ソードアート・オンライン アリシゼーション Imagenary Fabricte ~光を照らす執行者〜 作:熊0803
ここまでの登場人物を一応纏めておきます。
第一部 登場人物紹介
ルーク
イメージCV:中村悠一
本作の主人公。年齢は十九歳を迎える間近であった。
ルーリッドの村で衛士の天職を得た少年であり、先代衛士長の息子ジンクにはよく突っかかられていた。
非常に頭が良く、勤勉。村の規則や禁忌目録すら網羅する程で、学院においても座学や神聖術の成績は非常に良かった。
それに比肩して剣技の腕前も高く、元より天職を授かった当時から積み重ねた修練と、キリトより教わった刀系ソードスキルを使う。
とはいえ、彼は直剣や二刀流のスキルしか使ったことはなく、仲間であるクラインや他プレイヤーなどのプレイを見て、ソードスキルの体系を把握していたにすぎない。
修練の末に、彼は口で伝えられただけの数々の秘奥義を習得した。
長い灰色の髪と、同じ色の瞳が特徴的な整った顔立ちの青年。背は高く、180センを少し超えていた。
彼のフラクトライトの根底にあるものは「守護」の心意。大切な誰かを、いつか大きく羽ばたくその日まで守り続ける、兄のような慈愛である。
最後の瞬間までその願いを追い続け、彼は白い彼方へと翼を広げて飛び去っていった。
《白竜の剣》
イメージCV:桐本拓哉
ルークの愛剣。刀に酷似した形状の、特殊な神器級オブジェクト。
北の洞窟にて息絶えていた白竜の骸、その最も硬く、鋭い牙から削り出されたもの。
システム的に初期化をロックされている白竜のフラクトライトデータを宿しており、ルークの心意に呼応して覚醒した。
秘められた力は心意への直接的干渉による攻撃、すなわち魂の断罪。
最も気高く、高潔で、どの竜よりも無慈悲なる執行者。
己が欲望、傲慢とさえ呼べるほどの守護の矜持を誇り、同じものを抱いたルークをこそ担い手として選んだ。
たとえ彼の身が砕けようとも、願いを果たすための翼を与えたのだ。
ルルディ・クローマ/
イメージCV:伊瀬茉莉也
ルークを傍付きとして選んだ、序列第三位の上級修剣士。
この世のものとは思えない美貌と、謎めいた微笑が万人を虜にする絶世の美女。
皇帝に仕えるほどの剣士を輩出し続けるクローマ第二爵氏家の子女であり、かつて最高の剣士と謳われた少女の再来とされた女剣士。
腐敗に沈んだ貴族達の中で、穢れず燦然と輝き続ける大華のような人物である。
ルークを1年間翻弄し続け、様々なことを教え、大切な真実を授けた。
その正体は、ラースのスタッフであり、一流のゲームデザイナーである現実世界の技術者、
アンダーワールドの基底コンセプト……環境データや生物データ、人界と暗黒領域という二つの世界をも作り上げた第一人者である。
彼女は、自分の作り上げた小さな、しかし確かに命の育まれるその世界に、一人の少年を見つけた。
眩く輝く、星のような魂。その煌めきに魅せられて、かつての記憶への哀愁とともに、再びその世界へ落ちたのである。
セフィア
イメージCV:井上喜久子
ルークの母。年齢は秘密。年不相応な美貌を誇る、天然な部分が目立つ女性。
反面、女手一人で彼を育て上げた女傑であり、その優しさと芯の強さからルーリッドでは多くの人に愛されている。
息子を何よりも愛しており、時に抱きしめ、時に導き、時に送り出した。
いつか、自分の使命を果たした愛する人と共に、彼が立派な騎士になって帰ってくることを待ち望んでいる。
ずっと、いつまでも。
シャーリー・ティリーモア
イメージCV:富田美優
ルークの傍付きとして指名された初等修剣士。
人形のような可愛らしい容姿と、乏しい表情が特徴的な、紫髪の少女。
剣を好み、剣に生きることを楽しみとして生きてきた彼女は、より高みへと昇るために学院へと入学して。
そこで、運命の出会いを果たした。誰よりも強い心を持った、心の底から敬愛する一人の青年と。
