①帰還の理由
その日、俺は懐かしい敵と再会した
ゼロ
「シェアっ!ひっさびさだなレギオノイドぉっ!」
俺はスラッガーを投函し、次々と何万という数のレギオノイドを破壊していった
レギオノイドとは、知らねぇとは言わせねぇ、ベリアルが銀河帝国を作り出した時、大量生産されたロボット兵器だ
ベリアル亡き今も、残党があちこちで暴れ回ってる
つい少し前は、ダダカスタムなんてのが出て来て、この無敵のゼロ様もダメージの影響で形無しだった
だから量産のうちにさっさと倒してぇとこなんだが、最近息を潜めていたコイツらがどうして…
そんな事を考えつつ、ワイドゼロショットでレギオノイドを壊滅させ、俺は光の国へ再び飛び立った
②帰還の理由
俺は光の国へ向かうと、真っ先に親父のもとへ向かった
ゼロ
「親父」
セブン
「ゼロ」
真っ赤な体を持ち、カラータイマーの無いプロテクターを纏い、額にビームランプが輝く交点観測員、340号
俺の親父、ウルトラセブン
ゼロ
「久しぶりに、レギオノイド達が動き始めた」
セブン
「レギオノイドが…?」
親父は背中になびくマントを翻し、こちらを向いた
セブン
「何故、このタイミングで…」
ゼロ
「分からねぇ、ギャラクトロンの野郎が身を潜めたと思ったらこれだ…」
俺達がシンフォニースペースに行く前の事は知ってるよな?
サイバー惑星クシアのギルバリスによる星々の破壊
その為に各所へ大量のギャラクトロンが送り込まれていた
大元のギルバリスをジード、オーブと協力して倒し、残党のギャラクトロンは数える程に減っていた
それと入れ替わるようにレギオノイドが動き始めた
ギャラクトロンの代わりになろうとしている…或いは…
セブン
「レギオノイドが再び量産されている…」
ゼロ
「その可能性も捨てきれねぇ、ダダカスタムなんてのがいるんだ、侵略の一歩と称して作る奴もいるだろうよ」
一体一体が強力なギャラクトロンに対してレギオノイドは数を作りやすい
更には、カスタマイズが簡単なんだろう
ゼロ
「ウルティメイトフォースの奴らも宇宙をまわってる、だが備えた方がいいのは違いないだろうな」
セブン
「アナザースペースは、ウルティメイトフォースゼロに任せる…ギンガやビクトリー、エックスのいる宇宙は大丈夫か?」
ゼロ
「俺の弟子達なら大丈夫さ、なんせ俺が鍛えたんだからなっ!」
セブン
「そうだな、なら俺の息子を信じよう」
親父は俺の肩に手を置く
セブン
「ジードの居る宇宙は平気か?」
ゼロ
「まだ帰ってきたばかりってのを考慮して、ジャンボットが地球に待機してる」
セブン
「そうか…」
??
「ゼロ…」
声の方を振り向くと、光の国の大隊長、大きな角が特徴のウルトラの父がそこにはいた
ウルトラの父
「レギオノイド達の出処が判明した」
ゼロ
「ほんとか!よっしゃ教えてくれ!俺が叩いてくるぜ!」
ウルトラの父
「それだが…お前とジードがしばらく居た地球だと報告を受けたのだ」
ゼロ
「シンフォニースペースにだと!?」
シンフォニースペース、もはやトレギアすら目をつけていないと思われたあの宇宙にまだ何かがいる
ゼロ
「ちっ、まだなんかいやがったか…すぐに向かう!」
ウルトラの父
「待て、レギオノイドは既に多数の宇宙に手を伸ばしている、先程…ウルトラマンオーブや、ダイナからも報告を受けた」
ゼロ
「ダイナの居る宇宙にまで…」
ウルトラの父
「そこで、シンフォニースペースへジードを連れて行ってもらいたい、あの宇宙は未知数だ、あの場での戦いを経験しているジードが適任だろう、サイドスペースはこのままジャンボットに任せるのだ」
ゼロ
「なるほどな、そんで俺はジードを送った後、宇宙中の救援に入れというわけか」
ウルトラの父
「きつい戦いになるが、大丈夫か?」
ウルティメイトイージスのエネルギーを上手く使えるようになった今なら、きっと大丈夫だろう
俺は深く頷いた
ウルトラの父
「頼んだぞ、ウルトラマンゼロ」
③帰還の理由
俺はサイドスペースにいるジードの元へ向かいながら、あるウルトラマンと交信していた
ゼロ
「そっちの様子は大丈夫か?」
?
「最近ロボットがよく現れると思ったらそういう事だったのか…とりあえずは一体ずつだから大丈夫だよ、それにジャスティスも一緒だから」
ゼロ
「そうか、ムサシの所にもレギオノイド達が…クソっ!」
ウルトラマンコスモス=春野ムサシ
かつて共に戦った事のある、慈愛の勇者だ
ムサシ
「どうかしたのかい?」
ゼロ
「っあぁ、レギオノイド達の出処が判明してな、ジードをそこへ送ることになったんだ」
ムサシ
「ジード、あの優しい子だね」
ゼロ
「あぁ、だが出処に向かうとなっちゃ相当な危険が伴う、だが俺は別の宇宙に行かなきゃならねぇ」
ムサシ
「それで僕達に協力出来ないか、テレパシーを送ったって訳だね」
だがどうする、ティガ、ネクサス、ガイアは何処にいるかが分からねぇ
M78星雲のマックス、メビウスも別の任務がある
俺の弟子達も交戦中となると…
??
