「グゥ…厄介だな…」
両腕の剣、ギンガエックスセイバーをしまい込み、オーブは構え直す
「ノイズが…多過ぎる…」
「大バーゲンなんて勘弁デスよ〜…」
いくら倒しても、ノイズはいつまでも現れ続けていた
リンカー頼りの2人の限界も近い
そして、ゴーグアントラーは再びオーブに飛びかからんと飛翔した
ノイズも動揺だ、調と切歌に向かって飛びかかる
「こんな所で…!」
オーブが歯をかみ締めた時だった
「蛇心剣、新月斬波ぁッ!」
突如放たれた斬撃がゴーグアントラーを怯ませ、落下させる
更には調と切歌の後ろから薄紅色の茨が飛び出しノイズを貫き崩す
そして、真正面からマリアが降下し、ノイズを切り裂きながら調と切歌の元に降り立つ
「マリア!」
「来てくれたデスか?!」
「ええ、待たせたわね…今度こそ正義を貫いてみせるわ…!」
そして、マリアは後ろを向く
「この人たちは?」
調と切歌が後ろをむくとそこには黄金の鎧を纏った女性とどちらかと言えば怪人と呼んだ方が良さそうな出で立ちの者が居た
その2人の名は、本人では無くオーブの口から告げられた
【〜♪目覚めたジャグラー】
「ジャグラー!フィーネ!」
「えっ、フィーネ!?」
フィーネを演じていたマリアにとっては想定外の名だ
「久しぶりだな、ガァイ…」
ジャグラーの話す声にはエコーのようなものが重なっていて、それが不気味さを醸し出している
「どうしてここに…」
「ちょっとした暇つぶしって奴さ?、そんな事よりお前ら」
ジャグラーはマリア、調、切歌に向き合う
「ナスターシャのママさんが月を元の軌道に戻す方法を見つけた、コンソールがあるとこに行くぞ」
「けど、このノイズの数じゃ…」
「それならここは私に任せていきなさい?」
フィーネが4人の元に歩みよる
「どうにか蘇らせたネフュシュタンの力、見せてあげるわ、弦十郎くん!」
「おうよッ!」
そこへジープが走り込んで来る
緒川も一緒だ
「指示してくれれば向かえます!乗って!」
「デス!」
切歌が先に乗り込み、続いてジャグラーが座席にたった
調は巨大化した鋸をタイヤの代わりにして進むようだ
「…先に行って、セレナを…頼むわ」
「マリアっ…」
「…分かったデス!」
「ガイ、てめえなんかじゃなく俺がアイツをぶっ倒してやるよ」
「…やれるもんならやってみな」
戦友、いや
そして、ジープと調が出発し、2人と一人の巨人が並び立つ
「良いの?妹を助けたい気持ちはあなたの方が強いでしょうに」
「…切歌のイガリマなら助けられる…そんな気がするの、それに…」
マリアはオーブを見上げた
「貴方に謝りたかった」
「俺に…?」
「私はあなたを誤解していた…てっきり、逃げてしまったのかと思って、あなたを軽蔑していた」
オーブはそれを聞くとフッと肩を揺らす
「何も伝えなかった俺も悪い」
「でも、ひとつ教えて欲しい…あなたはどうしてそこまで、セレナのことを気にかけてくれたの?」
「俺は銀河の流れ物、夕陽の風来坊だ…だけど、俺は…ウルトラマンでもある、そして、ウルトラマンとして俺は…関わった人みんなに笑顔で過ごしていて欲しい…それだけだ」
「それだけ?」
「あぁ…それこそが俺の…
ウルトラマン
【〜♪オーブの祈り】
驚くマリアの肩に、フィーネの手が置かれる
「彼はそういう男よ、自分なんかより他の人の幸せを願う…私の息子と同じ」
「息子っ!?」
ガイが嘘だろと言わんばかりのリアクションを取る
だがマリアには心当たりがあった
「もしかして!ジードのこと…」
「ええ、何百年生きた巫女の…初めての義理の息子よ」
「アイツ…」
ガイは苦笑するが、ザイゴーグの声に気合いを入れ直す
「そんじゃいくか!」
「ええ!」
「行くわよ!」
3人はそれぞれ敵に向かって進んだ
《耳を澄ましてみろ! 心で感じてみろ!
未来への足音 希望への鼓動
突然暗闇が襲いかかるその時
揺るがない強い意志が勝利への鍵になる》
オーブはまずは耳のヘッドホンに手を当て、ザイゴーグの弱点をさだめた
「ギンガエックスライトニング!!」
腕から雷を放ち、その目を狙うがゴーグゴルザがその身を呈してザイゴーグを守る
すかさずザイゴーグは触手を繰り出してオーブの首に巻き付けるとエネルギーを吸い始めた
「ガウッ!…だったらこれだ!」
ガイはインナースペースで新たな形態変化の準備をする
「セブンさん!」
ガイはウルトラセブンのカードをオーブリングに通した
ウルトラセブン!「デュワッ!」
「ゼロさん!」
続くカードに、ガイはウルトラマンゼロを選ぶ
ウルトラマンゼロ!「デェェェヤッ!!」
ガイは腕を組んで、ゆっくり簡単なダブルバイセップスのように開き、オーブリングを掲げる
「親子の力、お借りします!」
フュージョンアップ!
