戦姫絶唱シンフォギア 響くぜ!絶唱!!   作:海空来

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【番外編】絶唱しないし響かない

①月の欠片処理から2週間ーーー

 

僕達は間一髪、助かることが出来た

しかし、今はシンフォギアや聖遺物の一件で外に出るとまずいということで、2課で拘束されている

まぁご飯は持ってきてくれるから不自由は無いんだけど……

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

「今日も今日とて、立花の様子がおかしいのは相変わらずだな。」

 

響が叫び、翼さんが窘める

 

「だって!だって!だってぇ!!翼さんは何ともないんですか!?こんなところに閉じ込められてもうずっとお日様を拝んでいないんですよ!!」

 

うんうん、確かに窓も無い個室だからね…

 

「そうは言ってもだな…月の損壊、及びそれらにまつわる一連の処理や調整が済むまでは行方不明としていた方が何かと都合がいいというのが指令たちの判断だ。それに…」

「わかってますよぉ~…未来を危険に巻き込まないため…ですよね。」

「そうだ。」

 

しかし、響はまた叫び出す、正直最近ずっとこんな調子なので勘弁して欲しさはある

 

「うわぁぁぁぁーー!未来に会いたいよぉーー!きっと未来も寂しがってるよぉーー!!うわぁぁぁぁぁぁあああ!」

 

「小日向が絡むところに自己評価は、意外に高いんだな、立花は。」

「冷たい布団を温めるくらいしか役に立たない私だけど、いなくなったらいなくなったできっと悲しむと思うし、借りっぱなしのお金も返せてないしぃ~。」

「おいおい。」

 

翼さんのツッコミが入る

 

「てゆーか、ここまで引っ張っていざ『無事でしたー!』…ってなったらそれはそ れできっと怒りますよね?『連絡もしないでなにしてるのッ!?』…って。ああ見えて怒った未来は怖いんですよ!一緒にご飯食べてても口聞いてくれないというか、だからといってずっとここにいても退屈だし、退屈しのぎに未来に怒られるなんてそこまで上級者ではないし、寝そびれれば寝そびれただけ言い訳みたい な笑顔になるしで止めどなく溢れてくるし!でもオンオフは!!くぁwせdrftgyふじこlp」

 

早口で捲し立てる響きを他所に翼さんの様子がおかしい

急にふっと項垂れ、耳を押さえたと思えばーーー

 

どぅああっ!

「ふぇいっ!??」

 

響が突然の大声に驚く

ゼロが表に出てきたのだ

 

「ギャーギャーうるrrっせぇんだよったく……」

「だっ、だってぇ!」

「つかよ響?心配してるのは未来か?それとも自分のことか?」

「それはもちろん!!……あれ?」

 

ダメだこりゃ……

 

「リクは冷静にツッコミしてんじゃねぇ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

②月の欠片処理から2週間ーーー

 

クリスは何を考えてるのかはまだ分からない

ずっと隅で、暗い顔をしている

 

『なりゆきまかせで一緒に手を繋いでしまったが、あたしはこいつらのように笑えない…。いや、笑っちゃいけないんだ。あたしがしでかした事からは、一生目を背けちゃいけない…。そうしないとあたしは…あたしは――』

「何考えてるの…?」

「わふっ!?リクっ!?」

 

僕が隣に行くとクリスは突然、しどろもどろになる

 

「…気にしてるの?怪獣の事…?」

「…まぁ…な…あれで失われた命の事を考えると、パパとママが赦してくれたとしても、私のケジメがつかない…」

「……じゃあ一緒に償ってこうか」

「お前……!」

 

僕が笑いかけると、クリスは顔を赤くしそっぽを向いた

その前に響が座り込む

 

「どうしたのークリスちゃーん?」

 

答えはない、しかし、響は勝手に話を進める

 

「分かった!お腹空いたんだよね!!分っかるよぉ、分かる!マジでガチでハンパなくお腹空くと、おしゃべりするのも億劫だものねぇ。どうする?あ、ピザでも頼む?さっき新聞の折り込みチラシを見たんだけどね、カロリーに比例して美味さが天上――」

