ゴブスレ世界にドラクエ能力者来訪 作:てる
思ってた以上に話が長引いて次回へ回す事に。
そして視点変更が多過ぎぃ!!
読みにくかったら申し訳ないです。
≪ ▼ ≫
隣村に薬を売り終わって新たな村へと出発する私たち家族と
警護しながら付いて来てくれる冒険者の一行。
荷馬車の音と一緒に聞こえる
非力な
そんな中、荷馬車の中で空気椅子を試した結果
揺れでこけた私の姿はなんと滑稽な事か。
あ~あ、空を飛んでるあの鳥たちは
モンスターがいる世界でどうやって生きてるんだろ?
空気椅子は止めて荷馬車から外の景色を見てるのは
お尻の痛みから目をそらせるかなと思っての試みだったけど
……うん、こうかはいまひとつのようだ。
村についてすぐに『ホイミ』を使ってお尻の痛みを消したりしたけど、
現在進行形で発症している痛みに対して何度も使える程ホイミは安くはない。
だからこうして我慢しているけどお尻が縦だけじゃなくて横にも割れないか心配だ。
『いつか一緒に冒険しようぜ!』
そういえば薬を売るために立ち寄った村で会ったあの少年
ゴブスレに登場する槍使いに似てたな。
もしかして幼少期の槍使い本人か、はたまた槍使いの弟か、槍使いに憧れてる少年だったのかな?
今が原作からどれ位前なのかそれとも先なのか分からないから推測しかできないのが辛い。
あ~あ、早く冒険者になれないかな
そしたら一目でもいいから原作キャラに会ってみたいよ。
『
冒険者の出した声にいち早く母が私の手を引いて
私を荷馬車の奥に隠した。
なんだかんだと一瞬混乱したけど、
すぐに外から犬……狼の声が聞こえて来た事で理解した
これから冒険者たちが戦うのだと。
『狼は基本人間を襲う事はない』
しかし人間は狼にとって脅威にならないと一度でも学習されると
本来の危険度がぐっと跳ね上がる存在になると冒険者たちが話していた事を思い出した。
母の神へと祈るつぶやきに、いつの間にか避難していた父の『大丈夫だ』と繰り返す言葉
外から聞こえる冒険者達が戦う音と声、その中から知らない人間たちの声も加わり
より激しい金属音と冒険者達の声と獣の鳴き声
そして誰かの血の匂い。
外は一体どうなってるの?
なんとか外の様子を見れないか辺りを見回したら
荷馬車を覆う布地にわずかに小さな穴が開いてるのを見つけた。
父に心の中で謝罪をして、その穴を指で広げて中をのぞき込むと
狼の死体が3体に盗賊と思わしき人間たちの死体が2体見えた。
恐らく盗賊たちが
冒険者が戦っている中に本体である盗賊たちが乱入してきたのだろう。
でもゲームやアニメと違って、本物の人間のグロテスクな死体に思考とは裏腹に
体が
彼らは悪党、一歩間違えれば家族や冒険者がそうなっていたかもしれない姿。
そう分かっていてもなかなか考えがまとまらず落ち着きを取り戻せず
視線が四方八方へと向けてしまっていた…… そんな時
冒険者だ
穴の中からわずかに見えた女格闘家と男僧侶の姿に
体の緊張は治らないが思考は次第に治り始めた。
でも首に近い肩から血を流して片膝をついた女格闘家と
彼女の傷を呪文で治そうとしている僧侶の姿に
心の中での行動は既に決まっていた。
『助けないと』
そう、強く思った。
-------------------
[ 冒険者視点 ]
冒険者たちの長い長い戦闘が終わった。
地面に横たわるのは荷馬車を狙った