いつかその隣にいることを望み、恋焦がれた彼女は、咎人となってしまった愛する青年を取り戻すことを誓う。
騎士に叙されるその日を目指し、彼の笑顔を思い浮かべ。今日も彼女は剣を振る。
セルカ
アリスの妹であり、ルーリッドの村の教会で修道女見習いとして励んでいる少女。
アリスの一件で長い間ルークとは疎遠になっていたが、北の洞窟の事件を経て和解した。
姉がそうであったように、村の子供達をいつも面倒見よく世話する彼を、兄のように慕っていた。
彼女は願う。彼と、一緒に旅立っていった二人の少年の安息と幸福を。
そして、あの優しい兄が、姉を救い出し、少年たちと共に帰ってくることを。
キリト
言わずと知れた原作主人公。ある事件により、アンダーワールド内にやってきた少年。
ギガスシダーの根元でユージオと出会った彼は、ルークと出会い、三人で闇の尖兵と戦って、遥かな旅路を歩んだ。
都市から央都へ、央都から塔へ。反逆者として、この世界の異端者として、彼は二人の友と一緒にこの世界を駆け抜けた。
いつか、愛する人達がいる現実世界に帰ることを願って。
そして二年以上もの時を過ごした、この世界の未来を思いながら。
ユージオ
アリシゼーション編のもう一人の主人公とも言える少年。
キリトと出会ったことで、長い年月止まったままの自分の時間を動かし、アリスを取り戻すために旅立った。
彼に剣技を教わり、ルークと三人で切磋琢磨をしながら、純粋に一人の少女を追いかけた。
やがて、女神に惑わされ、その呪縛から解き放たれ、己の使命を果たして。
そして、友が繋いだ絆によりその身を一振りの剣へと封じ込め、眠りにつく。
いつか、大切な人達全てと笑顔で再会することを夢見て。
アリス・シンセシス・サーティ/アリス=ツーベルク
かつて暗黒領域の地に触れ、罪人として連れ去られた少女。ルークとキリト、ユージオの幼馴染でもある。
女神の術により、黄金の整合騎士として生まれ変わった彼女は、真実を知り、神への叛逆を決意した。
幼い彼女は、ルークを本当の兄のように慕い、親愛を寄せていた。
それはかつて、アリス=ツーベルクだった頃に人界の全てを愛していたように、深い心で。
女神の支配など軽々と超えてみせる愛を、未だその胸に抱いたまま。
ティーゼ・シュトリーネン
ロニエ・アラベル
キリトとユージオの傍付きであった少女達。無垢に正義の行方を追い求める、未だ道半ばの存在。
シャーリーの友人でもあり、日々過酷な自主鍛錬に明け暮れる彼女を心配している。
また、自分達を守ったせいで連れ去られてしまった、二人の剣士を想いながら。
アズリカ
北セントリア央都修剣学院の初等寮の寮監にして、かつて代表剣士として名を馳せた剣士。
ユージオの瞳を癒し、三人の旅立ちを見送った彼女は、その手の中にある四つ葉の耳飾りを見つめる。
遠い昔、美しくも優しい女と、勇猛なれど面倒見の良い男と共に語らう誰かを、夢に見ながら。
イーディス・シンセシス・テン
十番目の整合騎士。アリスを妹のように慕う騎士であり、神器《闇斬剣》を操る。
スマホのアプリゲームから参戦、今作のメインヒロイン。
己の使命とその孤独さに苦悩していたルークの前に現れた、深い慈愛と信念を持つ女性。
その魂の輝きに青年は惹かれ、しかし、ついぞ自分の想いを理解することはなくその自我を消滅させた。
彼女は他者を守ろうとするあまり、自分を守らないあの少年を、心の中で案じ続ける。
ライオット・シンセシス・サーティーン
イメージCV:神奈延年
本作におけるオリジナル整合騎士。十三番目の騎士にして、初代北セントリア修剣学院代表剣士だった男。
燃えるような緋色の髪と瞳を持つ好青年。しかして二百年以上の戦いをくぐり抜けた歴戦の騎士であり、その実力は騎士団内で序列五位に位置する。
ルークと同じ竜の神器、《竜具》に選ばれた担い手であり、白い使者によって女神アドミニストレータへの反逆を狙い続けていた。
そのフラクトライトに刻まれた最も強い心意は「矜持」。誰より強く、勇敢たれというその誇りが、整合騎士となってなお彼を大いなる蒼き竜に選ばせた。
