ナイトガンダム物語 円卓の騎士伝説 異聞編   星命樹マナ探索行   作:にしかわ

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シンク達の出番はまだ先です。


異界への誘い 退魔の剣士

 深夜のブリティス城のバルコニーで闇騎士ガンダムマークⅡは城下を眺めながていたその

 

表情は深い苦悩と憂いがあった、彼はザビロニアに操られキングガンダムⅡ世達と敵対した

 

が父親の霊と弟の嵐騎士ガンダムマークⅡの身を挺した行動によって正気を取り戻したもの

 

の自分の行った事を忘れたわけではなかったキングガンダムⅡ世は許してくれたがそれでそ

 

の罪の意識が消えるわけではなかった。

 

 

 「・・・・・・俺は・・・ここにいてもいいのだろうか」

 

 「兄さん・・・・」

 

そう辛そうにしている彼の後ろから弟である嵐騎士ガンダムマークⅡが声をかけたその声には兄を気遣う優しい心情があった。

 

「嵐騎士マークⅡかすまないな情けない所を見せてしまった」

 

「別に気にしてはいないさ兄さんの気持ちも無理はないだけど自分をそんなに卑下しないで欲しい」

 

「しかし・・・・・俺は皆をそしておまえを・・・・手にかけようとしたんだぞ」

 

「それはザビロニアに・・・・」

 

「それでも恐ろしいんだ!また自分が魔に悪に染まりはしないかと・・・」

 

「そんな事はない、兄さんはまた魔に染まったりはしないしそんな事はさせない」

 

「だ・だが・・・・」

 

「嵐騎士の言うとおりだぞ闇騎士」

 

苦悩する二人の前びキングガンダムⅡ世が現れ静かにされど威厳のある声をかけた。

 

「「キングガンダムⅡ世!!?」」

 

「二人の様子が気になってな・・・やはり昔の事で苦悩しているのか闇騎士ガンダムマークⅡ」

 

「はい・・・・」

 

「そしてまた悪にならないか不安という事か」

 

「その通りです・・・・・」

 

キングガンダムⅡ世の問いかけに闇騎士ガンダムマークⅡは辛い表情で頷きその横で嵐騎士もやるせない表情になった。

 

「二人共その事で伝えたいがある」

 

「伝えたい事ですか・・・・」

 

「ああ、聖山ロンデニオン行く前に二人の父の魂が私の前に現れたんだ、息子達の事で伝えたい事があると」

 

「「父上が!!!」」

 

驚愕する二人にキングガンダムⅡ世はふかく頷くそして二人を真っすぐと見る

 

「そうだ」

 

「それで、父上から何と・・・」

 

「無理に手を出さなくても大丈夫だと息子に任せてほしいと、流石に見過ごせないと私は言ったんだが、二人の絆を信じてほしいとその力はザビロニアの力には決して負けはしないとまた息子達がその事で苦悩していたら、己を信じて欲しいと、もし真に悪であるなら改心そのものがありえないだろうそして苦悩するという事は良心があるからこそ苦悩するのだからそれはおまえの中に光がある事の何よりの証拠なのだと、だから自分を信じても良いのだと」

 

「ち・父上・・・・・」

 

父の言葉に闇騎士ガンダムマークⅡは体を震わせ目に涙を浮かべる。

 

「そして最後におまえ達の事を愛しているぞと・・・・」

 

「ちちうえーーーーーー」

 

堪えきれず号泣する闇騎士ガンダムマークⅡに嵐騎士ガンダムマークⅡは肩に手を置きキングガンダムⅡ世は天を見上げて目をつむり心の中で今は亡き二人の父嵐騎士ガンマガンダムに語りかける。

 

(これでよかったんだな嵐騎士ガンマガンダム)

 

「グスッ泣けるじゃねえか・・・・」

 

「フッ・・・・・」

 

バルコニーから少し離れた所から様子を見ていた剛騎士は涙を浮かべ麗紅騎士は優しく微笑んでいた。

 

