あと投稿主バリバリ出ます
はい、ということで「ちょいやさぐれカルデア職員」のお話を読んでいただいて有難うございます。
いいねやブックマークを多数頂いて本当にうれしいです。重ねてお礼申し上げます。
今回のお話は、主人公を「中途半端ではあるけれど、魔術知識のある職員」にしてみました。
いろいろピクシブのほうでお話をROM専が如く読み漁っているのですが、みかける数では本編のダストンのような、
元々一般人あがりの職員のお話が多くみられたので、こういった主人公になりました。
今ではそうじゃないかもしれませんが、まぁなんとなくなイメージです。
ちなみに、シルビア程の魔術協会組にしなかったのは、シルビアのような考え方の魔術師協会の職員って、まぁめったにいないだろっていう推察と、あとはカルデアを地獄であると主人公に言わせるためでした。
だって、魔術師からしたら人理は燃えましたが、カルデアって垂涎の品ですよね。
地獄だなんて考えに至らないと思うんです。
さて賢王は何を思って魔術師もどきの主人公に声をかけたのか。
はっきりいって想定していません。
でも良くも悪くも、カルデアという組織を“王”というか、リーダー的視点でみるのって彼みたいなタイプだと思うんです。
自分のマスターに害になりそうな、特にマスターと似たような環境の人間がいたら、接触を図りそうだな、と。
主人公はマスターに対して懐疑的な思考はしていましたが、魔術協会に売るほど嫌悪的ではない。
ある意味、興味が湧きかけたって感じでしょうか。
でもマスターのほうがおもしろいから、敵対したらマスターに着くと思います。さすがにね?
さて、残りはちょっとした妄想をば。
七つの人類悪に、主人公は入るのか否か。
七つ目がカルデア関連なのは、ほぼ確定なんじゃないかと言われていますが、人類悪って単独権限で時間関係の
攻撃って無効化されるんですよね。
だからCCCイベで(投稿主は未参加のイベ)キアラに殺された主人公は、メルトの時間遡行によって復活したため、
当てはまらないだろうとする考えが多いです。
すると必然的に、カルデアに取り込まれた彼女がそうなんじゃないか?と考えられますが、私はすこし考えが違います。
なんというか、もともとEXTRA民だった私にとって、SERAPHは常に並行世界であるという認識が強いんですよね。
常に多重屈折的というか、数多の可能性が重なり合い続けているというか。
一度殺された主人公は、本当にプレイヤーのぐだなのか?みたいな妄想がグラグラしてるんです。
それか、殺されたのは真実だけど、SERAPHという場所で死んだから、みたいな理由なのか。
SERAPHって本来、肉体は侵入する際死んでないんですよね。
魂が死ぬから、結果的に死んでいる、と判断されるだけで。
まだ主人公って、肉体は、死んでませんよね?っていう屁理屈がまだ残ってるな、と。
コフィンも元々死を誤魔化せるものですし。
だからこの屁理屈が木っ端みじんになるまでは、ぐだ=人類悪のⅦ説はまだ通るんじゃないかと。
そもそも、最初のほうで「設置」されたっていうのが盛大に不穏。
人類悪も、各時代に「設置」されたものである、と言っていた考察者さんがいましたが、
じゃあ同じく「設置」されたぐだは?という疑問も残ります。
契約自体はギャラハッドが繋いでくれたものですが、本人同士の相互理解って、彼が居てもいなくても、
難しいと思うんです。
スパさんなんか、特にそうだと思うんですよ。
圧制者は敵、つまり自身に令呪を使えるマスターは…ってなる場合もありえるんですから。
そんな彼であっても、犯罪界のナポレオンであろうと、神霊であろうと。
主人公に害悪な感情を痛烈に吐露する英霊って、居ないじゃないですか。
これは召喚陣に昔のマスターを重ねさせる術式を組み込んである、という考察もあるんですが、
それだとギャラハッドは?ってなりませんか。
ギャラハッドが召喚されるなんて言うのはレクイエム世界とFGO世界だけですよね。
最悪、マシュが死ぬ可能性もあったわけで(特にオルタだとそうなることも視野に入ると思うんですが)。
死なせないために残ったのですが、それでも憤りを感じていたわけです。
そんな中、彼女の手をにぎって、看取ろうとした主人公をみて力を引き渡す。
この場合、中にいるギャラハッドは主人公をすぐに信用できるんでしょうか?
