ゴブスレ世界にドラクエ能力者来訪 作:てる
このお話は現在書いているお話から約10年後(主人公20歳)の
原作ゴブリンスレイヤー時期を想像して書いたお話です。
主人公が冒険者達から『魔物使い』と呼ばれているので注意して下さい。
(突然思いついたネタなんです、許して下さい以下略)
※同じ日に第三話である『荷馬車と少女 槍の少年』を投稿しているので
未読の方はお気を付けください。
「ゴブリンを美味しく食べる方法ってないかな」
今、
今日も今日とてゴブリン退治に赴いた
野営中の食事時に彼女……魔物使いが発した一言が
ゴブリンスレイヤー含む5人の時を止めてしまった。
「い、一応聞いておくけど どーしてそんな突拍子もない事言った訳?」
焚き火の向かい側にいる魔物使いに詰め寄って来たのは
そんな彼女に魔物使いは後ずさる事もなく言葉を紡いでいく。
「美味しいモノは人々を魅了するでしょ?
でも美味しいからって沢山取り過ぎたり狩り過ぎていくうちに数が減って
最終的に絶滅する事って少なくないんだよね」
実際彼女の前世の世界では美味しいから・狩りやすいからという理由で
多くの生き物が絶滅しかけたり完全に絶滅してしまった事を知っている。
なら、この世界で多くの人々にとって厄介者であるゴブリンを美味しく料理して食べてしまえば、
ただ駆除するのではなく食材として狩っていけば
長い年月をかける事なく奴らを絶滅させる事が出来るのではないかと思い続け
ついには言葉となって今日、発してしまったのであった。
「なるほど、それで数が多く厄介者である小鬼共をその対象にしたい、そう仰りたいのですな」
「確かにあのゴブリンが旨いとくれば冒険者に依頼として狩られる様になって
次第に数も減るっちゅーこった」
魔物使いの言葉に納得して頷く
酒のつまみにと話しに混ざる
妖精弓手は『うげっ』っと嫌そうな顔をした。
……そして話についていけずにオロオロしている女神官に
ゴブリンの話題でありながらも不気味なまでに黙っているゴブリンスレイヤーは
静かに彼らの会話を聞き続けた。
「ちょっとー! 勝手に話を進めないでよね!
それにあいつら
「あいつら汚いからまずは水責めしてから血抜きするでしょ?
腐りやすい臓器は処理するでしょ?
肉の臭いもきつそうだから煮詰める際にハーブとかで対策するとして
……灰汁も多そうだし何度も取り除かないといけないかな」
「料理にするなら見た目も意識せんとな
ゴブリンの肉と聞いても見た目が悪くないなら皆興味も持つってもんよ」
「然り」
「あんた達ねぇ!」
ガタッ
静寂を貫いていた男、ゴブリンスレイヤーが突如として立ち上がった事により
会話は一瞬にして止まり、全員が彼に目を向ける。
「ご、ゴブリンスレイヤーさん?」
「オルクボルグ?」
「試してみる価値はあるかもしれん……やるか?」
「流石ゴブスレ!料理はマカセロー!」
「ぜーーーーーったい! お断りよっ!!!!」
妖精弓手の一声は、暗い夜にそれはそれはよく響いた
それからゴブリンが食べられたかどうかは、今はまだ誰も知らない……。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
ゴブリンを絶滅させるなら食べる方がいいんじゃないかって思いましたが、
人肉を食べる人型のモンスターを食べたいですか?
私は無理です……美味しいならちょっとは考えますが。
第三回 主人公の10年後のバスト決定戦
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