そんな彼等を満天の星と月が優しく照らしているのであった。

 

 

 

 

 

     地球

 

様々な生命が生きる大地だがスダ・ドアカワールドとは違い知恵ある命は人間だけの世界であり魔法等は架空の物だとされている、しかし多くの人々は知らないそれはあくまで表向きだという事に。

 

そうあるのだ、超常の力というのは存在しているのである、もっともそれが幸か不幸なのかはわからないが。

 

 

 

 

 日本のとある深夜の街で一人の幼い少女が逃げるように必死に走っていた。

 

「ママ、パパ助けて・・・」

 

 何故に深夜の街を幼い少年が必死になって走っているのかそれはその少年が学校が終わり家への帰り道の半ばで少年の愛犬であるハルを見かけたからであった、しかし本来ならそれはありえない、何故ならハルは半年前に既に亡くなっているからである。

 

それが気になり少女はその背を夢中で追いかけていたらいつのまにか辺りは暗くなっており気が付いた時には街のはずれにある山の中に来ていたそれも昔祖父に近づいてはいけないと何度も言われていた所である。

 

 怖くなって急いで家に帰ろうとした時、目の前に死んだはずのハルがいた心細さから駈け寄ろとしたらハルの姿が歪に歪みあっというまに漆黒の蠢く異形に変わり襲い掛かって来たのである驚愕と恐怖で慌てて逃げ出し街へ逃げて来たが様子がおかしくどんなに走っても家につかず回りの街並みも同じままであった、最もそんな事に気づくいとまなぞ少女にはなかったが・・・。

 

「あう、いたっ」

 

ついに少女は力尽き転んでしまったそこに異形が禍々しい笑みを浮かべ口を大きく開けて少女に食らいつこうとする。

 

「いやっいやあああああああーーーーー」

 

その牙が少女をくらいつこうとした時

 

「疾っ」

 

鋭い掛け声と共に繰り出された横薙ぎに走った鋼の銀光に遮られた。

 

「グギャッ」

 

くぐもった悲鳴を上げて異形は吹き飛ばされるも立ち上がり今しがた邪魔をした相手をねめつける。

 

「えっ・・・・」

 

何も起きない事を不思議に思い少女が顔を上げるとそこには一人の青年が立っていた耳元まである黒髪に顔立ちは整いその瞳は澄んだ光をたたえている、正に眉目秀麗という言葉が似あうであろう、その身にまとう凛とした空気と共に見れば時代劇の秀麗な若武者のような印象を抱くだろう、黒い制服に身を包つつみその手には一振りの澄んだ輝きを放つ長刀を持っていた。

 

「誰・・・・・?」

 

青年は少女の様子を見ると特に怪我をしている様子がない事に少し表情を和らげた後再び表情を鋭くして異形に向き合う。

 

「堕ちた犬神の類か、もうかつての己を完全に見失ってしまったか」

 

そう青年は哀感を滲ませた言葉を呟くと刀を構えたその時少女は青年の体から白銀の光が発しているように見えた

 

すると異形は口を開くとその口から幾つもの小さい獣の頭部の形をした黒い塊が飛び出し青年に襲い掛かっていった。

 

青年の持つ刀が神速で閃き襲い掛かってきた黒い塊を悉く切り払っていく、これを見た異形は相手が手強いと察するも逃げ出す事はしなかった。

 

なぜなら異形は長い封印の中で飢えていた急いで青年の後ろにいる少女を食わなければ存在を維持しきれないからであるしかしその為には目の前の青年が邪魔であったしかし倒す事はできそうにない、そう倒すことはだが。

 

青年は襲い掛かって来た黒い獣の頭部達を全て切り払うと目の前の異形はけたたましい雄たけびを上げた、悍ましき叫びに少女が恐怖で身をすくませ、青年は何かを仕掛けてくると察すると刀を油断なく構える、すると異形の全身から再び獣の頭部が現れたしかしその数は先までより多かったそしてそれらは直ぐに二人を襲わず、回りを円陣を描くように回るだけであった。

