戦姫絶唱シンフォギア 響くぜ!絶唱!!   作:海空来

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第9話 再来の巨人 【後編】

不気味な光を放つ神鏡獣の狙いは…

 

変わらず翼達

だが叫ぶ声が聞こえ、そちらを向く

 

「やめるデスッ! 調は仲間! あたしたちの大切な……」

《仲間と言い切れますか? 僕たちを裏切り、敵に利する彼女を…月読調を仲間と言えますか!》

 

切歌は目を見開いて、後悔するように口を噛み締める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがその時だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【〜♪オーブニカ】

 

 

 

「な、何だこの歌は?」

「懐かしい…っつうか、優しい?」

 

だがこの曲、聞いた事がある人物が3人

 

「これって…!」

「あの時の…デスかっ!?」

「(これは…来たんだな…アイツ!)」

 

この曲は清く響きわたり、ヘリキャリアにも、2課潜水艦の中にも聞こえていた

 

「な、なんで!?」

「上でもここでも聞こえるんだ!?」

 

友里と藤尭は困惑気味にパソコンを触るが、リクは笑みが零れていた

 

「この曲はっ…!!!」

 

だが反対に…マリアは穏やかでは無かった

 

「やはりこの曲…ガイ…」

「そんな筈はない!あの人はあの時!居なくなったのよ!哀しみにくれた私達を放っておいて!肝心な時に居なくなった!!だから…また現れるはずなんか無いのよ!」

 

ウェルは慌てて見渡す

すると、その男は、甲板より少し高い位置にいた

ブラウンのロングコートにハーモニカのような笛

姿を見れば、クリスと翼もわかった

 

「あの男!」

「あん時のか!!?」

「ガイさん!」

「どうしてこんなとこにいるデスか?」

 

だが、響がとある事に気づいた

 

「未来!?」

「んっ?苦しんでる…?」

 

今気付けば、神鏡獣を纏う未来が頭を抑えて苦しんでいるのだ

 

「うっ、ううっ!ぅぅぅぅっ!!!」

 

だが意に止めず、ガイはそれを吹き続ける

すると、神鏡獣の頭のパーツがスパークし、未来はガックリ項垂れ、倒れた

 

そこまでして、ガイはようやく笛を止める

 

「よし、これで彼女は大丈夫だ!」

 

しかし…

 

「またお前かァァァ!!風来坊ゥゥゥッ!!」

 

ウェルがソロモンの杖を使い、ノイズを召喚した

ノイズはその様をみていた海兵隊

そしてガイにむかっていく

 

「ノイズを放ったか!?」

「ガイさん!逃げるデス!」

「ガイさん!」

 

だが、ガイは何も言わずに剣を取りだしそれを振るった

 

【〜♪クレナイガイ 戦いのテーマ】

 

すると、ノイズはいつかのように再び炭へ還元された

 

「まさか!アイツがガキを助けたっていう男か!?」

 

クリスはいつかの事件を思い出し、その時の男を思い出した

いくらノイズを差し向けても、ガイが炭素へ変わることはなく、ウェルは業を煮やした

 

「うぅぅぅっ!これならどうだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

\グランドキング!ハイパーゼットン!/

 

 

 

 

【〜♪魔王獣】

 

2体の怪獣は船のすぐ近くに降り立つ

一つはトレギアより授かり、一つはマリアから預かったカプセルで召喚したのだ

 

「切ちゃん!」

「調!!」

 

怪獣が現れた事により発生した波が船を揺らし、調は海上に落ちそうになってしまう

間一髪、切歌が手を掴むが揺れ動く船

クリスは、未来の元へ

翼すら上手く立ち回れない

 

怪獣の狙いはガイ

彼を狙って攻撃が行われる度に、船が揺れ力を入れられないのだ

 

「ウェル!やめて!調と切歌が!」

 

マリアはウェルに掴みかかるが、ウェルはマリアを振り払う

 

「うるせぇよ!!殺してやる風来坊!!」

 

だがマリアが掴みかかった事で隙が生まれた

 

「今だ!ふん!」

 

ガイは輪っかのような御神体を取り出し、それを構えると光に包まれた

その光にハイパーゼットンの腕が叩きつけられ、船が大きく立ち上がる

 

「うわぁぁっ!!?」

「ぬわぁぁぁっ!!」

「調ぇぇぇぇ!!!」

「切りちゃァァァァァん!!!」

 

5つの体が宙を舞い、海面に叩きつけられようとしている

 

「未来ゥゥゥッ!!」

 

響の叫びがこだまする

だが、この一瞬の出来事だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウルトラマンさん!」

 

ガイが一枚のカードをリングに通すと、光に変換され、ウルトラマンが現れる

 

ウルトラマン!「ヘアッ!」

 

「ティガさん!」

 

ガイがもう一枚のカードを通すと、3000万年前に生まれ、地球を救った太古の巨人、ウルトラマンティガへカードが変換された

 

ウルトラマンティガ!「デャッ!」

 

準備は万端

 

 

光の力、お借りします!