 

「――ってか、うっとおしいんだよッ!!お前本当のバカだろ!?」

 

的違いのことを言われ続け、クリスが怒鳴ると響が縮こまる

 

「お、お腹が空きすぎてクリスちゃんが怒りっぽくなっちゃたぁ~!」

「うっきぃぃぃーー!お前は黙れ!あたしは静寂を求めている!だから黙れ!ひと時でいいからあたしにしじまを寄こしやがれぇ!!」

「(しゅぅぅん…。)」

 

 

翼がゼロに話しかける

 

「すまない、ゼロ」

「んぉっ、なんだ?」

「…今の見ていたか?」

「リクとクリスか?」

「…あぁ、朝倉は…いつもああなのか…?」

「残念な事にご名答……」

 

「ダメだこりゃ……」

「だろ?」

 

 

 

 

 

③月の欠片処理から2週間ーーー

 

『…昨日までにやらかした罪は、簡単に償えるもんじゃない…。そいつを分かっているからこそ、あたしはもう逃げだしたりしない。リクが一緒ならきっ…と……』

 

じーっとこちらを翼が見つめている

 

『…この身は常に鉄火場のど真ん中に、あって…こそ……っ』

 

「(じー…)」

 

何故か翼はじーっとクリスを見つめている

 

『っ…!なんで今度の奴はずっとだんまり決め込んでるだけなんだ!?』

 

痺れを切らし、クリスが叫ぶ

 

「な、なんだよ!?黙って見てないで何か喋ったらどうだ?!」

 

紡がれたのはただ一言

 

「……常在戦場。」

「ひぃぃぃぃ!やっぱいい!!あんたも喋ってくれるな!頼むから喋らないでくれッ!」

 

クリスは怯えながらそう叫ぶが……

 

「…フッ。そういうな、雪音…。」

 

何故だかすごく恐ろしい

笑ってるがその笑みが、恐ろしいものに見える

 

「突起物にはリクくらいしかまともな人間はいないのかぁーッ?!」

 

泣きながら叫ぶクリス達を見てゼロは一言

 

 

 

「だ〜めだこりゃ」

 

 

 

④月の欠片処理から2週間ーーー

その場所はまるで、リクを歓迎した時のようなパーティ会場となっている

横断幕には

《歓迎!雪音クリス!》

そう!

 

「…というわけで、改めての紹介だ。雪音クリスくん、第二号聖遺物イチイバルの装者にして、心強い仲間だッ!」

 

弦十郎により、クリスが紹介される

 

「…ど、どうも…よろしく……。」

「更に、本日をもって装者三人、そしてリクくんの行動制限も解除となる。」

「師匠!それってつまり…!!」

 

響が期待に満ちた目を向ける

 

「そうだ!君たちの日常に帰れるのだ!」

「やったー!!やっと未来に会えるーーッ!!」

 

響がわいわいとはしゃぎまわる

 

「クリス君の住まいも手配済みだぞ。そこで暮らすといい。」

「あ、あたしに!?いいのか?」

「もちろんだ。装者としての任務遂行時以外の自由やプライバシーは保障する。」

「良かったね、クリス」

「ぁぁ……ハッ!」

 

クリスは思わず、嬉しさから溢れる涙を擦る

 

それを見た翼は何を勘違いしたのやら…

 

「案ずるな雪音!相鍵は持っている。いつだって遊びに行けるぞ!」

「はぁッ!?」

 

クリスの髪が逆立つ

 

「私も持ってるばかりか、なぁんと未来の分まで!」

 

響も後ろからひょっこり鍵を見せる

 

「自由やプライバシーなんてどっこにもねぇじゃねーかァーーッ!!!」

 

叫んだ後、クリスはキョトンとリクを見る

 

「お前は持ってねぇのか?」

「いや…それなんだけど……」

 

クリスはジワジワ涙を溜める

遂に見放されたのか……?