 

「そう来たか」

 

「ひい、いやっ」

 

少女は囲まれてしまった事に怯えて身を震わせる

 

「大丈夫だよ後少しで終わるからじっとして」

 

青年が優しく声をかけ少女に笑顔を向けるとそれに不思議な安堵感を少女は抱き小さく頷く

 

その時周囲を旋回していた黒い獣の頭部が青年に向けて一斉に襲い掛かっていった、異形は獣の頭部を青年の足止めに使ったのであるそのまますかさず少女に襲い掛かろうとした。

 

「おおおおっっ」

 

青年は強烈な気迫を解き放つと全身から白銀の霊力と共に強烈な雷が発生するそれは周囲の暗黒を切り裂くかのように鋭く雷神の如き威容を見せるそして迸る雷は青年の手にある刀に宿る。

 

青年は雷を宿した刀を下段に構え下から上に切り上げると共に全身を回転させる

 

「雷公三式 龍牙廻天」

 

神速にて閃く白銀の雷刃があたかも天をかき回さんとする雷龍の如く周囲を旋回し薙ぎ払い黒い獣の頭部を悉く消滅させていきその凄まじい威力は周囲を白色に染め上げていく、そしてその龍の牙は少女に襲い掛かろうとした異形も切り裂きその身を焼く。

 

「ギグギャアアアアアアアア」

 

強烈な一撃に異形は悲鳴を上げてそのまま地面に落ちなんとか立ちあがろうとしたが出来た事はそれだけであった、そして異形が最後に見たのは。

 

「滅」

 

鋭い掛け声と共に自身に振り下ろされた白銀の雷刃であった。

 

 

悲鳴を上げるいとまもなく両断された異形は黒い煙を出して消え始め最後黒い泥濘のような塊になった後塵になって完全に消え去った、その様子を見て青年はふと息を吐くと構えを解き刀を鞘に納め少女の振り向くと安心させるように笑いかける。

 

 

「大丈夫かい怪我はない?」

 

「うん・・・・あっ」

 

 少女はほっとして小さく頷くと辺りを見回して驚愕する何故なら、今まで街中を走っていたはずなのに周囲は逃げ出したはずの山の中だったからである。

 

少女は驚いて目をぱちくりしていると、青年も辺りを見回して合点がいったのか苦笑する

 

「隠の業だよ化生の類がよく使う呪術の一つさ、神隠しと言えばいいかな」

 

まだ呪術の事など全く知らない幼い少女には理解できず目パチクリしてるう少女に無理もないと苦笑し少女の目線を合わせて屈み手を伸ばす

 

「とりあえず無事で良かった、立てるかい」

 

「うんっ 助けてくれてありがとうお兄ちゃん」

 

少女はその手を取り立ち上がると回りを見渡し悲痛な表情をになる、その表情に何かあると思い青年は言葉をかけるすると少女は辛そうに話し出した。

 

 以前ハルを散歩に連れて行った時ふとした拍子に綱を離し、ハルが駆け出してしまい止める事もできず慌てて追いかけるも道路にハルは飛び出しそして事故にあい死んでしまったという事だった。

 

「お兄ちゃんハルは私の事を嫌いになっちゃたのかな」

 

「どうしてそう思うんだい」

 

「あの時私が綱を離したからハルは死んじゃったの、だからきっと怒ってるよ」

 

そう言うと少女は目に涙を浮かべ俯くとすると青年は少女の前に屈み目線を少女と合わせると柔らかに首を横に振った

 

「そんな事ないよハルは君の事を嫌っていないよむしろ君の事をずっと心配していたんだよ」

 

「どうしてそう思うの」

 

「どうしてって、それはね僕がここに来れたのもそのハルが案内してくれたからだよ」

 