冒険者たちはまだ敵が潜んでいるのではないかとしばらくの間は周りを警戒をしていたが
やがて潜伏している敵の気配もないのを確認して一息ついた。
「大丈夫、みたいだな……皆さん、もう大丈夫ですよ」
パーティのリーダーである剣士が荷馬車の護衛者へと伝えると
恐る恐る顔を出したのは依頼者の男
それから彼の妻も姿を見せるも、二人の子供である少女には
荷馬車の周りの惨状を見せないために
まだ荷馬車へと待機させている様子を
「皆さんが無事で良かった」
「ケガをしてる方は言ってください。
すぐに薬を用意しますので」
夫婦の言葉に冒険者たちも今になって体中を駆け巡る疲労感と傷の痛みに気づき
夫婦の気遣いに甘える事にした。
「それにしても『女格闘家』がやられた時は焦ったな」
「ほんと、一時はどうなるかと思ったけど
『男神官』の
夫人の治療に向かう途中で話題になるのは先の戦闘
本来狼の
機転を効かせた格闘家の行動により死を免れたものの、
格闘家は代わりに大きな傷を負って動けずにいたからだ。
しかしそれ以上の威力の
すぐに戦闘に参戦する事が出来、陣形が崩される事もなくこうして勝つ事ができた。
そんな彼女の首周りの服は血で汚れているが、肌には一切の傷跡は残っていない事が確認できる。
「ほら、傷跡一つ残ってないわ
ありがとう、『男神官』」
「え、ええ。
お互いさまですよ」
先行く仲間の背中を見ながら男神官はうつむき考える
『あれは果たして自分だけの力だっただろうか』と……。
-------------------
≪ パララッ パッパッパー ≫
……なんで?
冒険者さんたちの戦闘も終わって全員五体満足で良かったと一息ついてたら
突然頭の中で鳴り始めたファンファーレに首をかしげてしまうのは仕方ない、よね?
なんでだ? 私は今回モンスターを倒してないのになんでレベルアップ音がなるの?
! ……もしかしてあれか、女格闘家に『ホイミ』を使った事で
冒険者パーティの一人としてカウントされて倒したモンスター分経験値をもらったって事?
これってずるくないか? 経験値を貰える判断基準が分からないな……。
『気をつけろ! 生き残りがいるぞ!』
頭を悩ませている所で新たな悩み
なんてこった、頭が沸騰しちゃうじゃないか
荷馬車の周りには倒した狼や盗賊の死体があるから両親が考慮して荷馬車の中にいるけど
これには思わず外を見てしまった。
冒険者の後衛が母さん達を守って、
剣士さんと格闘家さんが剣と拳を構えて一触即発状態
思わず私も馬車の中に避難しようかと思ったら
≪ ▼ ≫
まだレベルアップ後のメッセージが続いていた
-------------------
[ 冒険者視点 ]
「待ってください!」
狼に切りかかろうとした矢先に声を出したのは依頼者の娘である少女だった。
荷馬車から飛び降りて走って来るのを仲間が引き留めようとしたが
それをするりと避けて前衛の俺たちの前までやって来たのを慌てて女格闘家が少女を止める。
「だっ、駄目よ! 危ないから早く荷馬車にっ!」
「この子は……この狼は大丈夫です」
少女の目は俺たちに向ける事なく狼にだけ目を向ける
「この狼は……私の『仲間』になりたいと言ってるんです」
……一体、この子は何を言っているんだ?
先程まで死闘を繰り広げた相手が少女の仲間になりたい?