 

「僕の家…クリスの家の()()()なんだよね……」

 

「はぁぁぁぁあぁあ!!!!???//////」

「んっ、嫌だったか?クリスくんはリクくんを好いてるように思ったのだが、嫌なら今からでもーーー」

 

「ババッ、バカっ!嫌とは言ってねえだろ!?第一他のやつが合鍵持ってんのにこいつ持ってねぇのは変だなーって思っただけで別に好いてるとか好いてないとかも関係無いしくぁwせdrftgyふじこlp」

 

その様子を見たほかのメンバーは呟く

 

「「「ダメだこりゃ」」」

 

 

 

⑤月の欠片処理から2週間ーーー

 

警報が鳴り響いた

 

「こいつは…!ノイズの発生を知らせるものか!」

 

やはり発生するノイズ

止められるのは僕達だけ

 

「行動制限は解除!ならばここからは防人の務めを存分に果たすまで!」

「ひっさしぶりだからなぁ!気合い入れろよ翼っ!」

「あぁっ!」

「ん?ん?ん?」

 

クリスは何が起こったか分からず困惑している

 

「今日からは一緒に行こう!」

 

響はクリスの手をぎゅっと握るがそれを振り払う

 

「はぁ!?お手手繋いで同伴出勤とか出来るものかよ!」

「でも任務だよ!」

「ぅわぁ…!ぁぁ…だからって!いきなりお友達って訳には…。」

 

友達として手を繋ぐことに慣れてないのだろうか、クリスは顔を赤くする

 

「何をやっている二人とも!そういう事は家でやれ!」

「家ならいいってのか…!?///////」

 

クリスの顔がどんどん赤くなる

 

 

「ダメだこりゃ……ってか早く行かないと!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

⑥月の欠片処理から2週間ーーー

 

「…ッ!……ぁ」

 

未来が横を向くと、そこには皆の姿があった

 

「ごめん…。色々機密を守らなきゃいけなくて…。未来にはまた…ホントの事が言えなかったんだ…。」

 

言い切る前に響に抱きつく未来

 

「…っ!響…響…響!」

 

未来はポカポカと響の胸板を叩く

 

「はは…やっぱ心配かけちゃったよね。」

「響…響…響!」

「はは…ちょっと痛いかな…あれ?ちょっとどころじゃないかもよ…!?」

 

なんだかポカポカという音がボカボカに変わって言ってる気がする

実際スピードまで上がってきた

 

「響響響響響響響響響響響響、響響響響響、響!響!響!響!響!響!響!響!響!響!響!響!響!響!」

「み、未来?痛いって!痛いって!いやいや未来痛い!ぁぁ、やめて!やめて!やめてとめて!やめてとめて!やめてとめて!や…あ…あぎゃぁぁ!」

 

「み、未来!?響がまた怪我しちゃうから!止めて!?」

 

初めて見るヤンデレのような未来に困惑しながらリクは立ち回ろうとする

 

 

それを見たメンバーは一言

 

「「「「「ダメだこりゃ」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

⑦月の欠片処理から2週間ーーー

 

「ぅぅ…!くすん…!ぅぅ…。」

 

未来の泣き声が響く

 

「ごめん…。マジごめん。ごめんなさい。」

「赦さない…だから離さない。赦すまで離さないんだから。」

「…うん。」

「バカ…。」

 

2人はずっと抱き合っていた

とんでもなく甘い空気を見せられ全員気まずい

 

「いやはやなんとも。現代っ子ってのは皆こうなのか?」

「さすがに、家に帰ってからやってほしいですね。」

 

クリスがそれにツッコんだ

 

「だから家ならいいのかッ!?どうかしてるぞ突起物!!」

 

だが……

 

「あれって……普通じゃないの…?」

 

リクが困惑の声を上げる

 

「朝倉……」

「リク…お前まじか……」

「リクくん…」

「リクさん…」

「えっ!?僕なんか変な事言った!?」

 

 

「ダメだこりゃ……」

 

ゼロが翼の中でボヤく

 

 

 

 

①Gが始まる少し前ーーー

 