「えっ・・・ハルが・・・」

 

「そうだよ、あの異形から君を守ろうとしてずっと傍にいたんだよでも君の自責の念が強すぎてうまく伝えられなかったようだね、そして君の念をかぎつけたあの化外はハルに化けて君をここにおびきだそうとしたんだよ」

 

少女が慌てて辺りを見渡すもハルの姿は見当たらないすると青年はちょっと待っててねというと、手に霊気を集中し何もない所に手かざすとそこに光が溢れそこには少女の見知った犬の姿へと変わる。

 

驚いた少女は泣きながらハルに抱き着いた。

 

「ハルごめんね本当にごめんね」

 

優しく抱きしめながら泣きじゃくる少女にハルは優しく鳴いた少女の悲しみを癒すために限られた時に全てを伝える為に。

 

少しして少女は泣き止み青年に顔をむける、青年は優しく微笑む。

 

「ほら、ハルは君の事怒ってなかったね」

 

「うん、本当にありがとうお兄ちゃん」

 

すると少女の腕の中にいたハルの姿が薄れだした。

 

「ハル?!どうして」

 

「時間が来たんだ本来死んだ魂は天に帰らなきゃいけないんだでも君への未練で無理して今まで留まっていたけど全てが終わったから、天に帰る時が来たんだ」

 

「そんな一緒にいられないの」

 

「ごめんね、それは出来ないんだ無理に現世に留めれば色んな念にさらされて魂が歪んでしまうんだ最悪消えてしまうかもしれない」

 

「そうなんだ・・・・」

 

「だからここでしっかりとお別れをしよう辛いと思うけどハルに未練を残さない為にも」

 

「うん・・・・わかった」

 

すると少女はハルに向き合った

 

「いままでずっと一緒にいてくれてありがとうハル愛華はもう大丈夫だから・・・・だから・・・・さよなら」

 

その言葉を聞きハルは安心したのか優しく一声ワンと鳴くと完全に消え一筋の光となり天へと昇っていった。

 

愛華と青年はハルの魂が天へと昇り消えるのをじっと見守る。

 

そんな二人を月が明るく照らすもどこかその光は淋しかった。

 

 青年は愛華を彼女の家送にる事にした異形を倒したとはいえ真夜中だ少女一人では危険である、幸い家はそんなに遠くなく歩いて向かう事にした。

 

「お兄ちゃんてテレビに出てくる霊能者さんなの」

 

「ウーンまあそんな所かなちょっと違うけど」

 

「ああいうのいつも相手にしているの」

 

「まあね」

 

「怖くないの」

 

「それは怖いさでも怖がってばかりじゃ誰も助けられないだから心を磨くんだ勇気を絶やさないためにね」

 

「勇気」

 

「そうああいうのはどんなに強くても心が負けていたらどうする事も出来ないからね」

 

(不思議なお兄ちゃんだな)

 

色々話ているうちと道の突き当りから一人の女性が現れるかなり焦燥しているようで辺りを誰かを探すようにきょろきょろしている。

 

「あっママだ」

 

どうやら愛華の母親ようであった、愛華は母親に駆け寄り抱き着いた。

 

「ああっ愛華探したのよもうっ」

 

「ママごめんなさい」

 

「でも無事で良かったどこか怪我してない」

 

「大丈夫だよ、霊能者のお兄ちゃんに助けてもらったの」

 

「そう、その人はどこに」

 

と母親は辺りを見回すも青年の姿はなかった。

 

青年は親子から少し離れた木々の上で親子の様子を見ていた二人が青年を探すのをあきらめて帰路についたのを確認すると

 

安心したように息を吐くと木を降り踵を返すと帰路につくのであった。

 

 

長野県  八重木神社

 

 神社としてはそんなに大きくはないが歴史は古く地本の文献では平安時代から既に存在しているらしい、地本では有名で参拝者もそれなりにいるが、だからといって特に観光の目玉になっているわけではないある意味ありふれた神社である、表向きはであるが。

