戦姫絶唱シンフォギア 響くぜ!絶唱!!   作:海空来

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弦十朗「フィーネと名乗る組織が現れ、翼達と交戦するさなか、リクくんそっくりの男がジードそっくりの姿にフュージョンライズし、ウルトラマンフィーネと名乗った」

緒川「それに激昴したリクさんは挑発に気付かず、大怪我を負ってしまいました」


藤尭「絶唱を使い、どうにか4人を退けた皆でしたが…」

友里「響ちゃんの心には、深い傷が刻まれたのです」

弦十朗「重いな…」

緒川「重いですね…」

藤尭「どちらも見た目の割に重たい作品ですからね」

友里「必然的に重たくなるのは当然です…」

ゼロ「なーに暗くなってんだよ」

弦十朗「ゼロ?」

ゼロ「あいつらは必死に今を楽しんで生きてんだ、良い大人がこんなとこで立ち止まんな?」

緒川「たまにはいい事言いますね」

ゼロ「たまにはってなんだよ」

藤尭「じゃあここは気を取り直して」

友里「どうなる?」

全員「第3話!」



第3話 終焉の名の少女、終焉の名の戦士

 

フィーネが宣戦布告をして1週間が経った

その1週間、組織はなんの動きも見せなかった

結局、正体も目的も分からずどんずまり

 

2課では弦十朗、藤尭、友里、そして、一時的に分離したゼロが状況確認を行っていた

 

「っち、こんな時にエックスの奴が居ればな〜…」

 

ウルトラマンエックス、諸事情により体がデータ化できるようになったらウルトラマン

最も、データ化はエックスの特権という訳ではなく、ゼロや同じ星に生きるメビウスも、データ化の経験はある

しかし、エックスは尚且つ、データを的確に導き出すことが出来るので、まさに今うってつけなのだ

(なお、ナビトラマンと呼ばれてもいるのは内緒だ)

 

しかし、無いものねだりをしてもしょうがない、ゼロは別の思考に頭を巡らせる

それはどうしてジードの攻撃がノイズに効くようになったのか

 

以前、ジードの攻撃はノイズに当てることが出来なかった

しかし、ウルティメイトガングニールを獲得した時から、響がガングニールを起動してる時だけだが、ジードの攻撃がノイズに効くようになっていたのだ

更には、響も怪獣に対して攻撃が通るようになっていた

 

かつて、ホロボロスに苦戦するジードを翼が助けたことはあるが、それはゼロが中に居たからだろうという見解

実際の所、了子も口にしていた

 

「お陰で同一遺伝子を持つ貴様しか怪獣に対抗出来るものはなかった…」

 

つまり、その機会は無かったが怪獣にフュージョンライズしていたクリスも怪獣には対抗出来るはずだ

しかし、響に関してはウルティメイトガングニールを除いて、怪獣に対抗出来る要因が無い

そして、何より翼と一体化していた自分はノイズを倒すことが出来ないこと

それが、ゼロが響やリクになにか良くないことが起こってるんじゃ無いかと不安を募らせる理由だった

 

 

「ゼロ」

 

弦十朗がゼロに呼びかける

 

「んぁっ、なんだよ弦十朗のおっさん」

「彼の…ウルトラマンフィーネの本当の目的はなんだと思う?」

「やっぱりおっさんも違和感を感じてたか」

「あぁ、人類の救済が何を示すかは分からないが、タダで終わらない、そんな気がするんだ」

「あいつが自分で言ってたんだ、ベリアルに近付き過ぎたって…だとしたら、人類の救済なんて事をやるとは思えねぇんだよな」

 

かつて…同族のウルトラマンに対して嫌がらせで地球諸共宇宙を吹き飛ばそうとしたベリアルに近い存在なのであれば、人類の救済という正反対な事をやるはずも無い

更にトレギアが関わってる以上、フィーネという組織を利用していると考えるのが妥当だ

 

ひとつ分かっているのはジードのカプセルを狙っていること

だとすると第2の超時空破壊爆弾を作ろうとしている可能性も捨てきれない

 

ゼロは頭を悩ませるのであった

 

 

ーーー学校

 

「ご心配おかけしました」

 

リクはペコッとクラスの皆に一礼する

とりあえず大怪我を負ったが大事には至らなかったという事にしてある

 

その日はゆっくりと授業を楽しんだ

やはり20ともなると忘れてることも多く、ライハにつっこまれることもあったのでこの際学び直そうと言う気持ちだった

 