「そういえば前から聞きたかった事なんだけど、戦いながら歌うってアレ

はどういう仕組みなの?」

「あ、それ僕も気になってた」

「う~ん、手っ取り早く言うと…シンフォギアってカラオケ装置なんだよね。」

「カ、カラオケ?!」

 

響の答えに未来が混乱する

 

「そっ。私もよくわかっていないんだけど、シンフォギアから伴奏が流れると、胸に歌詞が湧きあがって来るんだ。」

「胸に、歌詞が…?」

「まぁ、そういうこったな。」

 

クリスもまた同調する

 

「歌詞もまた、装者が心象に描く風景に由来とした物だと、かつて櫻井女史は言っていたな。思い返してみろ、『疑問、愚問で衝動インスパイア』なんてところなど、実に雪音らしい。」

「はぁッ?!」

「おまけに『羅刹インストール』だもんねぇ~、ふふっ。」

 

まるで、厨二病の時のポエムノートを音読されてるような、クリスは羞恥心から頭を掻き毟る

 

「やめなよ響。そんな『傷ごとエグる。』ようなこと。」

「ぐはぁ!ぅぅ!お前らぁ~!」

 

未来の知らず知らずの一撃がクリスを撃沈させる

 

「フッ…雪音はどこまでも奔放だな。」

「ちょっと待て!あんただけには言われたかないぞ!自覚がサッパリかもしれないが、そっちの歌も大概なんだからな!アレが心象由来というのなら、医者も裸足で逃げ出すレベルだッ!」

 

そんな中、ゼロは考え事をしていた

 

「……(正直シンフォギアの歌とかそういう話はわかんねぇから気にしてねぇが……シンフォギアにしか打ち消せねぇノイズを、なんであの時リクは同時攻撃でつぶせたんだ…?)」

 

しばらく考えていると

 

「なぁ、ゼロ」

「んぁっ?なんだ翼?」

「私の歌って奔放なのか?」

「えっ…んぁぁっ……?」

 

ゼロはしばらく考えて答えを出した

 

「なんじゃねぇーか?」

 

「《ガーン!》」

 

「…ダメだこりゃ」

 

リクはふふっと笑いながそう呟いた

 

 

 

 

②Gが始まる少し前ーーー

 

「リディアン校舎移転に伴って――」

「――学生寮もお引っ越し。」

「という訳でぇ!さっそく二段ベットをカスタマイズ!おりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!」

 

で、そんな場になぜ僕がいるのかと言うと、力仕事があるから手伝ってと無理矢理響に連れてこられたのだ

 

「いいのかな…女の子2人のいる部屋に僕が…」

「ごめんね、響ってそういうのあまり考えなくて…それにしても…」

 

未来は懐かしそうに、響の様子を見る

 

「前の寮でもそうだったけど、響ってばこういうところ頑張るよね。」

「上の段で一緒に寝れば、下の段は収納スペースに使えて便利なんだよ。」

「頓知の利いた収納術だね。」

 

んっ?つまり未来と響は一緒の布団で寝てるのか…

 

「おーりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!

これでも かー!これでもかー!これでもかー!

えい!えい!はっ!やーっ!えい!とぅー!

全体進め―!??進め―!??行けぇ!」

 

『とはいえ、これだけ広い部屋なんだからそんな風にしなくたっていいんだけど…。まぁ、私としては別に止める理由はないんだけれど♪』

 

「本当に仲がいいんだね、一緒に寝てるなんて」

「なんてったって未来は私にとって陽だまりだから、未来の側が一番グッスリ眠れるんだよぉ♪あははは、ははははは。」

「響…。」

 

未来は嬉しそうに微笑み…いや、ニヤけてる?

