ここはVRゲームが楽しめる施設。
ここでは今日大型の剣と魔法のVRゲームが楽しめるイベントがあって、みんな抽選券で当たるのを楽しみにしているんDA。
「ひゃ〜、大きい施設だなぁ」
「バリカン、今日はあんまり騒ぐんじゃないぞ。吉坂博士に呼ばれて僕がテストプレイヤーになったんだからさ」
「でもずるいわお兄ちゃんだけ楽しめるなんて。私も女騎士になって活躍したいわぁ」
「ははは、キャロンじゃ無理だよ」
「も〜、お兄ちゃんの意地悪ぅ」
研達がそう言いながら施設に入る。
研が色々見回りながら歩いていく。中々広い施設だろう?ここには次世代ゲーム機や、コックピット式のゲーム筐体などがあるんだ。専門的な事はともかく研は早速多人数で並んでる席に並び始める。
「やぁ研君」
「あ、吉坂博士」
と、そんな中吉坂博士が研に話しかける。
「今日はご招待してくれてありがとうございます」
「どういたしまして、今日はやっと完成した大型VRゲーム。BMO(ブレードマジックオンライン)がテストとは言え稼働する日だからね。参加人数は100人と決められてるけど、研君はその1人だね」
「はいっ」
「ちぇー、なんでオイラ達は参加できないんだよ」
「そうね、お兄ちゃんだけずるいわ」
「はは、君達にはそのお詫びとして今日はここにあるゲームは自由に遊んでいいからね」
不満げに言うキャロンやバリカンにそう吉坂博士がそう言うと、二人は嬉しそうな顔をする。二人の嬉しそうな顔が頭に浮かび上がるだろう?
「じゃ、僕行ってきますぅ」
「お、そろそろ始まる時間だね。楽しんできなさい」
そして列が動き始め、研を含めた参加者はVRをする為のヘルメットとその椅子がセットされた機材がバカみたいにずらりと並ぶルームに入っていったんだ。未来的な機械だろう?
「君も参加者の一人かい?」
「そう言うお兄さんもですか?」
そこに、いきなり馴れ馴れしく研に話しかける年上の男がいた。
「そうかい、君も楽しめるといいね」
「はいっ、えーと、確かこれを被って…」
そして参加者は全員、VRヘルメットを被ってゲームが起動するのを待ったんDA。
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「うひゃー、ここがBMOかー。あ、僕の服装も変わってるぞ」
研達はゲームが起動すると、BMOの中にダイブし、その風景やその世界に合わせた服装に驚いたんDA。
風景はドラ◯エや、F◯などのファンタジーによくある街を想像すればわかるだろう?
「すごいなー」
「時代の進歩てやつかなぁ」
「まるで本物だ」
「すんごぉい」
「んふぅ」
研以外の参加者もそのゲームの出来に色々な反応を示していた。
「さ、それじゃ早速街を探索に…」
と、研達が行動しようとした瞬間…
「やぁ、こんにちは。ゲームプレイヤー達」
突如、謎のローブの人が何も無い場所から現れた。
「あれ?何者だろう?」
「このゲームは僕が乗っ取った、君達には早速悪いけど、ゲームをしてもらう。それはこの僕、魔王を倒す事だ。一週間以内に倒さなければ君達は全員死ぬ事になる」
「なんだって!?」
突如とんでもない事を言い出したローブの人に、参加者達はザワザワとした反応を見せる。
「まさかそんなまさか…」
「ふざけんじゃねぇ!」
「そうだそうだ!こんなのログアウトすれば…」
「残念だが、ログアウトも出来ないよ…そしてこのゲームの死は現実での死でもある。現実世界の君達に取り付けられているVRヘルメットは、もしゲームオーバーになった瞬間超高圧電流が流れて死んでしまうのさ。スリルがあって面白いだろう?」
「待て!なんでこんな事をするんだ!」
その研の言葉に、ローブの人がニヤリと笑う。
「革命さ、この素晴らしい技術がこんなくだらない事に使われていて少し苛ついたのさ。もし軍事運用に使えれば現実の戦争だって抑えれるかもしれないのにさ。これはただのゲームじゃ無い。現実の阿呆共に知らせてやるデスゲームさ」
そんなとんでもない事を言うローブの人に、一人の男が近づく。そうさっき研に話しかけたお兄さんDA。
「君!それは違うよ!…こんな素晴らしい技術が平和の為に使われている事に苛立つなんて君は間違えている!さぁ早くこんな下らない事はやめるんだ!」
「お、お兄さん…」
そんな言葉に研は感動するが、ローブの人はそんなのは通じず、一本の剣を取り出す。
「まだ分からないようだね…これはただの遊びじゃないて事を!」
そう言って、ローブの人はそのお兄さんに剣を刺した!
「あ、お兄さん!」
そして剣を刺されたお兄さんは哀れにも死ぬ…事は無く怪しげな笑みを浮かべ、ローブの人を見つめる!
「な、何…何故だ!」
「ふっふっふっふっ…」
「貴様!何者だ!」
「ハハハハハ…ジュラル星人DA!!!」
お兄さんはなんとジュラル星人が化けていたのだ!そして目から光線を出し、ローブの人を焼いた!