良くも悪くもカルデアのマスターである主人公が、一般人(例の実験をする連中じゃない)だなんてすぐに判断する。
それって根拠なしに可能なんでしょうか。
マスター前例がないギャラハッドが信用できる。
それも、ある意味「獣」としての力が関わっていると置き換えても問題はないわけです。
まぁ根拠が乏しすぎる上にマシュの発言のほとんど否定するはめになるので本推しにはできませんね。
ゲーティアはある意味主人公を追い詰め続けた「人類悪」の中で特別だと思います。
彼は唯一、「功績によって」獣になったわけですが、逆にいえば、「功績さえなければ」ただの術式どまりなのです。
その功績が、唯一の人理焼却をなしえた世界線が、主人公の存在一つで無に記したわけですから。
ある意味、主人公にとっても特別なのではないか、と考えられますよね。
ビーストⅠの特別って、相当ヤバい存在だと思うんです。
そんな主人公が、普通な人間って、ありえないなぁと漠然と思ってしまいませんか?
私はそう思いました。
終章はめちゃくちゃ急いでクリアしてたんで(大奥イベ中のこと)、飛ばしてしまっていた部分も多いんですが。
でも何度も変身して主人公を何度も足止めしてきたのって、彼だけだと思うんですよ。
キアラはメルトにトドメさされますし、カーマは爪が甘すぎますし、フォウ君戦ってないし。
ビーストⅡのティアマトの場合は、足止めとは違うと思うんです。あれ、主人公側が足止めしなきゃいけないので。
そういう意味でも、ゲーティアの執着、つまり特別なんですよ。
ちょっと何言ってるのか分からなくなったので話を変えましょう。
そうそう、今回の「ちょっとやさぐれた、カルデア職員の話」の主人公に言わせたかったのは、
「カルデアとは地獄である」っていうことなんです。
いわずもがな、「一般人にとって」ということなんですが最終頁にもあった通り、
この話における、主人公にとっての一般人というのは自分です。
どうあっても、魔術師的にも一般人的にも、末恐ろしい英霊と友人のような親しさのある藤丸立香は
一般人ではありません。
ただ、自分よりも一般人的思考である、という認識です。
誰であれ、力を出し合う仲間とは仲良くしたいですが、英霊って仲間……仲間?みたな立ち位置じゃないですか。
彼らは死者だし、価値観違うし、そもそも世界も違う。
気に食わなければ殺す、という輩も居ないわけじゃない。(笑い声が喧しい人たちとか)
そんな、ある意味全員が怪物のような(生者の人間からしたら)存在と友人的な思考をしあうって、
「一般人」じゃありえないですよね。
なので、個人的にはダ・ヴィンチちゃんのいう、主人公は普通。っていう本編内容に、クエスチョンがでたのですよ。
それを今回は主人公(カルデア職員)にいってもらったわけです。
ロストベルトは第五章まできましたが、ぐだ本人の不穏さは一切拭われていない。
最悪、デイヴィットのロスベルトで並行世界のぐだ(ビーストⅦ)がでてきて、本世界のぐだがビースト覚醒する。
なんてことがあり得るのかな、と思ったり。
マシュも本格的に英霊になりつつある今、主人公だけが普遍的って絶対免れないと思うんですよ。
また再び選択を強いられる場面が必ず来ると踏んでいます。
良くも悪くも、英霊に近しくなっていくは、家には帰れないんですが、
何処に還るんでしょうね?
それでは今回はここまで。
次のお話は、
各話ごとに後書きを書くつもりです。それでは!