そしてお昼時

リクはカップ麺を食堂で食べていた

そして、響と未来の会話に参加する

 

「秋桜祭?」

「そう!リディアン恒例の学園祭!校舎変わったばかりだけど今年もやるんだって〜!」

 

響はお茶碗のご飯を食べつつそう答える

未来が問いかけた

 

「リクくんの時って学園祭ってどんな感じだったの?」

「えっ…実はあんまり覚えてない…」

「えっなんで!?」

「…もっと楽しいことがあったから」

「楽しいこと?」

「…親友と遊ぶこと」

 

そう、ペガだ

ペガとの出会いや思い出が強過ぎて、あまり学校でのことを覚えてないのだった

 

「そう言えば生徒会主催でカラオケ大会するんだってね」

「そうそう!生徒会にできる範囲でなんでもやってくれるって太っ腹だよね〜!」

「なんでも…か…」

 

リクは気付くとクリスの事を考えていた

 

「歌…聞きたいな…」

 

 

「…くーん…クくーん………リクくーん?!」

 

響の声にリクはハッと我に返る

 

「なっ、なに!?」

「大丈夫?顔真っ赤だしぼーっとしてたし?」

「熱とかあるんじゃ…」

「へっ!?いやいや大丈夫大丈夫だから…」

 

リクはペチペチと頬を叩いた

彼は簡単に言えば、クリスがリディアンに編入してから彼女の事を意識していた

綺麗な白髪の髪や細い腕、そして、綺麗な歌声

朝倉リクは初めて年下に恋を抱いていた

 

 

 

 

だが現実はそうはいかない

 

リクはとある理由からその思いを振り切ろうとしていた

 

 

 

 

 

 

 

その夜ーーー

 

装者3人とリクは街外れの廃病院にやってきた

 

「如何にもって感じだね…」

 

この廃病院、少し前から物資が幾つも運び込まれているとの情報を得て、奴らのアジトなのではと踏み、やってきた

リクはジードライザーを構えると、クリスがその手を抑える

 

「お前はまだ病み上がりなんだ、ここはあたし達に任せろよ」

「わ、分かった…」

 

リクは懐にジードライザーをしまい込んだ

 

「よし、行こう」

 

4人は中へ進んでいく

 

その様子はとある科学者も気付いていた

 

「おもてなしと、行きましょう」

 

科学者がEnterKeyを押し込むと、4人の周りに赤い霧が散布される

 

「赤い霧…?」

 

リクはまさかと思い口元をハンカチで抑えるが、ゼロの声が響く

 

「安心しろ、ノーバの霧じゃねぇ」

 

リクはそれを聞いて、ハンカチをとる

ノーバと呼ばれる円盤生物の霧は人を凶暴化させるとゼロに聞いていたのだ

ではこの霧はなんなのだ

 

「だが、ここになんかあるのは間違いねぇな?」

 

クリスの視線の先にはノイズが現れていた

 

3人はリクを守るように立ち、シンフォギアを纏う

戦闘開始だ

 

まずはクリスが挨拶無用のガトリングを放つ

そして、響と翼は、クリスの懐に潜り込まれぬようにノイズを切り払い、殴り潰していく

 

 

 

 

 

 

 

が……

 

ノイズがいつものように崩れ落ちず、直ぐに再生してしまう

 

「どうして!?」

 

リクも物陰からそれを見ていた

更には…装者3人の体力の減りが早い

既に息をあげている

 

「(翼!どうした!いつもより動きが鈍いぞ!)」

「分かっている!だが……っ…はぁ…」

 

体力は十分あるはずの翼がこのザマだ

リクはもしやと思い、2課に連絡をとった

 

「弦十朗さん!クリス達のシンフォギアに異常は無いですか!?」

「友里が突き止めた!何故かは不明だが、3人のシンフォギア融合係数が下がっている!」

 

融合係数の低下

すなわち3人は、言ってしまうと無理矢理シンフォギアを着てる状態にさせられつつあるのだ

原因は…これしかない

 

リクはジードライザーを使用し、青いカプセルを使った

 

「魅せるぜ!衝撃!!」

 

《ウルトラマンジード!アクロスマッシャー!!》

 

リクは漂う、赤い霧を消すため腕から光線を放つ

 

「スマッシュムーンヒーリング!」

 

キラキラした光は赤い霧を晴らした

 

「融合係数数値の減少、止まりました!」

 

友里が通信でそれ伝える

 

リクは皆の前に立つと合気道のように手を構え、ウルトラマンヒカリのように手を組んで光線を放つ

 

