「ガイさんが来てくれた!」
響
「あの人凄く強いね!海の上なのに何処から来てたの?!とかあのメロディで未来のギアの洗脳解いちゃった?!とか思ってたけどウルトラマンなら納得だよ〜って!ウルトラマンフィーネが未来を取り込んだ!?」
リク
「まるで僕達のウルティメイト・ガングニールみたいだ、だったら立ち向かえるのは僕達だけだ…」
響
「うん、今度こそ未来を助けるんだ!」
リク
「よし、行こう。ジーッとしてても……」
響・リク
「ドーにもならない!」
「あれが…ウルトラマンフィーネ…」
オーブも困惑していた
突如現れた巨人に
その時、2課でギアの解析が終わった
「未来ちゃんのギアより発さられたエネルギー波は聖遺物由来の力を分解する特性が見られます!」
藤尭の解析に皆が息を飲む
「じゃあシンフォギアじゃ防げないってこと?!」
「シンフォギアを分解…ん?今はあいつと一体化してるならその力もあるはず…」
リクは何かに気付いて、響に耳打ちする
響は驚いた顔をするが、それしかないと括った
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「これがアイツもやっていた…シンフォニックフュージョン…」
ソラは自分の手をじっくり眺めている
「こうなったらウルティメイト・ガングニールしか…」
「だがあれは禁断の力だ、死を目の前にした2人を戦場に呼ぶわけには…」
ここで調は気付いた
「もしかして…あれがソラの狙い…」
「えっ?」
切歌は思わず聞き返す
「無垢にして苛烈、そんな神鏡獣の力を使えたのは歪ませられた愛、だからソラは…」
「前からあたし達やマリアに、愛が何かを聞いてたって事デスか!?」
「多分、私達に優しかったのも見よう見まね…」
「そんな…利用されてたんデスか…」
切歌と調は少なからず好意を持っていた
だからマムに怒られても、ウェルが嫌な奴でも、ソラが喜んでくれるなら我慢ができた
だがそれは仮染めの愛情、それに気付いた2人は完全に戦う意味を失った
切歌もイガリマを解除し、膝をつく
「ウルトラマンとシンフォギアの融合、どんなものか見せてもらうっ!」
オーブはウルトラマンフィーネへと向かっていく
「ギンガさん!エックスさん!痺れるやつ、頼みます!!」
その体を眩い光に包むと、攻撃力が上がり、雷が付与されるライトニングアタッカーへと変わった
「シュオアッ!」
その拳に2色の電撃を纏わせたパンチを繰り出す
しかし、フィーネは片手でその手を掴んだ
「何っ…?!グッ!??」
突如、オーブが苦しんだかと思うと、オーブの体がノイズが走るようにボヤけ始めた
「グワァァッ…」
「グゥオォッ…」
その体からフュージョンアップしてる戦士、ウルトラマンギンガ、ウルトラマンエックスの幻影が現れたかと思うと、オーブはオーブオリジンに戻され、カラータイマーが点滅を始めた
「どういう事だ…」
「神鏡獣の力の応用さ、貴様のフュージョンの繋がりを分解した」
それだけ言うと、彼は腕にエネルギーを貯め、解き放った
「シェンショウジンリッパー!」
「ウガァァ!」
オーブは海へ倒れた
カラータイマーの鼓動はより一層激しくなっていた
「こうなったらあたしが!」
飛び出していこうとするクリスの腕を翼が掴んだ
「怪獣ならいざ知らず、ウルトラマンと剣を交えられると思い上がるな!」
「だったらこのまま見てろってのか!」
このままじゃ何も変わらない
だがどうにも出来ない
その時だった
2課の潜水艦が急浮上、同士に水の渦巻きをあげながら、緒川が現れた
「お2人は他の方の救助へ!僕がこの2人を連れていきます!」
「アイツは!」
クリスの問い掛けに緒川は歯をかみ締め答えた
「…響さんとリクさんが」
「(なにっ!?)」
「お前分かってるだろ!?あの2人がどんな状況か!」
「だからです!」
「…教えてください、それはどう言う…?」
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「あのエネルギー波を利用して未来くんのギアを解除する、だとッ!?」
響の提案は自壊、あのエネルギーを利用し、シェンショウジンを分解し、未来を助けるというものだった
しかし、立ち向かえるのは…
「そのためにウルティメイト・ガングニールを使うというのか!?」
「あのエネルギーで、僕達と未来が同時に攻撃を受ければ、少なくともガングニールも分解出来るはずです!」
「っ…そうか、その手が…」
リクの狙いはそこだった
ガングニールを分解できれば少なくとも自分は戦線に復帰出来る
「過去のデータと現在の融合深度から計測すると、響さんとリクくんの活動限界は2分40秒になります!」
「たとえ微力でも、私たちが響ちゃんを支えることが出来れば、きっと……」
藤尭と友里は既に同意のようだ
弦十郎は2人に向き合う
「勝算はあるのか!」
「「…思いつきで数字を語れるものかよっ!」」
2人は揃えてこの言葉を突きつけた
弦十郎は豆鉄砲を食らったような顔になった
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「という訳なんです」
クリスと翼は、納得は出来ないが仕方ないという表情を見せる
「アイツららしい考えだ」
「朝倉は以前より見せていたが、頭がキレるな」
「(っ、たまーにそういうことあんだよアイツは…)」
よく見れば潜水艦から2人が出てきていた
「…行こう…僕達の決戦だ」
「うん、未来を…助けてみせる」
「2人は僕が守ってみせるよ」
2人頷きあい、拳を、ギガファイナライザーを構える
「「ジーッとしてても……ドーにもならねぇ!」」
リクはエボリューションガングニールカプセルを構えて、スイッチを入れる
「ウルティメイトガングニール!」
直後、響の体にガングニールが纏われた
リクはエボリューションガングニールカプセルをギガファイナライザーに装填し、ジードライザーで読み込む
アルティメットガングニール!!