「話は聞かせてもらった」
ゼロ
「この声は…」
ムサシ
「アスカ?」
アスカ・シン=ウルトラマンダイナ
宇宙をまたに駆けてゆくウルトラマン
元いた世界じゃ、伝説の英雄と呼ばれているらしい
アスカ
「だったらちょうどいいのが2人いる、手が空いたら俺が連れて行くよ」
ゼロ
「2人も!?だがその宇宙は問題ないのか?それにお前のいる宇宙は?」
アスカ
「どういう訳かその宇宙にはレギオノイドは全く送られていない、それにもし送られたとしても、その2人以外にウルトラウーマンが居る、あと俺の方もついさっきあらかた抑えたから余裕はある」
ムサシ
「さすが、伝説の英雄だね」
アスカ
「よせよ、むず痒い」
ゼロ
「わかった、俺はこのままジードを連れていく、アスカはその2人を頼むぜ」
アスカ
「あぁ、お前も気をつけろよ」
ムサシ
「僕も余裕が出来たら救援にまわるよ」
ゼロ
「分かった、頼むぜ!」
④帰還の理由
ゼロ
「──という訳だ」
弦十郎
「なるほど…宇宙中を巻き込んだ騒動というわけか」
久しぶりの2課での情報提供
懐かしいが感傷に浸る余裕はない
翼
「では、ゼロはすぐに行ってしまうのだな」
ゼロ
「あぁ、でも安心しな?すぐまた別の戦士が来るからよ」
ゼロはウルティメイトイージスを眺め、動いた
ゼロ
「よし、そろそろ時間だ、リク、ここは任せるぜ」
リク
「うん、任せて!」
クリス
「待てよ、今普通にやったけどそれ時計じゃねぇだろ!?」
そんなクリスのツッコミをスルーし、ゼロはイージスを起動した
ゼロ
「それじゃあな!シェアっ!」
ゼロが飛び出したあと、リクは改めて挨拶する
リク
「それじゃあ、改めてよろしくお願いします!」
響
「はーい!よろしくね!」
翼
「また共に戦えることを、光栄に思うぞ!」
弦十郎
「うむ、こちらとしても協力が欲しかったところだ!」
藤尭
「また会えて嬉しいよ」
友里
「また一緒にご飯食べましょうね」
了子
「あら、私がいない間に何があったか知らないけど、お母さんは私なんだから、ねぇー?」
懐かしいな、この感じ
そして、彼女はというと…
クリス
「…」
座って不貞腐れていた
了子
「あら〜、なに拗ねてるのクリス〜?」
クリス
「うわっ、くっつくなフィーネ!//」
了子はむぎゅうっとクリスに抱きついた
了子
「きっとあれね、デート行きたいんでしょ?」
クリス
「ふわっ…そそっ、んな事っ!///」
それを聞くと弦十郎は時計を確認した
弦十郎
「3時間程度なら出てきてもいいぞ?7時からは、翼の卒業おめでとう式とリク君の歓迎パーティをするからな!」
了子
「だって、クリスほら、誘いなさい?」
クリス
「バッバカッ!うわっ!///」
了子に押されてクリスはリクの目の前に立つ
クリス
「えっと…ええっと…///」
リク
「何かな、クリス」
にっこりとリクは微笑む
クリスはリクの袖を掴むと呟いた
クリス
「デート……行きたい…////」
このクリスの行動は、多数の気絶者や、尊い患者を出したとか
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①クリスとデート
クリス
「なぁーにが尊いだ、何があざといだ!勝手に人様のお誘い見て何倒れてんだか!」
クリスは単純に周りに人が居る中、誘うのが嫌だったようで、外に出ればいつものような性格へと戻った
リク
「あははっ、ちょっと笑っちゃったけどね」
クリス
「なぁにがだよ」
リク
「クリスってほんと、了子さんには弱いんだなと思ってね」
そう言うと、クリスは少しばかり複雑な表情を浮かべた
クリス
「…あんなでも私にとっちゃ母親代わりだったんだ、けど、優しくされると、以前の事がよぎって素直になれない…」
クリスは苦い思い出を噛み締める
リク
「そっか…ごめ、んっ…!?」
リクが謝罪しようとした口をクリスが押える
クリス
「謝んなくていいんだよ、それもあって私がある」
クリスは指を離すとリクに向ける
クリス
「悪いと思うんなら、デートで楽しませやがれ!」
そう告げたクリスの目は、キラキラ輝いていた
②クリスとデート
僕達は悩んだ結果、再びショッピングモールへ向かう事に
リク
「懐かしいな…」
クリス
「あたしはそうでもねぇ」
クリスは胸のネックレスを触った
クリス
「これを見てればいつだって鮮明に思い出せるからな」
リク
「そうだね」
僕も首のネックレスを触る
偶発的に初デートになったこのショッピングモール
デートらしいデートはまだこの時だけだった