 

『私を陽だまりと言ってくれる親友は、自分が太陽であることに気づいていません。』

「だから、今晩も一緒に寝よう♪」

『そんな親友が、時々眩しくて仕方ありませんッ!』

 

ダメだこりゃ……っていうかこれ僕いらないよね?帰っていいかな、気まずくてしょうがないんだけど…

 

 

 

 

 

③Gが始まる少し前ーーー

 

「知らなかった…。突起物のシンフォギア装者やってると、小遣い貰えるんだよな…。」

 

クリスは割と入ってる通帳を確認している

 

「あのバカはきっと…。」

「(妄想)あは、はは…。ごはん&ごはん!はは…。」

「――とか言って、食費に溶かしてそうだし…。」

 

「こっちはこっちで――」

「(妄想)常在戦場…。常在戦場…。」

 

「――とか言って、乗り捨て用のバイクを何台も買い集めてそうなイメージがあるなぁ…。いや、勝手な想像だけど。」

 

ここでクリスは思い出す

 

「そーいや、リクの奴は普段何買ってんだ?」

 

クリスはイメージしてみるが、リクは大食いのイメージも無ければ、車で喜ぶようにも見えない

だが何より…

 

「というかお金を使うイメージが偏り過ぎてらァァっ!!?」

 

ダメだこりゃ

 

 

 

 

 

④Gが始まる少し前ーーー

 

クリスは普段リクは何にお金を使うのかを調査すべく尾行を始めた

リクはクリスには気づかず、普通に街中を歩く

 

「アイツは普段何して過ごしてんだろうか…」

 

てくてく歩いて、まずはスーパーへ

普っ通に買い物して出ていく

トコトコ小走り、文具店へ

授業で必要になるであろうものを買い物して出ていった

最後はタタタッと走り出し、家と帰っていきました

 

「…ってそんだけかーい!?」

「クリス…?」

 

ガチャっと開けて戻ってきたリクにクリスはあたふた

 

ダメだこりゃと呆れる私でした

《今回はナレーション、私、友里あおいでした♪》

 

 

 

 

⑤Gが始まる少し前ーーー

 

「買うものが決まらない…?」

 

結局クリスは直接、リクに相談する事にした

 

「あぁ、カクカクシカジカでお前を尾行してたんだ」

「び、尾行、ねぇ〜…」

 

リクは僅かながら汗をこぼす

そんなリクを気にとめずクリスは真剣な目で見つめる

 

「頼むっ、一緒に考えてくれねぇか!?」

「んっ分かった、一緒に考えるよ」

 

それからしばらく時が経ち、考えた2人は弦十郎を呼び、仏具屋に居た

 

「ふっふ…一番カッコいい仏壇を買いに来たぜッ!」

「意外というかなんと言うか…想像を絶する渋い趣味をお持ちの用で…。」

 

しばらくし、そこで一番大きな仏壇を買い、家へと運び込んだ

 

「だはぁ…。」

「ふぅ…重たかった…」

「悪ぃなぁ、デカイ荷物を運ばせちまって。おかげで助かった。」

「むき出しで背負わされるとは思ってなかったぞ。しかし、仏壇なんて買ってどうするつもりだ?」

 

クリスは感慨深そうに話す

 

「ふ…。あたしばっかり帰る家が出来ちゃ…パパとママに申し訳ねぇだろ?ま、リクが考えてくれたんだけどな」

 

弦十郎はハッと気付いて納得

 

「ああ!!」

『仏具店からここまでの帰り道、七回も職質された甲斐が…ん、待てよ…トラックを使えばよかったのでは…』

 

だが嬉しそうに仏壇を眺めるクリスを見て弦十郎は考えを改める

 

「ふっ、俺もまだまだ…ダメだなこりゃ…」

 

 

LAST

Gが始まる少し前ーーー

 

 

チーンチーンとおりんの音が響く

 

「おはようさん。朝から騒々しくて悪ぃな。でも、騒々しいのは音楽一家らしいだろ。」

 

クリスはそう、両親に話しかける

外からは声が聞こえる

 

「クリス〜!迎えに来たよ〜!」

 

それを聞くと満足そうに立ち上がり、カバンを持った

 

「んじゃ、ガッコに行ってくる。…正直、まだ慣れないし、騒々しいところだけど…パパとママの子供だから、あたしも騒々しいのは嫌いじゃないみたいだ…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦姫絶唱シンフォギア

絶唱しないし響かない[完]

 

 

 

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