ゴブスレ世界にドラクエ能力者来訪 作:てる
小説と称して投稿するとか頭おかC
あっ、ゴブリンスレイヤーさんは登場しません
※一話前半は転生前のお約束、女神とのシーンなので
転生後から読みたい場合は★マークから読む事をオススメします。
女神とドラクエ 女とゴブリン
この世界には月が二つある。
緑色の大きな月と、その隣にある桃色の小さな月だ。
私には前世の記憶というモノがある。
月が一つしかない世界で生きていた自分はある日、
無駄に乳のデカい女の前に立っていた。
シクシク泣きながらも話しだす女によると
この女は女神で、人々を悪しき者達から守護する立場でありながらも
仕事でドジして一般人である私を彼女が殺してしまった為に上司にうんと叱られ
詫びにパラレルワールドの一つにサービスで記憶を持ったまま転生させる事になったらしい。
パラレルワールドは神様からしたら好きに遊べる遊園地
転生者の存在でおかしくなっても気にしないで遊べる世界、らしい。
ちなみに女が泣いてたのは『仕事でミスして怒られた私可哀相』が理由であり
私を殺してしまった事に対しての申し訳なさとかでは、ない。
この後私が死んだ事へのショックと反省していない女神に対しての怒りで
女神の乳をちぎる勢いで鷲掴みして引っ張ったりしたのは
私の胸が平坦だからでは決してない。
決してない。
胸を抑えながら女神がこれから転生出来る世界の名前と紹介文を
視界に入らない程に溢れかさせる。
その名前の中にはゲームや漫画の世界も存在しているらしく
とても有名な作品から名前だけなら知ってる作品まで幅広く存在している。
その中から『私が知らない作品』と『転生者がいない世界』だけにすると八割は消えた。
五割が知らない作品らしいが……一体この女神は何人人間を殺しているのだろうか。
あれから沢山悩んだが、どの世界にするか決まらないので
結局自分も知ってる有名な作品の中からランダムで選ぶ事にした。
ちなみに選ばれたのは『ドラゴンクエスト』。
実況動画を視聴したりもしていたけど、実際に私がプレイしたのは6~9までだし
『レベルが足りなかったり』『データが消えたり』『終わらせたくない』やらで
最後までクリアした事が一度もないんだけど、大丈夫だろうか。
え?、自分が主人公キャラではないから一般人として生きてもいいし
ゲームのレール線が存在しないんだから剣士や僧侶とか好きな職業に就いて好きに生きてもいい?
……それはそれで不安だ。
これで終わりかと思っていたが
次は転生後の見た目の変更をする事になった。
ゲームでよく見るキャラ作成画面が出て来たのを見ると
神様にとってパラレルワールドはゲームの様な軽い扱いの様だが、
自分もその世界の人間になったら『飽きた』とか言われて一瞬で消されたりしないのだろうか。
ちょっと心配である。
前世と余り変わらないショートヘアーの黒髪コゲ茶目の女の子が出来た。
隣で見ていた女神に『味気ない』と言われたが、
今までプレイしてきたゲームでもこれで遊んできたんだ
それ位『無難』が好きなんだ、ほっといて欲しい。
また引っ張るぞ。
女神による転生の準備が始まる
謎の光る魔方陣と謎の詠唱魔法を唱える女神は本当の女神に見えなくはない。
ちなみにチートとかは女神がもっとやらかさないと貰えない特典らしく
現在貰えた転生者は片手で数える位らしい。
……一体なにをやったのか気になるが、それは前任者達がやった事らしく
この女神は知らないらしい。
それにしても、
意識が薄れていく中で聞こえた女神の
『あっ』
がとても気になる。
★
この世界には月が二つある。
緑色の大きな月と、その隣にある桃色の小さな月だ。
ドラクエの月ってこんなだったっけ?。
この世界に転生した私はスライム一匹見ないまま十歳になっていた。
確かにモンスターは存在する様だが、スライムやドラキーの被害はなく
やれゴブリンが、大鼠がと確かにドラクエにも存在しているモンスターだが
何故スライムの名前が出て来ないのだろうか。
もしかしたらこの世界はドラクエ世界ではないのだろうか?。
あの女神『あっ』って言ってたし何かやらかしたのだろう。
次にあったら引き千切ろう。
だったらこの世界は一体どこの世界なんだ?
