Jロックfromパラレルワールド   作:グッサン

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高校2年軽音部の秀人くんが、どうやらパラレルワールドに迷い混んだお話。
初投稿故に文脈などおかしな所があったらごめんなさい。



第1話 破滅に向かって

パラレルワールド?そんな世界が在ると云うことは映画や漫画の知っていた。というか空想の世界だと思っていた。

そもそも何でパラレルワールドなんて思考になっているのかも疑問だが、数日前まで暮らしていた世界と何か微妙に違う気がする。何時もと同じ風景、同じ道を同じように歩き高校へと通学するのだが、ここ最近は前よりも5分余計に時間がかかる。

既に一年間同じ通学路を同じように歩いてきたのに進級して始業式の登校時から僅かに感じた違和感。気のせいか…と気にしていなかったが、それが一週間も続けば流石におかしいと感じる。

 

 

昼休み、教室でパンを食べていると

 

「おう秀人!お前最近おかしくないか?」

 

同じ軽音部で同級生の石塚が何となくモヤモヤしている僕の雰囲気を察してか声を掛けてきた。

 

「それがねぇなんか分からんけど、色々と微妙な違和感があるのよ。先生は最近変わった事は無い?」

 

僕は石塚の事を先生と呼んでいる。同級生だがギターの腕が高く周りから一目置かれる存在で僕は敬意を込めて先生と呼んでいるのだ。

 

「んー特に何も変わらんよ?」

 

変わってるのはお前だよって感じで石塚は笑みを漏らす。

僕らの高校は制服は無いため私服なのだが、どうやら僕のファッションは独特らしく入学当時から変わり者扱いされていた。そんな変わり者に普通に接してくれている石塚は僕にとってかけがえのない存在なのだか…そんな石塚が疑問に思うほど最近の僕は変だったのか?

そして、石塚は僕が感じている異変を感じていない、というか僕以外の周りの人間も、特に違和感を覚えている素振りもなく普通に日常をおくっているように見える。

 

僕だけが感じている時間の違和感…やっぱり気のせいかな?パラレルワールドなんて突拍子も無い思考に至ったことに我ながら恥ずかしくなり、「多分気のせいかな?気にしすぎて違和感があったかもしれないね。」と話題を切り昼休みは終わった。

しかし、今日の昼休みは学食の方が騒がしかったな…。

 

 

放課後、軽音部の部室には4人しかいない。

この軽音部は僕を含めて5人が在籍しており、全員が同学年。今日は来週行われる新入生歓迎会で行う部活勧誘についての話し合いをする予定なのだが、部長の佳樹が居ない。

 

「トシ!佳樹は?」

 

ベース担当の泰司が佳樹と同じクラスのボーカルのトシに尋ねる。

 

「あぁ、帰った」

 

「「「またか!?」」」

 

3人の声がハモる。

佳樹は激情型といか破天荒な性格をしており、度々自分勝手な行動に出るが、既に一年も付き合っていると慣れてしまう。そして何故か憎めない。

 

「何で?」

 

僕がトシに問うと

 

「昼休みに佳樹と学食でカレー食べてたんだけど…」

 

トシ曰く、佳樹はカレーが辛いと云う駄洒落みたいな理由で怒り狂い、学食で暴れた後に帰ったそうだ。

 

「歩く三面記事だな」

 

ため息混じりに石塚がぼやく

 

「いやいや先生!あんたも大概だからな!」

 

部室の棚に並ぶジャックダニエルの空ボトルを指差し僕がツッコミを入れる。

高校生ながら酒豪の石塚は部室でウイスキーを呑むことが日課になっており、その空ボトルが棚に整然と並んでいるのだ。

彼曰く「ロックは酒」だそうだが、学校にバレたら停学と廃部は免れない。

 

「大丈夫!俺昨日で16歳になったから!」

 