「アトモス…インパクトッ!」

 

腕から放たれた輪っかの連なる光線はノイズを後退させ、やがて破壊した

 

「皆!大丈夫?!」

 

ジードは3人の元に駆け寄る

 

「あぁ、とりあえずな…」

「なんだったのだ、あの霧は」

「融合係数を下げちゃうなんて…」

「とりあえず無事で何より…ウッアッ!?」

 

グシュッと肉が噛まれるような音が響き、ジードが苦しみ始めた

ジードは肩にある何かを掴むと、後ろに投げ飛ばした

肩から再び光が漏れ出している

 

「やはり、ウルトラマンそのものではなく、聖遺物を喰らわないと成長しないようですね」

 

拍手の音と共に、一人の男が歩いてくる

 

「ウェル博士?!」

 

そう、響とクリスが護衛し、ソロモンの杖と共に行方不明になったウェルその人だった

 

今のセリフにこの状況。敵なのは明らかだった

 

「最初からソロモンの杖を!」

 

ジードは肩を光線で癒しつつ叫んだ

 

「ええそうですよ!いずれ英雄となる私こそ、ソロモンの杖を持つのにふさわしい!そうは思いませんか?」

「思うかよ!」

 

クリスが小型ミサイルを装填し、発射した

 

「うっ…ぐぁぁあぁぁぁっ!!」

 

直後、彼女は苦痛に顔を歪めた

 

「クリスちゃん!」

 

響がクリスを抱きかかえる

ミサイルはノイズを巻き込み、建物の壁を破壊しウェルを倒したはずだ

しかし、ウェルは無事であった

 

代わりに…

 

「なんでこっちがズタボロなんだよ……」

「(バックファイアだ、デカい技を出した分、こっちがダメージを受けてんだ!)」

 

最近シンフォギアのことをよく2課に聞いているゼロが答えた

ふと破壊された壁の先を見ると、先程の怪物が入ったケージをノイズが運んでいる

 

その時、ギュォォンっと音がひびいた

ゼロだ

 

「リク!そいつを捕まえとけ!」

 

ゼロは飛び上がると道を駆け出した

 

「(ゼロ!天羽々斬の機動性ならいけるはずだ!)」

「わぁーってる!それに既にサポート手配済みだ!」

「(サポート?)」

 

直後、ゼロは飛び上がった

シンフォギアを纏い、かつウルトラマンを体内に宿す翼は、とんでもない距離まで飛び上がるが、やはり、届く事は叶わない

 

万事休すかと思われたその時だった

 

「今だ!おっさん!!」

 

その叫びを合図に海中から何かが浮上し、ゼロの土台となる

 

それは一機の潜水艦、現特異災害対策機動部2課“仮説”本部であった

ゼロは天羽々斬の足の剣からエネルギーを放出し、飛び上がる

 

「シェアァリャァッ!」

 

ゼロの大きなひと振りはノイズを切り裂いた

落ちていくケージを掴もうと急降下するゼロ

あと一歩の所まで来た時

 

「…っ!」

 

ゼロは体を反転させ剣で何かを弾いた

 

「うぉぉっ!?」

 

ゼロはそのまま海面へと落下してしまった

 

「ぷはあっ!なんだ、今のは?」

 

ゼロが周りを見渡すと、ケージを掴んで太陽を背に、浮遊する槍の上に佇むマリアの姿があった

 

ジード達4人が外に出た時、ウェルが呟いた

 

「時間どうりですよ、()()()()

 

2課のメンバーは動揺する

 

「フィーネ…だと!?」

 

「終わりを意味する名は、我々組織の象徴であり、彼女の二つ名でもある…」

「まさか…じゃあ…あの人が…」

 

響が嘘だと言うように首を振る中、ウェルが叫び、肯定する

 

「彼女こそ!新たに再誕したフィーネなのです!」

 

響が首を振る中、啜り泣く声がひとつ

 

 

 

 

 

 

 

……リクだ

 

「こんなに早く会えるなんて…嬉しいよ…母さん!」

 

「は?」

 

ウェルが口をあんぐり開けて、マリアは顔を紅くし答えた

 

「ッ!!?///だっ、誰がお母さんだ!お前など知らない!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを聞き、3人が口元をニヤリと歪ませる

 

「……だと思いましたよ、マリアさん」

「ちょっとえげつねぇけど、うまい事考えるぜ!」

「よく考えたな!朝倉!」

 

それにキョトンとするのは、ウェルとマリアと響だ

 