騎士は、絶望した。戦いの果てに愛するものを守り、代償に全てを失った、ようやく見つけた好敵手に。
《蒼竜の琴剣》
イメージCV:青木瑠璃子
ライオットが携える神器。二振りの刃を持つ、唯一無二の神器である。
彼によって打ち倒された大いなる蒼き竜の蒼角から、最高司祭の手によって生み出された神器級オブジェクト。
秘められた力は音を操り刃を成し、嵐をも形作る天災の如き力。
己が身を打ち倒した無双の実力と、その矜持に呼応して意思を目覚めさせ、力を貸した。
同胞であり、
スワロウ
イメージCV:櫻井孝宏
長身痩躯の美青年。全てが白い、燕尾服の不思議な使者。
その正体は、アンダーワールドの初期においてログインしていたラースのスタッフ達のメンタルケアを担当していたAI。
彼らがログアウトしたのち、四百五十年もの間アンダーワールドを見守り続け、やがて現れた簒奪者たる女神に叛逆した。
長い時は、人間の感情を模倣して治療に用いることしかできなかった彼の中に心を産み、使命を生んだ。
あらゆる心に平穏を。慈しむべきこの世界に、どうか安らかな幸せを。
カーディナル
もう一人の世界の調律者であり、アドミニストレータによって生み出された第二の人格とも呼べる存在。
メインプロセスであるアドミニストレータの暴走に、それを修正すべきサブプロセスとして長い戦いを続けていた。
しかし、剣の人形を前にして絶対唯一の弱点である、人を殺せないという掟に敗北を認め、己が身を差し出そうと決意する。
その献身は、白い竜となった一人の少年によって果たされることはなかった。
バルド・シンセシス・ゼロ
イメージCV:中田譲治
第零の騎士。
アドミニストレータの
かつて、第一の整合騎士ベルクーリと共に辺境の地より連れ去られた、超高位の権限と強靭な肉体、無二の剣技を持つ岩のような偉丈夫。
壊れた心には女神への復讐心と、そして未だ傀儡とされている友への友愛ばかりがある。
そのフラクトライトに刻まれた心意は「闘争」と「慈愛」。相反する二つの強い心意が、彼を二つの竜の魂に認めさせた。
三百年の時の果て、ついに白亜の塔へと舞い戻った彼は、しかし復讐を果たすことはできなかった。
それよりも大切なものと、出会ってしまったが故に。
《翁竜の黒盾》
バルドの操る二つの竜具の片割れ。この世で最も膨大な天命と優先度を持つ絶対の盾。
叡智を司る賢者にして、もっとも慈愛に溢れ、財を尊んだ黒き竜の一際硬い、心臓を守る逆鱗から生み出された。
秘められた力は治癒。解放することによって、あらゆる痛みと病を癒し、生命をもたらす。
女神の支配を上回るほどの友への愛を持つバルドに、その資格ありとして己の魂を預けた。
四聖竜の中で最も賢き、未来すら予見する竜である。
《赤竜の尾刃》
バルドの操る二つの竜具、そのもう一方。西の大火山に住まう赤き蛇竜の、鞭のような尾の骨から生み出された。
炎によってその刃を分かち、凄まじい素早さと鋭さを以ってあらゆる敵を粉砕する。
秘められた力は無限連鎖。自らの象徴でもある炎によって無限に刃を伸ばし、必ず獲物を仕留めるまで狩り続ける。
激しい怒りと闘争心を秘めたバルドにその資格ありとして、己の魂を発現させた。
鱗や骨、皮膚、己のあらゆるものを使った、ソルスの光を力とする鎧と共に、復讐の騎士に力を与える。
ただひたすらに、闘争を。魂を焦がし、極限の死と隣り合わせる戦いを、永久に。
アドミニストレータ
人界を統べ、その箱庭を作り上げた存在。
貴族の支配欲の象徴として生を受け、やがて人の子から神へと至った簒奪者。
あらゆる生命を、世界を手中に収めることを熱望した彼女は、かつて己を裏切った騎士の息子と、異邦の剣士と、亜麻色の髪の青年。そして、金髪の少女の愛に敗れ去った。
最後まで、その胸に果てしない支配という名の愛を燻らせながら。
改めて、ここまでありがとうございました。
WoU編をお待ちください。