光が収まった時、そこに2体の巨人は居なかった
「リク…?」
「朝倉…」
2人が固唾を呑み、空を見る
そして…
「(来たっ)」
ゼロが声を出した瞬間、2課潜水艦の付近にウルティメイトファイナルのジードが降り立った
「グゥっ!」
カラータイマーもなり、ギガファイナライザーを杖にしてどうにか持ち堪えているようだ
「ジードッ!大丈夫か?」
「オーブさん…大丈夫です…」
駆け寄るオーブに対してジードは返事をすると、その手に輝く光を潜水艦の上に置く
それがうっすら消えると、響と未来の姿が現れた
「小日向!立花!」
「おい!」
翼とクリスは2人に駆け寄り、彼女達を起こした
【〜♪日常-親友】
「んっ…うぅ」
「ん、ふわァァ?」
未来と響はそれぞれ目を覚まして、周りを見る
「生き…てる…うわぁっ?!」
「ごめんなさいっ…響!私っ…響に酷いことをっ…」
未来は泣きながら響に抱きついてした事を謝罪する
だが、響は未来をそっと抱きしめ囁く
「大丈夫、未来は私の陽だまりだもん、無くなっちゃったら…私も嫌だ」
「うわぁぁぁぁんっ!」
未来は思い切り泣き叫ぶ
「ほんとによかった…」
リクは安堵し、力を抜いた
「ウルルアァァッ!!」
「なっ!?グァァッ!」
突如降り立った巨人にオーブが吹き飛ばされてしまった
フィーネだ
「オーブさん!」
ジードは思わず、オーブに駆け寄ろうとするが、体力の疲弊からよろけてしまう
フィーネはそんなジードの肩を掴み…
グシュゥッ…
「グゥゥッ!?」
ジードの胸にフィーネの腕が突き刺さった
「リク!」
「朝倉!」
「(リク!)」
「ジードっ!!」
「俺がほんとに欲しいのは…お前だ…!」
今までよりおどろおどろしい声をしたフィーネは、カラータイマーからリクの体内へと入り込んだ
「グアッ…ヤメッ…ろっ!僕からっ…!出ていケッ!!」
しかし、願いは聞き届けられず…
「うぅっ…」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァアアアアァァァァッ!!」
リクの悲痛な叫びがこだまし、その目は紅く染まり、体は赤と黒のグラデーションとなった
ゴールドラインも紫色になっている
「ようやく手に入れたァァ…最強の力ぁぁっ!!」
ソラの歓喜の声が響き渡る中、カラータイマーから一つの球体が響の元へ飛び出した
響が受け止めたそれは、ジードライザーと装填ナックル
そして、ウルトラマン、ベリアル、キングのカプセルだった
「リク…くん…」
響の目にじわじわ涙が溜まっていく
「おい、赤いの…」
ソラの声がクリスを呼んだ
クリスはただフィーネを見据えている
「お前が望むならついてこい」
「誰がお前なんか…リクを返しやがれ!!」
クリスは怒りを力に変えて、“MEGA DEATH PARTY”を解き放った
しかし、それにより放たれたミサイルは簡単に握り潰される
「…勘違いするな?俺はジードであり、フィーネであり、ベリアルだ…お前の想い人は俺なんだよ」
クリスはぐっと歯をかみ締め俯いた
そして…
バンッ!
響と未来に向けて放たれた弾丸を翼と代わったゼロが間一髪防ぐ
「クリスちゃんっ…?!」
「お前…何考えてんだ…!」
ゼロの声を無視し、クリスはフィーネの元へ飛ぶ
「いい子だ、可愛がってやる…さぁ、そろそろこいつも浮上だ…!」
すると、グラグラと辺りが揺れだした
そして、古代遺跡のようなものが浮き上がる
「これが…フロンティア…」
「そうですよ!これで悲願達成だ!」
ヘリキャリアはすぐさまフロンティアへと向かった
そして、フィーネとクリスも飛び立つ
「リクくぅぅーん!!クリスちゃぁぁーん!!」
響の泣き叫ぶような声は、届かなかった……
響
「悩む事も、泣く事も、迷う事も出来る…けど、私達は前に進まないといけない…リクくんもクリスちゃんも地球も、私達が守るっ…!ってどうしたの調ちゃん!?えっ、もしかして貴方は!?」
調
「次回、戦姫絶唱シンフォギアG 響くぜ絶唱」
【蘇りし、巫女】
??
「久しぶり…かしら?」