瞬間、僕は視線を感じて振り返った
クリス
「どうかしたか?」
リク
「今、誰かに見られてたような…」
クリス
「っはぁ?な訳あるか、ほら行くぞ」
僕は歩き出したクリスを追いかけた
直後、植え込みの後ろからトリオが現れた
響
「いやぁ〜…あぁぶなかったね〜…」
未来
「もう、いくら弦十郎さんが良いって言ったからって…」
翼
「些か狡いとはおもうが、朝倉がどのような趣味があるかに興味がある…」
3人は響の提案で2人を尾行しに来たのだ
弦十郎的にも翼を連れ出してくれるのはちょうどいいと許可を出したのだ
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③クリスとデート
まず彼らは、洋服屋へ向かった
女性用、男性用と分かれているので2人で入っても問題ない
クリス
「お前いつもそれだし、たまには違う格好したらどうだ?」
リク
「あはは、前に響にも言われたな〜…」
2人は幾分か離すとそれぞれ服を見に入店した
響
「まずは洋服屋さんですか〜…にしし…♪」
未来
「響が悪い顔してる…」
翼
「以前私が選んだのと違うものを選ぶ時だぞ…朝倉」
しばらく様子を見ると、リクはカーディガンを買ったようで、ダボッとした感じが本人の柔和な雰囲気をさらに増している
クリスはというと、デニムジャケットと赤いシャツ、そして黒いズボンであった
大人な雰囲気がすごくクリスに似合っている
リク
「いいじゃん、すごい綺麗だよ」
クリス
「お、お前も…なんつーか、可愛いぞ」
一本3人は……
響
「どうしよう、リク君の事可愛いって思っちゃった//」
未来
「可愛いリク君も大人びたクリスも素敵〜…//」
翼
「こ、これがギャップ萌え……なのか…//」
④クリスとデート
クリスとリクは食品コーナーへ向かった
リク
「好きな物?」
クリス
「あぁ、今日のパーティー終わったらまたあの家帰るだろ?多分食品とか片付けられちまってるだろうから、買い出しも兼ねてあたし様が直々に手料理でお祝いしてやるよ」
リク
「ありがとう、それじゃあ〜…」
リクが悩んでいると声をかけられた
??
「あ!やっぱりリクさんだ!」
リク
「えっ、あっ!セレナちゃん!」
そこには買い物カゴを持ったセレナと緒川の姿があった
セレナ
「おかえりなさい、リクさん!」
リク
「うん、ただいま、今2人は何してるの?」
セレナ
「買い出しです!今日のパーティと…入学式に向けて!」
緒川
「僕はその付き添いです」
リク
「入学…学校通えるようになったんだ!」
緒川が注釈に入った
緒川
「本来彼女の場合は、高校すら卒業しててもおかしくない歳なのですが状況が状況の為、中学の勉学をさせてみたところ、殆どクリアしてしまいましたので、特例で切歌さんや調さんとの同時入学が決まったんです」
リク
「あの二人も…そっか、よかった」
リクはホッとしたように胸をなでおろした
緒川
「クリスさんとリクさんは…尾行を引き連れてデートですか?」
リク
「尾行?」
クリスが後ろを向くと、翼の髪の毛が植木から飛び出していた
クリス
「先輩!?」
翼
「ギクッ」
すごすごと3人はまえにでてきた
リク
「響に未来まで!?」
セレナ
「うわぁ、皆さん勢揃いですね〜♪」
未来
「ごめんね、響がどうしてもって」
響
「あ!ズルいよ!未来もノリノリだったじゃん!」
翼
「私はたまさかここに用事が会っただけだ」
響
「翼さんまで逃げないでください!それが剱のやる事ですか!」
翼
「なっ!卑怯だぞ!」
クリス
「んなこたァーどうだっていいんだ…問題はあたしらを、付け回してたって事だ!」
クリスは3人を追いかけ始めた
3人は蜘蛛の子を散らすよう走り去っていく
リクはそんな様子を見て、笑みをこぼす
リク
「やっぱり、みんなといると、青春って感じがするな」
緒川
「まだ若いんですからそういう事を言うとジジくさいって言われますよ」
そう言う緒川も笑みを浮かべていた
セレナ
「じゃあ、みなさんで買い物して戻りましょう!そろそろ時間がおしてますし!」
リク
「うん、そうだね」
リクは彼女の名前を呼んだ
リク
「クリス〜!」
次回予告
切歌
「あんまりあたし達の出番、無かったデスね…」
調
「仕方ないよ、私達は拘束されているんだから」
マリア
「狼狽えるな!次回からは切歌達が入学して、あの事件が起こる間の話をOVAのように書いていくわ!」
切歌
「マリアじゃなくて作者さんが書くんデスよね」
セレナ
「次回も!絶唱しないし響かない!」
全員
「お楽しみに!」