調べようにも小さな田舎では情報が集まらないし、
レベル上げしようにも村の中にいたらモンスターと遭遇する事も無いし
森の中に行こうとすると一人だと危ないから勝手に行くなと言われるし
このままだと自分は平和に農民として生きていく事になりそうだ。
そう思っていた時期もありました。
そんな平和な農民ルートを外れるきっかけは母との仕事の話から始まった。
この世界にも『やくそう』が存在しているらしく
自分は母親と一緒に森の入口でやくそう取りのお手伝いをする事になった。
やくそうの生えている場所の近くには村の門番もいるから
やくそう採集をする際は何かあったら門番がすぐに駆けつける事が出来る距離まで
と教えて貰いながら、母と一緒に森の中に入った。
母親の近くで薬草の見た目と取る際のルールを聞きながら
それなりに楽しく採集をしていたが
ここで事件が起こった。
日が暮れる前に帰ろうと母と一緒に森を抜ける所で
この日まだ見た事のない植物を見つけた私は
なんの植物か気になりほんの少し母から離れ、母に何の植物か尋ねようとしたその時
『ゴッ』
という鈍い音が響いた。
母親は地面に伏し、後頭部から赤い血が滲み出ていた。
一瞬何が起きたのか分からなかった。
だが、それが誰が原因で起きたのかはすぐに分かった
倒れた母のすぐ近くにいる自分と同じ位の体長の緑色の醜悪な生き物……ゴブリンの姿があった。
確かにゴブリンだ。
だが、ドラクエ世界のゴブリンとは似ても似つかない。
下賤な笑い声を上げながらこちらに近づいてくるゴブリンの目線に嫌悪感が沸き上がる。
これは殺しがメインではない
こいつは今から私を辱めるつもりなのだろう。
手に持つこん棒で死なない程度に痛めつけ
巣穴に連れ込むつもりなのだろう。
大人を運ぶとなるとゴブリン一匹では大変だろうが
大人になり始めたばかりの子供ならそこまで苦もなく運ぶ事が出来る。
震える体で考えてしまうのは自分の未来。
女神に殺され
違う世界に転生させられ
ついにはゴブリンに犯され
繁殖の苗床にされ
殺される
なんて転生人生、戻れるなら転生キャンセルしたいくらいだ。
どうしようこうしようと考えていたら声が聞こえた。
母の声だ、
母はまだ生きていた。
小さな声で「逃げて……逃げて」とそれだけを呟いている。
そんな母をゴブリンが口角を上げ蹴りを入れるその行為に
恐怖は怒りに変わった。
ここで私だけ逃げたら母はどうなる?
少し離れた場所にいる門番に聞こえる様に大声を出して助けを読んでもいいが
その場合ゴブリンは臆して逃げてくれるだろうか?
……少しだけ時間が欲しい。
出来れば
『ゴブリンが一ターンだけ動けなくなる時間が』
欲しい。
じり、とゴブリンが近づいて来た
私を見つめてヨダレを垂らすゴブリンを前に今の私は怒りで体が震えていた。
ゴブリンがこん棒を振ろうとしたその時、私は動いた
私が手にしたのはただの砂
それを思いっきりゴブリンの顔にかけてやった。
醜悪な鳴き声を上げながら涙目になり目をつぶるゴブリン
目に入った砂を手で取ろうとしている姿を見て震えは止まり
体は次の行動を取っていた。
目の中に入った砂を取る事に集中していたゴブリンのこん棒を私は取り上げた。
突然の事に声を荒げ取り返そうとするゴブリンの攻撃は
私には当たらない。
目の見える私はしっかりこん棒を握って標的をしっかり狙う。
そして
ドゴッ
とてもいい音がした。
それを切り口に
私は何度も何度もゴブリンを殴っていた。
相手のターンが来ない様に私が何度も殴っていると
≪ パララッ パッパッパー ≫
突然のファンファーレの音にこん棒で殴る手を止めて辺りを見回してしまった。
しかしトランペットを持った人間の姿はない。
これは……レベルアップの、音?
ゴブリンを倒した事でレベルが上がったのだろうか
≪ あなた は ホイミ を おぼえた ! ≫
やはりドラクエの世界なのだろうか
頭の中で響く謎の声にドラクエ世界の人々にとってこれが当たり前なのだろうかと
少し不安になって来た。
そして私の覚えた呪文はホイミ
主人公が一番最初に覚える魔法である回復魔法
回復魔法……
体はすぐに動いた
血を流して倒れていた母親の前に来た私は覚えたての呪文≪ホイミ≫を使った。
するとみるみるうちに母の頭の傷口は塞がり顔色も少し良くなった様に見える。
もし死んでいた場合ホイミを使っても意味はなかった
生きていてくれて良かった
ホイミを覚えて良かった
そして、助かって良かった……。
やはりこの世界はドラクエ世界の様だ。
ただ、少し自分の知っている世界よりも
かなりリアルな見た目になってるだけの様だ。
なら頑張ってレベルを上げよう。
どこまで強くなれるか分からないが、
ゴブリン相手でも死なない程度には強くなりたい。
しかし冒険者の話を聞いて
この世界が『ドラゴンクエスト』の世界ではなく
『ゴブリンスレイヤー』の世界だと理解した頃
何処ともいえぬ場所にいる存在が意味もなく胸を抑えていたらしい。
ゴブスレはやる夫スレとアニメ
ドラクエは6~9しかプレイしてないです
突然思いついたのでつい書いてしまいました。
※主人公はドラクエ11に登場する『オコボルト』を
『ゴブリン』だと勘違いしています。
第三回 主人公の10年後のバスト決定戦
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