リクはギガファイナライザーのスイッチを押し込み、響が聖詠を行う
響のガングニールが外れ、インナーだけとなる
飛び回るガングニールを目にし2人は再び叫ぶ
響くぜ!絶唱!!
リクがスライドスイッチを作動させるとその体が光に包まれる
「ジィードッ!」
まずウルティメイトファイナルへと姿が変わり、その体に飛び回っていたガングニールが装着されていく
それが完了すれば、ジードは右拳を突き上げ、ぐんぐん巨大化しその姿を現す
その体は以前より赤みを帯びた発光を伴った体で、まずい状況なのは見て取れる
「来たか…弟よ…」
「僕はお前の弟なんかじゃない、お前は父さんの子供なんかでもない…!」
この一言は、ソラを怒らせた
「なんだと…ベリアルとかけ離れたようなお前が、言える口かァァ!!」
【〜♪Rainbow Flower】
フィーネはシェンショウジンの武器を取り出し、こちらに向かって飛んでくる
対してジードは拳を構えた
そして、空中で想いがぶつかり合う
《幾億の歴史を超えて
この胸の(Go) 問いかけに(Go) 応えよShine》
「お前は父さんの事を知らない!知った気になってるだけだ!」
「巫山戯るな!貴様のようなガキに、父さんの何がわかると言うのだ!」
「父さんはあの道を選ばざるを得なかった!仲間に見下されてると誤解して、強い力を手に入れようとして失敗し、追放され、苦しかった所をレイブラット星人に利用されただけだ!」
「嘘をつくなァァ!」
フィーネは蹴りでジードを突き飛ばすと、シェンショウジンリッパーを放つ
《焔より熱い想いよ 鋼鉄の(Go) イカヅチで(Go)
ぶっ飛ばせMy Gungnir》
「「ガングニールリッパー!」」
響とリクの声が重なり、リッパーがリッパーを撃ち消す
「貴方たちの事はこれっぽっちも分かってないと思う、でも!未来を利用した事だけは許さない!その為に、私は貴方を倒す!」
「知るか!結局は消える命!今更救ったところでェェ!!!」
フィーネが構えるのは、光線の構えだ
ジードも同じ構えをとり、その光線を解き放つ
「レッキングシェンショウジン!!」
「「レッキングガングニールッ!!」」
2つの光線はぶつかり合い、周りにも被害を及ぼした
《最速で最短で一直線に光った(Fly) 朝日を(Fly)
君と共に見たい(見たい) 今(今) 見上げよう》
「やっべ!」
「(退避だ!急げ!)」
「間に合うのか!」
3人が慌ててると、弾けた光線の余波が迫ってきていた
しかし、当たる寸前オーブがその身を盾にして3人、そして船を守った
「グァァッ!」
「(オーブ!!)」
「ゼロさん、皆!行きましょう!」
オーブは片手で2課潜水艦と艦艇を持つと、少し距離をとった
「これなら…!」
上空にいたマリアはヘリキャリアからシャトルマーカーを射出、展開すると、エネルギーの余波を反射させ、増加させていく
状況は最悪、引いてしまえば餌食となり未来を救えない
「グゥっ…」
「このままっ…じゃぁっ…」
だが、リクは響の歌の歌詞を聞いた
全力で「一人じゃない」と届けたい》
「響け…そうだ!スゥゥゥッ…」
リクは息を吸い上げ、思い切り叫び、技を放つ
「ガングニール!ロアー!」
ジードの口より放たれたのは超音波では無い
響の想いが歌となり、ジードの口をスピーカーとし、未来に届ける
かつて、その声で助けてくれたように
今度は私が
《響け(響け) 伝え(伝え) 歌え(歌え)
そしてッ!笑おう⋯!この世界には歌がある》
その思いは届いた!
「うグッ!?抵抗…するだとっ!?」
「(私は…響をもう戦わせたくなかっただけ…でも!それは間違いだった!!響を戦わせないんじゃない、響を…守りたいんだ!!)」
フィーネの光線がどんどん押されていき、レッキングガングニールがフィーネにぶち当たった
「今だ!!」
ジードは光線を止めると、フィーネに抱きつくように飛びかかり、そのまま飛行する
「未来!手を掴んで!!」
響はカラータイマーに見えた未来に向かって手を伸ばす
「響!!ここだよ!!」
それが聞こえた未来も必死に手を伸ばす
「皆を救う…絶対に……守ってみせる!!」
ジードは今だなお増幅されるシェンショウジンのエネルギー波の中に飛び込んだ
そして、響は未来と手を繋ぎあい…
光が拡がった