ウルトラマンオーブ!エメリウムスラッガー!!
オーブの体に2人が重なり、ゼロを強化したような姿になった
「オーブスラッガーショット!」
頭から3本のスラッガーを飛ばすと、首に巻き付く触手を切り裂いた
まずは取り巻き
オーブはそう考えると、スラッガーを空中に静止させ、指の動きと連動させて3本のスラッガーを縦横無尽に飛び回らせる
「ハイパーウルトラノック戦法だ!」
まずはゴーグアントラーの羽を切り落とし、そのまま無防備の背中を切り刻み、これを倒した
続いて、ゴーグゴルザへ向き合うとスラッガーを頭にもどし、光線のポーズを構えた
それを一度解くと、エネルギーを溜め込み、再びポーズを取ることで一気に解放する
「エメリウムスラッガースペシウム!!」
自分の身の丈以上の光線がゴーグゴルザを貫き、爆破した
残るはザイゴーグのみ
オーブは最終形態への変身を行う
《遥かな星空へ祈りを込めて
あきらめるな! 前を見ろ! 限界を超えろ!》
今度のインナースペースでは3枚のカードが飛び交っている
それらを1枚ずつスキャンしていく
「ギンガさん!」
ウルトラマンギンガ!「デヤッ!」
「ビクトリーさん!」
ウルトラマンビクトリー!「ツィア…」
「エックスさん!」
ウルトラマンエックス!「イーッスァァーッ!」
ガイはオーブリングを構えトリガーを引くと、光の渦が新しい武器を生み出した
トリニティフュージョン!!
ガイはそれを手に取ると、4つのシンボルの並ぶパネルをスライドし叫ぶ
3つの光の力、お借りします!
オーブトリニティィィッ!!!
直後、強烈なエレキギターが響き渡り、オーブはオーブトリニティへと進化する
《世界中が君を待っている 闇夜を照らせ光りの戦士よ
世界中が君を信じてる 二つのパワーで!
闘え! ウルトラマンオーブ!》
オーブは肩から変身にも使った武器、オーブスラッシャーを取りだし構える
「3つの光と絆を結び、今、立ち上がる!」
オーブはザイゴーグに近付くとオーブスラッシャーを叩きつける
瞬間瞬間に鋸が回転し、大きなダメージを与えていく
そして、背中を向けるとパネルを3度スライドし、スラッシャーを引っくり返すと、ブーストスイッチを押し込む
「トリニティウムっ!光ォォォ輪ッ!」
ゆっくり体を後ろに伸ばし、手を掲げると大きな円盤が精製される
それを一気に飛ばすと回転しながらザイゴーグを一発で斬り裂いた
オーブはオーブオリジンに戻りつつ、後ろを向くと、フィーネとマリアは巨大ノイズに苦戦していた
「くっ!」
「厄介ね!」
「おれが動きを止める!」
《銀河を越え 夢を追いかけて
星屑の
覆い尽くす 哀しみのベールを
振り払え!立ち向かえ!愛を守るため》
ガイはオーブカリバーをオーブリングに読み込む
解き放て!オーブの力!
ガイはオーブカリバーの円盤を大回転させるとトリガーを引いた
それに連動するようにオーブオリジンはオーブカリバーを頭上で円を描いて、エネルギーをチャージ、刀身を向けて解き放った
「オーブスプリーム!カァーリバァァァァーッ!!!」
虹色の光線はノイズに確かなダメージを与えている
《世界中が 君を待っている
闇夜を照らせ 光りの戦士よ
世界中が 君を信じてる
二つの パワーで
闘え! ウルトラマンオーブ!》
「これで行くわ!」
マリアもガングニールの槍を展開し、
“HORIZON†SPEAR”もいう技を繰り出しエネルギーを解き放つ
「行くわよ〜!」
フィーネは茨を伸ばすとそれを何度も突き刺す
“Imperial Edge”を放つ
巨大ノイズはたまらず爆発した
気付くとカラータイマーを鳴らしていたオーブは変身を解いて、クレナイガイへ戻る
「ガイさん…」
「風来坊…」
「…大きくなったな、マリア」
ガイは優しくマリアの頭を撫でた
「ゆっくりしてる場合じゃないわ」
「分かってる…行くぞ」
「…えぇ!」
3人は遺跡に向かって駆け出した
【次回予告】
響
「私は諦めない、皆が手を取り合えると信じてる、偽善でも自分の気持ちを偽りたくない!
力を貸して…リク君!」
次回、戦姫絶唱シンフォギアG 響くぜ!絶唱!!
「覚醒する、
響
「決めるぜ!覚悟!」