 

掛け声と共にガイはリングを掲げ、トリガーを引いた

 

フュージョンアップ!

 

すると、ガイの体は光り輝く別のウルトラマンとなり、その体にウルトラマンとティガが一体化する

そしてその姿は、光が剥がれるように顕になる

 

ウルトラマンオーブ!スペシウムゼペリオン!!

 

 

そして、光を纏った巨人は5人を手のひらに乗せて救出する

2課のメンバーは目を見張る

 

「あれは…」

「もしかして…」

「…もしかすると…!?」

「3人目の巨人…だとぉっ!?」

「そう!そうだよ!あれが僕と一緒に戦ってくれた!」

 

巨人は哨戒艦艇の上に、5人を置いた

 

「…3人目…」

「嘘だろ…」

「ガイさんが…」

「デスか?」

「(そーだ!あいつが俺をこの世界に来るのを手伝ってくれたウルトラマン…)」

 

「「ウルトラマンオーブだ!」」

 

【〜♪スペシウムゼペリオンのテーマ】

 

オーブは少しずつ、光が消え、その姿が顕になる

 

紫、黒、赤、銀の体、胸に点る輪っか状のカラータイマー

白い目に頭部にも光る一筋の紫の光

 

オーブはゆっくりと構える

 

「俺の名はオーブ、闇を照らして、悪を討つ!」

 

オーブはまずグランドキングに対して、ジャンプニーキックをかました

 

「ウゥオォウリャアッ!」

 

ある程度はグランドキングは怯むが、硬い装甲で守られているグランドキングは直ぐに腕の爪で反撃に出る

オーブはそれを掴むと、赤い部分を光らせ、艦艇から遠ざけるように投げ飛ばす

 

その後ろをハイパーゼットンが斬りつけようと、ワープし腕を振り上げるが、寸でのところで紫の部分が光ると、高速で移動し距離をとった

 

「なるほど、重量系とスピード系のコンビって訳か…」

 

オーブは2体に挟まれ、姿勢を低くする

2体は一斉に腕を振り下ろし、オーブを潰そうとする

オーブは敢えてそれを受け海に沈んだ

 

「ガイさん!」

「2対1じゃキツイデスよ!」

 

しかし、狙いは違う

ガイはインナースペースで再び、オーブリングを構える

 

「タロウさん!」

 

ガイが一枚のカードをリングに通すと、光に変換され、ウルトラマン兄弟NO.6と呼ばれる光の国の教官、ウルトラマンタロウが現れる

 

ウルトラマンタロウ!「トァァーッ!!」

 

「メビウスさん!」

 

ガイがもう一枚のカードを通すと、人間との絆を最も深めた、ウルトラマンタロウ直々の弟子、ウルトラマンメビウスへとカードが変換された

 

ウルトラマンメビウス!「セアッ!!」

 

ガイは腕を一瞬クロス、それを解き放つように両腕を広げ、ゆっくり左に腰を捻りながら下ろして叫ぶ

 

 

熱いやつ、頼みます!

 

掛け声と共にガイはリングを掲げ、トリガーを引いた

 

フュージョンアップ!

 

すると、ガイの体は光り輝くオーブとなり、タロウとメビウスが一体化する

そしてその姿は、光が剥がれるように顕になる

 

ウルトラマンオーブ!バーンマイト!!

 

 

直後、怪獣の間から声が響いた

 

「紅に燃えるぜ!ストビューム…ダァイナマイトォォォォ!!!」

 

【〜♪バーンマイトのテーマ】

 

ハイパーゼットンは吹き飛び、グランドキングも中心で起きた爆発の餌食となり、装甲がドロドロになっていた

そして、爆心地から燃え上がる炎の戦士、バーンマイトが姿を現した

 

「変わった!」

「なんかマグニフィセントみてーな角だな…」

「ソリッドバーニングみたい…」

「デスデス…」

 

オーブは拳を燃え上がらせると、何度もグランドキングを殴る

 

「デヤッ!」

 

かなりドスの効いた声と共に叩き込まれる拳は、グランドキングの装甲を溶かすには十分だった

そのボディに大穴が開いている

オーブは少し距離を取ると、右手を掲げ、左腰辺りに大きな動きで両腕を構え、体が虹色になったかと思うと、勢いよく右手を垂直に、左手を手首に添える形で十時を組んだ

 

ストビューム…光線!