「ぐぁああああ!?ば、ばかな、僕がこの世界の…インターネットの神になる筈だったのにぃ…」
「ふん!お前みたいな人間は真っ先に消えろ!」
「と、溶けた…!」
そしてビームを受けたローブの人は哀れにも消え去り、ジュラル星人であるお兄さんが研を見る!
「クソ!ジュラル星人だったのか!」
「そうだ!そして周りを見ろ!」
「アッ!!」
研が周りを見ると他の参加者達も目を怪しく光らせ研を見ているでは無いでしょうか!そう、こいつらは全員ジュラル星人だったのだ!
「我々ジュラル星人は貴様がこのVRゲームに参加すると聞いて、参加者を集めるコンピュータをハッキングして参加権を買い占め、そして貴様が間抜けにもVRゲームを楽しんでいる隙に我々の誰かがログアウトし、隙だらけのお前を殺すと言う作戦だったが、あの訳のわからん奴のお陰でその手間も省けた!今のお前はチャージマンに変装出来ない!そして我々ジュラル星人はチートを使ってジュラル星人と変わらぬ能力をこの世界に持ち込めたのだ!覚悟しろ研!!」
「く、クソぉ…」
そして研は悔しそうに走って逃げた、その様子を追いかける事なくジュラル星人は怪しくニヤリと笑みを浮かべる。
「ククク…今まで殺された仲間の分、じっくりと苦しめてやろう」
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【キチレコのBGM】
「ありゃりゃ、何か大変なことになってるじゃありませんか!」
「吉坂博士、お兄ちゃんどうなるの?」
その頃BMOのプレイ動画が見れるモニターの前でバリカンとキャロンが驚く様子を見せてた、吉坂博士もそうだった。
「まさかVRヘルメットが危険なものにすり替えられた上にジュラル星人まで潜伏するとは…あのローブ男はどうでもいいとして、研君が危険だ」
「いつも通りチャージマンになってジュラル星人を一掃すればいいじゃありませんか」
そのバリカンのお気楽な言葉に、博士は首を横に振る。
「いや、見ての通り今の研君はチャージマン服を着ていない。つまり今の研君は戦えないんだ」
「それはまずいじゃ無いですか!研〜!」
「どうにか出来ないの〜?」
「…そうだ!」
そしてその頃BMOの中は…
「くっ…ジュラル星人!卑怯だぞ!」
「はっはっはっ…冥土の土産に良い事を教えてやろう、このチートには一つ弱点がある!それはチャージマンが持つアルファガンの光線DA!」
ダメージも効かず、強力な武器をいつでも取り出せるチートの弱点をつい調子に乗って教えるジュラル星人、だが余裕の笑みは解かないでいた。
「だが今の貴様はチャージマン研には慣れない。飛んで火にいる夏も虫だ!」
「くっ…」
ジワジワとジュラル星人に迫られる研、その時…
【装備データが転送されたました。『チャージマン服』】
「これは!」
突如研の目の前に映りだすメッセージウィンドウ。そして吉坂博士の音声が再生される。
『研君!この装備データは君のチャージマンとしての能力をそっくりそのままに再現したものだ!直ちにツカイタマエ!』
「なに!?させるか!物共かカレー!」
「よし!これがあれば!」
そしてそのウィンドウに手を伸ばす研!迫るジュラル星人! ζ
ζ
「チャージングゴオオオオオオ!!!」
KVKVKV
【いつもの処刑曲】
チャージマンに変装した研!
「くっ…行け!」
「アルファガン!!」
ビーっ!
「ぐぁあああああ…」
ビーっ!!
「ぎゃああああぁぁぁ…」
ビーっ!!!
「ぎぇえええええええ!!!」
アルファガンの光線がジュラル星人のゲーム内のチート耐性をも貫く!そして等々ジュラル星人は一人になった!
「くっ…我が同胞よ!力を!この伝説の剣、エ゛ェークスキャリバァで仇を取ってくれる!」
「それも卑怯な力で手に入れた剣か!」
そして剣を構えるジュラル星人!そして様子を伺う研!
そして…
「…」
「…」
「…」
「…」
「キェアアアアア!!」
「アルファガン!!」
「グォオオオオ…」
伝説の剣エ゛ェークスキャリバァを振りかざした隙を見逃さず研はアルファガンを放つ!
「…危いところだった」
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「今回は危険な目に合わせてすまなかった。研君」
「いえ、僕も潜伏していたジュラル星人を倒せて良かったです」
あれから無事にログアウト出来た研。そろそろ帰り支度をしていた。
「でもしばらくこのVRゲームは出来ないんだってね」
「しょうがないよバリカン。変な人も紛れ込んでいたし」
「ま、俺様なら一瞬でゲームクリアできてたけどね」
「まぁバリカンたら」
「あはは、さ、帰ろうかみんな。ニュー速の時間まで間に合わないぞ!」
「そうだね研坊!」
「今日はVR出来なかったけど、色々なゲームが楽しめて良かったわ!」
「それじゃ吉坂博士、また遊びに来ます!」
「またいつでも来なさい」
夕陽に赤く照らされる施設、研はそれを背に家に帰って行きました…
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