頭の中では、これまでの人生で一番というほどに警鐘がガンガンと鳴り響いていた。

 

 

 

(…………ダメだ……強すぎる……こいつは、この騎士には…………)

 

 

 

 どうやっても、勝てない。

 

 

 

 

 

 元から隔絶した実力差があるのは分かっていた。

 

 技量も経験も、純粋な肉体の練度ですら遥かに劣っていると分かっていながら。

 

 足りない分を、《白竜の剣》の自分の一部を捧げて埋めても。

 

 

 

 

 

 絶望的な程、炎の騎士は最強だった。

 

 

 

 

 

「もう終わりか?」

「…………まだ、だっ!」

 

 ルークは、立つ。

 

 勝てないと分かっていて、足元にも及ばないと見せつけられて。

 

 だが、そんなものは心折れる理由にはならないと言うように、闘志で目を燃やし。

 

「俺は、こんなところで止まってられない……っ!」

 

 

 

 

 

 そして、勝ち目のない闘争が始まった。

 

 

 

 

 





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