確かに先程まで盗賊達に飼いならされていた狼の一匹だ
人に慣れやすいのかもしれないが、
一歩間違えれば先程の女格闘家より悲惨な目に遭う危険性がある存在に
おいそれと近づけるなんて……
「わんっ!」
…… 随分とデカい犬だ
そう思う程に凶暴であるハズの狼が少女へおなかを見せて服従のポーズをしている姿は
なんというかすごくシュールで、俺も仲間達も少女の両親ですら
飼いならされた犬かと勘違いしてしまう様な光景だった。
そんな状況を気にせず狼の元へと近づいた少女が狼の頭を撫でている姿は
飼い主と飼い犬の触れ合いにしか見えない。
「この子は今日から私の仲間の【ポチ】、よろしくね! ポチ」
「わんっ!」
……俺たちの今回の冒険の記録は
それくらい、ありえない状況が俺たちの目の前で繰り広げられていた。
-------------------
[ ???視点 ]
広大なフィールドが広がる四方世界にあるのは人の形をした
神と呼ばれるその存在たちは、今日も
彼ら冒険者の今回の依頼は『薬師を乗せた荷馬車の護衛』
護衛日数が長いが一人当たりの日給依頼料が良かったために始めたこの仕事、
しばらくは平和な護衛だったが、何事もなく終わらないのが冒険者の宿命。
コトリと置かれた新たな駒は
冒険者は護衛対象を守りながら戦かわなければなりません。
当然負ければ死、あるのみ。
さぁ、戦闘開始です
『さぁ やれ!』 『負けるな』 『骰子に祈れ』
前衛二人の攻撃がうまい具合に敵へと当たり、
冒険者は狼の数を一つ、また一つと減らしていきます。
これなら誰も死なずに終わると安心したのもつかの間、
やって来たのは盗賊を率いた
狼との戦闘で多少の疲労を持ちながらも
冒険者達は諦めずに戦います
しかし、どんなに賢明に戦っていても出た骰子の目は神にはどうする事もできません。
狼の攻撃がクリティカルを出してしまいました。
狙われたのは男神官、くらってしまえばどうなるか
そこから一気に形勢逆転、パーティは全滅してしまうかもしれません。
『ああ駄目だ』 『なんてこった』 『14頁にはまだ早いぞ』
そんな中でダイス運を発揮したのが格闘家
神官をかばった事によって神官への攻撃を防ぐ事ができたのです。
しかし前衛の一人が瀕死の状態、後衛の神官が回復に専念
次のターンは敵にとって圧倒的に有利です。
どうか骰子よ骰子よ
神である存在も祈るのです、彼らだって駒がかわいいのですから
どうしたのだろうか
神々は不思議に思いました
大怪我を負っていたはずの格闘家のケガがすっかり治って
戦闘に復帰したのです。
神官の今のレベルで
ざわつく神々の中の一人がふと目に入ったのは
護衛対象の一人である小さな少女の存在でした。
どこにでもいる様な風貌のこの少女、
よくよく観察してみると魂がこちらと全く違うモノではありませんか。
おまけに神々とは全く違う別の存在からの加護を受けているとか
簡単に言えばTRPG世界に別ゲー設定のキャラが混ざりこんだ様なものです。
さらにさらにこちらが用意した
少女の仲間になってしまってるではないか。
『なんだコレは』 『コレはどこからやってきた』 『私は知らないコレはナニ』
謎の力を秘めた存在に神々は困惑します
コレをこのままこの四方世界にいさせてもいいのか否か。
神々は過度な干渉はしないと決めています
しかしこの存在は神々とは違う別の何かの干渉がある存za……
『良かった良かった』 『無事に終わった』 『あ~ 楽しかった』
冒険者達は無事に護衛任務を達成しました
冒険者ギルドでにこやかに笑う彼らに神様たちも大満足。
さぁ、次はどんな冒険が彼らを待っているのでしょうか
今回も無事に生き残った彼らの次の冒険もとても楽しみだ。
…… 何もなかった
そう、『何時も通りの冒険だった』
主人公が転生する事になった巨乳女神側の神様が作った
『パラレルワールドのゴブスレ世界』なので、
色々といじってゴブスレ世界の神様による
強制リタイアするシナリオがなくなりました
(でも冒険中に普通に死ねば当然死ぬぅ)。
……というか神様視点って書くの滅茶苦茶難しいですね、精進します。
第三回 主人公の10年後のバスト決定戦
-
貧乳
-
普乳
-
巨乳