 

 その実態は古より退魔の力を継承する一族である鞘八斗一族が代々受け継いでいる神社であるもっとも一族といっても直系の一家のみであるが。

 

 神代から長く時が過ぎ科学が信奉され始めた為か妖等もそのほとんどが表立って現れなくなっている、だがそれでも悪しき妖魔等が完全に消える事はないのだ人の内に悪ある限り絶える事はなく、そしてそれを払う人もまた絶える事はないのだ。

 

 そんな真夜中の神社の参道を先ほど異形を滅ぼした青年が歩いていた、山中にあるせいか街の明かりが遠くその為、足元がほとんど見えない程暗かったが、その足取りに特に困った様子はなかった。

 

 そして神社にたどり着き本殿で祈りを済ませると社務所の隣にある家に向かったそして玄関の所にたどり着くとそこには一人の巫女服の美しい女性が立っていた年齢は20歳くらいで容姿はかなり整っており目鼻はすっとしてその瞳は穏で柔らかなまなざしをしているいわゆる大和撫子といった所か。

 

そして女性は穏やかな風貌通りの穏やかな声音で青年をねぎらった。

 

「ただいま姉さん」

 

「お帰りなさい武 怪我はない大丈夫」

 

「大丈夫だよそんなに強い妖魔じゃなかったし先も電話した通り特に怪我はないよ」

 

「そう良かったわ、そういえば夕食はまだだったわね、待っててね今温めるから」

 

「ありがとう姉さん、そういえば梓乃のはどうしたのもう寝ちゃった」

 

「あの子は武兄さまが返ってくるまで起きてると言っていたけどあなたが電話で無事を伝えた時気が緩んじゃったのかすごく眠たそうになってね、明日学校もあるから寝かせたわ」

 

「そう、良かったお勤めの時いつも無理に起きていて体調を崩さないか心配だったんだ」

 

「あの子もあなたの事が心配なのよ」

 

「うん、それはわかっているんだけどね」

 

武は苦笑すると姉と一緒に家に戻ると姉は晩御飯を温めに台所にいき武は自分の部屋で着替えをすませ一息つくと、部屋の前の廊下を元気な足音がかけると部屋のドアが開き一人の少女が飛び込んできた。

 

「武兄さまお帰りなさい」

 

 明るい笑顔で兄の武に抱き着いた少女はとても利発で明朗な少女であった姉にも負けない艶やかな黒髪は肩から少し下の所で揃えており容姿はまだ幼く可愛いという表現がピッタリな少女だがそれでも成長すれば姉に負けずとも劣らない程の美女になるであろう。

 

「梓乃もう寝たんじゃなかったのか」

 

「武兄さまが帰って来る音が聞こえたから起きちゃいました」

 

「そうか、ただいま梓乃待っててくれて有難う、でももう寝ないと駄目だよさもないとおっきくなれないぞ」

 

「むー、全然眠くないですそれに寝なくてもおっきくなれます」

 

「武ご飯できたわよってこら梓乃もう寝なさい、明日学校でしょ」

 

「あっ星華姉さま」

 

家からは兄弟姉妹の仲の良い団欒による穏やかな笑い声が静かな夜に響くのであった。

 

 

 

ブリティス城

 

 星命樹マナに関しての調査が始まり数日が過ぎた異界のゲートに関して何か文献等に何か手掛かりはないかどうか賢者アントニオが僧正ガンタンクRと共に調べその間にもキングガンダムⅡ世と円卓の騎士達は日々の務めに励んでいたそしてアントニオとガンタンクRから調査結果が出たと連絡があり円卓の間に全員が集まったのであった。

 

 

「それで賢者アントニオに僧正ガンタンクR、ゲートでわかった事があると連絡を受けたんだがそれは一体・・」

 

「うむゲートの位置についてだが今だわかってはいないんだが銀の鍵の事はわかったぞ」

 

