戦姫絶唱シンフォギア 響くぜ!絶唱!!   作:海空来

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「前回は私と雪音、そして、ゼロの大活躍だったな!」
クリス
「あたしと先輩の信頼のコンビネーション、ゼロとニュージェネレーションとやらの戦士達の絆の力で、強敵をぶっ倒してやったぜ!」
ゼロ
「今回はそんな俺たちの戦いの裏、オーブ達がどんな激戦を繰り広げていたかだ!」


第13話 闇と鎧と偽りと 【前編】

「カデンツァヴナ・イヴ…もしかして、マリアさんの妹っ…!?」

「マリア姉さんを知ってるんですか!?」

 

インナースペースにて、僕はセレナと言うマリアさんの妹と出会っていた

 

「教えてください、ここが何なのか、マリア姉さんは何処なのか、あと…あなたの事も…」

「わかった…僕も詳しくは知らないんだけど…」

 

僕は今まであった事を掻い摘んで話した

セレナは衝撃を受けていたようだった

 

「あんなに優しかった皆が…」

 

僕も粗方の話を聞いた

シンフォギア装者で、絶唱を唄い倒れそうだったところをガイさんに助けられたが、よくわからない男に連れていかれ、なにかに取り込まれ気を失った

そこから起きてみれば6年が経ち、大好きな仲間が世界に反旗を翻している

 

「マリア姉さん…皆さん…会いたいよ…」

 

僕はそっとセレナの頭を撫でた

 

「大丈夫、きっと皆が助けてくれるよ」

「皆…?」

「マリアさんに切歌、調に…翼さん、響、クリス…それにゼロやガイさんも!」

「本当ですか…?」

「本当だよ、だから諦めないで、ジーッとしてても、ドーにもならない!」

「朝倉さん…」

 

セレナの目から不安そうな表情は消えた

 

「よし、じゃあ皆が来るまではお話しよっか」

「…はい、色んなこと、教えてください!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

遺跡の方へ切歌、調、響、ガイは向かっていた

 

だがそこへ突然エネルギーが舞い落ちる

 

「なんだ?!」

 

エネルギーはノイズ、そして、怪獣3体の形を作る

そして現れたのは

 

 

閻魔獣ザイゴーグ

その取り巻きのゴーグアントラー、ゴーグゴルザであった

 

「あなたは先に行って!」

「私達が活路を開くデース!!」

 

文字通り、調と切歌が連携技でノイズを切り払い、響の為の道を作った

 

「わかった!」

「…皆を…お願いします」

 

調は響に希望を託し、ノイズ殲滅へと戻った

 

「ザイゴーグが相手ならこれだ!」

 

オーブリングを構えたガイは次々カードをスキャンする

 

「ギンガさん!」

 

ウルトラマンギンガ!「フンッ!」

 

「エックスさん!」

 

ウルトラマンエックス!「イーッスァァーッ!」

 

 

「痺れるヤツ、頼みます!」

 

フュージョンアップ!

 

ウルトラマンオーブ!ライトニングアタッカー!

 

壮大なメロディが響き渡り、再びメカメカしいオーブが降臨した

 

「電光雷轟!闇を討つ!

 

腕のクリスタルから電撃を放つと、ザイゴーグにつかみかかった

そのままザイゴーグを痺れさせようとするが、ゴーグゴルザに邪魔され吹き飛ばされた

 

「まずは取り巻きか!」

 

オーブは空へ飛び立つと体を縮こまらせ、一気にX字に手足を開いた

 

「アタッカーギンガエックス!」

 

オーブの体から放たれた電撃は、ゴーグゴルザの巨体を吹き飛ばした

 

しかし、その一瞬の隙をつかれ、ゴーグアントラーに突撃されたオーブは地上へ落下した

 

「ぐあッ!」

「ガイさん!」

「というかノイズ多すぎデスよ!?」

 

あまりにも多過ぎるノイズ

ベストトリオのザイゴーグ達

3人は攻めあぐねていた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「うぅっ…うっ…セレナぁッ…」

 

マリアは泣き続けていた

結局はウェルの、ソラの掌の上で踊らされ、悪を被らされた

セレナの思いに報いる事など出来なかったと涙を零し続ける

 

その時であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…さん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー姉さん!ーーーーーーーーーーーーーー

 

「セレナ!?」

 

頭に響いた声は間違いなく、妹の声だった

だがそんなはずは無い

 

「嫌ね…幻聴なんて」

《幻聴なんかじゃありません!》

「え…今度はソラ…いや、もしかしてジード!?」

 

ソラにしては高く、優しい声色だったのが引っかかり、聞きかえす

 

《そうです!ジードの朝倉リクです!》

《姉さん!セレナだよ!セレナ・カデンツァヴナ・イヴだよ!》

 

「ほんとに…セレナ…あなたどこにいるの!?」

 

マリアは涙を拭いながら聞きかえす

 

《僕達は今!ウルトラマンフィーネの中に取り込まれてるんです!》

 

「ソラの中に!?」

 

そう、マリアがソラに抱き着いたとき、まるでセレナを抱きしめていると感じていたのはそういう事だったのだ

 

《うん!自分達じゃ出れないの!》

《何か、球体のバリアみたいなのに閉じ込められてるんです!》

 

「わかったわ…セレナ…生きてるのね…嘘じゃ無いのね!」

 

《あの時、ガイさんが助けてくれたんだよ!》

 

「ガイさん…が?」

 

耳を疑ったが、絶唱を使った時それを助けられたのは、あの時は彼しかありえなかった

 

「わかった、すぐ助けてあげるから」

《待ってる、姉さん》

 

「…ジード、朝倉リク!」

 

マリアが初めて名を呼んだ

 

《なんですか…?》

「…今までごめんなさい、セレナの思いに報いなきゃと、私は間違った道を進んでいたわ…

けど…もう迷わない、セレナをお願い…私は、今度こそ正義を貫いてみせる…」

《…はいっ!》

 

マリアは外を見下ろした

 

そこには苦戦するオーブ、そして、大事な仲間の姿が見えた…

 

「今行くわよ…!」

 

マリアはそこから飛び降り、奏でた

 

 

Granzizel bilfen gungnir zizzl(溢れはじめる秘めた熱情)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

その頃、制御室ではナスターシャが必死に事態を好転させる方法を探していた

 

「…これはっ…!」

「ほうぅ…」

 

ナスターシャが聞こえた声に視線を向けるとそこには、スーツ姿で耳から大きなイヤリングを下ろした男が居た

その手には日本刀のようなものを握りしめている

 

「あなたはっ…」

「月を再起動する事で落下を阻止か…しかしその為には大量のフォニックゲインが必要…6人程度じゃ足りねぇわけか」

 

男はコンソールを眺め、顔を近づける

 

「…マリア達に伝えていただけますか?」

「俺は鳩じゃねぇんだぞ、オバサン?」

「あなたが優しい人なのは私も知っています」

 

それを聞くと男は舌打ちをして外へ飛び出した

 

「頼みますよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャグラー…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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