「うぇっ?へ?どういうこと?」

「ごめん響、クリスと翼さんには連絡したんだけど…」

 

 

つまりはこういうことだ

先程ウェルがフィーネであると肯定した時だ

リクは装填ナックルを握り、個人チャネルで翼とクリスに連絡したのだ

 

「……ちょっとマリアさんのことお母さんって呼んでみる」

「分かった、ちょっと驚いとけばいいんだな?」

「承知した、やってみてくれ」

 

ーーーーーーーーー

 

「ーーーって訳なんだ」

「えっ酷い!なんで私に言ってくれなかったの?!」

 

響は抗議すると言わんばかりに、腕を振っている

 

「えっなにどういうこと?!」

 

マリアは困惑しながら叫び続ける

リクはそれに応えた

 

「もしあなたがほんとに了子さんなら、テロ行為なんて行わない、以前のあなたの目的はそんな事じゃなかったから…」

 

愛する人に想いを伝えるため

 

月の破壊はその過程で行われてしまったことだ

 

「その時点ではまだ疑問だったけど、さっきので確信した、あなたがほんとに了子さんなら……あのやり取りを分からないわけがない!」

 

母と子、その契りを約束したリクだからこそ確かめられた手法

 

マリアは動揺こそするものの、ケージを上に放り投げた

ケージは突如その姿を消し見えなくなる

そして、2課の潜水艦の上に立った

 

「来なさいジード…手合わせしてあげるわ!」

 

リクは響にウェルを任せ、潜水艦の上に飛び乗った

 

「貴方を…ここで止めてみせる!」

「……まだ愚弄するか!別世界の部外者がァ!!」

 

【〜♪烈槍・ガングニール】

 

マリアは槍を構え、ジードに突き刺さんと動いた

 

「スマッシュビームブレード!」

 

右手に左手の指を添え、振り払うと黄色い剣が現れ、マリアの槍をいなす

 

「この胸に宿った信念の火は!誰も消す事は出来やしない永劫のブレイズ!」

 

マリアは歌いながら、マントを動かしジードを切り裂こうとつけ狙う

ジードはアクロスマッシャー特有の高速移動でこれを避けるが、潜水艦が傷ついていく

 

「いま例えこの身を焼き尽くそうと信ず我が道の為なら天になってもいい!」

 

このままでは潜水艦が動けなくなる

ジードは一か八か、マントを剣で弾き返す

マリアはマントを纏い、高速回転しながらこちらを巻き込まんと移動する

ジードは一度はそれを弾こうと、剣をぶつけるが吹き飛ばされてしまう

 

「だったら!デュアッ!」

 

ジードクローを手にして飛び上がると高速回転しながら中心部を狙い飛び込んでいく

だがマリアもそれは予測済、槍をこちらへと突き出した

 

「闇に惑う夜には!歌を灯そうか聖光のセレナーデ力よ宿れ!絶対に譲れない夢が吠え叫ぶよ!」

 

ジードは間一髪それに気付いて、体勢を変えて距離をとった

すると、タイミング悪くカラータイマーがなってしまった

だが、ジードは耳を澄ませた

 

()()()()()()()()()()!涙などいらない無双の一振りよ

覚悟を今構えたら誇りと契れ」

 

 

正義のために…?

 

かつて、翼が話していたことをリクは思い出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー歌詞もまた、装者が心象に描く風景に由来とした物だと、かつて櫻井女史は言っていたなーーー

 

 

 

 

 

 

「待って!」

 

ジードは手を構え、マリアを制止する

 

「何?降参のつもり?」

「マリアさん、本当はこんな事したくないんじゃないですか?」

 

マリアの顔が若干引きつった

 

「じゃなきゃ…『正義のために悪を貫け』なんて歌詞、シンフォギアから流れるはずがない!」

 

マリアは俯き、ブツブツと呟く

 

「あなたに…何がわかるのよ!」

 

直後、マリアは紫色のライザーを使用し、光に包まれた

そして、その姿は昆虫のような姿となる

 

《ハイパーゼットン!》

 

ハイパーゼットンはジードの姿を見ると爪を構える

ジードは急いで巨大化し、ハイパーゼットンを突き飛ばしたが、カラータイマーの鼓動が早くなってしまい、膝をつく

 

「もう一度貫いてあげるわ!」

 

マリアはジードの後ろにテレポートし、爪を突き出す

だがその手は青い手に遮られる

マリアが隣を見ると、そこにはウルトラマンゼロが居た

 