 

腕から虹色の光線が飛び出すと、グランドキングの体内に蓄積され、最終的に大爆発をおこした

 

「よしっ!」

「アイツつぇぇじゃねぇか!」

 

翼とクリスは思わず拳を握る

直後、起き上がっていたハイパーゼットンが、オーブの背中に腕を叩きつけた

 

「グゥオッ!?…くっ、あとはお前だな!」

 

オーブはハイパーゼットンの攻撃を空中に飛んで避け、再びその姿を変える

 

「ジャックさん!」

 

ガイが一枚のカードをリングに通すと、光に変換され、ウルトラ兄弟4番目、得意武器はウルトラブレスレットのウルトラマンジャックが現れる

 

ウルトラマンジャック!「シェアッ!!」

 

「ゼロさん!」

 

ガイがもう一枚のカードを通すと、言わずもがな、ウルトラマンゼロへとカードが変換された

 

ウルトラマンゼロ!「デェェヤッ!!!」

 

ガイは左手を上へ、右手を水平に横に伸ばし、ゆっくり目元へリングを構えて叫ぶ

 

 

キレのいいやつ、頼みます!

 

掛け声と共にガイはリングを掲げ、トリガーを引いた

 

フュージョンアップ!

 

すると、ガイの体は光り輝くオーブとなり、ジャックとゼロが一体化する

そしてその姿は、光が剥がれるように顕になる

 

ウルトラマンオーブ!ハリケーンスラッシュ!

 

【〜♪ハリケーンスラッシュのテーマ】

 

再び振り下ろされた腕を寸前でワープでよけ、オーブはハイパーゼットンの後ろに立つ

 

「光を越えて、闇を斬る!」

 

その言葉と共に、オーブはハイパーゼットンに回し蹴りを入れた

 

「今度はゼロのように!?」

「いやいや流石に、見た目だけだろ…」

 

オーブスラッガーショット!

 

その言葉と共に、オーブは頭の角からエネルギーの刃、オーブスラッガーを飛ばす

 

「「「「やっぱりゼロ」だ…」ではないか!」なのデス!」

 

「(何を言ってんだこいつら…)」

 

ゼロが半ば呆れた時、オーブは手元に戻ったオーブスラッガーをクルクル回し新たな武器を生み出した

 

オーブスラッガーランス!

 

取り出した槍を使い、オーブはハイパーゼットンと互角の戦いを繰り広げる

ハイパーゼットンはいくつも火球を放つが、オーブはレバーを1度おろしボタンを叩き構えた

 

オーブランサーシュートォ!

 

刃の間から、光線が放たれ、爆発が起こる

オーブはそれによって出来た一瞬の隙をついて、ハイパーゼットンに刃を突き刺した

 

ハイパーゼットンは苦しみ蠢くが、容赦せずオーブは更なる技を発動した

 

ビックバンスラストッ!

 

エネルギーが流し込まれ、ハイパーゼットンは大爆発

 

つまり……

 

「(っしゃ!俺たちの勝ちだ!)」

 

その時だった

 

「あれ…私は…?」

 

聞き覚えある声に、クリスが振り向くと未来が意識を取り戻していた

 

「小日向っ!目が覚めたか!?」

「大丈夫か?痛てぇとことかねぇか!?」

「う、うん…ってこれシンフォギア…??」

 

未来はとりあえず無事のようだ

響はその様子を見て、涙をこぼす

 

「未来っ…よかったぁっ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いただくぞ…神鏡獣!」

 

突如声が響き、ヘリキャリアから闇の波動が未来に降り注ぎ、翼とクリスを吹き飛ばす

声の主はソラだ

 

「アァっ!?くっ!きゃアッ!?」

 

苦しみ始める未来だが、クリスと翼は近付けなくなってしまう

 

「小日向ァッ!」

「おいっ!クソっ!」

 

未来はまだ抵抗しようとしているのか、涙をこぼす

 

「嫌っ!やめてっ!私がっ…したいのは…こんなっ事っじゃっ…!」

 

だがその手に握られたソラの使うライザー

そのトリガーは引かれてしまった

 

響いぃぃぃいいいぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃっ!!!

 

 

シンフォニックフュージョン…神鏡獣…!

 

 

そして現れたのはウルトラマンフィーネ

 

しかし、まるでウルティメイト・ガングニールのように未来が纏っていた神鏡獣のギアを纏っていた

言うなれば……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウルトラマンフィーネ…神鏡獣……」

 

 

 

 




【次回予告】【〜♪覚悟は笑顔と共に、誇りのままに】

「私から陽だまりを奪うのは誰だ!お前か!?でも、こんな憎しみで戦うこと、未来は望まないよね、私、戦うよ、未来を助ける為に」
リク
「そうだ、これが…僕達の決戦だ!」

ソラ
「次回、戦姫絶唱シンフォギアG 響くぜ絶唱…」

【響け、歌え、そしてその先は…】

ソラ
「俺の本当の狙いは……



お前だ……
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