「銀の鍵がどこにあるかわかったのか」

 

キングガンダムⅡ世が驚き他の円卓の騎士達も驚いてアントニオとガンタンクRを見つめると二人は何故か苦笑していた。

 

「いやまさかワシも驚いたよ、のうガンタンクR殿」

 

「ええまさかもう既に銀の鍵が我々の元にあったとは」

 

二人の驚愕の発言に円卓の騎士達は騒然となる。

 

 

「既に我々の元にあるだと・・・????」

 

「どういう事だそりゃ」

 

「ねえ重騎士F90俺たち銀色の鍵なんて持ってたっけ」

 

「いや俺達持ってないはずだよ法術士F90は何か知らないか」

 

「僕も知らないよ・・・父上は何か心当たりある」

 

「いやわしも心当たりはないが」

 

「アントニオにガンタンクR教えてくれないか銀の鍵とは一体」

 

キングガンダムⅡ世の言葉に二人は頷くと視線を嵐騎士達、流星の騎士団に向けると厳かに告げた。

 

「それは流星の騎士団が持つシルバーディスクの事なのです」

 

「我々の持つシルバーディスクが?!!!」

 

「本当かよ」

 

「いや良く考えてみればシルバーディスクは時空を越える力を持つんだゲートの鍵でもおかしくはない」

 

 流星の騎士団達は驚くも納得するシルバーディスクによって何度も窮地を救われその力をよく知っているからである、かつて獣騎士ベルカ・ダラスとの死闘において彼等は幻夢界に引きずり込まれた際その力に翻弄されあわや全滅かという時にシルバーディスクの時空を跳躍する力に助けられたからであるその後もシルバーディスクに彼等は度々救われる事があった。

 

「ならば後はゲートを探すだけだが、調査はどうだ」

 

キングガンダムⅡ世は騎士達に質問するが答えは芳しくなかった。

 

「それが、文献等を漁ってみたのですが全く」

 

「ゲート自体が秘密にされていたからな知っている者はいないのかも」

 

「それなら全員でブリティス近辺を調べてみるしかないか」

 

そう円卓の騎士達が相談していると流星の騎士団達の手に持つシルバーディスクが突如光を放ち始めたのである眩い光が円卓の間を照らすその様はまるで白銀の太陽のようであった。

 

「シ・シルバーディスクが光を」

 

「キングガンダムⅡ世これは一体」

 

「わからないがもしかしたらシルバーディスクは何か伝えようとしているのかもしれない」

 

シルバーディスクは光を放ちながら流星の騎士団の手元を離れると浮かび上がり円卓の中心の真上に移動し光を真下に放つすると円卓の騎士達の前に光のヴィジョンが浮かび上がる。

それはどこかの山の上の光景であったさらに山の麓に町らしきものがあった。

 

「あの町知っているぞ」

 

「本当か麗紅騎士」

 

「ああ、あそこはランスローの町だ山頂からの景色をみた事があるから間違いない」

 

「ランスローって言えば湯治場で有名な町じゃないかここから大分離れているが特に危険はない所だ」

 

 

「キングガンダムⅡ世どういたしますか」

 

「まずは探索の騎士を送ろう」

 

キングガンダムⅡ世は流星の騎士団達を見ると重々しく口を開いた」

 

「嵐騎士ガンダムマークⅡ、麗紅騎士レッドウォーリア、剛騎士ヘヴィガンダム」

 

名前を呼ばれた三人は居住まいを正し厳粛な表情になる。

 

「三人にゲートの探索を命ずる、何かわかったら直ぐに城に戻り報告してくれそれとゲートの事は街の人達には秘密にして欲しい、民が万が一近づいて危険な目に合わせるわけにはいかないからな」

 

「「「はっ」」」

 

流星の騎士団達は臣下の礼を取りながら命令を受け力強く頷くのであった、ここに円卓の騎士達の星命樹マナの探索行が始るのであった。

 

 

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