「俺達のこと忘れてんじゃねぇーよ!」

 

ゼロは手を落とすと、その場で飛び上がりハイパーゼットンを蹴り飛ばす

 

「くぅ…この剣…可愛くない!」

 

そして、ウェルの方はと言うと…

 

「では…こちらもそろそろ…」

 

直後、丸鋸がいくつも飛来する

響はそれに気付くと、迎撃するためにウェルから離れた

クリスも同様に離れるが、もう一人に気付かなかった

 

「なんとイガリマァァァ!!」

 

ブンブンと振り回した鎌の柄をクリスの腹部に叩きつける

 

「ぐふぅっ!!」

 

クリスはゴロゴロと吹き飛ばされ、倒れてしまう

 

「クリスちゃん!!」

 

響が駆け寄る間にウェルは、調と切歌に連れていかれてしまう

2人は突如現れたジェット機のようなものの紐にぶら下がり飛んでいく

 

「待てっ!グアッ!?」

 

ジードは立ち上がろうとするが、とある光線に邪魔されてしまう

 

「レッキングデストロイ!!」

 

レッキングバーストのような光線がジードを直撃し、ジードのフュージョンライズを解除させた

 

リクは海中に落下しそうな所をギリギリ響に助けられた

 

「あ、ありがとう…」

「お前ら…何が目的だ!」

 

クリスが叫ぶと調が小さく答える

 

「正義では救えないものを救うため…」

 

リクは現れたウルトラマンフィーネを見つめる

 

「これなら勝てるわね…っふぅ…」

 

ハイパーゼットンが構えた所を、フィーネは抑える

 

「時限式の限界だろう、ここは引くぞ」

 

「(時限式…だと!?)」

 

ゼロの中で翼が目を見開く

 

天羽奏と一緒の、リンカーを使い無理矢理シンフォギアに適合させるシステム

それをマリアも使ってるというのか!

 

その動揺の隙に、ハイパーゼットンのテレポートの力でフィーネとハイパーゼットンは消えた

一緒にジェット機のようなものもステルスを使ったのか消え去った

 

「待てっ…ソロモンの杖を…返しやがれ…!」

 

クリスの叫びも空に消えていく

 

 

 

 

そのジェット機のようなもののコクピットにて、マムと呼ばれた女性がは目の前にある聖遺物を見つめていた

 

《神獣鏡の機能解析の過程で手に入れた、ステルステクノロジー…私たちのアドバンテージは大きくても、同時に儚く、脆い》

 

「ッ!?ごふっ!ごほっ!」

 

突然、激しく咳き込む彼女の手には、口から吐いた血が握られていた

 

「急がねば…儚く脆いものは、他にもあるのだから…!」

 

彼女は何かの野望に満ちた目で、移り行く景色を眺める

 

別の場所では、切歌に殴り飛ばされるウェルの姿があった

 

「下手打ちやがって、連中にアジトを抑えられたら、計画実行までどこに身を潜めれば良いんデスか!?」

「おやめなさい、こんな事をしたって、何も変わらないのだから」

「胸糞悪いです」

 

そう言ってウェルの胸倉を掴み上げていた手を離す

 

「驚きましたよ、謝罪の機会すらくれないのですか?というより…私を騙していた謝罪は無いのですか?彼女は!」

 

その部屋のモニターにマムが映った

 

『フィーネです、彼女はまだ記憶が蘇り切っていない、ですから困惑しても仕様がない、何より今回は虎の子を守れたのが勿怪もっけの幸い。とはいえ、アジトを抑えられた今、ネフィリムに与える餌がないのが、我々の大きな痛手です』

「そーいう事にしましょうか…」

 

ウェルは立ち上がり、襟を直す

そこへもう一人のリクが現れる

 

「やはり、直接ウルトラマンを喰らうのは難しいか…なら…1つ試してみるか…」

 

彼は黒いカプセルを見つめ、ほくそ笑んだ

 

 

 

 

 




【次回予告】

翼「人の身に眠る悩み、それの重さは計り知れない……然して、それを癒す事は出来るはず」

ゼロ「あ〜…人それぞれ悩みはちげぇけど、気にしないで楽しむのが大事みたいな事言ってる」

翼「なっ!解説を挟むな!?」

ゼロ「むーずかしい話は無し!どーもクリスとリクがフューチャーされるみたいだぜ?」

翼「っ!次回!戦姫絶唱シンフォギアG 響くぜ!絶唱!!」

【未来予想図】

クリス「あたしはリクと…」
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