「おぉ………!」
『これは凄いでしゅね』
レッド、グリーンとの戦闘から数時間。
日は既に沈んでいるが、俺のいるメレメレ島、
リリィタウンはかなり明るい。
それも、祭りだから当然なのだが。
と、俺をミズキとリーリエが迎える。
「凄い賑わいだな、
メレメレの祭りなんて来なかったからなぁ」
『来たくても来れなかったでしゅからねー』
「だよね!私も初めて来たときビックリした!」
「はい!奥ではもうやってますよ!」
「何をやってるんだ?」
「ポケモンバトルに決まってるじゃん!」
ミズキに引きずられ、リリィタウンの奥へ進む。
すると。
「ルガルガン!ストーンエッジだ!」
「ケケンカニ、アームハンマーですぞ!」
半裸で覆面のクク………男と、島キングのハラが
ポケモンバトルをしていた。
周囲を見ると、他の島のキャプテン、
島キングたちもいる。
「シンもやるでしょ?」
「あぁ、折角の祭りだ。思い切り楽しむか!」
俺は祭りを楽しむ。
夜空には、満月が輝いていた。
夜中。
シンはリリィタウンの奥、戦の遺跡にいた。
遺跡の入口から、誰か入ってきたことに気づく。
「………よう、ハラ。
ちゃんと挨拶出来なくて悪かったな」
「いやはや、貴方にとってバトルこそ、
挨拶ではないですかな?シン殿。
十分に手厳しい挨拶、受け取りましたぞ」
「くくっ、そうかもな」
シンは煙草をバッグから取り出す。
「む、神聖な遺跡で煙草とは、感心しませんぞ?」
「おっと、そうだったな」
「というか、煙草を吸うのですかな?」
「まぁな。たまには良いかと思った。
だが、確かに遺跡で吸うもんじゃねぇな」
シンは煙草をしまい、代わりに酒を取り出す。
「これなら問題ねぇだろ?」
「まぁ酒なら問題ありますまい。
この老いぼれにも、頂けますかな?」
「くく、老いぼれ、ねぇ?
俺からしちゃあ、アンタもまだまだ子童だ」
「…………ふむ?」
ハラが普段は閉じている目を開ける。
明らかに見た目は、ハラが上。だが。
「…………シン殿、貴方は一体
「何、って酷くないか?
人間としても認識されてねぇのかよ、俺」
「ならば、聞き方を変えましょうか。
このハラ、既に半世紀を生きましたが」
ハラはシンを───目の前の、何か、を見つめる。
「─────何故、ワシの童の頃の記憶に、
全く姿の変わらぬ貴方がいるのですかな?」
ハラは、冷や汗を浮かべていた。
有り得ないのだ。
何故、全く姿が変わっていないのか。
顔も、声も、何一つ変わらない。
それに、とてつもない恐怖を感じている。
「…………くく、気のせいだろう?
アンタの記憶違いじゃないのか?」
「ワシにポケモンをくれた、
その張本人の顔など、決して忘れませんぞ」
「…………そんなこともあったなぁ、懐かしい」
「懐かしい、とは?
やはり貴方ですな?シン殿」
げっ、とシンは声に出す。
「………まぁ、良いです。
口封じさせられても困るのですからな」
「しねぇよ………飲まないのか?」
「えぇ、辞めておきます。それでは」
「あぁ、じゃあなー」
シンは息をつく。
ハラの中でのシンは一体どうなっているのだろう。
口封じって…………
「さて、飲んだら俺も帰るか。
明日にはアローラを出る訳だし」
シンは、一升瓶の酒をそのまま呷る。
その姿を、守り神は黙って眺めていたのだった。
カプ「酒、我のじゃないの?」
アンケートです。
アローラ出るので、一応。
アローラ出るけど、誰か連れていく?
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ミズキ
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リーリエ
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両方連れて行く
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今まで通り1人で