戦姫絶唱シンフォギア 響くぜ!絶唱!!   作:海空来

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ガイ
「ウルトラマンフィーネの策略により乗っ取られた未来を救うため、ジードと響が協力し、最後の戦いに挑んだ」

ゼロ
「からくも勝利をおさめ、ようやく終わったかと思いきや、あいつの狙いは疲弊したウルティメイトファイナルのジードだった、その体を乗っ取り、クリスまで連れて奴は浮上したフロンティアへと足を運ぶ」

ガイ
「再会を喜んでる暇は無さそうですね、ゼロさん」

ゼロ
「そーだな…多分もうすこしすりゃ変身は出来るようになるが…ビヨンドになれるか…翼のやつが気付いてくれりゃあいいが…」

ガイ
「余裕あったら話してみますよ」

ゼロ
「そうか。わりいな」

ガイ
「いいってことです、では第11話」

ゼロ
「始まるぜ!」


第11話 蘇りし、巫女 【前編】

「ひぐっ…ぐすっ…リクっ…くん…」

 

2課司令室で響は泣き続けていた

ジードライザーを前にして

 

「…雪音…何故寝返ったのだ…」

 

翼は裏切った後輩のことを考える

 

「…よかったら温かいものどうぞ」

 

友里はガイにコーヒーを手渡す

 

「んっ、ありがとう…」

 

受け取り、コーヒーを口にするガイの元に弦十郎が歩みよった

 

「クレナイガイくん、君が知ってる事を話してくれ」

 

ガイはコーヒーを置いた

 

「分かった、なら調と切歌をここに連れてきてくれないか?」

「FISの2人をかっ?」

「彼女達にも多分伝えないといけないことがある」

 

それを聞くと弦十郎は渋々、手錠のかけられた2人を連れてきた

 

「まさかガイさんがウルトラマンだったなんて…」

「教えて欲しいデス、貴方が何を知ってるか!」

 

そして、ガイはポツリポツリと話し始めた

 

「…俺がこの世界に足を運んだのは、6年前だ…ウクライナの聖遺物研究機関へ」

「そこって?!」

「私達が居たとこじゃ無いデスか!」

 

そう、レセプターチルドレンとしてマリア達が集められた、FISの拠点だったのだ

 

「そこで俺は、マリア、セレナ、ナスターシャと出会った。確か崖から落ちそうになった2人を助けてな」

「そんな事があったんデスか…」

「待って、でも6年前って…!」

「っ!」

「何かあったの…?」

 

響が2人に問いかけるとガイが答えた

 

「その次の日の夜、科学者達がネフィリムを科学的に起動しようとし失敗…絶唱の特性を利用しセレナがネフィリムを抑えたが、瓦礫の下敷きとなり死亡した…」

「そんな…」

「俺達の知らない装者が…」

 

2課のメンバーも、調と切歌も俯いた

 

「…だがそれは君達の知ってる事だろう?」

「へ?」

「どういう事…デスか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「セレナは()()()()()

 

調と切歌は目をまん丸にして、ガイに詰め寄る

 

「あ、あんまり適当な事言ってると怒るデスよ!」

「セレナは死んだんでしょ!マリアが…欠片を持ってた!」

 

だが、怒りながらもその目には涙を浮かべている

ガイは視線を合わせるため座り、肩に手を置いた

 

「間違いない、俺が助けたんだ」

 

その瞬間、2人は疑いようのない真実なんだと分かり、ガイに抱きついて泣き始めた

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「ぐすっ…んっ…あぁっ…」

 

「だが、だとすると彼女は何処に…?」

「この話にはまだ続きがあるんだ」

 

弦十郎の質問にガイは2人を抱き締めたまま答える

 

「セレナは絶唱のダメージが大きかった。そこで俺の光のエネルギーを分け与えたんだがよく見ると、彼女はシンフォギアのペンダントを付けていない、それにしては治りが早いなと思った時だ、胸がシンフォギアのような光を放ち、それが全身に拡がったんだ」

 

「…まさか?!」

 

弦十郎は響を見た

 

「そうだ、セレナの中にはアガートラームと呼ばれるシンフォギアの力が眠っているんだ、まるで響のように…それがマリアが欠片を持っている理由だろう…」

「私…みたいに…」

 

分離した器と中身、それを姉妹がそれぞれ持っているということだ

 

「だがその直後の事だ、異次元を使って謎の男がセレナを連れ去ったんだ」

「謎の男?」

「分からない、黒と白で分けられた服を着ていて、俺より上の実力を持っていた…そして、そいつとの格闘の末、俺はセレナを連れ去られ、追いかけた結果、別世界に来てしまったんだ、それでしばらく、世界中を探し続けていたんだ」

 

それが何も言わずに世界を離れた理由

言わなかったのではなく、言えなかったのだ

 

「じゃあ、この世界に来たって事は…」

「いや、最初はゼロさんの付き添いだ…だがこの世界に来て戦い分かった」

 

ガイは立ち上がった

 

「セレナは…ウルトラマンフィーネの()()いる」

 

「そんなっ!?」

「嘘デス…!」

「あいつは俺のフュージョンを解除した時、シェンショウジンの力を応用したと言っていたが、カラータイマーを鳴らすまでエネルギーを弄る力は無いはずだ、だがアガートラームなら…」

 

そして肯定する声が1人

 

「…もしかして…」

「未来?どうかしたの?」

「実はあの中に居た時、女の子が見えた気がしたの、気のせいかなとも思ったけど、もしかしてと思って…」

「どんな子だったのだ?」

「えっと、茜色の髪に、マリアさんの色違いみたいな桃色の髪飾りを付けてた…」

「セレナの髪飾りデス…」

「じゃあほんとに…」

 

調と切歌は開いた口が塞がらない

死んだと思っていた友達が、6年越しに生きてると判明したのだ

 

「ならすぐ行かないと…!」

「まだだ、君たちの問題が片付いてない」

「私たちの…」

 

ガイは2人の手錠に手をかざすと、なんとそれを外してしまった

 

「っ!どういうつもりだ!」

 

弦十郎と緒川が構えるが、ジードライザーとウルトラマン、ウルトラマンキングのカプセルを手に取るとまず切歌に渡した

 

「デス?」

 

切歌はしばらく困惑していたが、とりあえずとカプセルのスイッチを入れようとするが動かなかった

 

「次は調だ」

「いや、でも…っ!?」

 

その時、調は急にガクッと項垂れた

そして、その顔を上げた時、瞳は黄色くなっていた

 

「よく気付いたわね、風来坊」

「消去法さ、切歌じゃ無いならと思っただけだ」

 

調(?)は切歌からジードライザーを受け取ると、ウルトラマン、キングのカプセルを苦もなく起動し、ジードライザーでスキャンした

すると調の体から抜け出るように、金のオーラが宙を舞い始めた

 

「何が起こっている…!?」

 

困惑する弦十郎を他所に、オーラは人の形をかたどっていった

 

《言ったでしょ?リィンカーネーションがあるからいつかは戻ってくるって》

 

「リィンカーネーション…だとぉっ!?」

「その単語!貴様はまさかっ!?」

「もしかして…そうなんですか!?」

「(…なるほどな)」

 

そして、甦り現れたのは…

 

 

「久しぶり…かしら?」

 

 

()()櫻井了子であった

 

「「「「なんで裸!」なんデス!?」なのっ!?」(なんだよっ!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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