自慢気に石塚が言いやがった

吐く息は既に酒臭い。もうめんどくさいのでスルー。

部長でバンドのリーダーでもある佳樹が居なければ話し合いにもならないので本日は解散することになった。

 

石塚は新しいボトルを開けロックでグラスを煽っているけど、放置し帰ることにした。

バレたら廃部だから!と釘を刺して部室をでたが、掌をヒラヒラと振り

「大丈夫大丈夫」

と、更にグラスを煽る石塚を見て、明日登校したら部室が無いかもな…と思いながら帰路についた。

 

 

翌日も何時もと同じように登校し、やはり5分余計に時間がかかった。

それ以外に時間への違和感は無かったから、成長期故に体のバランスが崩れ歩くスピードなり姿勢が変わったのかな?と半ば納得するようになったのだけど…

 

 

昼休み、僕はあまり学食には行かず、教室で石塚とパンを食べることが多い。

今日も教室でパン。

これも変わらない日常の筈だった。

 

「おいっ!せ、先生!!」

 

僅かにテンパって石塚の行動を制する。

 

「何だよ?慌てて?やっぱりお前何か変だよ」

 

若干引き気味で言いやがった。

お前が鞄から取り出そうとしている物はアレだろ。

どう見たってウイスキーのボトルじゃん。

 

「おま、それダメだろ!」

 

小声だけど力強く石塚に諭すように言う。

 

「秀人ぉ、昨日言ったじゃん。俺一昨日が誕生日で16歳になったのよ」

 

そう言いながら、机にドンとジャックダニエルのボトルを置き、いつの間にかあったグラスに注いでいる。

ストレートで半分ほど呑んで、おもむろにタバコに火を付けている。

 

「おーーーーい!!」

 

余りの光景、余りに自然すぎて一瞬呆けていたが、我に返り全力で突っ込んだ。

 

そりゃ僕も優等生じゃないし、見た目も派手だし酒もタバコもやる、ちょっと不良位の認識はあるし、ロックたるもの云々…みたいに思っていたりもする。

しかし、昼間の教室で堂々と酒を呑みながらタバコを吸うほど振り切った不良ではない。

そんな思いが一瞬で頭を駆け巡り、人生で初となる全力のツッコミをかましたのである。

 

教室には僕らの他にも何人か生徒が居たが、僕のツッコミには驚いたように視線を向けるも、石塚の大胆な行動には一切の疑問を持っていないように見える。

多分、彼らは関わる事を嫌っているのだろう。

そう思う以外に石塚の奇行に反応が無いことの説明がつかないからね。

 

「さっきから叫んだり黙ったりあたふたしたり、やっぱり最近のお前はおかしいぞ」

 

もう何だかわからない、石塚の言うように僕が変なのか?

いやいや!高校生が昼休みに教室でタバコ吸いながら酒呑んでる方がおかしいよな?

余りにも石塚の佇まいが自然すぎて、受け入れてしまうところだった。

 

「いや、先生の大胆過ぎて自然すぎる振る舞いには尊敬の念すら覚えるよ。でも、突き抜けすぎたろ?教室でタバコ酒って!もう遅いかもしれんけど、チクられたりバレたりする前に処分しようぜ」

 

白昼堂々の飲酒喫煙で教員たちにバレるのは時間の問題なのだが、とりあえず証拠の隠滅を提案する。

石塚は進級を期に高校2年デビューでもする気なのか?

それにしてもグレる方向が奇抜過ぎて、やるなら武勇伝で語れそうな方向にでも行くのが普通だとおもうのだがね。

と、石塚を諭したり、自身の思考に陥ったりと1人忙しくしていると

 

「やっぱり秀人はおかしいよ」

 

石塚先生が憐れむ視線で此方を見ながら呟いていた。

 

 




色々読んでて、自分でもなんか書いてみたくなった。
そんな衝動的な物語です。
終わりは浮かんでますが、過程はさっぱり見切り発車です。
話を纏めるのって大変ですね。
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